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【2021年6月発売『ディスカバリーセット(8種×各4ml)』より】■コンセプトアステカ帝国の財宝のひとつ、バニラ。 その純粋にして高貴、そして甘美なバニラの芳香はひとを魅了しとりこにし永遠に自分だけのものにしたいという欲望をかきたてる。 その宝物のようなバニラの魅力を、白檀の箱にそっと詰めて。 ■香調:豊かに甘く、かつウッディな香り メキシコ産ブラックバニラのエッセンス、白檀(サンダルウッド)、甘草、ココナッツミルク バニラの魅力をこの世で初めて発見したアステカ帝国。その華麗なる繁栄と終焉に想いを馳せた、芳醇で神秘的なバニラの魅了。純粋にして高貴。豊かに甘く、かつウッディな香り。不純物を含まないメキシコ産のブラックバニラ。1519年アステカ帝国に上陸したスペインのコルテスは、泡状になった飲み物と出合いその魅力の虜になってしまいました。この飲み物はバニラとココアと香辛料をブレンドしたものでした。アステカ族の皇帝モンテスマ2世はこの飲み物を黄金の杯に注いでいたという記述はこの国が黄金に恵まれた地であることを指しています。セルジュ・ルタンスの「アンボワバニール」は“財宝のように尊いバニラ”という解釈から創り上げられています。ただ甘いだけではなく、白檀(サンダルウッド)を用いることで上質でミステリアスなイメージに。ウッディノートはルタンスの得意とするところ。白檀は高貴なものとして扱われています。■感想:私の好み度<80>ココナッツ×バニラ×白檀のコットンキャンディトップから甘さ全開。「甘くて美味しそうなココナッツ&バニラでお願い!大人っぽくね」とリクエストし完成したのが『アンボワバニール』といった感じ。全体を通しては『甘さから甘さへ、そしてまた甘さに。』とほぼほぼ甘い作品だけれど豊かさが幅広いのはセルジュルタンスらしい。トップの甘さはアルコールが広がることもありバニラアイスのような透明感にライトなウッディ。体温が上昇すると焼菓子のような、そうでないと冷えたプリンやカスタードクリームのような甘さ。そこにココナッツミルクのシロップをかけトロピカルな甘さへ。公式の説明にある『ただ甘いだけではなく、白檀(サンダルウッド)を用いることで上質でミステリアスなイメージに』その通りでお菓子の甘さにふわっと香る白檀が『アンボワバニール』の要。バニラの作品はたくさんありますが、この白檀加減で心を奪われる人は多いはず。ラストまで甘さはあるけれどふわっと空気を含む香り方は綿飴のよう。■液の色淡いオレンジイエロー■拡散性・持続性拡散性はやや強め、持続性は長め。■季節10月から5月。■年齢20代後半より。女性向き。カジュアル。10-20代でバニラの香りを使ってきてもう少しオトナなバニラを選びたい方におすすめ。これからグルマン系に踏み込みたいという方でウッディノートが好きであればちらちらと愛嬌を振り撒くようなウッディにフォローされつつココナッツ&バニラの世界へデビューできるかもしれません。■リピートは?50mlを購入するかも。
2022.07.26
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【2021年6月発売『ディスカバリーセット(8種×各4ml)』より】■コンセプトその香りは浮遊するベール。父は木で、母は炎。星屑のように優美で純粋。 けれどもやがて塵にまみれ、霞んでいく人生の軌跡。それは記憶。 儚く繊細だが、しかし完全なもの。 ■香調:極めて優美なオリエンタルの香り]インセンス、ムスク、カストリウム■感想:私の好み度<75-80>スモーキームスク&アンバーウッディトップはスモーキーを含む杉の丸みのある爽やかさ。鉛筆を削っているときの木、インセンスセダーに石墨/炭のスーっとするような香りを思わせます。数分するとシェービングクリームのような香りにメンズよりかな?という雰囲気に寄りますがさらに待つとハイファンタジー映画(スノーホワイト、ハリーポッター、指輪物語など)に共通する、無彩色×寒色の世界が広がるような、静寂、霧、冷気、といったイメージ。陰湿さはなく、自分のための時間が流れているような。ミドルは少しカーネーションのようなスパイシーなフローラルがひっそり。パウダリーがとても秀逸で、甘すぎない、濃すぎない、性別を感じない。50歳目前の私が着物で結婚式に参列するなら、この香りを選びたいかも。■液の色無色透明。■拡散性・持続性拡散性はやや強め。持続性は淡くしっかり長め。■季節10月から11月がベスト。通年。■年齢30代以降。ユニセックス。オフィスでも可能な清潔感、時代に左右されない流行りではないけど常に今の香り。■リピートは?50ml検討。突き抜けて大好きではないし、毎日使いたい、一生使いたいという情熱はないけれど就寝時につけるとベッドにどんどん埋もれていき(でも恐怖感はない)意識がなくなるような危うさが快感になる香り。意外と瞑想にも良さそう。
2022.07.18
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【2021年6月発売『ディスカバリーセット(8種×各4ml)』より】■コンセプト木の香りの中にある女性的な面を見出したことにより、この香りは革命を起こしそして伝説となった。 他の何にも変えがたい唯一の個性。セルジュ・ルタンスが発見し、紡ぎだした香りの神話。■香調:ウッディかつ女性的な香り アトラスシダー、蜂蜜、フルーツ トップ:シダー、プラム、シナモン、ピーチミドル:クローブ、ジンジャー、イランイラン、バイオレット、ローズ、オレンジフラワーラスト:サンダルウッド、ベンゾイン、ムスク、バニラ■感想:私の好み度<65-70>クラフトコーラ×カレー系スパイス×ドライフルーツ×イランイランスプレー直後の杉の香りでシンプルにウッディか…と方向を定めるのは間違いで十数秒後には少しピリっとジンジャー、そしてクローブ、シナモンが香りだし、コカコーラやペプシのような馴染みの味とは違うクラフトコーラのよう。プラム、ピーチの甘い果実が広がり始めるとコーラから薬草酒・リキュールのようになり、ドライフルーツのプラム、ピーチ、マンゴーなどを食べているときの果実の砂糖のような甘み。ジャム、ピューレなどより濃縮し乾きのある甘さ。このあたりになると、ウッディの存在は常にあるものの主役はスパイスとドライフルーツとの組み合わせで、こだわりのあるカレーっぽくも感じる。その匂いに慣れてくるとイランイランが精油で感じるそれらしい香りを見つけローズは分からなくもないが、フローラルのバランスはイランイラン7、ローズ2、その他1。ベンゾインやバニラはくっきりわかりやすい表現でなく他の香りとブレンド。濃厚だけどぺったり、べったり、ぺたぺた、こってりとならないのは、ウッディがいい塩梅でラストまで香り続けているからだと思います。嫌いまではいかないけれど苦手ではある香り。■液の色グレイッシュピンク■拡散性・持続性拡散性はやや強め、持続性は長め。■季節季節は秋冬。10月から2月あたりまで。スパイス系でドライフルーツの組み合わせはクリスマスシーズンも良さそうですが『フェミニテデュボワ』はイランイランが強いこと、何やら秘めた情熱に妖艶さがあり神聖な時期にはちょっと違うかも?■年齢個性は強く、アダルトな香り。40代以降が似合いそう。女性向き、夜向き。友人との時間よりもデート向き。「余裕があって大人っぽい」と言われるタイプの人へ。■リピートは?私にはスパイス、イランイランが強すぎる点が苦手というのもあるけどそもそもキャラクター的に似合わず4mlでさえ使うタイミングが難しかったため購入予定なし。でもドラマティックで楽しめた作品。
2022.07.17
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【2021年6月発売『ディスカバリーセット(8種×各4ml)』より】■コンセプト太陽に照らされ、そよ風に吹かれ、オレンジの花が咲き誇る。 その風景、その豊かさが そのままひとつの香りとして結実した一瓶。 あたたかみ、まぶしさ、新鮮な生命感、風の動き… すべてがつけるひとの周りで豊潤に立ち上る。 ■香調:空気を自然な花で満たすような香り オレンジの花、ホワイトジャスミン、チュベローズ、ホワイトローズ、ムスク。幸せな香り。花のエキスでは自然に咲くオレンジの花のように、その豊かで上品なみずみずしさを空気中に伝えることはできません。しかし敢えてセルジュ・ルタンスは挑戦を試みました。芳醇でいてなお鮮度の高いフレッシュなオレンジのアロマを用い、パラドックスを含んだ香水を生み出そうと。芳醇な香りを秘めた白く厚い花びらはホワイトジャスミンとインド産チュベローズと出合い、よりその太陽のような暖かさが引き立てられ、光沢も加えられました。ぴりっと熱いグリーンノートに引き立てられたホワイトローズの青々しさが、オレンジの花の軽やかな鮮度を再現しています。上品なムスク、官能的なあたたかさを持つクミン、異国情緒を感じさせるナツメグ、これらの要素が混ざり合って優美で繊細なニュアンスが生まれたのです。■感想:私の好み度<75-80>オレンジ×ネロリ×ジャスミン&ローズセルジュルタンスの暗さ重みを感じる作品のコンセプトは私には難解ですが明るさのある『フルールドランジェ』はシンプル!トップはフレッシュでキラキラとしながらオレンジメインのシトラスノートにネロリのほろ苦さも感じ、シャープで清涼感のあるジャスミン。ほんのりローズの甘みが加わると咲き始めのさわやかな金木犀の香りを思わせます。ここまではよくありそうな流れですが、スプレーから数分後にはクミンでアクセントがついているように感じ、ほうじ茶のような香ばしさも少々。主張は控えめですがウッディノートも開き始めると、前半で感じた普通っぽさからひねりある作品へと表情を変えているように思います。ジャスミン30、オレンジ系シトラス(オレンジブロッサム、ネロリ)20、ローズ20、クミン15、ウッディ10、ムスク5。■液の色オレンジイエロー■拡散性・持続性普通からやや長め。フローラルが強いもののシトラス系としてはロングラスティング。■季節春夏。一番似合うのは5月から梅雨明け前まで。5月にバラ園へ出かける日につけたところ家人から「バラの香りをつけたらバラの匂いが分からないんじゃない?」と言われたことより人によっては『フルールドランジェ』はローズの香りと感じるようです。■年齢20代後半以降。女性向き。若い層であればオフィスでも、40代以降であれば普段使いかカジュアルシーン。■リピートは?ふわぁっと元気がでてくるような香り(勢いよくトップギアへ入る感じではない) 好きな香りだけどあと20-30年生きるのなら、5-10ml程度でいいかな。
