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あみりん9129 @ コメントありがとうございます。 千菊丸2151さんへ 察しが良いようですね。
2023年09月10日
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テーマ: 呪術廻戦(331)
カテゴリ: 「呪術廻戦」小説




18禁です。

あくまで二次創作ですから苦情は受け付けません。

何卒お許しくださいませ。m(_ _)m



手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート手書きハート



突然、携帯電話が鳴った。

夏油がキスを中断して電話に出ようとすると、

「傑、電話切っとけよ。どうせ仕事の電話だろ?俺は電源切ってるんだ。それより楽しもうよ。」

と五条は言った。だが、夏油は電話に出た。

「もしもし」

「おい!何やってる?何で五条は電話に出ないんだ?今すぐ来いって伝えろ。どうせ一緒に

いるんだろ?手に負えない呪霊が出て、灰原が死んだ。五条が来ないと他のやつも全員死ぬぞ。

五条に今すぐ代われ。」

「悟。灰原が…」

夏油は目の前が真っ暗になって、全てが崩れていくような気がした。

五条は携帯電話を奪い取るように受け取ると、何か話して、慌てて部屋を出て行った。



夏の終わりにセミが木から落ちて死ぬように夏油の心は悲しみと罪悪感の重圧で暗闇に落ちて行く

感覚に襲われた。夏油はその時、全てが終わった気がした。


数時間後、夏油が灰原の遺体と対面した時、七海は泣いていた。

「五条さんがもっと早く来てくれたら、灰原は死なずに済んだかもしれないのに…

携帯の電源が切られてたんです。」



事が度々あった。夏油は顔を上げる事ができなかった。

「何をしていたんですか?」

七海に聞かれて、夏油は数秒考えた後、

「アイスクリームを食べていた。」

と答えた。

「アイスクリーム?」

七海は怪訝そうな顔で聞き返した後、ハッとしたように眉をひそめ、黙って夏油をじっと見た。

それは、何のプレイをしていたんだと言いたいような軽蔑を通り越した侮蔑の目だった。

「ち、違う。そうじゃない。別に変なプレイはしていない。」

夏油は言いかけて、墓穴を掘っている事に気付いた。普通の人はアイスクリームを身体に塗って

舐めるようなプレイはしないし、夏油もしていない。ただ、普通の人は親友とアイスクリームを

口移しで食べたり、アイスクリームの味のするキスを貪ったりもしない。

普通との境界線が崩壊している夏油はもう言い訳できないと思って、口を噤んだ。

「最低だな。」

七海は吐き捨てるように言うと、出て行った。

誤解されたと夏油は思った。

周囲からの冷たい視線が突き刺さる。

夏油はそれ以来、立たなくなった。

                              (続く)





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最終更新日  2023年09月10日 20時42分21秒
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