【コンセプト】
香水の歴史の中で最も人気のある香水へのオマージュとして
現代的な解釈と心地よいノートをブレンド。
一滴垂らすと、この世の幸福感に包まれ
出会う人にその美しい気持ちを分け合うことができるはずです。
13世紀の詩人ジャラール ウッディーン ルミの言葉。
「私は口を閉じ、百通りの静かな方法であなたに話しかけた」
【調香師】Jorge Lee/ジョージ(ホルへ) リー
【香調】フローラル・グルマン・ムスク
トップ:チュベローズ、マンダリン、ピーチ
ミドル:ホワイトジャスミン、ガーデニア、アイリス
ラスト:バニラ、サンダルウッド、ベチバー
■感想:私の好み度<85-90>
<ウッディなマンダリンピーチ×パウダリーバニラの少しひんやりグルマン>
トップから女性的で幻想的な甘さ。
チュベローズとジャスミンそれぞれのツンとした部分が輝きのように弾けます。
すぐにマンダリンとピーチのバランスが半々で、
それにバニラがアイリスのパウダリーさでフワッと。
さらにサンダルウッドのウッディがあることで女性の甘さ一辺倒になりません。
これが5分程度での変化、ふんわりとなめらかな流れで心地良い。
そして徐々にほんのりとだけど冷たさを感じる不思議な展開。
質感はベルベット、クリーム色のおちついた華やかな世界。
物語に聞き入り静まり返っているような静寂さと僅かな温度。
五感からイメージさせるような作品。
ジャラール ウッディーン ルミ/ルーミーはタジキスタン周辺で生まれた
世界でも有名な詩人で、中央アジア、南アジアでは絶大。
詩も疎く、ペルシア文学、宗教観なども無知なため
コンセプトの真意はつかめないままですが
上辺だけでも香水から感じ取れたと思います。
感想を書くにあたって少々調べてみると
あれあれ?行ったことがある気がしてきた…
メヴラーナ博物館のことかー!
当時の絵日記を引っ張り出したら『ルーミ』とも書いていた。
というわけで、今回の写真はその一ページ。
■拡散性・持続性
拡散性はやや強めから強め。持続性はやや強め。
■液の色・ボトル
明るめのイエロー
φ10×h55mm[1.2ml]トルコ製
■季節
ベストは春!秋冬。
ピーチが一般的な表現に比べすっきりとしていますが、
総合的には甘いため日本の夏には不向き。
■年齢
女性向き。年齢は20代後半以降。
グルマンの甘さはあるけれど、下記の作品に比べるとウッディさがありオフィスでも。
■これが好きなら…これも好き?
下記のピーチ・オレンジ系のフルーティ×グルマンが好きな人(私も!)なら
『ハンドレッドサイレントウェイズ』は受け入れやすい香り。
・アルマーニ『コード(2006)』
・キリアン『 グッドガールゴーンバッド(2012) 』
・フランシスクルジャン『バカラルージュ540(2015)』
・ニナリッチ『 レクスタス(2015) 』
これらのなかでは一番、シック、ウッディ、クールさのある甘さでエキゾチック。
■リピート
この系統はとても好きで15ml購入決定。
D&G【Light Blue Summer Vibes/2023】 2024.06.06
YSL【Libre Le Parfum/2022】 2024.06.03
YSL【LIBRE EDT/2021】 2024.06.02
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