音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2009年08月03日
XML
テーマ: Jazz(1967)
カテゴリ: ジャズ
ギターとオルガンの相性の良さか、はたまたグリーンとヤングの相性の良さか


 グラント・グリーンは1935年生まれで、1960年代ブルーノートを代表するギター奏者。プレイしたスタイルも時代によって様々だし、彼のプレイそのものも多様な評価を受けている。いい方向の評価では、「独特のスタイル」「他のジャズ・ミュージシャンにはないスタイル」などと言われ、悪く言う人からは「不器用」「繰り返しフレーズが多くて退屈」などと言われてしまっているようだ。
 さて、本作『トーキン・アバウト』は、1曲目の「トーキン・アバウト・J.C.」が収められていることでよく知られる。J.C.とは、もちろんジョン・コルトレーンを指し、それゆえ、コルトレーンへのトリビュート・アルバムと言われる。
 それゆえに、コルトレーンを偲ぶアルバムととられがちだが、トリビュートといっても、コルトレーンはまだ死んでいないわけで、追悼盤というわけではない。加えて、ジャケットをよく見ると、次のように書かれている。
Takin' About J.C. ...
Takin' About People ...
Takin' About Luny Tune ...
Takin' About Love ...
Takin' About An Old Cowhand ...

Larry Young ...
Elvin Jones ...
You'll Be Takin' About It Too!

 上の転記を曲目と比べて欲しい。「~について語る」の「~」の部分は、コルトレーンだけではない。収められた各曲の名が入っている。その後に演奏者3人の名前。そして、最後の文の「It(それ)」が何を指しているのかは意味深だが、私は次のように考えたい。このアルバムは「~について語る」ものであり、最後に聴き手はこれを聴いて、独自の何かについて語る(あるいは製作者が考えるところ、聴き手に語ってほしい)のではないか。
 そして、筆者はこう語りたい。ギターとオルガンは相性が良い。いや、ちょっと待てよ、それほどたくさんギターとオルガンの組み合わせを聴いたわけでもないし、単にグリーン(ギター)とヤング(オルガン)の取り合わせが良いのだろうか?
 どちらが答えかはまだ見つかっていない(けれどきっとそのどちらかであろうと予測される)。徐々にではあるが、他のアルバムも聴いてみようと思う。


[収録曲]
1. Talkin' About J.C. ←おすすめ!
2. People
3. Luny Tune
4. You Don't Know What Love Is


Grant Green (g), Larry Young (org), Elvin Jones (ds)
録音:1964.9.11.






 【20%OFF】グラント・グリーン/トーキン・アバウト(紙ジャケット仕様)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020年01月26日 04時48分18秒
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Free Space

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ

にほんブログ村 音楽ブログ ジャズへ

にほんブログ村 音楽ブログ ワールドミュージックへ
      ↑        ↑
ランキングサイトに参加しています。よろしければクリックで応援お願いします!
      ↓        ↓
人気ブログランキングへ



↓相互リンク↓

ちょっと寄り道 [音楽の旅]




Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: