PR

Comments

つれりん @ Re[1]:猫写真の撮り方下手かも(09/18) 猫の机さんへ ありがとうございます、 先…
猫の机 @ Re:猫写真の撮り方下手かも(09/18) 先輩さんの撮られたあにちゃん、私も瞬間…
つれりん @ Re[1]:仕事へ向かう気力の変化?(09/13) 猫の机さんへ 今は日曜日の夕方です、 も…
猫の机 @ Re:仕事へ向かう気力の変化?(09/13) 今日も皆さんは平和ですね。 マリも元気に…
つれりん@ Re[1]:雷鳴あにと好きな配信(09/11) 猫の机さんへ 猫は頭が通れる隙間なら全…
猫の机 @ Re:雷鳴あにと好きな配信(09/11) こちらでも今雷鳴が鳴っています。 マリも…
つれりん @ Re[1]:並ぶミキてる、砂かけあに(09/09) 猫の机さんへ キラメイてちゃんの元気な…
猫の机 @ Re:並ぶミキてる、砂かけあに(09/09) あにちゃん、どうして砂をかけるの~? ク…
つれりん @ Re[1]:髪切りの日(09/06) 猫の机さんへ ずっと切りたい切りたいと…
猫の机 @ Re:髪切りの日(09/06) つれさん、髪を切られたのですね! 実は昨…

Favorite Blog

ベラルーシ『国民統… New! まめバイオリンさん

ふたりでダイエット 猫の机さん

最近作ったものいろ… チョンタンのママさん

momoの赤いリボン 招きにゃんころさん
黒いバレエシューズ 菊江さん

Profile

つれりん

つれりん

Calendar

2006.04.30
XML
カテゴリ: 猫のいた生活
こうしてネコ3匹、ヒト3人での暮らしが1年と数ヶ月続いたある年の大晦日。

ネコたち、朝からなんとなく、おとなしい。
にゃあ、とも、ふー、とも、うんともすんとも言わず、じーっとしている。

1匹だけではなく、皆それぞれに。
寒いと、ネコの動きも鈍るんだなぁ。

年の瀬で多少慌しくしていたので、じーっとしているのを良いことに、そのまま放っておりました。
いくらなんでもまさか、3匹揃って具合が悪いなどと、夢にも思わなかったのです。
まさか…と感じたのは、全く口をつけた気配の無い晩御飯の皿を目にしたときでした。

そう思ってネコたちを見たらば、これはどう見ても元気がないというか、皆それぞれに薄ボンヤリとしています。

ネコのこういう状態は、今迄経験がありません。
つれみの大変だったときは、あれは『事故』という、見た目で分かるものがあった。

でも、昨日まで元気に駆け回っていたのが、揃いも揃って、一体、何なんだろう。

時々お世話になっている動物病院は、年末年始の休み。
どうか、わたしの気のせいで…と祈って、あらためてネコを見てみると、より一層グッタリしているように見える。外傷が無いだけに、一層不気味に思える。
不安がザーっと、大晦日の自分の心を塗り替えていく。
大晦日の夜中にどうしようもないと思い、とりあえず眠った。

そして、年が明けた1月1日、朝から動物病院探しを始めました。
電話を掛けては、年末年始の休みの予定が、空しく流れてくるだけ。
ネコたちは、まったく動かず。
お腹が動くので、生きているなと分かる程度。


いつもタイミング良く、平日の昼間に病気になるわけじゃないのに、というよりむしろ、土日や夜に具合が悪くなる方が多いように、わたしには思えるくらいです。

現在は、夜の診療も行ってくれる病院が増えているのでしょうか。
最近の動物病院事情は、よく知りません。

一体、何軒掛けた後か…やっと一軒『連れてきてよいですよ』という病院を見つけ、ネコたちをすぐさま運び込みました。
看板の出ていない、一軒家をグルグル回ってやっと探し当て、診察室に入ると、それはそれはキタナイ…これはどう見ても、数年前に引退したのでは?と思わせる室内、出てきた先生は、やっぱり引退してましたね?と念を押したくなるような、おじいさん。


その白い粉薬を、元皿のようなものに入れ、水を入れてかき混ぜると、針の無い注射器を使ってネコらの喉に流し込み、『ハイ、終了』

相変わらずグッタリとした親子を乗せて、足取りも重く、帰宅いたしました。
しばらく様子を見ても、全く元気になる気配がない。
皆で新しい年を迎えたというのに、折角のお正月、休みの少ないわたしもネコたちとゴロゴロ楽しもうと思っていたのに。
ネコはハムスターより大きいから、突然死ぬことなどないだろうなどと、タカをくくっていたのも正直なところです。

まさか、このまま全滅…なんてありえない。

しかし、ネコ親子は悲しく伸びきったままでした。
貰ってきた粉薬を溶いて飲ませても、力があまりないのか、半分ほどしか飲んでくれません。
そうして、2日ほど経った次の日。

年明け早々、気持ちはどん底のわたしが見たものは。

いたって普通に、元気に動き回っているネコ親子。デスクトップの全体像.jpg

グッタリのグの気配も見せず…あの状態は、一体何だったのか。
全く、わけが分かりませんでした。

親子の一命を取り留めてくれた『元』動物病院には、あれから一度も行っておりません。どこにあったのか、場所も覚えておりません。
そしてあれからもずっと、『元』診療室には埃が積もり、『元』先生は楽しい隠居生活を送られていると、思うのです。

だけど、あのときのわたしの様な途方にくれた人間が現れたときに、おじいさんはまた、あの魔法の粉薬を使って、小さな命を救っているのではないかとも、思うのです。

先生、ありがとうございました。


















お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.04.30 23:38:05
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: