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2024年12月04日
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テーマ: ニュース(100344)
カテゴリ: ニュース
ガザやシリアなど、中東地域で違法な武力侵攻を繰り返すイスラエルのネタニヤフ首相に国際刑事裁判所から逮捕状が出たことに関連して、文筆家の師岡カリーマ氏は11月23日の東京新聞コラムに、次のように書いている;




 ICCのカーン主任検察官が逮捕状を請求してからの半年間に、刑事責任を追及するに足る証拠はさらに固められたことだろう。そしてその間、ICC非加盟の米国からは、すでに恐喝まがいの警告が寄せられていた。米連邦議会の大物議員らがカーン氏に宛てた書簡には「イスラエルを標的にするなら、我々はICCを標的にする・・・職員と協力者に制裁を科し、あなたがたとその家族の入国を禁止する。これは警告だ」。CNNのベテラン記者、クリスティアン・アマンプールとのインタビューでこれについて尋ねられると、カーン氏は「怒りっぽい短気な人はどこにでもいるが、分別のある政治家もいる。米バイデン政権とは良好な協力関係だ」と大人な返答。同時に、一部の国の民主的に選出された高官らからICCはアフリカやプーチンのような悪党を裁くために作られたのだ」などと露骨な介入を受けたと明かした。

 この二重基準こそ、世界の分断と権威主義台頭の助長要因ではないか。それでも「法の支配」を振りかざす西側諸国の信憑(しんぴょう)性は、無残に侵食が進むばかりだ。
(文筆家)


2024年11月23日 東京新聞朝刊 11版 21ページ 「本音のコラム-ICCの逮捕状」から引用

 アフリカやプーチンのような悪党は裁判の対象だが、イスラエルやアメリカは対象外だという二重基準は、間違った考えだ。アフリカのことは知らないが、プーチンがウクライナ侵攻を決断した原因は、NATOと米軍が徐々に東欧に勢力範囲を広げ、ウクライナも勢力圏に取り込んでモスクワを射程に入れたミサイル基地を建設しようとしたことが原因であり、そこを不問にして「プーチンが邪な野望でウクライナを侵攻した」などと言い立てるのは、人々を誤解に導く。世界中のあちこちで起きる軍事紛争は、邪魔者を封じ込めて利益を独り占めしようとたくらむアメリカ資本主義とその手先である米軍およびCIAが「戦犯」なのであり、そのような国の高官が発言する「法の支配」などは、まったく信用に値しないと思います。





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最終更新日  2024年12月04日 01時00分09秒


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