2022.07.16
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【2021年6月発売『ディスカバリーセット(8種×各4ml)』より】■コンセプトセルジュ・ルタンスは暑いマラケシュの街中から自宅に戻り庭で休んでいた。いつの間にか空気が透明になり、虫たちの話し声が聞こえ出し、空には星の姿が映り始め、夜の帳が下りる。“なんという素敵な時間なのだろう”“この空気や気配、すべてのものをラッピングしてプレゼントして差し上げたい”美しい夜行性の虫たちがリクエストする。「もしもしお嬢さん。このあたりの空気をぜんぶ包んでいただけますか?」「贈り物ですか?」「ええ、あなたへの」。高貴なキンモクセイとマンダリンの香りが伴う、透明な空気を通して香るほのかなフルーティー・フレッシュノート。神秘と繊細さで彩られる夜行性生活の秘密への賛辞。■香調:透明なホワイトフローラルの香り中国のキンモクセイ、マンダリン、ホワイトフラワー ■感想:私の好み度<70-85>洋梨っぽいキューカンバー×ホワイトフローラル全体的にやわらか、まろやか、まるみのある、おだやか、といった雰囲気のそれぞれの要素の青味と若干の臭み(生っぽさ)を引き出されたような香り。トップのキューカンバーは瓜系の青味があるけど野菜っぽいフルーティーさ(野菜というには果物感が強い)まとまるとさっぱりとした洋梨、それにホワイトフローラル。同時に4-5月には感じにくかったけれど、梅雨時期6-7月ではカマンベールチーズの白カビっぽい匂いもあり、これはハニー、アーモンドと花のめしべかおしべの苦味が混ざったもの?よって、時期によってはトップはやや個性的、クセのある香りかも。瓜系が苦手な私ですが、このトップの瓜の表現については許容範囲です。十数分後にはウッディとムスクが感じられ、この作品ではトラディショナルな時。ここでも表現はやわらかまろやか…といったものなのでウッディ、ムスクが苦手な人でも受け入れやすい濃さと思われます。その表現で終わるのかと思っていたらオスマンサス、ジャスミン、リリーの青白さを引き出したような感じ。オスマンサスを日本で一般的なオレンジ色の金木犀の香りと比較した場合、あの黄桃のような甘さではなく、熟れていない白桃の皮をむいた青い水っぽい透明な甘さ、烏龍茶の桃フレーバーみたいな…。それに混ざるフルーティーノート、マンダリンも同じく完熟ではなく、青いバナナのようなイメージ。骨太なゴージャスではなく、青白さのあるフローラルフルーティー。ちなみに、ムエットでは生花のフルーティーなローズのようでしたが、肌ではかなり印象が変わるタイプでした。ネーミング、コンセプトの『夜』ですが、色っぽい夜ではなく、月が星が夜空がきれいだな、夜風がここちいいななと自然を感じてゆったりしたりほっとするようなシーンを思います。でも日中も合わせやすい香り。■液の色淡いベージュオレンジ系■拡散性・持続性拡散性は普通からやや強め、持続性は普通。■季節通年。似合うのは春から初夏。梅雨明けの7月では香水として骨格はしっかりあるものの重さはないため使いやすいです。セルジュルタンスで同じような重さは『サンタルブラン』。季節ごとに表情の違いをしっかり感じたので、試香はいつもより回数を重ねた方がベター。私の場合、試香が梅雨時期なら買わないけれど(70)、春ならちょっと買ってみようかな(85)、と珍しい感覚。■年齢20代後半以降。オフィスなら30代前半あたり。カジュアルなら年齢問わず。女性向き。■リピートは?サンプルサイズで満足したのでレギュラーボトル購入予定はなし。
2022.07.15
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【2021年6月発売『ディスカバリーセット(8種×各4ml)』より】■コンセプトいにしえのベルリン。幻想の都市。 ディナージャケットを着てたたずむ少女の姿。 彼女は棘を持つ花。干渉しない方がいい。雪の上、銀色の薔薇が放つ慰めと情熱の香り。 ■香調:壮麗でスパイシーな薔薇の香りローズエッセンス、ペッパー それは壮麗な花。血と夜と雪と恐怖と栄光からつくられた香り。それは衝撃的なローズ。その激しさが美なのです。金属製の薔薇が雪の上に横たわる色と熱情を持つ香り自己主張する香りなのになぜか落ち着く香り。誰かのためにフレグランスを選ぶ時相手のイメージを膨らませ香りが似合うかどうか、好みかどうかその人を思う時間の幸せなこと。真っ赤な「ラフィーユドゥベルラン」を贈られたならきっと忘れられない瞬間になるでしょうトップ:ローズ、ゼラニウムミドル:パルマローザラスト:ハニー、モス、パチュリ■感想:私の好み度<70-80>メタリック×スパイシーローズスプレーするとパウダリーでキリっとしたグリーン系ローズ。トップ特有のシャープさがおちつくと微かにだけどシナモンのようなスパイス感。すると『ラヴィエルジュドゥフェール/鉄の百合』と似た鉄の匂いを感じます。『鉄の百合』では生ぬるい血の匂いに近いですが、こちらは冷たい鉄、鋳物の冷たさといった違いを感じます。さらに、水で薄めた蜂蜜ウォーターのようなコクのある甘さにパチュリ。湿度や体温が高い時のラストはハニーの臭みがでやすいですがローズは最後まで香り続けます。怖さはないけれど静かな冬の街に一人佇んでいるような気持ち。ちなみに『鉄/メタリックなローズ』の作品でパルファンロジーヌパリ『ローズパーエッセンス/2020』『ローズエッセンス』はローズエッセンスの特徴をいかして創作された。それは比類ないメタリックさと、グリーンなフレッシュさ。調香師のセルジュ・オリヴィエラはそれらを理想的に生かして若々しさのある香りに仕上げた。とあるように、スプレーするとツンとしたグリーンに鈍く生ぬるさを感じそれが穏やかになるとローズらしさを感じながらさらに生ぬるさが増す。これがコンセプトの『メタリックさ』にあたるようで錆びた鉄、血液を思わせる匂い。この部分が一度気になり始めるとローズより鉄を感じ楽しむことが難しい作品が『ローズパーエッセンス』。というわけで『鉄/メタリックなローズ』三作品での好みは『鉄の百合(85)』、『ベルリンの少女(70-80)』、『ローズパーエッセンス(65)』■液の色ワインな赤■拡散性・持続性拡散性は普通、持続性は長め。■季節11月から2月。秋冬の甘さと重さのあるローズ。曇り、太陽が沈んでから。■年齢30代以降。女性向き。■リピートは?10~30ml程度なら。落ち着く甘さのローズだけど、明るい気分にはなれない。闇へと連れ込まれそうな印象がちょっと重いかも。
2022.07.14
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【2021年6月発売『ディスカバリーセット(8種×各4ml)』より】■コンセプト美の中には絶望がある。自らを犠牲に喜びを与える。堰を切ったようにあふれ出す高笑い。 過去の痛みを孕む狂喜こそが、 奇妙なことに神秘性を深めてゆく。 私は「喜びの申し子」だ!親しみと刺激が尾を引くかぐわしさ。 お忘れなきように。美しさの底にあるものを、暴いてはいけない。 ■香調:官能的でかぐわしい夜のジャスミンの香りジャスミン、イランイラン、ムスク 「フィスドゥジョワ」は「娼婦」を意味するフランス語「フィーユドゥジョワ」にかけた言い回しです。日暮れを待ちかねたように花開き激しく強い芳香を放つナイトジャスミンが主役の包み込むように濃密な香り。親しみやすいのに刺激的。いつまでも心に残ります。■感想:私の好み度<40-45>『イランイラン×ハニー×パウダリー×ジャスミン』『暗・濃・夜』トップはレッドローズ。咲き開いた蜜のような甘いローズと切り花の青味に近い香り。バラの香りが好きな私には「これは現品を買いたい!」と思うほど心躍る時。しかし、それはスプレー直後の1-2分であって青味が消え始めるとローズからジャスミンと変化。徐々にこの作品のキーノートにあたるイランイランの香りは蜂蜜のようでそれは蜜源がアカシア、クローバーなどライト/クリアな香りではなく、栗のような渋皮の苦味のある甘さ。さらに時間が経過しイランイランのなかにムスクが見え隠れするあたりでは祖母・母の『日常の身だしなみを整える鏡台の香り』ではなく日頃自分を可愛がってくれる近所のお姉さんの『子どもが知らない女を仕上げる鏡台の香り』とやけに官能的。それが強く香り続け、ミドル/ラスト以降はイランイラン&ハニー7、ムスク2、ジャスミン1。蜂蜜の匂いもいろいろありますが、それに『臭み』を感じやすいなら『フィスドゥジョワ』はおすすめしません。私も蜂蜜の種類によっては苦手なものがありラストではそれに近く苦手です。稀に調子がいい?相性がいいときは『茹でたトウモロコシを食べ終えた芯』のような香ばしさに感じ、少しはいいかな??■液の色ローズレッドしっかりとした着色、衣類の付着に注意。■拡散性・持続性拡散性はやや高め、持続性はしっかり長め。■季節秋冬。10月から2月あたりまで。日本で夏は不可。■年齢うーん…年齢は30代以降。女性向き。ナイトシーン。■リピートは?チューブ4mlをアトマイザーへ移し替え、噴射口をかぐと好み。一年かけてのんびり使ってみたけれど臭みを含む蜂蜜っぽさが好きになれずレギュラーボトルの購入はなし。『美の中に絶望がある』『美しさの底にあるものを、暴いてはいけない。』というコンセプトの解釈が違うかもしれないけど、ごもっとも!
2022.07.12
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■コンセプト豪奢に咲く、ダチュラの白い花。世界のあらゆる場所で、さまざまな儀式に使われてきた花。 自ら強いパワーを放ち、周りのエネルギーを吸い込んでさらに魅力を増す。ひとをひきつけ、また惑わすような、比類の無い香り。 ■香調:心を奪うような花と果実の香りダチュラ、ビターアーモンド、ヘリオトロープ、チュベローズ、ブラックバニラ■感想:私の好み度<70>『プラスチック×杏仁豆腐×スウィートフローラル』ダチュラとは、チョウセンアサガオ、エンゼルトランペットとも呼ばれ細長いラッパ型の花。見かけたことはある気がしますが香りは知りません。トップは、大衆的な香水の始まりに比べるとやや奇妙かもしれません。スプレー直後1-2分は無機質なプラスチックにフローラルのような印象。この時点で「この硬い表現は好みじゃない…」と思いそれが落ち着くと今度は生っぽいオシベとメシベの香り。ここでも「悪い意味で植物の生々しさが苦手だなぁ…」とこの香水を突き放しそうになるのですが5-10分後にチュベローズのクリーミーさとアーモンドとヘリオトロープで杏仁豆腐のような甘さがでてくるころにはすっかりこの香りの虜!これほど振り幅が大きいアンビバレントな香りはめずらしく面白いです。ヘリオトロープの桜餅のようなパウダリーさが足され、アプリコット、バニラ、トンカビーン、ミルラでラクトン系の甘いピーチのようになり、それらが混ざり合うと最終的に牛乳石鹸系の香りで体を洗った残り香のようになります。香りを色に例えるなら、トップは黒、ラストはクリームイエロー。ちなみに、『トップ』で感じた近い作品はコーダリー『パルファンディヴァン/2014』ジャックキャバリエ大きく共通するのはバニラがメインであること。<コーダリー>キレがありクラシカルな香水らしさがあり少し冷んやり。ムスク、バニラ、セダー、ローズ、ピンクペッパー、グレープフルーツ。<セルジュルタンス>グルマン要素が強く(バニラ、アーモンド、ココナッツ)温もりがある。また『ミドル』あたりで感じた作品はマークジェイコブス『マークジェイコブス/2001』のガーデニア、『メン/2002』のココナッツ、それぞれのメインを足したような香り。■拡散性・持続性拡散性はやや強め、持続性は長め。ミドル以降はボディーソープの残り香系、といっても香りはしっかりとしどちらかといえば香水酔いしやすい、いつもより周囲に配慮が必要。■季節秋から春/5月あたりまで。夏の間はチュベローズにアーモンド&バニラがさらに強く香りくどいかも。■年齢年齢は30代以降。40代からがベスト。20代では自身のもつ若さの匂い/個性が消されてしまいそうでもったいないかも?逆に加齢臭が気になり始めた年齢、私にはこの甘さがカバー、マスキングしてくれるようです。■リピートは?ミドル以降はかなり好きなのに、どうもトップに気分がのらないためレギュラーボトル購入はなし。もしトップが違っていたら廃番状態の『マークジェイコブス』の代わりにしたかも?
2022.07.11
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■コンセプト鉄の教義は処女を、処女は百合を求めた。光あれ!暗闇はもうけっこう。 望みを抱く者の魂は暗黒ではない。 鉄の処女にようやく追いついた。 我らの内なる恐怖の深淵まで荊に潜み咲く百合を探しに行こう。 ■香調:グリーン×ホワイトフローラルユリ、西洋ナシ、白檀(サンダルウッド)■感想:私の好み度<85>フルーティ×グリーンフローラル生々しいタイトルに対して、香りのイメージはファンタジー(闇系)スプレー直後はやわらかな百合。1分後には甘さが足されてくると洋梨を感じます。人工的な感じがあるもののしっかりと熟れた洋梨を思わせ、コンポート・砂糖のような甘さではありません。その洋梨から思い浮かべた3種類の香水。・アニックグタール『プチシェリー/1998』・パルファンロジーヌパリ『ミュゲ ド ロージヌ/2015』Nicolas Bonneville(ホワイトフローラル×ペア×シトラス)・パルファンロジーヌパリ『モナミ ラ ローズ/2019』Delphine Lebeau(ホワイトティー×ペア×ローズ)『プチシェリー』使用が5-10年前で記憶が曖昧ですが、このあたりの洋梨の甘さとフローラルの組み合わせが好きな方には『鉄の百合』も受け入れやすいはず。ただ、セルジュルタンスの作品を8-10種類使って感じたコンセプトにもある陰、冷たさが隠し味のように潜んでいることが多いこと。宗教的な世界観も含まれ、私は疎いため勘違いもありますが『鉄の百合』の場合は『鉄=血の匂い/メタリックさ』をひっそり感じとれます。その点がアニック、ロジーヌパリとの大きな違いでこれらが陽光のファンタジー、対してセルジュルタンスは闇のファンタジー。その闇のメタリックノートがベースとなり、百合、洋梨が中心にあり、ラストにむけて微風で運ばれるサンダルウッドの香り。■拡散性・持続性拡散性は普通からやや強め、持続性は普通。■季節季節は春、3月から6月。真夏以外であれば他のシーズンも。■年齢20代以降。女性向き。・20代オフィスでもデートでもあらゆるシーンに馴染む香り。・30代カジュアル、40代以降デイリー向き。・50代を目前としている私にはアニックよりも『鉄の百合』が似合い落ち着きます。クリアなフレッシュではないけれど初なフルーティグリーンフローラル。少女から女性へと変わろうとしている無垢で繊細さ脆さ、それに初々しい妖艶さを表現している点ではキリアン『Good girl gone Bad/2012』にも感じます。■リピートは?とても好きな香りですがレギュラーボトルを買うなら、他の作品を冒険したい感覚。(プレゼントなら嬉しい!)
2022.07.07
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■コンセプト2020年発売『Les Epures de Parfum Discovery Set』3種類の香り、各15mlのセット。¥7,755-(@2021.10)・Pur Kinkan Eau de Toilette <ピュール キンカン>・Pur Muguet Eau de Toilette <ピュール ミュゲ>・Pur MAGNOLIA Eau de Toilette <ピュール マニョリア>「レ ゼピュール ドゥ パルファン」は生物の美しさや独特の共鳴を祝福したコレクション。調香師マチルド・ローランによって、この上なく写実的で、印象深く、心を揺さぶる3つのフレグランス。 ■香調:マグノリア、シトラス。今回だけはロマンスはなし。木の上で、みずみずしさを際立たせ、輝きに満ちた香り。さて『マグノリア』というと『木蓮』、この花を思い出しますが 一般的に香水でのマグノリアはどうもこちらではない?といつだったか気づきました。『マグノリア』は、おそらくこちら『泰山木/タイサンボク』を指しているようです。私は長いこと『マグノリア=日本でいう木蓮だけ』という認識だったため映画『マグノリア』の花が「木蓮ではなさそうだけどなぁ…」という謎も解けました。■感想:私の好み度<30-50>オフィシャルのコピー通り、本物の花の香りを忠実に再現した作品。大半の香水は美化されますが『ピュールマニョリア』は写実的。スプレーした瞬間はラムネっぽい爽やかな甘み!と思ってもすぐにホワイト&イエローフローラルが打ち消し酸っぱく臭みのある匂いは菜の花畑の匂いとクローブのスパイシー。『香り』というより『匂い』『臭い』に近い感覚。数分後には少しは臭みは落ち着くものの、この作品の中心にあるものは最後まで変わりません。これは『ピュールキンカン』『ピュールミュゲ』も同様でテーマの香りが終始香りの軸になっています。このクセがあることでくっきりとエッジが引き立つのが柑橘の爽やかさに、梅・スモモのような酸味のあるフルーティー。グリーンノートが強めな時はエゴマの葉を食べ鼻からぬけて感じるような、梅干しの仕込みで赤紫蘇を塩揉みしている時のような、フルーティな青葉の香りにも感じます。個人的にはこのあたりが続けばいいのですが、体温が上がり軽く動くとトップでの臭みがふわりと戻り広がります。人と触れる距離、すれ違うのも躊躇われる感じです。とはいえ、香水は体臭との相性もあるので人によってはこの臭みがでないケースもあるはず。体温が低い方なら、もわっとした花粉&スパイス感が抑えられキリっとした印象でフルーティーフローラル(すこしスパイシー)となるかも。■液の色・ボトルかなり淡いオレンジイエロー。ボトルはクリアガラスベースにフロントにゴールドでブランド名と作品名背面に少し透け感がある白に写真調の花びら。形状は下底が短い台形に近く、上底はゆるくカーブ。何れの角もカッティングされエレガント。キャップは艶ゴールドに上部にロゴマーク。現代的で洒落たデザイン。約w28×d28×h80mm[15ml]フランス製■拡散性・持続性拡散性はやや高め、持続性はやや長め。EDTにしてはしっかりとして、3作品では一番かミュゲと同じ持続性。■季節3-5月あたり。■年齢いつもは似合いそうな『年齢層・シーン』が思い浮かぶけど『ピュール マニョリア』については年齢は問わず・この香りと相性の良い人・とにかく花のリアルさを追求する方、におすすめ。使用した3作品(キンカン・ミュゲ・マグノリア)では表現の追求としては一番優れていますが一般受けは厳しい香り。■リピートは?3種類では一番苦手でどうも上手く香らないのでレギュラーサイズを買うことはありませんがミドルあたりのフルーティー×グリーンの香りは好きです。この木蓮の庭は福岡市『奈古窯』春の窯開きで訪れたときは木蓮、菜の花、木瓜と乱れ咲きでした。
2022.06.29
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■コンセプト2020年発売『Les Epures de Parfum Discovery Set』3種類の香り、各15mlのセット。¥7,755-(@2021.10)・Pur Kinkan Eau de Toilette <ピュール キンカン>・Pur Muguet Eau de Toilette <ピュール ミュゲ>・Pur MAGNOLIA Eau de Toilette <ピュール マニョリア>「レ ゼピュール ドゥ パルファン」は生物の美しさや独特の共鳴を祝福したコレクション。調香師マチルド・ローランによって、この上なく写実的で、印象深く、心を揺さぶる3つのフレグランス。 ■香調:ミュゲ、グリーンノート。歴史あるこの一輪挿しを現代的に解釈。斬新かつ、極限まで推し進められたリアリズム。スズラン:それは気取ることない花。 ■感想:私の好み度<70>芯のあるグリーンフローラル。スプレーした瞬間は花屋の冷気から感じ取る青さと花粉のような香り。1分もしないうちに香りが開き(温もり?)はじめると春の午前中に野原を歩く時に感じる草の苦味と土の匂い…『この上なく写実的で、印象深く、心を揺さぶる』のコンセプトに偽りなしで香水用に整えられてはいるものの、通常の香水よりリアリズムに重きを置いた香り。ネロリ、バンブー、ベルガモット、レモンなどが混ざり合ったような香りからグリーン×ゴールドの色彩が思い浮かび自然光が降り注ぐような煌めき。トップらしさのある透明感と青々とした世界が落ち着くと香りの世界での時間も進むようで、午後の日の暖かさをしっかりと感じ始めジャスミン、リリー、ミュゲのフローラルをコーティングまではいかないけど上部を注ぐフロートするようにアクアノートが広がります。アクアノートが強いものはあまり好きではありませんがこの『ピュールミュゲ』で感じるものは私にとって適量で良いアクセントとなっています。目まぐるしい香りの変化はなくラストまでミュゲらしさが存在する点は優れています。よって、スズランの香り、シンプルなグリーンノートが好き、という方には好まれると思います。『ピュール ミュゲ』の方がおそらくモダンでシンプルだと思いますがふと思い出したのが、ディオール『ディオリシモ/1956』香りを比較してみたくなったので近々『ディオリシモ』を購入するかも?■液の色・ボトルクリア。ボトルはクリアガラスベースにフロントにゴールドでブランド名と作品名背面に少し透け感がある白に写真調のスズラン。形状は下底が短い台形に近く、上底はゆるくカーブ。何れの角もカッティングされエレガント。キャップは艶ゴールドに上部にロゴマーク。現代的で洒落たデザイン。約w28×d28×h80mm[15ml]フランス製■拡散性・持続性拡散性は普通からやや強め。持続性はやや長め。EDTにしてはしっかり。■季節春・夏。このセットの3種は春夏の香りで、この『ミュゲ』は花の時期の5月にはぴったり。爽やかでフレッシュな香調ですが夏に向かうに連れ湿度の高い日本ではクローブ・シナモンっぽさが出てくることがやや汗臭く感じがちなため7月・8月は避けた方が良さそうです。■年齢20代以降。女性向き。オフィスでもオフでも。年齢を重ねるほどにカジュアル向きに。■リピートは?15mlで楽しめたこと、「レ ゼピュール ドゥ パルファン」シリーズは75ml/¥32,340-は価格設定が高く感じるため好きな香りですがリピートはなし。ですがディオール『ディオリシモEDT』(50ml/¥11,220-、100ml/¥16,720-)を久々に買おうというきっかけに。
2022.06.20
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■コンセプト2020年発売『Les Epures de Parfum Discovery Set』は3種類の香り、各15mlのセット。¥20,460-(@2020.11)・Pur Kinkan Eau de Toilette <ピュール キンカン>・Pur Muguet Eau de Toilette <ピュール ミュゲ>・Pur MAGNOLIA Eau de Toilette <ピュール マニョリア>シンプルで感覚的な美しさを求める人のための「レ ゼピュール ドゥ パルファン」コレクション。カルティエの調香師マチルド・ローランは香水をハイジュエリーのように捉えることで、抗いがたい魅力を放つフレグランスを生み出しました。レ ゼピュール ドゥ パルファンを通して、カルティエは生物の美しさや独特の共鳴を祝福します。レ ゼピュール ドゥ パルファン ピュール ミュゲ、レ ゼピュール ドゥ パルファン ピュール キンカン、レ ゼピュール ドゥ パルファン ピュール マニョリア この上なく写実的で、印象深く、心を揺さぶる3つのフレグランス。■香調:キンカン(kumquat)肌から漂うのはこの香りだけ。柑橘類をこの上なく純粋に表現した香り。■感想:私の好み度<75>スプラッシュ×ビターシトラス。スプレーすると霧が黄金の粒に見えてくるようなキラキラとしたシトラスノート。作品としては複雑ではありませんが香りの変化はおおらかで豊か。トップが数分続くと金柑の甘さの部分、もしくは温州蜜柑のような日本人に馴染みのあるシトラスが広がります。このあたりのシトラスの甘さはディプティック『オイエド』を思い出しました。ミドル以降にはクローブやカーネションっぽい少しスパイシーなローズをほんのり感じますが中心にはシンプルなシトラスの甘さがあり、それが好みの方はリラックスできそう。ラストは香水にある重さはなくさっぱり。「キンカン/金柑」を意識すれば金柑らしさを感じます。柑橘の果皮なのに噛むと苦味よりも甘味が追い越してくる不思議な果実。皮の内側の少しゼリーっぽいところの甘みを深追いし噛むと目の覚める酸味。こうして舌と鼻からの刺激を深く考えてみると、苦味×甘味×酸味が口のなかで広がるフレーバーは「食べられるシトラスフレグランス」として優れたもの。その再現性抜群な香水が「レ ゼピュール ドゥ パルファン ピュール キンカン」!! ■液の色淡いイエロー■拡散性・持続性拡散性はやや弱めから普通、持続性はEDTにしてはやや短め。2-3時間後にはしっかり姿を消してしまうことが多い。■季節春・夏。春の陽気さを感じ始めた頃に使うと自身にもヒョコっと新芽がでてくるような元気と明るさ。■年齢20代以降。ユニセックスですが女性向きなシトラス。普段使いなら年齢・性別問わず。オフィスでも使えますが新人の頃までで20代半ば以降はフローラルやシプレなど何かに寄せたシトラスが雰囲気にあいます。■リピートは?3種類のなかでは一番好きでしたがミニボトル15mlで楽しめたのでレギュラーボトルの購入予定はなし。自宅での気分転換にはとても使いやすかったです。コーダリー『フルールドヴィーニュ/2002』『ゼストドヴィーニュ/2011(生産終了)』が好きな人にはあのフルーティー、爽やか、軽さ、持続などが合うはず。ただ、カルティエといえどEDTで75mlで¥32,340-は高いかな。(2020.11時点では¥28,650-だったけれど、現在の3万超えでは他の香水を選びます)ボトルデザインは、クリアベースに背面に白ベースに網点で写真調の金柑の断面と葉。キャップは艶ゴールド。スプレーは程よい広がり。
2022.06.12
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■コンセプトペンハリガンの『ポートレート』シリーズはイギリス上流階級を舞台にした物語の登場人物をコンセプトとした香水。ジョージ卿(『The Tragedy of Loed George/ジョージ卿の悲劇』)邸宅に招かれ一族の秘密を知った調香師ウィリアムペンハリガンの香りがこの『ジイミニタブルウィリアムペンハリガン』。『唯一無二のウィリアム・ペンハリガン/The Inimitable Mr.Penhaligon』というネーミング。ブランド名を冠した作品の調香師はアルベルトモリヤス。ボトルキャップのキャラクターは『雄羊(ウィリアムの故郷コーンウォールの象徴、大胆な行動力)』■香調:ウッディ オリエンタルこの上ない気品と洗練された雰囲気を醸し出すフレグランスキーノート: ベルガモット、ジャスミン、ベチバーインセンス、シダーウッド/ サンダルウッド、アンブロックス■感想:私の好み度<50?80?>購入した『ポートレート』シリーズのミニセットの感想で最後10作品目。この香りは「冬」と「春」に2回メモをしており、トップは似たような内容だったけど途中から感じ方が違っていたのでどちらも掲載。『マリン×ウッディ×微かにだけど甘い果実』トップはウッディの深みのあるシャープさが広がるなかドライフルーツを噛み締めたときに凝縮された甘さも少し香る。【ある冬の日の感想】数分後には焼けた・焦げたタイヤのようなケミカルな匂いになりここはかなり不快。このまま続くと私には使えないかも…と思いつつ様子を見ると香りつき柔軟剤を使い太陽光で干したタオルのような、石けん系のフローラルと「お日さまの匂い」が混ざったようなやはり『熱』『温度』を思わせる香りになる。【ある春の日の感想】ウッディの角が取れ始めると、スモーキーで畑の土っぽいベチバーの香りと、浜辺で感じる潮っぽさ、波打ち際の砂浜で穴を掘るときの磯の湿っぽい匂い…をうっすらと感じるのはアンブロックス/竜涎香でしょうか?これらが混ざったような香りとなり、公式のコンセプトでは『この上ない気品さと洗練された雰囲気…』とあるけれど都会のそれではなくて、海風があたる広大な畑が広がる風景で牧歌的。さらに時間が経過すると、この香りの奥にはうっすらと桃のような甘いイチジクのようなフルーティーさも。不思議な世界観。作品の中心にあるのは、伝統的なメンズフレグランスの香り。それを囲んでいるのが現代的。そう考えるとジョージ卿を取り巻く人々とこのポートレートシリーズの全体像を表現したようにも思えます。■液の色モスグレー■拡散性・持続性普通からやや強め。持続性は普通。■季節秋冬■年齢30代半ば以降。40代であればオフィスでも使えるかも。男性向き。メンズフレグランスど真ん中、という香調ではないので女性でも使えないことはありませんがちょっと厳しいかな。■リピートは?サンプルサイズで意外と幅広い表情を捉えることができ楽しめたのでレギュラーボトルの購入予定はなし。ギフトにするには、ちょっとクセがあり難しい香り。
