《櫻井ジャーナル》

PR

×

キーワードサーチ

▼キーワード検索

カレンダー

サイド自由欄

寄付/カンパのお願い

巣鴨信用金庫
店番号:002(大塚支店)
預金種目:普通
口座番号:0002105
口座名:櫻井春彦

2015.08.18
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
 ロンドンを拠点としている「SOHR(シリア人権監視所)」が8月17日、シリア政府軍がダマスカス近郊のドーマを空爆して民間人96名を殺害したと公表、西側メディアはその話を垂れ流している。この空爆でターゲットになったのは化学兵器に関連した施設だという情報があることは本ブログで書いたとおり。

 2011年3月にシリアで体制転覆を目指す戦闘が始められてからSOHRは一貫して反政府軍の立場から情報を発信、それを西側メディアは垂れ流してきた。西側メディアにとって都合の良い話を提供してくれる、つまり信頼度の低い情報を流している団体だということだ。

 このSOHRは2006年に創設された。その背後にはCIA、アメリカの反民主主義的な情報活動を内部告発したエドワード・スノーデンが所属していたブーズ・アレン・ハミルトン、プロパガンダ機関のラジオ・リバティが存在していると指摘されている。

 ブーズ・アレン・ハミルトンはアメリカの情報活動で重要な役割を果たし、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)の不正操作、エネルギー市場や為替取引の相場操縦において首謀者的な役割を果たしたとする噂が流れている。SOHRの創設者はイギリスのウィリアム・ヘイグ外相や同国の情報機関と親しいとも伝えられている。

 内部告発を支援している WikiLeaksが公表した文書 によると、SOHRが創設された頃からアメリカ国務省の「中東共同構想」はロサンゼルスを拠点とするNPOの「民主主義会議」を通じてシリアの反政府派へ資金を提供している。2005年から10年にかけて1200万ドルに達したようだ。

 こうした工作が始まった直後、調査ジャーナリストの シーモア・ハーシュ は2007年3月5日付けニューヨーカー誌で、アメリカ、イスラエル、サウジアラビアの「三国同盟」がシリア、イラン、そしてレバノンのヒズボラに対する秘密工作を開始した書き、その中心にはリチャード・チェイニー米副大統領、ネオコン/シオニストのエリオット・エイブラムズ国家安全保障問題担当次席補佐官、ザルメイ・ハリルザド、そしてバンダル・ビン・スルタンがいるとしている。

 シリアの体制転覆プロジェクトが始まった直後、西側メディアが重宝していた情報源のひとりがシリア系イギリス人のダニー・デイエム。シリア政府の弾圧を訴え、外国勢力の介入を求める発言を続けていたのだ。シリアへの軍事介入を望む西側諸国、ペルシャ湾岸産油国、あるいはトルコの支配層にとって好都合な訴えで、西側メディアは盛んに彼の話を伝えていた。(例えば、 ココ ココ

 ところが、しばらくすると ダニー・デイエム のグループが「シリア軍の攻撃」を演出する様子を撮した部分を含む映像がインターネット上に流出してしまう。彼を使っていたメディアは反省するかと思いきや、そんなことを気にする様子は見られず、堂々とプロパガンダを続けている。「恥知らず」ということだ。

 シリアより1カ月ほど早く体制転覆プロジェクトが始動したリビアでは2011年10月にNATOの空爆と アル・カイダ系のLIFG の地上戦で政権を崩壊させ、ムアンマル・アル・カダフィを惨殺している。その直後にベンガジでは裁判所の建物にアル・カイダの旗が掲げられたている。その映像が YouTube にアップロードされたほか、 デイリー・メイル紙 も伝えていた。

 その直後から戦闘員や武器がシリアへ移動、2012年5月にはシリア北部ホムスのホウラで住民が虐殺される。西側の政府やメディアは政府軍が実行したと宣伝したが、事実との間に矛盾点が多く、すぐに嘘だとばれてしまう。

 そのホウラを調査した東方カトリックの修道院長も 反政府軍のサラフ主義者や外国人傭兵が実行 したと報告、その内容はローマ教皇庁の通信社が伝えた。ドイツの フランクフルター・アルゲマイネ紙 も、キリスト教徒やスンニ派の国会議員の家族が犠牲になっていると伝えた。

マザー・アグネス・マリアム も外国からの干渉が事態を悪化させていると批判している。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2015.08.19 13:56:09


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: