漫画家・写真家玉地俊雄 紫煙のゆらぎ

漫画家・写真家玉地俊雄 紫煙のゆらぎ

2008.05.05
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カテゴリ: 紫煙のゆらぎ



              インド人のおぢさんと似顔絵





               紫煙のゆらぎ・人生の友





昨日、大阪インテックスもんすたぁーヴィヴァ、
大阪インドネシア共和国領事館の会場で、僕にしっっこく
ガムランを売ってくれと言ったインドの偉いさんの名刺は無くしてしまった。
似顔絵は万国共通の素敵な名詞代わりとなる。
僕の名前は覚えなくてケッコウ。


バリでもアメリカでも独逸でも仏蘭西でもタイランドでも、
無償で渡すときの笑顔がたまらない。

プリサレンアグンで隣り合わせの宿泊となったイタリアの田舎から出てきた老夫婦。
おばあさんは怒鳴る。

「あんたはオリヂナルをポイポイ他人に渡すもったいないと思わないのか」

夫婦を1枚の紙に掻いてあげたら態度が豹変した。

それでいいのダ。



手塚先生の名刺は2枚あってその1枚には

「試写会におこしください 手塚治虫」

と書き込まれた「火の鳥2772」の緊急手作り招待状だった。

関純一さんもアルプス冬季3大北壁単独登攀第1号の長谷川恒男さんにも、


元来名刺というものは挨拶の一部であり、それを使ってコネクションの網を張り、
くもの巣のように獲物を捕らえようとする人もいれば、
僕のように名刺入れの中に入れたまま、すぐ忘れるか、無くしてしまう人もいるだろう。

大切な人は人生に大きな足跡を残してくれる。

「みているんです」


僕の描いた登山隊オリジナルTシャツに、更にオリジナル似顔絵付きの格好で、
僕が航空郵便で送り、奇跡的に彼らの手元に届いた缶入り日本酒を飲みつつ、
あからさまに空缶になってるよ、とのポラロイド写真を送ってきた長谷川恒男さんとも、
生前2度会っただけだった。

彼はまた、中国の、あきらかに安い篆刻石に「玉地としを」と彫られたプレゼントを
登頂に失敗して帰国した後僕に贈ってきた。

中国人が彫ったにしてはとんでもない書体で、印面の仕上げも全くしていない。

ひょっとすると恒ちゃんの作品かも知れない、
不思議な篆刻作品が1本僕の印挺に入っている。

関純一さんにも名刺は貰っていない。

数えていけばきりが無いけど、人生は集合離散であり、人生にとって重要な人とは
“一期一会” の出会いがあり、なんらかの、
偶然と錯覚する必然に支配される神の啓示によって深いつながりになるか、
一言の一期一会が衝撃となって人生の行くべき途を示してくれる。

名刺は無くしても、必要と成り合いなさいと啓示があればまたどこかで出会える。

ワンタイムミーティングオンリーミーティング
ツータイムミーテイングオーユーザッッタイムミィーティングユーグッドフレンド
スリータイムミィティングフアミィリイ!

と外国人に話すと

シュァユーグッッフレンド

と言ってくれる。


生まれては李王と遇わん忍びざればすなわち永訣せん。

人と生まれては李王のような立派な人に仕えたい。しかし、
それがどうしても自分の間違いだったと決心すれば永久に決別する。

妓は紅ふつに遇い客はきゅうぜんと遇わん。

芸妓に遇うなら当代髄一の美人紅ふつ( 人偏に難しいほうの仏 )と、
友として付き合うならきゅうぜん
( 僕のPCにはこの漢字は見当たらない )のような偉人と出会いたい。

龍知龍。

龍は龍を知る。龍は龍しか相手にしない。( 龍とは皇帝 )

自分の本質が高みにいたり、龍とまともに渡り合える資質が備わってさえ居れば、
おのずと、偶然は必然となり、神の啓示によって人と人は結びつき、人生の友と成って行く。

インドのおっさんも啓示があればまたどこかで出会うだろう。



フィロソフィァアー

                          玉地 俊雄



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最終更新日  2008.08.26 10:15:32


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