最後によくわからないのが日本盤の邦訳タイトル。当時はスプリングスティーンのバンド・メンバー、リンゴ・スター率いるオールスターバンド(89年の第1期、92年の第2期オールスター・バンドに参加)のメンバーということで着目されて日本盤も発売されたのだろう。本作の原題である『Silver Lining』が、邦盤では『明日への旅路』となっている。原題の元になった1.は“どんな雲でも裏側は銀色に輝いている(Every cloud has a silver lining.)”という諺にちなんで、先行きの見えない現代社会にもsilver liningがあるのだろうか、という内容だが、何かしっくりこない(しかも邦題がついている曲は1.と2.だけであとはカナカナ表記というのもなんだか中途半端)。今になって思えば、この後のニルスのソロ・アーティストの“新たな旅路”の一歩になったわけで、結果論で言えば外れてなかったので、よしと言えるだろうか…。
[収録曲]
1.Silver Lining 2.Valentine 3. Walkin’ Nerve 4. Live Each Day 5. Sticks And Stones 6. Trouble’s Back 7. Little Bit O’Time