理髪店の清潔で爽やかな雰囲気の中で昔から続けられている
男性の身だしなみを整える儀式を想起させる
レプリカ オードトワレ『アット ザ バーバー』。
革砥で剃刀を研ぐ乾いた音とシェービングブラシの泡のイメージの記憶を呼び起こす豊かな香りが、
トンカビーン、ブラックペッパー、バジルアコード、ラベンダーで再現されています。
【調香師】
Louise Turner/ルイーズ ターナー
【香調】
トップ:バジル、ビターオレンジ、ブラックペッパー
ミドル:ラベンダー、ローズマリー、ゼラニウム
ラスト:ホワイトムスク、モス、レザー、トンカビーン
■感想:私の好み度<70>
ラベンダー×モス。理髪店!な香り。
ペッパーが強めに鼻を刺激、バジル、ラベンダー、ローズマリーのハーブが弾けます。
シャープさが落ち着くとビターオレンジの甘さとゼラニウムのフローラル。
ここは「女性も使えそう?」と感じる部分。
でもさらに30分ほど経過するとフゼアらしいモスと軽い革の香り。
トンカビーンの甘さはライト。
やはりこの香り、ここは理髪店。
幼少期に通っていた親戚の美容院は、
入ると左右に仕切られ理容室・美容室の間取り。
それぞれアールデコ・アールヌーボーと華やかな装飾。
美容室はマダムたちの香水の香りに満ちていて
理容室はトニック、昭和の時代らしくタバコの匂いもまざる
そんな大人の社交場は子供ながらに
「ここは違うなー(遊ぶとこじゃない)」と遠慮しながらも
よく分からない憧れも感じる空間でした。
……そんなことを思い出した香り。
■拡散性・持続性
拡散性は普通からやや強め、持続性は普通からやや長め。
■液の色・ボトル
ほぼクリア
約φ11×h60mm[2ml] フランス製
■季節
通年。
■年齢
30代以降、男性向き。オフィス可能。
今は理容室・男性整髪料もフローラル・フルーティな香りが多いため
20代には男性らしさよりおじさんっぽく感じるかも。
でも、昭和当時のガツンとくるパンチはなく
そのあたりは現代的にアレンジされています。
■似てるかも?
ゲラン『ジッキー(1889)』の遠い親戚、暖簾分けした分家のような距離感。
『アットザバーバーズ』の方が圧倒的にライト、カジュアルですが、
ラベンダー・ローズマリー・トンカビーン・レザーの割合は近い感覚。
『ジッキー』はシトラスがリッチでジャスミンで女性的。
■リピート
好きだけど、なし。
D&G【Light Blue Summer Vibes/2023】 2024.06.06
YSL【Libre Le Parfum/2022】 2024.06.03
YSL【LIBRE EDT/2021】 2024.06.02
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