音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2023年08月06日
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テーマ: 洋楽(3314)
時代を超越した金字塔


 デヴィッド・ボウイ(David Bowie,デビッド・ボウイーと表記されることも)は、イギリス出身のミュージシャン・俳優で、1996年にロックの殿堂入りをしている。1947年生まれで、2016年に闘病の末に69歳で癌で帰らぬ人となった。

 デヴィッド・ボウイの代表作とされるのが、1972年にリリースされた5枚目のアルバム、『ジギー・スターダスト(The Rise and Fall of Ziggy Stardust and the Spiders from Mars)』である。発売当時は、この長い原題の直訳で『屈折する星屑の上昇と下降、そして火星から来た蜘蛛の群』と題されていた。表題のジギー・スターダストは、一種のコンセプト・アルバムとなっているこの作品の主人公の名で、ボウイ自身もこのジギーとしてパフォーマンスをしていた。

 少し大袈裟に言うと、ボウイは予言者だったのかもしれない。資源枯渇の危機の地球にやってくる異星人の救世主、それもバイセクシュアルのスターという設定は、発表から半世紀を超えたとは思えないほどアクチュアルなテーマである。音楽的にも楽曲・演奏の完成度が高すぎて、批評するのも恐れ多い。かつては“グラム・ロック”とラベル付けされていた(その意味では、ある種“ゲテモノ”扱いされる部分もあった)ボウイだけれど、現代から見れば、メインストリームのロック史の中での名盤というふうに見なした方がしっくりくるのかもしれないと思う。

 個人的におすすめのナンバーをいくつかだけでも挙げておきたい。1.「5年間」は、地球滅亡の危機まであと5年という、本盤のストーリーの前提となる事態を歌ったもので、切迫感が伝わってくる演奏とヴォーカルが印象的。4. 「スターマン」 は、言わずと知れたボウイの代表曲の一つ。このナンバーと並んで、曲の美しさが際立ったナンバーとして、6.「レディ・スターダスト」も外せない。アルバムを締めくくる11.「ロックン・ロールの自殺者」は、ジギーとしてのライヴ・パフォーマンスのクロージング・ナンバーとしても用いられた曲で、1974年になってからシングルとしてもリリースされた。


[収録曲]

1. Five Years
2. Soul Love

4. Starman
5. It Ain't Easy
6. Lady Stardust
7. Star
8. Hang Onto Yourself
9. Ziggy Stardust
10. Suffragette City
11. Rock'N'Roll Suicide

1972年リリース。




 ​
ジギー・スターダスト<2012リマスター> [ デヴィッド・ボウイ ]





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Last updated  2023年08月06日 07時17分36秒
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