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ジョニー・デップ


2006年01月19日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
『スタンドアップ』 (2005) NORTH COUNTRY
上映時間 124 分  製作国 アメリカ ジャンル ドラマ
スタンドアップ 全米で最初にセクシャルハラスメント訴訟に勝った実在の女性をモデルに映画化した感動ドラマ。2人の子どもを持つシングルマザーが、鉱山労働者として“男の職場”で悪質な嫌がらせに苦しみながらも、ついには勇気を持って立ち上がる姿を描く。主演は「モンスター」でアカデミー主演女優賞に輝いたシャーリーズ・セロン。監督は「クジラの島の少女」のニキ・カーロ。
公式サイト
【送料一律380円】【新品】モンスター プレミアム・エディション (DVD) スウィート・ノベンバー 特別版(期間限定) サイダーハウス・ルール ◆20%OFF!

スタンドアップシャーリーズ・セロンの社会派ドラマ。訴訟大国アメリカの1990年代の、実話に基づいた話。

 「」   は炭鉱の男側の言い分
→は反論、鑑賞中のこころのつぶやきです。 ネタバレ炸裂なのでご注意です。

「炭鉱は女の働く場所じゃない。女には来てほしくない」
→もちろん、こんなところ(掃き溜め)で働きたい ワケ がない。
 けれど、自分で、自分と子供二人を養わなければいけない。


「女は、家にいて男に守ってもらえばいいんだ。男オンナなんて最低だ。」
→だって、男の夫がサンドバック替わりに殴るから。
 男が、守ってくれるなんてとんでもない。自分で自分の身を守りらないと。

「女が男の仕事を取っている」
→炭鉱会社が女性を雇うことは、法律が決めたこと。
 雇用が減るって、女のせいにしないで。
 仕事にあぶれる、仕事がほしいのは、男も女も関係ない。
 そんな理屈は、弱者の中のさらに弱者への言いがかりだ。

「ちょっとしたことを騒ぎ立てすぎるんだ。全部かるいジョークさ。」
→かるいジョークだなんて、とんでもない。
 卑猥な落書きや、嫌がらせは、やられてみないと分からないでしょうが、
 その悪い頭に分からせるには アンタもシリ穴に棒でもつっこまれてみないと駄目かしら?


「昔から 男出入りの激しいオンナのくせに、今になって騒ぎ立てたって、だれも信用するもんか。父親の違う子持ちのシングルマザーめ。」
→昔のことまでどうこう言われる筋合いないし、そちらにまったく関わりのないことです。 父親が違う子供だろうが、子供は私の大事な子供で、父親は最低な男たちだった。これ以上は男に養われようとは思わない。自立するのだ。


マクドーマンドとセロン主人公は、ティーン・エージャーで子供を生んで親をがっかりさせた。夫の暴力のことも、両親は理解してくれないし、離婚のことも、炭鉱で働くことも理解してくれない。世間的には、いろんな意味で失敗し親をがっかりさせているのだが、、。ラストの方で最初の子の出生にようやく光があたる。彼女は、子供の出生についての問題に立ち向かわなかった。若すぎたせいか、話しても信じてもらえないと思ったか、。でも、子供は手放さなかった。暴力夫からは、<逃げ>たけど、これは正解。そのまま殴られる人生は送らなかった。 そして、今度はこの男社会が職場での安全、尊厳、自由、を奪おうとする。そして、ようよう立ち向かうことにしたのだった。訴訟の裁判で、企業側の弁護士が女性、彼女の弁護士が男性というのは、なかなか面白かった。あのニューヨークの女性弁護士はいかにも<勝ち組>です。同じ女性でも、1990年代という現代でそれほど女性が虐げられてるとは世間一般にも信じられなかったでしょう。主人公をトラブルメーカー的女性としか見てない。同性の目は厳しい。簡単には同情はしない。女性のほうに隙があったのだろうと見られがちなのです。だから、この映画で、単に尻軽なトラブルメーカーなのか、ホントに被害者なのか、とどっちなんだろうという見方もしてました。 最後には、やっぱり、こうしたセクハラはとんでない、無くなるべきだと思いましたね。 そして自分ならこんな風にスタンドアップできるだろうか、とか。 


作中、炭鉱現場の看板に<安全第一>というようなのが二度ばかり大写しになってましたが、女性従業員の安全はこれに含まれていないのね~っと感じましたね。18世紀頃、炭鉱では女子供が重労働を課せられていた。命を落とすこともシバシバあった。やがて、炭鉱で女子供を働かせてはならないと法律で制定。炭鉱で働かせないことが<守る>ことでした。 この映画では働かせて欲しい、かつ守って欲しいという要求です。


訴訟大国アメリカならではの、話かな~とも思う。アメリカ人女性はとにかく強いというイメージもあり。マクドナルドのドライブ・スルーで購入したコーヒーで、焼けどした老婦人がマクドナルド相手に訴訟して勝訴したなんて話もある。企業相手の勝訴の話って、アメリカでは珍しくない。企業は訴訟を起こされイタタ。、弁護士はガッポリ大もうけ、おいしい仕事だ。。そんな弁護士ばかりじゃないでしょうけれど。


セクハラと言ってもことさら暴力的とか、衝撃シーンとかでなく、そういうシーンで話題を取ろうせず真面目にテーマに取り組んでてよかったです。主人公が世間的にはどう見えるか、なども冷静に描かれてます。感涙も多々あり。。見てよかったです。。ショーン・ビーンにフランシス・マクドーマンドもよかったです。





督: ニキ・カーロ Niki Caro
製作: ニック・ウェクスラー Nick Wechsler
製作総指揮: ヘレン・バック・バートレット Helen Buck Bartlett
ナナ・グリーンウォルド Nana Greenwald
ダグ・クレイボーン Doug Claybourne
ジェフ・スコール Jeff Skoll
原作: クララ・ビンガム Clara Bingham
ローラ・リーディー・ガンスラー Laura Leedy Gansler
脚本: マイケル・サイツマン Michael Seitzman
撮影: クリス・メンゲス Chris Menges
プロダクションデザイン: リチャード・フーヴァー Richard Hoover
衣装デザイン: シンディ・エヴァンス Cindy Evans
編集: デヴィッド・コウルソン David Coulson
音楽: グスターボ・サンタオラヤ Gustavo Santaolalla

出演: シャーリーズ・セロン Charlize Theron ジョージー・エイムズ
フランシス・マクドーマンド Frances McDormand グローリー
ショーン・ビーン Sean Bean カイル
リチャード・ジェンキンス Richard Jenkins ハンク・エイムズ
ジェレミー・レナー Jeremy Renner ボビー・シャープ
ミシェル・モナハン Michelle Monaghan シェリー
エル・ピーターソン Elle Peterson カレン・エイムズ
トーマス・カーティス Thomas Curtis サミー・エイムズ
ウディ・ハレルソン Woody Harrelson ビル・ホワイト
シシー・スペイセク Sissy Spacek アリス・エイムズ

暴力夫と別れ、2人の子どもを連れて故郷の北ミネソタの町に戻ってきたジョージー・エイムズ。シングルマザーでなおかつ2人の子どもの父親が違うということで周囲は彼女に冷たい視線を投げかける。そんなジョージーが自分一人の手で子どもたちを養うために選んだ仕事は鉱山労働者。決して楽な仕事ではないと覚悟していたジョージーではあったが、何より彼女を困惑させたのは、同僚のほとんどを占める男性たちからの露骨で悪質な嫌がらせの数々だった…。








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最終更新日  2007年10月05日 20時19分08秒


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