【コンセプト】
優美さ、人間味、知性、そして芸術への愛の賞賛。
トルコ伝統の影絵人形劇『カラギョズ』の登場人物
『ハジワット』からインスピレーションを得た作品。
永遠に輝くようなシプレーのユニークな香りは
ウッディノートにパイナップルとベルガモットがアクセント。
多くの人が虜となったこの香りで愛されることを楽しんで。
【調香師】Jorge Lee/ジョージ(ホルへ) リー
【香調】シトラス・シプレ・ウッディ
トップ:ベルガモット、パイナップル、グレープフルーツ
ミドル:ジャスミン、パチョリ、シダーウッド
ラスト:シダーウッド、オークモス、ドライティンバーウッド
■感想:私の好み度<80>
<シプレー×うっすらパイナップル>
まず『カラギョズ』はトルコ伝統の影絵人形劇そのものを、そして演目の主人公の名前でも。
物語は庶民『カラギョズ』と知識人『ハジワット』のやりとり。
トップはシダーウッド(ヒノキ、マツ、スギ)のスパイシーでウッディ、
それにグリーン系のシャープでキラっとした
メンズ的なシトラス(ベルガモット、グレープフルーツ)が広がり
スプレーから1分はメンズ系か…と決めかかるところ
数分するとパイナップルが香り出し、女性も使いやすいフルーティーさ。
それはパインケーキなどの焼き菓子の温もりを含む甘さではなく、
缶詰やジャムなどシロップ系パインを感じる甘い香り。
多くの香水のトップは消えがちですが、
『ハジワット』は持続し、それに香りが積み重なる感じ。
そんな流れで爽やかな表現のジャスミンのフローラルさをすこーし感じるせいか
完全にメンズフレグランスに傾かない香調。
全体的に落ち着き始めると
オークモスのしっとりとした土っぽいグリーンとシダーウッドのウッディ、
パチョリのオリエンタルさは重すぎず、
ラストにありがちの香りが枯渇したようなドライさはなく
透明感と湿度を保ち続け静かに香る点は秀逸。
シャドウプレイコレクションは『HACIVAT、ZENNE、KARAGOZ』の三作品。
そのうちの『ハジワット』『カラギョズ』はサンプルで使用し好きな香り。
『ゼン』も好きなフルーティーフローラルでこのコレクションは全てヒットかもしれない。
■拡散性・持続性
拡散性はやや強めから強め、持続性は長め。
ニシャネ作品の多くは拡散・持続ともにしっかりしたものが多いです。
■液の色・ボトル
ほぼ透明。
φ10×h55mm[1.2ml]トルコ製
■季節
通年。夏は軽めに。
邪道ですが、手首にスプレーしポンポンと手首同士を軽く叩きなじませ
30分後に軽く流水を当てティッシュでポンポンと水分をとれば
夏でもほどよい香りになると思います。
パイナップルの浮かれすぎないトロピカル感は自己満足レベルのささやかさですが
夏っぽいので初夏あたりは良かったです。
■年齢
20代後半以降。ユニセックスの作品ですがメンズ向き。
30代前半までならオフィスでも、30代以降はカジュアル。
女性の場合は20代後半以降ならオフィスでも。
ただメンズっぽさがあるので外出時に使用する場合は
いつも以上に客観的に相性、キャラクター/雰囲気を考慮した方が安心。
ちなみに家人には『仁丹の匂いに近い』とのこと。うぅーん?
■リピート
もう少し試してみたいので15mlを検討。
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