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2005年04月17日
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カテゴリ: カテゴリ未分類

『父の祈りを』 (1993) IN THE NAME OF THE FATHER ジャンル ドラマ
製作国 イギリス/アメリカ

父の祈りを(期間限定) ◆20%OFF!<DVD> [UNHD-25328] ラインちょうちょ.gif

息子は、静かなる闘いに魂を投じる父の姿をはじめて正視する。

この物語を 前向きに受け止めてみると
人は変われる、成長できるんだということでしょうか。
真面目なジュゼッペの息子ジェリーは、とんでもなくおバカで
もうどうしょうもない。 ふざけた汚らわしいチンピラ。
当時のアイルランドの状況ゆえなのか。
親子ならではの気持ちのすれ違いのせいなのか。。
ジェリーは "真面目にコツコツと、、"


ジュゼッペを見ていると「神は試練をお与えになる」そんな言葉が浮かびます。
(「ヨブ記」では信仰心厚いヨブに神は次々試練を与える)
ジェリーには当てはまらないですが。 彼には信仰心などないですし、
自分で災難を招いた自業自得っという感じす。。
失った時間は取り戻せないですし、時間よりも大切なものを失ってしまいました。
失ってみないと、人はそのものの価値が分からないのでしょうか。
いくら言葉を尽くして説明されても、心で感じなければ駄目ということ。
ジェリーが大切なことに気付く事が出来たのが救いです。
やっと物事をキチンと受け止められ、取り組めるようになったジェリーは正面玄関から出て行く。
自分のやるべき事を更にやるために。

●IRA
「マイケル・コリンズ」 では
彼らの視点から破壊工作の目的や人としての悩みが描かれていました。
けれど「父の祈りを」ではIRAの破壊活動に巻き込まれた人々の視点です。
何度も修羅場を潜り抜けテロ活動で研ぎ澄まされた冷酷で強靭な神経を持つテロリスト。
自国の為の戦いではあっても、その活動はイギリスにだけでなく自国の民にも

取調べでや獄中では、何があっても動じない凄みがありました。
罪のない民間人との違いは見分けがつかない筈がないと思えます。
IRAと、そうでないジェリーの精神力の違いは一目瞭然です。
取調べをした機構の、やり方には憤りを感じました。
やがて看守長の事件が起きましたが、、
あれで人を殺すことにためらいの無いテロと、そうでない人の違いがはっきり出ていました。
もう、ゾッとしました。
それにしても取調べ中に弁護士がついてないのは今ではありえない話ですね。
「ショーシャンクの空に」や「ライフ・オブ・デビッド・ゲイル」のように、獄中ものは、見ごたえがあります。
正義、真実、勇気、、、当然あると思っていたものが突然取り上げた時のドラマ。

「マイ・レフト・フット」ではお母さんが素晴らしかったですが、
こちらは、お父さんに乾杯です。
ピート・ポスルスウェイトのお顔でこその朴訥なお父さんが、もう最っ高でした。

後日談の中にポールが、ジョン・F・ケネディの娘と結婚したとあったのにはびっくりしました。




アイルランドはイギリスの支配に対し抵抗と紛争(テロ活動)という長い歴史を持っています。アイルランドと聞くとIRAと思い浮かぶほどです。
現代では 北アイルランド紛争という問題は残しつつ、諸外国と友好関係を築き、今では世界トップクラスの経済成長国となりました。

「タイタニック」の映画でもアイルランド系移民が登場するように、「この国にいても、生き残る事ができない」という止むに止まれぬ状況で多くの人々が国外へと移り住んで行きました。けれど多くは船で病気で亡くなったりl中継地のイギリスで女子供が売り飛ばされるといった、悲劇が繰り返されました。
1955年に国連、1973年にはEC(現在のEU)に加盟と国際政治に参加し、第二次世界大戦中は中立の立場を守り、軍事同盟に属しませんでした。
EU加盟国のうち唯一のNATO(North Atlantic Treaty Organisation=北大西洋条約機構)非加盟国です。
人口約380万の小国。けれど全世界には 7000万人以上のアイルランド系移民がいてその影響力はかなり大きいと思われます。



製作: ジム・シェリダン Jim Sheridan
製作総指揮: ガブリエル・バーン Gabriel Byrne
原作: ジェリー・コンロン
脚本: ジム・シェリダン Jim Sheridan
テリー・ジョージ Terry George
撮影: ピーター・ビジウ Peter Biziou
音楽: トレヴァー・ジョーンズ Trevor Jones

出演: ダニエル・デイ=ルイス Daniel Day-Lewis ジェリー・コンロン
エマ・トンプソン Emma Thompson ガレス・ピアース
ピート・ポスルスウェイト Pete Postlethwaite ジュゼッペ・コンロン
ジョン・リンチ John Lynch ポール・ヒル
ビーティ・エドニー Beatie Edney
マーク・シェパード Mark Sheppard
ドン・ベイカー Don Baker
コリン・レッドグレーヴ Corin Redgrave
サフロン・バロウズ Saffron Burrows

IRAの抗争が激化した北アイルランドとロンドンで“ギルフォード・フォー事件”と呼ばれた衝撃の実話に基づくフィクション。1974年10月5日、ロンドン郊外の町ギルフォードで起きた爆弾テロ事件。多くの市民を巻き込んだこの事件の犯人として、いわれなき罪に問われた父と息子。獄中での気の遠くなるような歳月の中で、息子は、静かなる闘いに魂を投じる父の姿をはじめて正視する。ドラマは無実を証し、自由を取り戻すために闘ううち、父親との強い絆と生きることの真剣さに目覚めてゆく青年ジェリー・コンロンの心の軌跡を追いながら、英司法制度を根本から揺るがし、今も様々なグレー・ゾーンを残すこの事件に真っ向から光を当てている。父親役のP・ポスルスウェイトの、静かながらその奥底に揺るぎない力強さをもった演技には迫るものがある。





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最終更新日  2005年04月18日 00時24分46秒


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