音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2023年10月14日
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テーマ: 洋楽(3310)
ギター小僧のその先へ、幅が広がり始めた1枚


 ニルス・ロフグレン(Nils Lofgren)は、グリンというバンドでメジャーデビューし、1970年代、地味ながら着実にソロ活動を繰り広げていった。この間の活動で、“ギター小僧”、“ギター・キッド”などといったイメージがついたけれど、1980年代を迎えると、音楽性を少し変えていった。ポップな方向を向いたというのは、コアなファンにとってはがっかりな部分もあったかもしれないが、数十年後の現在から見れば、彼の音楽性が広がっていく過程だったようにも思う。

 そんな彼の傾向が見え始めたのが、1981年発表の本盤『ナイト・フェイズ・アウェイ(Night Fades Away)』である。1980年代にニルスは3枚のスタジオ作を残している(本盤のほかに、1983年の 『ワンダーランド』 、1985年の 『フリップ』 )が、いずれも、前後の作品に比べてポップ寄りのサウンドに仕上がっている。

 本盤に収められた楽曲のうち、筆者のお気に入りナンバー1は、何といっても表題曲の1.「ナイト・フェイズ・アウェイ」。ソフトな曲調ながら、ヴォーカルもなかなかよくて、ハーモニクスを含むギタープレイの特色もうまく活かされている。全体に目を向けると、小気味よく聴きやすいロックナンバーが多く含まれているのも特徴。そうした曲の代表格としては、デル・シャノンで知られる2.「アイ・ゴー・トゥ・ピーシズ」、ビートルズのカバーである7.「エニータイム・アット・オール」。さらには、6.「セイラー・ボーイ」なんかもテンポのよさが目立つ。あと、8.「魔女の誘惑(エンシェント・ヒストリー)」は、グリン時代からの雰囲気を保っていて、これも何気に外せないナンバーだったりする。


[収録曲]

1. Night Fades Away
2. I Go to Pieces

4. Don't Touch Me
5. Dirty Money
6. Sailor Boy
7. Anytime at All
8. Ancient History
9. Streets Again
10. In Motion

1981年リリース。




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Nils Lofgren「Night Fades Away」




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Last updated  2023年10月14日 04時55分14秒
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