《櫻井ジャーナル》

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2013.12.22
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 和平交渉の動きはあるものの、シリアのバシャール・アル・アサド体制を転覆させるプロジェクトは続いている。そのプロジェクトに参加してきたのは、ネオコン(親イスラエル派)を中心とするアメリカのほか、イギリス、フランス、トルコのNATO諸国、サウジアラビアやカタールといったペルシャ湾岸の産油国、そしてイスラエル。その手先としてスンニ派の武装集団が前線で戦ってきた。

 スンニ派の武装集団は大まかに言って、サウジアラビア系(サラフ主義者/アル・カイダ)とカタール系(ムスリム同胞団)に分かれていたが、リビアの体制転覆に成功してから両集団の間で対立が生じた。資金力の差もあり、サウジアラビア系が優勢のようで、 アル・カイダ系のジャバト・アル・ヌスラを中心とする「イスラム主義者同盟」が反政府軍の75% を占めるようになったとする報道もある。FSAのサリム・イドリス司令官がシリアからトルコへ、さらにカタールのドーハへ逃れた理由もその辺にあるのだろう。

 反シリア政府軍の大半は国外で雇われた傭兵だとされているが、その中でもサラフ主義者は凶暴で、捕虜や住民の処刑や残虐行為を繰り返している。特にクルド系の人びと、キリスト教徒、アラウィー派などが犠牲になってきたが、スンニ派の住民からもサラフ主義者は敵視されている。

 例えば、ゴータで化学兵器が使われた10日ほど前、 アラウィー派が多く住むラタキアも襲撃され、200名とも500名とも言われる住人が殺され、150名以上が拉致された 。ゴータでの犠牲者を撮影したとされる映像の中に、ラタキアで拉致された住民が含まれていたとする証言もある。最近では、アレッポで120名以上のクルド系住民が拉致され、ダマスカスの北20キロメートルの場所にあるアドラでも、サラフ主義者/アル・カイダによって住民が虐殺されている。

 アル・カイダ系武装勢力のひとつ、ISIS(イラクとシャームのイスラーム国)は秘密の収容所を設置、そこで拉致した人びとを拷問し、鞭で打ち、殺害していると アムネスティ・インターナショナル でさえ、報告している。拘束されている人の中には、ISISが信じる教義に反する考え方の持ち主やジャーナリストのほか、子どもも含まれているようだ。

 こうした発表と同じタイミングで 国連の調査委員会

 かつて、ホウラで住民が虐殺された際、「西側」の政府やメディアはシリア政府軍の仕業と宣伝していたが、後にサラフ主義者や外国人傭兵が実行したことが明らかになっている。現地を調査した 東方カトリックの修道院長 やドイツの フランクフルター・アルゲマイネ紙 などが明らかにしたのだ。後に、ビルト紙やディ・ベルト紙もホウラでの虐殺が反政府軍によるものだと報道した。

 その修道院長は「もし、全ての人が真実を語るならば、シリアに平和をもたらすことができる。1年にわたる戦闘の後、西側メディアの押しつける偽情報が描く情景は、地上の真実と全く違っている。」と主張、キリスト教の聖職者でサラフ主義者など反政府軍の残虐行為を批判し続けている マザー・アグネス・マリアム は、外国からの干渉が事態を悪化させていると批判する。

 シリアの体制を転覆させるために「西側」や湾岸産油国がスンニ派武装勢力を使い、軍事侵攻しているのが実態であり、イランと関係の深いヒズボラがシリア政府軍側について戦い始めたのは、その結果。これをサウジアラビアとイランの代理戦争と呼ぶのは正しくない。

 そうしたサラフ主義者のスポンサーであるサウジアラビアが手を組んでいる相手がイスラエル。 サウジアラビアのバンダル・ビン・スルタン総合情報庁長官は10月2日にイスラエルを訪問、先月はスイスのジュネーブでイスラエル側の人間と何度か会ったと伝えられている。中旬にはイスラエルを訪問、フランス大統領を交えてイランとアメリカとの関係改善について話し合ったともいう

 今年9月まで駐米イスラエル大使を務めたマイケル・オーレンもアル・カイダとの関係を隠していない。 エルサレム・ポスト紙のインタビュー で、イスラエルは最初からシリアの体制転覆を望み、アル・カイダを支援してシリアのバシャール・アル・アサド体制を倒そうとしてきたと言明している。

 結局、2007年に調査ジャーナリストの シーモア・ハーシュがニューヨーカー誌で発表





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最終更新日  2013.12.23 10:10:32


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