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2014年12月14日
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カテゴリ: 「黒執事」小説



 18禁です。

 あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

 何卒お許しくださいませ。m(_ _)m


手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート


 「坊ちゃん。とても可愛いですよ。」

 セバスチャンは妖しく輝く美しいケーキを満足げに眺めた後、

 フーっと一息で火を消すと、1本だけ残して蝋燭を取り去り、

 シエルの足を開いた。

 「まるで、おまえの誕生日のようだな。おい。1本消し忘れているぞ。」

 シエルは線香のように細い蝋燭にまだ火がついている事を指摘した。

 「これはそのままで。」

 セバスチャンはそう言うと、まだ慣らしてもいないシエルの中に入って来た。

 「あっ。ああ。ああ~」

 何度も激しく突かれて、シエルは苦痛と快楽の狭間で嬌声をあげた。



 幻想的に揺らめき、狂気的な快楽へと誘っていく。

 「あっ。ああ~。も、もう。ダメだ。ぬ、抜け。ああっ。」

 「御意。」

 セバスチャンが蝋燭を抜くと同時にシエルは絶頂に達した。

 セバスチャンもシエルの中で欲望を放ち、シエルに口づけした。



 セバスチャンの舌を味わった。

 「猫とどちらが良かったですか?」

 セバスチャンが聞いてきた。シエルは頬を赤く染めて、

 「バカ。」

 と言った。

 行為の後、セバスチャンはシエルの身体を拭き、シーツを取り替え、

 全て片付けた。そして、バスタブを部屋に用意し、熱いお湯を注ぎ、

 シエルを入浴させた。セバスチャンがシエルの身体を洗っていると、

 再び猫が寄って来た。

 「こいつも風呂に入りたいんじゃないのか?」

 とシエルが言った。

 「まさか。猫は水が嫌いですから、お風呂には入りませんよ。

 それにしても、この猫は不思議な猫ですね。あの舌使いは

 ただ者ではありませんね。ひょっとしたら、そっち専用に

 飼いならされた猫かも知れません。」

 「じゃあ、こいつが居れば、おまえはもう要らないな。」

 と、シエルは意地悪く笑って言った。すると、セバスチャンは

 「では、次回は猫の手足など入れてみますか?」

 と言った。

 「おまえが言うと、冗談に聞こえない。」

 シエルは笑うのをやめて、口元までお湯に浸かった。

 暖かな暖炉の火と月の明かりが湯を照らしていた。

 「坊ちゃん。お誕生日おめでとうございます。」

 セバスチャンが金の指輪をシエルの目の前に浮かべた。

 指輪はゆっくりと湯に沈んで行き、シエルは両手ですくうように

 指輪を受け取った。指輪を指で摘まみ上げて、よく見てみると、

 三日月・上弦の月・十三夜月・満月・十六夜月・下弦の月など

 月の形の細工が施されていた。月の満ち欠けが描かれた

 金細工の指輪をシエルは薬指にはめてみた。

 「彫金に時間がかかりまして、坊ちゃんにいささか寂しい思いを

 させてしまいました。申し訳ございません。しかし、誰よりも先に

 バースデープレゼントを渡したかったのでございます。」

 「ずっとこれを作っていたのか?」

 「はい。」

 セバスチャンは背後から抱きしめ、シエルの指に接吻した。

 金色に輝く月は満ちても欠けても美しくシエルの薬指に繋がっていた。

 愛よりも深い絆で結ばれた二人の蜜月は月が満ち欠けを

 幾度となく繰り返すように永遠に続くだろう。

 「坊ちゃん。・・・」

 そして、今日もまた悪魔が耳元で囁く。

                             (完)







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最終更新日  2014年12月15日 19時56分14秒 コメント(6) | コメントを書く
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