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2009年06月20日
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テーマ: お勧めの本(7418)
カテゴリ: カテゴリ未分類


「刀城言耶」シリーズ 第4弾

このミステリーがすごい 2009年版 国内編 第8位 


【内容】
忌み山で人目を避けるように暮らしていた一家が忽然と消えた。「しろじぞうさま、のーぼる」一人目の犠牲者が出た。「くろじぞうさま、さーぐる」二人目の犠牲者―。村に残る「六地蔵様」の見立て殺人なのか、ならばどうして…「あかじぞうさま、こーもる」そして…。六地蔵様にまつわる奇妙な童唄、消失と惨劇の忌み山。そこで刀城言耶が「見た」ものとは…。『首無の如き祟るもの』に続く渾身の書き下ろし長編。


【このミステリーが凄い】より紹介文

ホラーと民俗学的なテイストを加えた本格ミステリー


本格ミステリーの器にホラー小説的な要素を盛り込み、さらに民俗学的なテイストを加えた作品を書き続けているのが、三津田信三です。平成に甦った横溝正史の世界ともいえようが、おどろどろしさと終盤における謎解きはご本家以上といっても過言ではない。
 2008年度「このミス」5位にランクインした『首無の如き祟るもの』に続き、今年は8位と、二年続けてのベストテン入りは立派。本格ミステリーのジャンルにおいて、常連という地盤を固めつつあるのではないか。
 奥多摩を流れる媛首川の源流域の神戸地区。その他の林業を司る郷木家には、三山の里宮から奥宮までを単独で礼拝する「成人参り」という二十歳を迎えた男子の通過儀礼があった。郷木家の四男の靖美(のぶよし)は東京から故郷に戻り「成人参り」に挑む。だが道中、靖美に数々の怪異が襲い掛かる。道に迷った靖美は忌み山として恐れられている平山に足を踏み入れ、山中に住む一家に宿をかりることになった。彼ら五人は郷木家と因縁のある錬炭家に連なる家族だった。ところが翌朝、家の入口のすべてが内側から戸締りがされていたにもかかわらず、一家全員が消えていたのだった。
 郷木靖美が体験した顛末を記した手記に興を惹かれた怪異蒐集家にして作家の刀城言耶は、さっそく現地に赴く。だが待っていたのは、六地蔵を歌った童歌とおりの連続殺人事件だった。

また前作と違い、刀城言耶の登場シーンが多いのもファンにとって嬉しいところだろう。例によって未解決の謎が箇条書きで列挙される。そしてその数々の謎が、ある手がかりをきっかけに、怒涛のように次々と解明されていくのである。さらに最終版にもサプライズが用意されているなど、実に欲張りな謎解きが楽しめる。



【感想】

村の見取り絵図と、旧家の人物関係図がないのが残念。
『厭魅』が文庫化の際、それらが付いたことを思うに、文庫待ちか。

是非とも、絵図と関係図を添付願います!

「忌み山」へ「成人参り」した、郷木靖美。この人の恐怖ぶりが、冒頭怖かったです。
まさにホラー! 「それに会ってしまったら、これをあげなさい。」祖母が渡してくれた木の実。それって、何?!そして、山で出会ってしまったのは。この靖美さん、生い立ちもいろいろ考えるに、お気の毒です。屈強な兄たち、物静かな自分。

冒頭でホラー、締めに理性的な事件の解明。
消えた一家の行方及び正体、連続殺人の犯人の動機や方法論。
刀城探偵の独断場は、芝居がかった所はなく、探偵はひとり。シンプルです。 

刀城の父親が、いずれシリーズに出てきたりするんですかね。
そんなこともこの先たのしみです。
『厭魅』よりも、民俗的蘊蓄が薄まったようです。盛り込まれてはしても自然なので苦にならないです。読みやすく、でも、読み応えは充分でした。
地元に伝わる地蔵のわらべ歌に見立てた連続殺人事件は、横溝の『悪魔の手毬歌』などを彷彿。
全部で6人の筈が、途中で一気に3人を片付けちゃうという荒業も気になりませんでした。






第一弾  『厭魅の如き憑くもの』
第二弾  『凶鳥(まがとり)の如き忌むもの』
第三弾  『首無(くびなし)の如き祟るもの 』
第四弾  『山魔(やまんま)の如き嗤うもの』
短編集  『密室(ひめむろ)の如き籠るもの』
第五弾 『水魑(みずち)の如き沈むもの 』

シリーズ以外
『忌館』
『凶宅』





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最終更新日  2010年03月01日 20時21分46秒


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