2022.06.06
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■コンセプトペンハリガンの『ポートレート』シリーズはイギリス上流階級を舞台にした物語の登場人物をコンセプトとした香水。ジョージ卿(『The Tragedy of Loed George/ジョージ卿の悲劇』)を中心として、その娘婿ネルソン公爵(『お騒がせネルソン公爵/Much Ado About The Duke』)と恋仲?なテディ(『悪い男テディ/Terrible Teddy』)を狙う女性ヘレンがこの『ハートレス ヘレン』。『残酷/無情なヘレン/Heartless Helen』というネーミング。男性を虜にし愛されることが好きなヘレン。『愛されることは多くても、愛する相手に愛されない』というヘレンですが香りについて愛されることは…限定されそう。ボトルキャップのキャラクターは『オカメインコ(トサカを広げて自己主張する鳥)』■香調:フローラル ウッディ華やかなチュベローズが主役のミステリアスな雰囲気を漂わせる自信に満ちた魅惑の香りキーノート:マンダリン、チュベローズ、クリーミーウッド■感想:私の好み度<50>『脂っぽいチュベローズ×青いバナナかイチジク。』スプレー直後はツンとしマンダリンのさっぱりとした甘酸っぱさに西洋のスナック菓子のバニラフレーバー(バナナっぽいフルーツが混入しているバニラ?)または未熟のイチジクにホイップクリームを添えたデザート?そんな青臭みといまいち絡み合わない甘さ、それにチュベローズが他人事のように涼しく、だけど絡み合う。この作品の輝かしい部分は最初10分程度で、その間に目まぐるしく香りが変わる。ここまでの香りがまとまりはじめ落ち着くかと思いきやよくあるパウダリーフローラルの石けんが劣化で香りが傷み油脂の匂いが出始めたような香り。ミドル以降もチュベローズは感じるけれどその脂っぽさがあり、ウッディノートがかろうじてあるおかげで大嫌い・不快とまではいかないものの香水を使おうと手にするたびに「あの匂いがなぁ…」と躊躇う作品。(パウダリー×油脂5:チュベローズ3:青バナナ/イチジク1:ウッディ1)バナナっぽさで思い出した香りは、ジェイデルポゾ『ハロウィーン/1997』。かなり昔で正確さに欠けるけど、その甘さに少し近いと思います。(全体の香りと比較した場合は全く違う)トップから10分程度は面白みのあるものですが以降は脂っぽさが香水としては難しいと思います。たぶんこれが程良い加減/分量であればリアルな生花のブーケ、花屋の匂いのようになりそうです。■液の色ライトブルー■拡散性・持続性拡散性は普通、脂っぽさがでやすいとやや強め。持続性も同様。■季節春■年齢年齢は20代後半で女性向き。オフィスよりカジュアル向き。加齢臭が気になる年代には脂っぽさとの相性に注意、またはおすすめしません。■リピートは?私自身が加齢臭世代真っ只中で相性が悪いのもあり、2mlのサンプルでもなかなか使いきれなかったため現品購入はありません。ただ、年を重ね50・60代とステージが変われば馴染むかも?
2022.05.25
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■コンセプトペンハリガンの『ポートレート』シリーズはイギリス上流階級を舞台にした物語の登場人物をコンセプトとした香水。ジョージ卿(『The Tragedy of Loed George/ジョージ卿の悲劇』)を中心として、その娘婿『お騒がせネルソン公爵/Much Ado About The Duke』と恋仲?なテディの香りがこの『テリブル テディ』。『悪い男テディ/Terrible Teddy』というネーミング。ボトルキャップのキャラクターは『犀(強さ・自由な生き方)』■香調:レザー スパイシー官能的なレザー、希少なシダー、アンブロクサンの柔らかな香りキーノート:インセンス、レザー、アンブロクサン■感想:私の好み度<85>ウッディ×ジンジャースプレー直後のピンクペッパーのシャープさにメンズ感溢れる始まり。数分経つとウッディの深み、柑橘感のあるジンジャー、レザーノートを感じるもののとても親しみやすさがあるバランス。徐々に新鮮な松のような匂い、さらにスモーキーさも加わり始めるとそのインセンス/お香はアジアの寺院系ではなく、西洋の教会の空間にうっすら漂うイメージです。私の好みがフローラル、フルーティー、グルマンでどちらかといえば大衆受けしやすい香り。よって直球のオリエンタル、シプレ、レザーなどは好みからやや外れること、そして骨格と風格の強さに自分のキャラクターが合わないこともあり試香で終わります。この『テリブル テディ』は私の好みから少し離れますが、レザー&ウッディ入門編・初級として踏み出すには良さそう。■液の色サンセットピンク■拡散性・持続性拡散はトップは普通からやや強め、ミドル以降はやや弱め、持続性はEDPにしてはやや弱め。ポートフォリオシリーズは10種類試しましたが全体的にEDPのわりに弱め。ペンハリガン全体的にも薄いというか瑞々しさがあり短めの作品が多い印象です。■季節春・秋冬■年齢年齢は30代以降後半。男性向き。オフィス可能。女性の場合「男性整髪料っぽい」とジャッジされがちですが40代以降でパンツスタイルが多い人なら「かっこいい」という演出になるはずです。■リピートは?機会があれば…所有の本数が少なければあり。たまには自分の好みから冒険した香りとして楽しめそうな作品。
2022.05.23
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■コンセプトペンハリガンの『ポートレート』シリーズはイギリス上流階級を舞台にした物語の登場人物をコンセプトとした香水。ジョージ卿(『The Tragedy of Loed George/ジョージ卿の悲劇』)を中心として、その母ドロシア伯爵夫人を苛立たせるサムの香りがこの『ザブレイジングミスターサム』。『情熱的なアメリカ人ミスターサム/The Blazing Mister Sam』というネーミングボトルキャップのキャラクターは『雄牛(男らしさと力強さ)』■香調:ウッディスパイシーオリエンタルカルダモン、クミン、ブラックペッパーの刺激的でスパイシーな香りにタバコやアトラスシダーウッドが深みを加えます。スパイシーかつウッディなノートが醸し出す官能性は温かくセクシーで深みのある"危険な香り"の印象を与えます。■感想:私の好み度<80>スプラッシュなスパイシー×ウッディスプレー直後のカルダモンのシトラスっぽさ、臭みの少ない甘いシナモン、クミンの汗臭さに若干の温もりを感じ、ブラックペッパーのスパイシーさは少し湿布・ミントっぽいスーっとしたものと寒暖なブレンドながらもまとまりのあるスタート。この特徴的なトップを維持しつつ、タバコの香りがふわっと。このタバコが私にはなんともノスタルジックで、祖父母がパイプ・キセルで吸っていた時のような紙臭くない匂い。展開は早めで十数分以内に杉のしっかりめのウッディノートが覆ってくると同時に、ピーチ&バニラのような甘さがほんのりと奥に感じます。メンズフレグランスにしてはやや甘め。『ポートレート』シリーズはコンセプトの影響も大きいとはいえ人物のキャラクターにしっくりとくる作品が多く、よくいえば調香師の感性に近いわけですが(笑)なかでもこの『サム』は登場人物の多くがイギリス人のなかアメリカ人ということでそのお国柄、自由気質が表れているようでした。サム本人は悪気はなくても、イギリスの伝統・階級の世界では無礼と目に映るのかなぁ…などと気付けばどっぷりこの物語の世界に引き込まれ香りを楽しんでいました。■液の色ブルー■拡散性・持続性拡散性は普通からやや強め。持続性は普通。EDPらしい持続性です。■季節秋から春。■年齢男性向き。やや夜向きですがペッパーの爽快さ・透明感やウッディさが清潔感があるため30代以降であればオフィスも可能だと思います。■リピートは?メンズフレグランスの表現に『整髪料の匂い』がありますが、これについては『湿布っぽく、おじいちゃんっぽい』と言われるかもしれません。私はゆったりと歩く落ち着きのある背広姿の男性を想像し年齢的にも主人にいいかもなと。ただ本人は『プラダプールオム』が定番で好みと違うと購入にはならないかも。
2022.05.21
