音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2013年08月27日
XML
テーマ: 洋楽(3314)




 ジョン・レノンが凶弾に倒れたのは1980年12月8日。ちょうど70年代から80年代へと時代は移り変わってゆくところだった。大雑把に言えば、60年代にビートルズ、70年代にソロ活動と進んできたジョンのキャリアはここで途絶えた。

 その何年か後、“ジョン・レノン2世”が音楽界に登場する。ジョンの息子で、当時20歳過ぎだったジュリアン・レノン(Julian Lennon)である。ジョンの息子と言っても、オノ・ヨーコの子ではなく、前妻シンシアとの間に生まれた子で、ビートルズの有名曲「ヘイ・ジュード」のモチーフになった人物としても知られる(ジュードはジュリアンのことを指し、親の離婚という状況下でこの子を元気づけるためにポール・マッカートニーが作った曲だったとされる)。

 アルバムのプロデュースは、先頃(2013年3月)亡くなったフィル・ラモーン。このプロデューサーは、若い頃にはジョン・コルトレーン作品や 『ゲッツ/ジルベルト』 などのジャズ盤に携わっており、70年代半ば以降はビリー・ジョエルなどのアルバム・プロデュースで成功・活躍した人物で、“伝説の”プロデューサー、“CDの先駆者”と呼ばれる。彼のプロデュースのもと、自作曲中心(1.と2.は共作、9.のみ他からの提供曲)のラインナップでなかなかの佳作アルバムに仕上がっている。

 当時しばしば話題にあがったのは、このジュリアン・レノンの風貌、そして聞こえてくる音楽を、父ジョンと比較したようなコメント。確かに、見た目も父親の面影がよく残っているし、ヴォーカルやポップ・センスそのものまで、どこか“ジョンの香り”がする。もちろん、ジョン・レノンその人ではないので、余計な期待は禁物だけれど、面影を楽しむくらいはいいような気もしないではない(本人にとってはこの手のものってすべてがプレッシャーだったのだろうけれど)。

 個人的に気に入っている曲は、ジョンを彷彿とさせるヴォーカルが印象的な表題曲の1. 「ヴァロッテ」 、孤独感のよく表れたアレンジが特徴の7.「ロンリー」、軽快でストレートな8.「セイ・ユア・ロング」といったところ。あと、自作ではないが、9.「ジェシー」はその作者がジュリアンにあうと考えて提供した曲とのことで、なるほど彼の声にぴったりの好曲だと思う。



[収録曲]

Valotte
2. O.K. For You
3. On The Phone
4. Space
5. Well I Don't Know
6. Too Late For Goodbyes
7. Lonely
8. Say You're Wrong
9. Jesse
10. Let Me Be

1984年リリース。






【当店専用ポイント(楽天ポイントの3倍)+メール便送料無料】ジュリアン・レノンJulian Lennon / Valotte (輸入盤CD)(ジュリアン・レノン)








  お時間のある方、応援くださる方は、“ぽちっと”よろしくお願いいたします!
        ↓           ↓ 

にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ 人気ブログランキングへ ブログランキング・にほんブログ村へ










お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2016年02月13日 20時00分13秒 コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Free Space

ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

にほんブログ村 音楽ブログ ロックへ

にほんブログ村 音楽ブログ ジャズへ

にほんブログ村 音楽ブログ ワールドミュージックへ
      ↑        ↑
ランキングサイトに参加しています。よろしければクリックで応援お願いします!
      ↓        ↓
人気ブログランキングへ



↓相互リンク↓

ちょっと寄り道 [音楽の旅]




Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: