そゆぶろ

そゆぶろ

2024.08.11
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手帳を購入したついでに、かねてより興味のあったLAMY2000も購入してみました。
よくレビューの対象になっている4色タイプ(L401)ではなく、単色のボールペンです。






 外観

ダークグレーの胴軸とその他のパーツがシックなモノトーンを構成していて、ほとんどの面がヘアライン仕上げ。光を受けることでその仕上げが浮かび上がります。

葉巻型のリラックスしたシルエットにくらべて、表面の仕上げはシャープな印象です。ツルツルしすぎない表面処理なので夏場でもほどほどに手に馴染むところが良い感じです。
(逆に乾燥肌の方にとってはグリップ不足を感じるかも?)






胴軸をひねるとネジ止めされた軸が分割され、芯(リフィル)を交換できます。一見するとその分割点は分かりにくいのですが、上の画像中央にうっすらと見えるのが分かるでしょうか。へライン仕上げはこれを目立たなくする効果もありそうです。

純正の替芯はM16という型番で、標準のMと、一段細いF(別売)から選べます。愛用確定というくらい既に気に入っているので、追ってFを買い足しました。







胴軸の内側は、芯が真っすぐ口金に向かうような口径になっていますね。
4色ボールペンのL401は同じようなサイズの胴軸に4本の芯(おそらくD規格品)が並んで収められているので、内部構造はちょっと違うと思われます。あちらは色選択の方式に振子式を採用していますね。それはそれで興味深いギミックです。





私は普段色分けして書くことがないので、内部構造がシンプルで、インク量も多そうなL201を選びました(こちらの方がちょっと安価というのもあります)。


多芯式のペンと違って、軸中心に真っすぐ芯が通るシンプルなノック式なので、信頼性の高さに期待しています。



ペンクリップはソリッドな仕上げで、ペン中央に向かって細くなっていきます。胴軸は逆に太くなっていくので、なんだか対比的な演出に見えてきます。
このエッジを丸めない仕上げはケガをすることはないと思いますが、見方によっては前時代的と言えるでしょうか。LAMYロゴのほか、裏面にはGERMANYの刻印も隠れています。


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使用感

素材の大部分が樹脂製なので、価格の割に(?)意外と軽い本体。書き出しの掠れは他のボールペンと大差ない印象ですが、インクの粘度が軟らかすぎず、ペン先の滑りが控えめで書きやすい印象です。インクがダマになりにくいようにも感じますね。




ノックの感触は少し重めで、本体の軽さと比べると意外の感。普段手にする国内メーカー品(安物)と比べると2割増し程度には重く感じました。これだけで敬遠する理由にはなりませんが、ノックするたびに「他より重いなぁ」とは感じています。



ノックをする時のガシュガシュとした感触や重さ、ペンクリップのソリッドな仕上げなど、何十年もLAMYを代表するペンの一つとして作られ続けているからこそ安易に変えられない事情もあるのかもしれませんね。例えばペンクリップの角を丸くしてしまったら、安全配慮としては歓迎されるでしょうけれど、それはそれでデザイン上の個性が弱くなってしまいそうです。



手帳運用の再開をきっかけにボールペンにも凝りだしてしまい、気づけば何本もストックしてしまうようになりました。どのモデルも長所があり、このLAMY2000も日替わりで使っていくことになりそうです。もしかしたらスタメン扱いになるかもしれない、なんて思ってもいます。そのくらい魅力のあるモデルなので、私がよくペンのレビューで言うフレーズを今回も使いますが、プレゼントにも良い一本だと思います。







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Last updated  2024.08.11 18:02:03
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