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ペンハリガンの『ポートレート』シリーズはイギリス上流階級を舞台にした物語の登場人物をコンセプトとした香水。ジョージ卿(『The Tragedy of Loed George/ジョージ卿の悲劇』)を中心として、その妻ブランシュ夫人の妹コンスタンスの香りがこの『チェンジングコンスタンス』。『先進的な女性コンスタンス』というネーミングがしっくりとくるここ5-10年トレンドとなっているグルマン系。ボトルキャップのキャラクターは『シャモア(独立心と女性らしさ)』ちなみに試香した『ポートレート』シリーズでは一番好きな香り。■香調:スパイシーオリエンタルカルダモンのフレッシュでスパイシーな香りに刺激的なピメントの躍動感あふれる香りさらに塩バターキャラメルの食欲をそそる甘い香りを組み合わせた思いがけないブレンドフローラルやウッディノートとは一線を画す意外性があり先進的な印象のある香り。トップ:カルダモン、ピメントミドル:キャラメル、塩ラスト:バニラ、タバコ、カシュメラン(ウッディ調ムスク系)■感想:私の好み度<90-95>『クルジャンのバカラルージュ540のウッディ版!』ということで、比較する『バカラルージュ540』はトップ:サフラン、ジャスミンミドル:アンバーウッド、アンバーグリスラスト:モミの樹脂、セダースプレー直後にカルダモンのレモン系の酸味とピメントの温もりある刺激とフレッシュさが広がるなかにあるキャラメルの甘さがまさに『バカラルージュ540』、体温高めの日はよく香ります。数分後には『バカラルージュ540』らしさは徐々に薄れていくものの、その特徴的なキャラメルのような甘さはこの作品にありつづけ、カシュメランによりウッディ調ムスクの香りが重なり始めます。『バカラルージュ540』では終始甘さが際立つ女性的なイメージですが、『チェンジングコンスタンス』は、そのウッディがミドル頭あたりで少し強くでることでメンズフレグランスのような表情もします。タバコの燻んだ渋さはメンズ作品のハードボイルドな強さはなく夜にすれ違った、近くの大人の女性から「あ、この方はバーで過ごされたのかな?」と思わせるような間接的なタバコの匂いで、それにラクトン(桃や金木犀のような甘さ×バニラの甘味)を足していく香りがラストからやさしく広がります。公式での香りのタイプは『エキゾチック』で東・南アジアのエキゾチックさより中東方面といった感じ。■液の色グレイッシュピンク■拡散性・持続性拡散性は普通、持続性はやや弱めから普通。『バカラルージュ540』に比べるとかなり短め。ちなみに『バカラルージュ540』は衣類につくと洗濯しても落ちない!■季節通年ですが夏は避けた方がよさそう。『バカラルージュ540』は甘く重いので秋冬向きですが『チェンジングコンスタンス』はウッディで抜け感がありより長いシーズンで使えそう。■年齢年齢は20代後半から。女性の場合はウッディさが出やすいのであればオフィスでも。シンプルに甘いグルマン系ではなく大人のニュアンスが欲しい人。『バカラルージュ540』のひたすら甘い香りにもう少し変化が欲しい人、『バカラルージュ540』よりも軽めに使えもう少し大人っぽさが欲しい人に。女性向きですが男性の場合はカジュアルでグルマン好き+男性的なニュアンスも少しほしい人向き。■リピートは?『バカラルージュ540』のEDPとヘアフレグランスを愛用中で香りがかぶるもののリラックスできるのは『チェンジングコンスタンス』。所有本数が落ち着いたら現品購入予定。
2022.05.20
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■コンセプトペンハリガンの『ポートレート』シリーズはイギリス上流階級を舞台にした物語の登場人物をコンセプトとした香水。ジョージ卿(『The Tragedy of Loed George/ジョージ卿の悲劇』)を中心として、その友人アラブの商人ソーハンの妹ヤスミンの香りがこの『バーウィッチングヤスミン』。『人をうっとりさせるヤスミン/The Bewitching Yasmine』というネーミングにボトルキャップのキャラクターは『猫』と何やら動物の喩えもしっくりきます。■香調:女性のためのオリエンタルフローラルウォームスパイシー、バニラ、コヒー、バルサミコ、アロマ、スモーキートップ:カルダモンとコーヒーミドル:ジャスミンサンバクとファーラスト:インセンス、タヒチアン・バニラ、ウード■感想:私の好み度<55-60>アニマル×ウォームスパイシー×バニラコーヒースプレー直後にカルダモンが…と十数秒感じたら、力強いウードが颯爽と登場。あまりにもインパクトが強いウードにインセンスの香りが見え隠れするのでこの辺りはメンズフレグランスらしい表情。最後までこの調子が続くのでは?と思うけど輪郭がはっきりとしたジャスミンがウードの庭で咲き誇るようなイメージへ。ここでまた、この香りで落ち着くのかな?と思わせるような強さでありながら今度は甘さとミルキーな世界となり、昭和世代なら懐かしいコーヒーガムのよう(コーヒー&バニラ)。1時間程度はまとまりのある、好みは別としてもいい香りです。ただ、それ以降はスモーキーになったバニラやインセンスの甘さに動物的な臭みを若干感じます。力強い単体花火が何度も打ち上げられるような構成。香りが開いたと思えば徐々に闇夜に光が吸い込まれるような繰り返し、ただ、そこに漂う花火の残り香、煙たさが常にある…といった感覚の香水。■液の色カシスピンク■拡散性・持続性拡散性は普通、持続性はやや弱めから普通。トップからミドルの香り方ではロングラスティングと思えそうな強さですが後半からは淡く落ち着きます。■季節秋冬。■年齢年齢は30代以降。後半から香りが落ち着くとはいえ、ラストのクセを考慮するとオフィスにはやや不向き。日本のセクシーとはちょっと違って、野心、自立しながらも常に野心、意欲満々の強い女性のイメージが前半、後半から計算された女性のしおらしさのような香り。女性向けのようですが、ウードメインに香るならバニラの甘さが好きな男性にも。■リピートは?ミドルまではどちらかといえば好きな香りですがラストの淡いながらも動物臭さが馴染めず現品購入はありません。ただこのタイプは西洋の土地や文化には溶け込み体臭には化学反応を起こす可能性が高くおそらく評価は高いと思います。石けんやフローラル系が好まれる日本では上級者向き。
2022.05.19
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■コンセプトペンハリガンの『ポートレート』シリーズはイギリス上流階級を舞台にした物語の登場人物をコンセプトとした香水。ジョージ卿(『The Tragedy of Loed George/ジョージ卿の悲劇』)を中心としており、その娘婿のネルソン公爵の香りがこの『ザ デューク』。『お騒がせネルソン公爵/Much Ado About The Duke』というネーミングの意味から、妻のローズ(『The Coveted Duchess Rose/誰からも愛されるローズ公爵夫人』)とはどうやらあまり上手くいっていないようで、テディ(『Terrible Teddy/悪い男テディ』)という男性が本気で恋に落ちてしまう…となんだか波乱の予感。ですが、夫婦揃って『ローズ』をメインとした作品なのでこの物語はさておきパートナーとカップリングで合わせると素敵です。ボトルキャップのキャラクターは『犬(天真爛漫・フレンドリー)』■香調:エンシャンティング スパイシー ローズ柔らかくなめらかなレザーの香りと共にペッパリーローズやジンが広がる、フローラルでありながらも男性的なウッディノートが香るフレグランスキーノート:ペッパリーローズ、ジン、レザリーウッド■感想:私の好み度<80>『大人のユニセックスローズ』公式説明の『フローラルでありながらも男性的』そのもの。トップはジンの爽やかで辛味のある香りですが甘さもありアルコール入りラムネっぽい感じ。アルコールや炭酸のツンツンとするような刺激はなく微炭酸の軽やかさとまろやかさ。それは宙に浮いているような不思議なスタート。いわゆる整髪料的なメンズフレグランスのウッディさは広がりますがミドル以降からがとてもユニークで、ウッディとローズの掛け合いのような変化があります。ローズは品種までは分かりませんが開花し甘みが増す時の生花そのもの。それにウッディの青さ加減によるものかローズに鼻を近づけ感じる青葉のような匂いも。ラストまでメインになるローズ&ウッディが薄く淡くなっていく終わり方はエレガント。この作品のレザーやウッディ系を薄めていき女性的になると資生堂『ローズ ロワイヤル/2006』になりそうです。■液の色ラベンダーパープル。妻の『The Coveted Duchess Rose』の作品はオーキッド、と夫婦揃ってパープルトーン。■拡散性・持続性拡散性は普通からやや強め、持続性はやや長め。ペンハリガンのEDPにしてはしっかりとした強さがあります。■季節春・秋冬。■年齢男性なら20代後半、オフィスに女性が多い環境ならメンズらしさもありつつ溶け込みやすい香り。女性では30代からオフィスでも可能。ただローズとはいえメンズの強さがでる場合は香水に詳しくない人には『整髪料の匂い』と思われがち?■リピートは?2mlでしっかりと楽しめたので現品購入の予定はありませんが好きな香りです。
2022.05.18
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■コンセプトペンハリガンの『ポートレート』シリーズはイギリス上流階級を舞台にした物語の登場人物をコンセプトとした香水。ジョージ卿(香水名『The Tragedy of Loed George/ジョージ卿の悲劇』)を中心としており、妻ブランシュ(『The Revenge of Lady Blanche/ブランシュ夫人の復讐』)との娘ローズの香りがこの『The Coveted Duchess Rose/ザ コヴェテッド デュシュ ズローズ』。『誰からも愛されるローズ公爵夫人』というネーミングの意味もあり一般的に受け入れやすい香り。夫『お騒がせネルソン公爵/Much Ado About The Duke』とはうまくいっていないようですが、その香りもメンズフレグランスでありながらしっかりとしたローズがメインなのでパートナーとカップリングで合わせるのもあり。ボトルキャップのキャラクターは『狐(若い美しさ、ずる賢さ)』コンセプト、香りからも頷けるアイコン。■香調:デリケート ウッディ ローズマンダリンオレンジがアルデヒドによって優しく弾け、ローズと絡み合い冷たいロゼワインのようにすっきりとした爽やかなバラの香り■感想:私の好み度<85-90>シトラス×ワイン&ウッディローズスプレーした時から思い出したステラマッカートニー『ステラ/2003』。カテゴリーとしては同じなので『ステラ』好きにはおすすめ。『ステラ』はピオニーの甘さ、アンバーがあることで『ザ コヴェテッド デュシェス ローズ』よりもやや大人っぽい仕上がり。マンダリンの甘さのある爽やかなはじまりにローズがトップから広がります。青臭さではなく冷たさを感じるローズは繊細、青白さに優美さ。葡萄酒を思わせる洋酒な雰囲気もあり、このあたりも『ステラ』と似ている理由。(ただし『ステラ』はワインよりブランデーっぽい)マンダリンが落ち着き、ウッディノートが感じられるようになると生花のローズの開きはじめたフレッシュな香り。ツンケンした感じはなく、高飛車でもなく、令嬢らしさはあるけれど浮世離れはせず自身の立場・美貌に若さを理解し活かしているようなイメージはコンセプトにぴったりときます。■液の色オーキッドパープル。夫の『お騒がせネルソン公爵/Much Ado About The Duke』の作品はラベンダーと夫婦揃ってパープルトーン。■拡散性・持続性ともに普通。■季節真夏は外した方がベターですが通年。秋冬にも甘くないローズを選びたい人向き。■年齢20代半ば以降。幅広い年代の女性向き。ファッション、キャラクターも偏らなければストライクゾーン広め。オフィスからデートと様々なシーンに対応。■リピートは?『ステラ』が私のベスト20に入る作品で、こちらも同様に好きになりいつかレギュラーサイズを購入予定。
2022.05.17
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■コンセプトペンハリガンの『ポートレート』シリーズはイギリス上流階級を舞台にした物語の登場人物をコンセプトとした香水。ジョージ卿(『The Tragedy of Loed George/ジョージ卿の悲劇』)を中心としており、その妻ブランシュ夫人の香りがこの『ザ リベンジ オブ レディ ブランシュ』。『ブランシュ夫人の復讐』なんてネーミングに、ボトルキャップのキャラクターは『豹(美しさと力・鋭さ)』で何やら重そうな香りを想像しましたが気品溢れ明るいグリーンフローラル。表向きの表情がこのしなやかな香りなのかなと。■香調:ナルコティック グリーン フローラル貴重な香料を用いて巧みにコントロールされた香りキーノート:パウダリーオリス、スイセン、ヒヤシンス■感想:私の好み度<80>スプレー直後にキラキラと広がるネロリのようなほろ苦さ、それに重なるスイセン、ヒヤシンスの透明感のあるフローラル。ほんの少し土っぽい匂いに切り替わるとイリスの香り。(このイリスの表現はパウダリーさが弱いエルメス『イリス』といった感じ)その後は大きい変化は感じられず花の香りが続く。総じて春の庭園、草むらのなかにいるような爽やかだけど温かみのあるグリーンノート。トップの部分はバレード『チューリップ』の青い花っぽさ?、香りがおちつくとクラランスの『赤』『青』だったかの香り?グッチ アルケミストガーデン『ウィンターズスプリング』のもわっと感?といったライトでモワッとしたフローラルで、これらの香りが好きなら『ザ リベンジ オブ レディ ブランシュ』は馴染みやすいかも。■液の色イエローオーカー。■拡散性・持続性拡散性は普通、持続性は普通からやや長め。重い香りが強く長く香るのではなく、軽やかなフローラルが繊細に温かく香るタイプ。■季節春。3月から5月がとても似合います。ですが、ベーシックな香りとして一年を通して使うこともできます。(秋冬には軽いです)■年齢20代半ば以降。オフィスに合い、清潔感、おおらかさ、エレガントで石鹸のような香り。よって、20,30,40,50代でも年齢問わず馴染みます。■リピートは?好きな香りですが、フルボトルを購入するほどではないかな。
2022.05.16
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2021年12月、ペンハリガン『ポートレートセントライブラリー/2ml×10種』購入。■ザ トラジェディ オブ ロード ジョージ/The Tragedy of Lord George(2016)■ザ リベンジ オブ レディ ブランシュ/The Revenge of Lady Blanche(2016)■ザ コヴェテッド デュシェス ローズ/The Coveted Duchess Rose(2016)■マッチ アド アバウト ザ デューク/Much Ado About The Duke(2016)■ザ バーウィッチング ヤスミン/The Bewitching Yasmine(2017)■チェンジング コンスタンス/Changing Constance(2018)■ザ ブレイジング ミスターサム/The Blazing Mister Sam(2018)■テリブル テディ/Terrible Teddy(2019)■ハートレス ヘレン/Heartless Helen(2019)■ジ イニミタブル ウィリアム ペンハリガン/The Inimitable William Penhaligon(2020)全種類使い終えたので感想です。■コンセプトペンハリガンの『ポートレート』シリーズはイギリス上流階級を舞台にした物語の登場人物をコンセプトとした香水。ジョージ卿(香水作品名『The Tragedy of Loed George/ジョージ卿の悲劇』)を中心としており、その本人の香りがこの『ザ トラジェディ オブ ロード ジョージ』。ジョージ卿に何の『悲劇』が起きているのかわかりませんが「幸せな結婚生活に重要なのは自分の考えを悟らせない振る舞い」と注意深さを持ちつつ妻ブランシュ(『The Revenge of Lady Blanche/ブランシュ夫人の復讐』)娘ローズ(『The Coveted Duchess Rose/誰からも愛されるローズ公爵夫人』)という家族のほかにクララ(『Clandestine Clara/秘密の女クララ』)との浮気での息子ラドクリフ…という関係からすると悲劇の予感はしますね。ボトルキャップのキャラクターは『鹿(威厳)』。■香調:ウッディ アンバリー フゼアブランデー、シェービングソープ、トンカビーンが香る、エレガントなフレグランスキーノート:ブランデー、シェービングソープ、トンカビーン■感想:私の好み度<80>トップのイメージは紳士。スプレー直後に広がるのはキリッとしたベルガモットにジュニパーベリーのジンっぽい印象からラベンダーにオークモスとフゼアノート好きには心地よい始まり。そこへトンカビーンの甘さが少し足されると石鹸のような雰囲気になります(アンバリー)。人によっては理髪店、整髪料の香りと思われるかもしれませんが、個人的にはそこまで月並みではないです。さらにウッディ、杉が力強く香り始めこの香水の芯が見えるように感じます。公式によるとキーノートは『ブランデー、シェービングソープ、トンカビーン』とのこと。私にはブランデーはボトルに詰められたものより、なんとなく酒樽の香り。コンセプトからするとスキャンダラスなイメージを持ちましたが実際は品行方正な香り。ただし『ポートレート』シリーズの物語から、ジョージ卿の裏の顔を見せない、覆ってしまうにはナルホド…とコンセプトにしっくりきた香り。■液の色ブルーグレー。■拡散性・持続性拡散性は普通、持続性はやや長め。香りの流れ・続き方が優れており、匂いにうるさい日本では扱いやすいと思います。■季節通年。■年齢30代後半以降の男性。20代ではやや渋いかも、30代前半なら落ち着いた雰囲気なら馴染むかも。40代以降ならオフィスでも。男性向きですが、メンズに振り切っていないためフゼア好きな女性にも。 ■リピートは?私はサンプルサイズで十分に楽しめたので現品購入予定はありませんが主人(アラフィフ)にはいいかもなぁと思えた作品です。
2022.05.15
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■香調:シトラスフローラルウッディトップ:カシス、レモン、ルバーブミドル:ゼラニウム、ジュニパーベリー、インセンス、ローズ、ブラックティーラスト:シダーウッド、ドライウッド、モス■感想:<燻製香水:スモーキーブラックティ×ローズウッディ>サンプルから約一年後に現品購入。トップのスモーキーさ、EDTで持続が短いという点で現品を買うには躊躇う…でも気になる…と悩ましい作品。今では苦手意識も薄れ(完全に消えることはないでしょう)面白いアクセントとして受け入れられるようになりました。最初の数分で目まぐるしい表情の香水。スプレーした瞬間はレモンほど酸味はないけれどミカン果皮の渋みのような香り。十数秒後にはスモーキーな香りが立ち始めそのなかでもブラックティー、ノンフレーバーの茶葉の香りがしっかりと感じられこの時点で好みがはっきりと分かれると思います。柑橘類とカシスを燻したような鋭く不思議な香りは30秒から1分強く出ますがその後はスモーキーさを残しつつルバーブのフルーティーさへ。この個性的な強いスモーキーなトップからミドルが落ち着くと間口が広がるような親しみやすさがでて、ローズ&ゼラニウムのフローラル、モス&ウッディな香りへ。ラストはアニマルさ、パウダリーさはかなり控えられているので香水のそういった強さが苦手な方には好まれると思います。アディクションのブランドイメージ私には『クール×エッジー』からするとトップはやや違う気がしましたがスモーキーな部分はアディクションの色展開を思わせしっくりきました。また、おすすめアイテムでもある『ザ キューティクルオイル』はジュニパーベリー&ゼラニウムのハーバル×フローラルですがその二つの香りも香水に使われブランドイメージが表現されています。(香水の方がスモーキーで甘く複雑)■拡散性・持続性拡散性はやや弱め。持続はEDTで仕方ないですが短め。EDPの発売を希望します。■季節春夏。秋冬も使えますが全体的に淡いながらもラムネのようなスプラッシュ感があるため寒い時期には甘さとコクが欲しいです。■年齢・イメージ20代半ばから30代。