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2013年09月20日
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 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m


手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート


 あれは雨音の煩い夜だった。窓を締め切った部屋でリヴァイは

 男に抱かれながら、叩きつけるように降り続ける雨を見つめていた。

 軋むベッドの上で男が果てるのをただひたすらにリヴァイは待っていた。

 王侯貴族や軍の上層部や商会の豚どもと寝るようになって、

 十年の歳月が流れていた。最初は調査兵団の軍資金が足りないから

 投資してくれる商会の豚に金を出させる為の接待をするよう

 エルヴィンに頼まれたのが始まりだった。噂はすぐに広まり、

 一晩だけでも良いから接待してくれと頼む金持ちが山ほど現れた。

 子供の頃から客を取る事に慣れていたリヴァイがそれを受け入れると、

 エルヴィンは毎週のように性接待をリヴァイに強要した。

 大地に降り注ぐ雨水のようにお金を落としていく男たちはリヴァイにとって



 誰も守ってくれない路地裏に咲く花のごとくリヴァイは耐えた。

 不幸な環境で育つと恋愛なんてものとは無縁になる。エルヴィンとは

 幾度となく身体を重ねても愛を感じた事は一度もなかった。

 他の男たちも同様で、欲望に忠実にリヴァイの身体を貫くだけで、

 誰もリヴァイと恋愛をしようとはしなかった。ただ一人を除いては・・・



 エレン・イェーガー。リヴァイは子犬のように懐くエレンが好きだった。

 最初はエレンを苛めたりもしたが、告白されてからは純粋な気持ちで

 エレンと付き合っていた。男に抱かれても何の愛情も感じなかった

 リヴァイがエレンにだけは抱かれる度に愛情が湧いてくる。

 子犬の飼い主に似た感情も無きにしもあらずだったが、

 陽のあたる場所で咲く花が幸せそうなようにリヴァイも

 エレンといる時だけ幸せだった。ずっと陽のあたらない場所で、

 雨風に曝され、人に踏みつけられて、孤独に咲いていた花だった

 リヴァイはエルヴィンに拾われ、エルヴィンの所有物となった。

 だが、エルヴィンは人が地面に咲く花を摘んで、花瓶に生け、

 水を与えて、部屋に飾り、枯れ果てるまで愛で続けるように

 愛玩物としてリヴァイを扱った。強欲な男たちは美しい花を絶賛し、

 奪い合い、花は花で人ではない事に気付くと、共有しあった。

 リヴァイは賤しい身分ゆえに人と認めてもらえなかったのである。


                               (続く)








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最終更新日  2013年09月21日 19時57分36秒 コメントを書く
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