しかし、時は流れ、20代前半だったその怒れる若者は30代のシンガーソングライターへと突入。1986年に発表された10枚目のアルバムに当たる本作『キング・オブ・アメリカ(King of America)』の頃には、だいぶ落ち着いた感じが出てきて、洗練されたロック/ポップを聴かせるようになってきた(もちろん作品によっては前述のいい部分も失われたわけではないけれど)。
セカンド作(『ジス・イヤーズ・モデル』)以降、エルヴィス・コステロ&ジ・アトラクションズ(Elvis Costello & The Attractions)としてアルバムをリリースしていた。けれども、本作はザ・コステロ・ショウ(The Costello Show)という名義で発表されている。この名義に落ち着くまでには多少の背景的事情があったようだ。
2. Lovable 3. Our Little Angel 4. Don't Let Me Be Misunderstood 5. Glitter Gulch 6. Indoor Fireworks 7. Little Palaces 8. I'll Wear It Proudly 9. American Without Tears 10. Eisenhower Blues 11. Poisoned Rose 12. The Big Light