遊心六中記

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2023.11.02
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カテゴリ: 観照
=== 2023.10.19 ===
南の空
9時5分頃に 撮りました。 もやっとした雲 が見えます。 天気は晴れ
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
西方向から頭上にかけては、 ふわりとした今にも消え入りそうな雲
東方向の空
稜線上空は、普段よくみる 曇り空 です。二層の雲になって空を覆っています。

東方向の空
15時10分近くに 眺めますと、雲は相変わらず多ですが、雲の合間に青空がけっこうのぞいています。
南の空
       うろこ雲のような雲 が、青空に浮かんでいます。
南西方向の空
西方向の空
頭上の空

南の空
17時35分過ぎに 撮りました。空一面、雲に覆われた状態に変化していました。
南の遠くの方が明るい感じです。
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
東方向の空
稜線の上には、 銀鼠色の布で覆われた感じの雲 が広がっていました。
晴れのち曇りの一日。

=== 2023.10.20 ===
南の空
9時50分過ぎに 撮りました。 ひつじ雲に近い感じの雲 が漂っています。
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
東方向の空
昨日とは異なり、 青空っぽい空に横雲が漂う 景色です。 天気は晴れでスタート

ところが、 15時過ぎ頃から雨 が降り始めました。

南の空
南西方向の空
       17時20分頃に 窓の外を眺めると、小雨が降り続いていました。
         窓際から空模様を撮るだけにしました。
晴れのち雨の一日。



さて、雲がたりを続けます。
真民さんの全詩集第3巻に収録された 詩集「詩国 第一集」の続き です。
                       (参照『坂村眞民全詩集 第三巻』大東出版社)
「風は遠くからくる」と題する詩 の第1節前半に「雲」が初めて詠まれています。

 風は遠くからくる
 日の沈んでいった
 海の向こうの
 雲が消えていった
 山々の果ての
 透明な霊気をともない
 まだみんなが深い眠りのなかにある
 みめいこんとんのなかで
 ひとり坐っている
 わたしのところにやってくる p15

という詩句の文脈の中に。ここでは自然の雲そのものが対象に詠み込まれています。

「一遍から学びとるもの」と題する詩 の中では、

 彼が称名すれば
 風となり
 雲となり
 山河草木こぞって
 ナムアミダブツをとなえる p17

という詩句となります。
この詩句は、その根っ子が<一切衆生悉有仏性>さらに、「仏性は在らざる所無く、草木土石の無情の物にも在る」とする<無情仏性>の仏教思想につながっているのでしょう。 (資料1)
そのように受け止めました。

「師病みていませば」 と題する10節で構成され2ページに及ぶ長詩には、 第2節に

 師病みていませば
 行く雲も重く
 冬の日の傾く早し p18

と詠み込まれ、行く雲に真民さんが師を気遣う心情が重ねられています。さらに 第4節に
 師病みていませば
 西へ行くものすべてなつかし
 雲よ
 船よ
 飛びゆく鳥よ
 沈む夕日よ p18

遠く離れた地で病む師を思う真民さん。師に会いに行かれたときの記憶が甦っているのでしょうか。

 師病みていませば
 西に向かいて
 み名を呼ぶなり
 雲のゆききの
 寒き夕暮れ p19

第7節にも 雲が詠まれています。雲ならば直ちにお側に飛ゆけるのに・・・そんなもどかしい思いが重ねられているのかもしれません。

この後、かなり先の 「生かされて生きる」と題する詩 に雲がでてきます。 全文を引用 します。

 東天に眉月光り
 西天に先生の瞳の星またたく
 一点の雲なく
 満天の星
 暁天の霊気を吸い
 今日も大地に立ち祈る
 ああ
 生かされて
 生きる
 うれしさよ
 守られて生きる
 ありがたさよ p80

ここの雲は、文字通り自然現象として満天の星のまたたきを遮断するという側面にふれ、、それがない状態を客観的に述べているだけでしょうね。



雲の変化に戻ります。
=== 223.10.21 ===
南の空
9時15分過ぎに 撮りました。昨日に続き天気は 素鼠色の雲 が広がった 曇りの状 で始まりました。ほんの一箇所に青空が垣間見えます。
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
東方向の空
全面的なくもり空で一日が始まりました。

東方向の空
11時15分頃に 眺めると、稜線上空の雲は明確な層状態に変化しています。
近い雲の方か゛色濃い状態です。
南の空
南西方向の空
西方向の空
      西方向の遠くは、青空が広がっているようです。しかし近くの空は雲に覆われています。
頭上の空

南の空
16時40分過ぎに 撮りました。遠くに少し青空が垣間見えますが、近くの南の空は一面の雲です。
南西方向の空
西方向の空
頭上の空
      一方、西方向や頭上に青空が広がってきていました。
東方向の空

くもり空の一日でした。

つづく

参照資料
1)『岩波 仏教辞典 第二版』 中村・福永・田村・今野・末木 編  岩波書店

補遺
坂村真民記念館 ​  ホームページ
  ​ 坂村真民について
眉月 ​    :「コトバンク」
悉有仏性 ​  :「コトバンク」
一切衆生悉有仏性 ​  :「Web版 新纂浄土宗大辞典」
草や木も皆仏なり ​  :「円覚寺」

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こちらもご覧いただけるとうれしいです。
    ​ ベランダから見た雲の変化と雲がたり 掲載記事一覧表





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Last updated  2023.11.02 16:14:33
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