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2006年11月24日
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カテゴリ: 日本文学



作家葛木志保が自宅の鍵を預け失踪した。パートナーの式部剛は、過去を切り捨てたような彼女の履歴を辿り、「夜叉島」という名前に行き着いた。だが、島は明治以来の国家神道から外れた「黒祠の島」だった…。そして、嵐の夜、神社の樹に逆さ磔にされた全裸女性死体が発見されていた…。島民の白い眼と非協力の下、浮上する因習に満ちた孤島連続殺人の真相とは?実力派が満を持して放つ初の本格推理。







小野不由美さん、『屍鬼』や『十二国記』でおなじみですね。
『十二国記』でどつぼにはまった自分は、小野さんの他の作品を読もうという切り替えがこれまでできませんでした。作風が全然ちがいますから、先に『十二国記』を読んだ人には入りづらいものがあるでしょう。逆もしかりですね。

本作は、ミステリアスな導入部分で、閉鎖的な島の気風がたっぷり漂い、風車や風鈴にあふれた島の情景が目に浮かぶようです。”~島”という題名は、横溝正史『獄門島』を連想します。

<帯の言葉>
”『屍鬼』から二年、新世紀の幕開けを○す注目作!
孤島、因習、連続殺人
1949年『獄門島』1991年『十角館の殺人』
そして・・”

とあるように、横溝正史、綾辻行人、についでの本格推理小説。。という評価の高さだったのでしょうか。横溝シリーズは小学生の頃にかなり読んでますが、綾辻さんの作品はひとつも読んだことがありません。これは、これからの楽しみとしましょう。


主人公の式部剛が、宿に泊まり島を歩き、要所要所を訪ね歩く。最初のこの探索では、彼を遠めに監視している視線が実際に感じられるほどです。そうとは一文も書いてないのですけど。やがて、宿で荷物が荒らされるなど、主人公は宿の主人に警戒の目を向け始めます。そして探偵としての経験”これは”と思うポイントを詰めていく。やがて徐々に島の隠された秘密や、事件当夜の様子などが明らかになり、協力者?が現われ、怪しい人物が浮かび上がっていきます。島の大物が登場するシーンは、何が出てくるのかちょっとワクワク、、(笑)このあたり、面白いです。ラストの種明かしでは、葛木志保の行方など、ドンデン返しが繰り返されます。


■黒祠

聞きなれない用語です。これは、明治政府が行った祭政一致政策によって、全国の神社は位階制で編成され、祭神も正統な神典に記載される神々に改められた。地方の小祠も統合されたり、弾圧されるなどしたが、その中で統合されなかったものを「黒祠」と言う。いわゆる邪教である。


【読みやすいコミック本】


黒祠の島(1)~(3)
著者:山本小鉄子 /小野不由美
出版社:幻冬舎コミックス /幻冬舎






【十二国記(じゅうにこくき) シリーズ】●●小野不由美●●

古代中国思想を基盤にした異世界ファンタジー作品。未完。
物語の舞台となる十二国の世界は、山海経に登場するような神仙や妖魔の存在する世界である。文化、政治形態は古代中国(特に周)に類似しており、12の国はそれぞれ神獣麒麟(きりん)が選んだ王により統治されている。王や一部の高位の官は神仙として不老長寿(不死ではない)の身体を得て、天意に従う形で国を治めることを求められている。


『魔性の子』(日本を舞台にした外伝。新潮文庫)
『月の影 影の海』(登場国:巧、雁、慶)
『風の海 迷宮の岸』(麒麟の物語。登場国:黄海、戴)
『東の海神 西の滄海』(登場国:雁)
『風の万里 黎明の空』(登場国:慶、恭、芳、才)
『図南の翼』(登場国:黄海、恭、奏)
『黄昏の岸 曉の天(そら)』(登場国:慶、戴、範)
『華胥の幽夢』(かしょのゆめ。短編集)








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最終更新日  2006年11月24日 20時33分56秒
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