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2007年03月09日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
『パフューム ある人殺しの物語』(2006)PERFUME: THE STORY OF A MURDERER

パフューム
 パトリック・ジュースキントの禁断のベストセラー『香水 ある人殺しの物語』を、「ラン・ローラ・ラン」「ヘヴン」のトム・ティクヴァ監督が映画化した衝撃のサスペンス・ドラマ。ある“香り”にとりつかれた一人の青年が、その香りを追い求めるあまり、恐るべき凶行へと駆り立てられていくさまを緻密かつ緊張感みなぎる映像で綴る。主演は「ブライアン・ジョーンズ ストーンズから消えた男」のベン・ウィショー、共演に「ピター・パン」のレイチェル・ハード=ウッド、アラン・リックマン、ダスティン・ホフマン。

監督: トム・ティクヴァ
原作: パトリック・ジュースキント
『香水 ある人殺しの物語』(文藝春秋刊)
出演:
 ベン・ウィショー ジャン=バティスト・グルヌイユ
ダスティン・ホフマン ジュゼッペ・バルディーニ
アラン・リックマン リシ
レイチェル・ハード=ウッド ローラ












 映画には全然関係ありません。
 私の好きな香り ブルガリです~(^^)
 なにか おすすめありますか?





パフューム
「香水 ある人殺しの物語」 
ジュースキント

原作は1985年に刊行、45カ国語に翻訳され1500万部以上の売り上げを記録した。
「このミス」の過去を振り返ると、この 『香水』 やマキャモンの 『少年時代』 、最近ではプリーストの 『奇術師』 などが世界幻想文学大賞に輝いた作品として知られている。現在月間文庫ランキング5位。

フランスの小説『マーチ博士と四人の息子』や『悪童日記』と殺人の描き方が似ているようです。不条理殺人、感情なき殺人、と、殺人があっけないほどこざっぱりと描写され、びっくりするぐらい都合のよいストーリー展開が似ているようで、執筆年度が前後するので、仏では一時的に流行っていた?


トム・ティクヴァ監督
この監督さんの映画は、見逃せないと思います。「ラン・ローラ・ラン」もよかったし、「ヘブン」は未見ですが評判良いですよね~。  

ベン・ウィショー
主役のベン・ウィショーって、これまでどんな役をやってきたのだろうかと、調べたら、え~!「レイヤー・ケーキ」のシドニーだったの? あの役は、とても頭の悪そうな いかにも周りから軽く扱われそうな 影の薄い男の役だった、、
でも、最後はあのとおり、ダニエル・クレイグ演じる主人公に一矢報いる結末だった。あの微妙ぉ~な存在感。 「パヒューム」ではものすごく痩せてましたね。 最後の方で当時の上流の服を着るけど、それでも、彼からは優雅さや気品は露ほども感じられない。。あの貧相さは、たいしたものだと思いました。ちょっと肉付きがよければ、渡邊厚郎さんみたいい、貧相になるとナイナイの岡村みたい、、。

ダスティン・ホフマン、アラン・リックマンと、贅沢な配役ですね~。


コレは 異常な殺人者が主人公なので、常人の感覚では、はかりしれないものがありますよね。 通常感覚がぶっ飛びました。主人公の連続殺人犯。その内面をつぶさに見せてくれる。その描き方は、たとえば「羊達の沈黙」のような、モンスター的猟奇的殺人犯の描き方とは違いますよね。

観ながら、自分におどろいてました。 わたし自身も親なのに、娘を殺された父 アラン・リックマンが恨みつらみを、彼にぶつけるのに、共感できないのです。映画の始まり、主人公の生れ落ちた瞬間から見てきているので、娘を殺された父の悲痛な心情が、心に響いてこない。。アラン・リックマンの言葉をまったく理解できないでいる彼の表情。「一体 何のことを 言っているのだろう」と。

彼には、彼の中の感覚、言葉、香りへの執着心しかない。
アラン・リックマンが象徴する、貴族という当時の特権階級、生活にゆとりのある者だけしか、"愛する"ことは 許されてない時代だっただろうな、と。貧困と無教養、野卑な人生の中では、まともな人間らしい感覚などは贅沢なのだ。その下層社会でも、下の下(ゲのゲ)、生き延びたのが奇跡的だった主人公。憐れでならないのでした。



最初の殺人の回想で。
おそらく、彼には初恋だった 良い香りの彼女。
町ではじめて惹かれた彼女の匂い。
彼には、自分に目覚めたその感覚がなんだったのかわからなかったんですよね。

「香りを 永遠に とどめる 方法を知りたい」

彼の妄執。香りへの固執。
通常、恋人と触れ合って確かめ合う相手の香り、愛し愛されていることの確認の行為。

《瓶に集める》

彼には、それしかなかった。 



この作品が 何故アカデミー賞にノミネートさえされないのか、、という疑問の声もあるようですが、 それはちと無理でしょう~。
花畑や、山や、自然といった、美しい映像もたくさんあるし、香りを映像と音と演技で現すという画期的映画デシタ。
だけど、やっぱりグロイ映像も多々あり。
ラストは ありえな~いという二重構造ののオチでね。


中世の時代、なにが耐えられないと言って、現代人にはあの悪臭は耐えられないでしょう。冒頭の主人公の生れ落ちる映像の連続には吐き気を催しそう。。

コレラにペストに天然痘に、、伝染病が蔓延するのも当然ですね。
ヨーロッパの半分の人口が死んだ年もあり、病気の伝染経路など研究されたことでしょう。
あの、町の城門が厳しく、証明書が無いと入れないのは、犯罪者の流入だけでなく、伝染病の保菌者などにも厳しいチェックが必要だったんでしょう。

衛生が大事って、いつごろから生まれた認識なんですかね~。画像に出てる者すべて ゴシゴシ洗いたくなりました!中世が舞台のはなしは、常にこの、風呂に入らない人々の暮らしぶりが 気になって仕方ありません~。




ちょっと変わった話が読みたくなったら、この原作はオススメじゃないでしょうか。 こういう本ばっかりとなると 頭が変になりそうですが。そして変な人だと思われますね。たまに読むぶんには、刺激があっていいかもですね。本は意外と淡白な読後感のようで。文章も読みやすそうです。







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最終更新日  2007年03月11日 00時14分49秒


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