ニルス・ロフグレンは1951年、スウェーデン系とイタリア系の両親の家庭に生まれた。1975年からソロ・アーティスト、同時に1984年からブルース・スプリングスティーンのバンド(E・ストリート・バンド)のメンバーとして活躍するヴォーカリストでありギタリスト(ピアノやアコーデオンなども演奏する)。最初のメジャーな仕事は1969年、ニール・ヤングのアルバム『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』へ参加(ピアノ)であり、その後も『今宵その夜(Tonight's The Night)』でギター、ピアノ、ヴォーカル参加を果たしたり、クレイジー・ホースのファースト・アルバム(1971年)に参加したりしている。また、一時期はミック・テイラーの後釜として、ローリング・ストーンズのギタリストになると噂されたこともある(結局、この話は流れ、ロン・ウッドの加入となったことを本人が回想している)。さらに後には、リンゴ・スターのバンド(オール・スター・バンド)にも参加経験がある。