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昨日の東京は、空気もさらっとし、そよ風が一日中吹き、とても気持ちが良い天気でしたね。商店街を歩きながら、天国にいるみた~いと思ったりもしましたが、その人が何を考えているかによっては、この天気でも地獄を感じているかもしれないなぁとも思いました。
と、人ごとのように書いていますが、30代はじめの私は、会社内でのいじめと離婚が重なり、振り返ると道路の地面の映像ばかり浮かんでくるような地を張った状態でした。その頃も、そよ風は吹いていたと思いますが、きっと気がつかなかったと思います。
それを考えると、長い道のりだったかもしれませんが、今の状態になっていることは、感慨深いです。その会社は、お給料もとても低く、でも夜中まで働くことも多々あり、今振り返ると、私のお金の思い込みとおりの人生だったなぁと思います。
で、その頃と今の一番の大きな違いは、お金のあるないではなく、「搾取されている犠牲者(ではなったのですが)の私」的な感覚から、「私が主役」という感覚に変わったことです。会社に雇われているにしろ、自営業にしろ、私が主役という感覚になっていれば、見えてくるものがまったく違ってきます。
端的に言えば、周囲が変わるべきだという思いから、私はどうする?私はなにが望み?と絶え間なく、 自分がどうしたいかをチェックし、それを実行していく 状態です。
自分は人から与えられた環境の中で頑張るしかない、耐えるしかない、と思っていると、社会は巨大で、冷たい場所に映るでしょう。また、経営トップの意向は、自分の人生を大きく左右し、自分は理不尽なトップの犠牲者と目に映るかもしれません。
または、大きな社会という歯車の中に、ぽちっと小さい自分がいるような感じかもしれませんね。もしかすると、自分は歯車の中にさえいないと感じている人もいるかもしれません。または、忙しさにそんな感覚にも気がついていない人も多いでしょう。
現在、不景気でイギリスも日本も失業者が増えています。イギリスでもかつてのバブルがはじけた日本のときのように、50代の経験やスキルがある層がリストラに遭っています。それまで高収入で、高いポジションにいた人たちが、200通だしても、面接までこぎつけるのは数社だけという状態になり、みるみるうちに自己価値が下がっていってしまいます。
誰か雇ってあげられないのか!とものすごく思う一方で、今まで人生が好調だったから、自分が主役じゃなかった(そういう意識ではなかった)ことに気づいていなかったんだなぁとも思ったりします。で、当然出てくる「私は不景気の犠牲者」という意識をどうにかしないと、ますます悪循環に陥り、難しくなっていくだろうと思うのです。
私の中にも、そして多くの人の中に、犠牲者意識はいろいろな形で潜んでいます。たとえば、私が誰かに不満を持っているときは、「私が正しいと思うことをしてくれないその人の犠牲者」に私はなっています。ですから、そんなときはやはりストレスを感じたり、苦しくなったりします。
頭の中は相手の不満でいっぱいになっているので、自分が犠牲者意識になっていることには、たいてい気がついていません。どちらかというと、「私は正しい」(あなたが~~すべき)という思いのほうが強いでしょう。
また、犠牲者意識になっているときは、その対象にパワーをあげてしまっているので、特定の誰かや会社、または社会がものすごく力があるように思えてきます。思えてくるだけではなく、心底それが現実だと信じてしまいますね。この状態になると、非常に苦しいです。私は、社会や運命の犠牲者でいるしかないからです。
そして、当然「どうして私ばかりこんな目に遭うの!」という怒りもたまってきます。この状態から、「私は人生の主役だ」という状態へ一気に飛ぶことは、ちょっと難しいですが、私の意識が変わっていったように、少しづつでも変えていくことができます。
なんでもそうですが、はじめの一歩は、自分は被害者意識を持っているとしっかり自覚することです。アルコール中毒の人が、自分は中毒だと認識して初めてやっと癒しの旅の入り口に立てるのと同じですね。
明日は、癒しのプロセスのセミナーです。ブログに書ききれないことをいろいろな角度から、癒しについて、幸せについてお話したいと思っています。
さて、自分の中の被害者意識を見つけて、認識したら、次は、自己愛を意識的に増やしていくことです。心の傷を癒してあげるのも自己愛で、またとても大切なことですし、境界線を引いて自分をケアすることも自己愛ですね。または、ハートが喜ぶことをしたり、自分のダメだと思っている部分を受け入れてあげたり(←これが一番難しい)、罪悪感を手放したり、などなど、たくさんあるでしょう。
自己愛を増やす=意識の変化=成長=生きやすい=自分が主役=好きな人生の実現=ハッピー! ですね。
ちなみに、次の出る本は、セルフ・ラブ(自己愛)がテーマで、ポイントと実践の仕方をストーリー形式で書いています。お楽しみに!(秋以降)
話を戻して、犠牲者意識が強いと、こんな例がある、あんな例がある、私のこの例はどう考えても私にはどうしようもないのだ、と私を説得しようとしてくる方もたまにいらっしゃいます。それ以外の見方ができなくなっているからです。
もちろん難しい状況、変えられない状況というものはあるでしょう。でも、だから自分の意識を変えられないということはないんです。 そして、意識が変われば、いつか状況が変わるんですね。
振り返ると、かつて商店街を歩いていると、自分が周囲と分離した小さな存在に感じていました。現在は、お店があって、人がいて、そしてそよ風が心地良く吹いている場所になりました。私が望めば、どんな人とも目とハートでつながっていることが感じられます。そして、そよ風のディーバのエネルギーにも。
ということで、明日のセミナーにいらっしゃる方、お会いするのを楽しみにしています!
■ セミナーの詳細は、こちら
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5月21日半日セミナーのプログラム変更
東日本大震災に関して自分がどう感じたか、または、今どう感じているかなどを午前中にシェアをしたり、ちょっとしたエクササイズをしようと思います。
開始は、 朝10時半 から12時まで。参加費用1000円。ご自由にご参加ください。申し込みなしで、当日会場に直接いらしてください。
すでに半日セミナー申し込んでくださった皆さんは、無料でご参加いただけます。お時間があれば、ぜひご参加ください!