音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2024年02月07日
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早弾き・ネオクラシカルの最高峰


 イングヴェイ・マルムスティーンは、1963年スウェーデン生まれのギタリスト。グラハム・ボネット率いるアルカトラスでの活躍(参考過去記事)で名声を得たのち、自身のバンドを形成して発表したファースト作が本盤『ライジング・フォース(Rising Force)』である。厳密には、イングヴェイ・マルムスティーンズ・ライジング・フォース(Yngwie Malmsteen's Rising Force)名義によるセルフ・タイトル作ということになる。

 イングヴェイ率いるバンドという体裁ではあるが、とにかく聴きどころは彼のギター・プレイ。インストゥルメンタル曲が多いのもその特徴を反映している。冒頭の1. 「ブラック・スター」 と2. 「ファー・ビヨンド・ザ・サン」 という2つのインスト曲だけでも圧巻で、ネオクラシカルと形容される早弾きのギターが聴き手を圧倒する。実際、これら2曲はイングヴェイの代名詞ともなっているナンバーであり、彼自身も“おそらく死ぬまで演奏し続けるだろう”と述べている。

 ヴォーカルが入っているのは2曲で、3.「ナウ・ユア・シップス・アー・バーンド」と6.「アズ・アバヴ、ソー・ビロウ」。ヴォーカリストはジェフ・スコット・ソート(ソト)で、全8曲中の2曲なので存在感は薄いが、次作(翌1985年発表の 『マーチング・アウト』 )ではその存在感を発揮していくことになる。

 さて、アルバム後半では、5.「イカルスの夢・組曲 作品4」が特に注目のナンバー。8分半に及ぶ長尺で、壮大な曲調の中、クラシックに根差した旋律でエレキギターの技巧が存分に発揮されている。その一方、アルバムを締めくくる8.「フェアウェル」は、1分に満たない小品。ギターのみのこうしたナンバーを締めくくりに配するというのは、後の他の作品(例えば こちらのアルバム )でも彼が用いている手法だったりする。




1. Black Star
2. Far Beyond the Sun
3. Now Your Ships Are Burned
4. Evil Eye
5. Icarus' Dream Suite Op.4
6. As Above, So Below
7. Little Savage
8. Farewell

1984年リリース。





ライジング・フォース [ イングヴェイ・マルムスティーンズ・ライジング・フォース ]

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Yngwie Malmsteen イングベイマルムスティーン / Rising Force 【SHM-CD】




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Last updated  2024年02月07日 05時14分51秒
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