《櫻井ジャーナル》

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2012.09.18
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 シベリア東部に直径100キロメートルほどの隕石によってできたクレーターがある。その付近に 少なくとも数兆カラット、今後、3000年間は世界の需要を賄える量のダイヤモンドが眠っていることをロシア科学アカデミーシベリア支部地質学・鉱物学研究所の学者たちが明らかにした

 言うまでもなく、現在のダイヤモンド産業は強固なカルテルによって生産が調整され、価格が維持されている。生産調整の中心にあるのがDPA(ダイヤモンド生産者組合)で、そこからDTC(ダイヤモンド貿易会社)が一括して買い上げ、CSO(中央販売機構)が販売するという仕組みになっている。この仕組みを支配しているのがデビアス。

 1866年に南アフリカで農夫がダイヤモンドを発見、人びとが吸い寄せられていく。そのひとりがセシル・ローズ。NMロスチャイルド&サンの融資を受けて1871年にダイヤモンド取引に乗り出すのだが、その一方でオックスフォード大学で学び、そこでフリーメーソンに入会している。

 1888年にローズはデビアスを設立、91年にロンドンでウィリアム・ステッドとレジナルド・バリオル・ブレットに会い、「選民協会」なる秘密結社を創設したと言われている。ステッドはジャーナリストであり、ブレッドはビクトリア女王の相談相手だ。

 ステッドは1890年代に霊的な世界への関心を深め、1893年には「ボーダーランド」なる季刊誌を発行したことでも知られている。この当時、ヨーロッパ、特にイギリスでは降霊会がブームだったことも影響しているだろう。このブームは一部の国の支配層の間で現在も続いていると言われている。

 1896年にローズの部下がトランスバールへ攻め込み(ジェイムソン侵入事件)、ローズは失脚する。ローズの計略を引き継いだのがイギリス政府で、結局、トランスバールとオレンジ自由国を併合してしまった。(ボーア戦争)この2領地にケープ植民地を併合させた国が南アフリカである。

 ローズは1902年に死亡、その直前からアルフレッド・ミルナーが後継者として動き始めている。「ミルナー幼稚園」や「円卓グループ」を設立、「バルフォア宣言」(イギリスのアーサー・バルフォア外相がロスチャイルド卿宛ての書簡)を実際に書いたことでも知られている。

 デビアスの支配構造は現在に至るまで壊れていないが、1970年代の後半から1980年代の前半にかけて揺らいだことはある。イスラエルの台頭が原因だった。



 その後、原石の買い付けはデビアス、研磨加工はイスラエルといように役割分担ができあがったようだが、ロシアのダイヤモンドがどのようなインパクトを与えるかは不明だ。

 今のところ、シベリア東部のダイヤモンドは工業や科学の分野で使われる可能性が高いため、宝飾用のダイヤモンドとは競合しないようであり、ロシアとしてもダイヤモンド市場を崩壊させるようなことはしないはず。これまで約40年の間、発見を隠していたのも、多額の資金を投下していた人工ダイヤモンドへの悪影響を懸念してのことだ。ただ、状況によっては大量売却を「武器」として使う可能性はある。





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最終更新日  2012.09.18 18:27:31


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