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2006年05月27日
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テーマ: お勧めの本(8118)
カテゴリ: 海外文学
沈黙6年 幻の第V部ついに刊行!
この瞬間のために続いた怒涛の連続刊行 

全世界の中心、危機に瀕した<暗黒の塔>を救うローランドたちの旅が再び始まる。カーラの町を襲う謎の略奪者<狼>。
子供たちを守る<ガンスリンガー>の秘策とは。
あの「神父」が登場する、謎に満ち、心躍る待望の第V部

ダーク・タワー(5 〔上巻〕) ダーク・タワー(5 〔中巻〕) ダーク・タワー(5 〔下巻〕)


( 養老孟司 )

双子ばかりが生まれるその町に一定の歳月ごとに現れる<狼>。双子の片割れを奪い去り、やがて巨人に育つ愚者として返してくる。町は諦めつつあった。その蛮行、子どもが聡明さを失う哀しみを。<ガンスリンガー>が現れるまでは。完結への伏線に満ちた、六年ぶりのシリーズ第5部。



ダークタワーV  カーラの狼感想:

現在5月時点では、V巻までが刊行。今後、今年中に全巻刊行が完了するようですね。
6年ぶりの新作、この第5巻はファンがず~っと楽しみにしていたもの。この巻以下の為に、出版社を変え翻訳者も変わって再刊行となったようですね。Kingの交通事故で重体だった経験が反映されてか、ローランドは痛風という、身体の痛みに悩まされてます。4巻までと、ちょっと感じが違ってきてる?

挿絵を3っつ貼りましたが、V巻の内容がこのポイント3っつかなと思いました。
・スザンナのあらたな不安材料
・神父キャラハンの話し
・カーラを襲う”狼”退治

キャラハン神父のはなしは、重要なんだろうケド、やけに長く感じました。少々退屈。スザンナのはなしと、カーラを襲う”狼”のはなしは、面白かったです。IV巻までは サクサクと読めましたが、ここへきて 話が入り組んできたようです。キャラハン神父は、ローランドたちの<カ・テット>(運命の仲間)のひとりのようなんですね。彼らは過去、気づかずにすれ違っていたらしく、又、例によって、共通の符号を旅の途中であちこちで見ている。。

ハリーポッター仕様のスニーチを飛ばし、SWのライトセイバーもどきの武器を振り回す、という敵の話しは、話しを面白くするための ”臭さ”を感じそうですが、「われわれの世界」とのつながりを感じさせる小道具で、面白く読むことができました。



異世界ファンタジーとタイム・パラドックスとミステリーが混在。善悪が混沌としていて、人の弱さも脆さも醜さも全部描かれている。、大人向けですよね。

●いくつかのドア

これまでの物語の中で、「ガンスリンガーの世界」と「我々の世界」双方の往来が可能なことは分かってます。これは、まずI『ガンスリンガー』のジェイク登場で明らかになりました。彼は1977年のニューヨークからやってきますが、IV『魔道師の水晶球』からはかなりの歳月が経ってます。ジェイクがやってきた時はドアは無く、四十三番通りの車道に突き飛ばされて車に轢かれて死亡する、ことによるものです。そして砂漠の中間駅にいるところで気がつき、砂漠をやってきたローランドと出会います。 ちなみにジェイクを轢き殺した男はエンリコ・バラザー(エディの麻薬取引関係人物)。ジェイクを突き飛ばした男はジャック・モートという社会病質者で、ニューヨークにおけるウォルターの代理人です。ドア、あるいは死が行き来する方法のようです。
このように、「ガンスリンガーの世界」と「我々の世界」双方の世界は基本的な共通点があり、つながっています。エディやスザンナやジェイクの通ってくるドア以外にも、魔道師マーテンもこうしたドアの行き来が可能のようです。

V『カーラの狼』でも、新たにひとつドアが見つかりますが、これを開けるには<13番目の黒球>を近づける必要があります。不思議ドアがどうして現われたり、通したり通さなかったりするのか、、法則はいまいちよくわかりません。。









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最終更新日  2006年05月28日 00時38分45秒


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