音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2014年09月24日
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 コリー・ハート(Corey Hart)は、1962年カナダはケベック州出身の歌手、シンガーソングライター。1980年代にシーンに登場し、当時、カナダ出身の男性シンガーとしては、その甘いマスクで、ブライアン・アダムスとともに全米やその他世界各地で人気を博した。

 現在もライターとして曲を様々なアーティストに提供しているということだが、80年代の甘いルックスと適度にロックしているヴォーカルは、若い女性の人気の的だった。そんな時期の彼の代表作の一つが1986年にリリースされた本作『フィールズ・オブ・ファイア(Fields of Fire)』ということになる。

 本作からのいちばんのヒット曲は、6.「好きにならずにいられない(Can’t Help Fallin' In Love)」で、カナダで1位、全米で23位を記録した。もちろんこの曲は、60年代初頭にエルヴィス・プレスリーがヒットさせたナンバーのカバーで、コリー・ハートの代表曲でもある。

 他には1.「アイ・アム・バイ・ユア・サイド」もヒット(カナダ6位、全米18位)したが、個人的な好みでは、シングル・カットされながらもさほどヒットしなかった3.「テイク・マイ・ハート」が結構いい。べったりしたバラードでもなく、そうはいいながらも聴き手に語り掛けるようななかなかの好曲。この手の聴き手へ語りかける感じの歌い方は、最近の音楽では何だか失われつつある(言い換えれば、時代遅れ?)という気がするのだけれど、ぜひ聴き継がれ、受け継がれて欲しいと個人的には感じる。もう一つ特にいいと思うのは、甘めのスロウ曲の10.「ジミー・レイ」。こういう曲ばかりが続くと退屈しそうだが、アルバムの流れの中ではちゃんと緩急がついている。

 上記6.以外は全曲自作。アルバムを通して聴くと、少々マンネリな部分がなくはないかもしれないけれど、全体としては、(本人的にはまだまだ発展途上にある時期だったのかもしれないにせよ)、曲よしヴォーカルよしで、よくできたアルバムだと思う。



[収録曲]

1. I Am By Your Side
2. Dancin' With My Mirror

4. Angry Young Man
5. Goin' Home
6. Can't Help Falling in Love
7. Broken Arrow
8. Political Cry
9. Is It Too Late?
10. Jimmy Rae
11. Blind Faith

1986年リリース。



↓プレミア付きLPですが、元のジャケット・イメージはこんな感じ。↓


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Last updated  2014年09月24日 20時43分52秒 コメント(2) | コメントを書く
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