女性向き。前半はユニセックスともいえるけど、後半は女性的な甘さ。アディクションが提案するメイク・世界観『クール×エッジー』が好きな人。コムデギャルソンをカジュアルダウンしたイメージ。キュート、ガーリーさはなし。■おすすめする系統・スモーキー/ブラックティーが好み・フルーティーローズが好き・ラストが重くないウッディが好き■思い出した香水ミドル以降のもわーんとした部分(燻されたローズ)で思い出したのが『イプサEDP(廃番)』。類似点は20-30%ですがあの独特な匂いを感じられるはずなのでイプサを探され、その変化球でよければ一度試香を。■調香師:ミシェル・アルメラック(Michel Almairac)・ニコス『スカルプチャープールオム/1995』・バーバリー『バーバリーウーマン/1995』『ウィークエンド/1997』・ショパール『カシミア/1992』・ディオール『ファーレンハイト/1998』・グッチ『ラッシュ/1999』『ラッシュ2/2001』『グッチプールオム/2003』・ゴースト『ゴースト/2000』・カルバンクライン『トゥルースフォーメン/2002』・エスカーダ『イビザヒッピー/2003』・アナスイ『シークレットウィッシュ/2005』・ルラボ『アンブレッタ9/2006』・Bond No9『ウエストサイド/2006』『セントオブピース/2006』『コニーアイランド/2007』・資生堂『ゼン/2007』・クロエ『クロエ/2008』『シーバイクロエ/2012』・ボッテガヴェネタ『ボッテガヴェネタ/2011』・アクアディパルマ『ジェルソミーノノービレ/2011』…とヒット作が多い調香師。上記のなかで系統は違うもののユニークさという点でアディクションと同じカテゴリーは『ファーレンハイト』。それほどの尖った個性が『オードアディクション』にはないけれど初めての試香で「???」となる点は似ています。■ボトルデザイン・サイズ・生産国四角柱で正面からは正方形に近く(少し縦長)、上からだと長方形。ボディ・キャップは深みのある赤、ボディフロントに赤でロゴなど。スプレー部分はシルバーでキャップを閉めた状態でもこの部分が見えるデザイン。キャップはパチンとしっかりと閉まります。厚みがあるので握りにくさが若干あり。・サイズ:約w53×d37×h86mm[50ml] フランス製(サイズ展開は50mlのみ)アディクションらしい直線的でソリッドなスタイル。ただ、厚みとスプレー部分が見えるバランスが少々野暮ったい。とはいえ、香水瓶のフォルムとしてはベーシック・オーソドックス・スタンダードなため、そこから個性を引き出すことは至難の技で仕方なさもあり。コーセー傘下のアディクションなので日本製かと思いましたがフランス製でした。■リピートは?なし。この1本でとても満足できる。それと香水所有数が増加し、かなり好みでない限りリピできない現状。
2022.05.06
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・イプサ『イプサオードファルファム/1997』・YSL『ベビードール/2000』の廃番作品の復活、デュープまではいかないけど近い要素を感じるものを探し求めていた人には『ロム ア ラ ローズ』!……その比較前に『ロム ア ラ ローズ』の感想。<公式による製品詳細>フランシス・クルジャンが自由な解釈で表現する男性がまとうローズの香り。メゾンのローズの香りの特徴とも言えるブルガリア産ダマセナローズと、グラース産センテイフォリアローズの2つのバラに、グレープフルーツのフルーティーさにモダンなウッディアコードが重なり合う、フレッシュで輝くようなフローラル ウッディノートの調べ。香調:フローラル ウッディ グラース産センティフォリアローズアブソリュート、グレープフルーツアコード、アンバリーウッドアコード、シスタスオイル、ブルガリア産ダマセナローズオイル、セージオイル。トップはスプレーの瞬間にマリン/ウリ系が少し広がりますがすぐに姿を消します。セージは何かが混ざってフィグリーフのような少し青臭さのあるビターさ、グレープフルーツの甘味のある酸味が重なります。数分後にはシスタス/ラブダナムのアーモンド、チェリーのような丸みのある甘さが香り始めトップの青味、酸味、渋味も存在することで幅広い香りのハーモニーが楽しめます。ローズは確かに存在しますが、これらの香りの奥の方、奥の部屋、にあるような香り方。前に出てくる香り方ではありません。ミドル以降から香りがまとまってくると微かに鉄っぽい匂いを感じる日もありそれは下記のセルジュルタンスの一部と似ています。『ベルリンの少女/ラフィーユドゥベルラン/2013』『鉄の百合/ラヴィネルジュドゥフェール/2013』『釘の果実/デクループールユヌプリュール/2020』全体的には香りの系統からどっしりとした重さはなく、トップでの印象が大きくは変わらない作品。拡散性は普通、持続性は普通からやや長め。ちなみにクルジャン作品の多くはしっかりとしているけど『バカラルージュ』に比べると拡散性・持続性は弱め。クルジャンで人気の高い『アラローズ』もグラース産センティフォリアローズ、ブルガリア産ダマセナローズを使っており『ロムアラローズ』とあるだけ、素材をシンクロさせた作りになっているようです。『アラローズ』も好きなローズですが『ロムアラローズ』の方が大人っぽく個性的。『ロム』とありますが私はレディス系だと感じました。では『イプサ』と『ベビードール』と比べて。まず、そもそも『イプサ』と『ベビードール』は、香りに疎い人でも「違う香り」とジャッジできる別物。ですが初めて『ロムアラローズ』を使ったときは…■『イプサ』と比べると『ローズ版イプサ』スプレー直後から過去一番『イプサオードパルファム』に近い香水!とハッとした。ラストに近づくにつれ『イプサ』から少し離れていくものの『イプサの姉妹/EDT版』または『イプサ ローズ EDT』なんて作品があればこんな感じかな?と。全体的にイプサらしさ70-80%(または少しの『アディクション』)でよければ『ロムアラローズ』を。<イプサこぼれ話>長年再販されることもなく「もう自分でイプサに似たもの作れないかなー」ということで2019年。大分『香りの博物館』で香水作り体験に挑みました。ここでは配られる用紙のレシピを元に限られた種類の香りをブレンドしていくのですが「廃番の香水に少しでも近いものを作りたいのですが」と伝えると「過去にもそういった方が何人もいらっしゃいましたが、全く同じは無理です」と同じ質問に飽き飽きというバッサリ返答でしたが持参した香水を申し訳なく差し出すと少しは熱意が伝わったのか「今日は調香師がいますので聞いてきます。少し使っても大丈夫ですか?」と自身はスプレーせず噴射口を嗅ぎ首を傾げその場の生徒一同を忘れいつもと違う新しいネタにちょっと愉しげな後ろ姿。控室から調香師(60-70代の男性)登場。「生臭い…マリンが入ってるね。この香りは●●というこの成分だと思うけど、 残念ながら体験教室で使うものにこれはありません。」と、施錠された棚から小瓶を見せてもらったのでした。(●●をメモしたはずだけど行方不明…でもどこかのファイルにある!)結局自作したのは、その日の気分でシトラス×フローラル!■『ベビードール』と比べるさて、また別の日の『ロムアラローズ』のトップでは『この特徴ある感じは何だったかな…あ!ベビードールの渋い部分!』『ベビードール』を最後に使用し15年以上?経過で曖昧な点はありますがあの個性(ブラックカラント+オレンジ+トンカビーン)の部分を強く感じます。その部分的ですが60-70%でよければ『ロムアラローズ』を。ちなみに『ロムアラローズ』作品に出合う前に『ベビードール』に近いと感じた作品はロシャス『マドモアゼルロシャスEDP/2017』。要素が『ベビードール』と近く、全体的に似ています。ただ、『ベビードール』の特徴に若干物足りなさはありましたが『ロムアラローズ』のトップではそれがよく感じられます。よって『ベビードールに全体的に似ているもの』ならロシャス『ベビードールの特徴的な部分を求めている』ならクルジャンといった選び方がよさそう。私はどの作品も好き!(笑)■ちなみに『アディクション』も?アディクション『オード アディション/2019』ミドル以降のもわーんとした部分(燻されたローズ)に『イプサ』を思い出しました。似ているのは20-30%程度かつかなり部分的ですが『イプサ』のあの独特な匂いを感じられるはずなのでイプサ好きで変化球を探されている方はいいかも。『アディクション』の詳細はまた後日。というわけで。私自身は現在香水所有数が膨れ上がっていることもあり70mlは多いので35mlリリース待ちです。【追記:2022.5.15】楽天で35mlを購入しましたサンプルサイズに比べるとフレッシュで、青味が強い印象。でも大きな違いはなく、これで残量気にせず使える!ボトルサイズ:w35×d35×h98mm[35ml] 洗練された本体のフォルムに粗野なキャップ(外側はおそらく金属)のバランスもいい。ちなみに、フランシス・クルジャンはディオールの専属調香師に就任。フランソワ・ドゥマシー(2006〜)の後任となりまた違った世界観が広がると思うとクルジャン作品好きとしては楽しみです。そんなディオールの最新作、調香師ドゥマシー『ミスディオール ローズ エッセンス/100ml・数量限定』¥23,650-が公式で先行発売(全国発売は6/3)されました。買いたいけれど100mlは多いしEDTだし…悩み中。
2022.05.04
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イプサ『イプサ オードパルファム』2006年に廃番となり現在イプサにフレグランスアイテムはありません。 手元にはスプレータイプが残っています。購入したのは15〜25年前。廃番となってからは年に数回使う程度。10年前にそろそろ使い切る頃かな…と思ったもののやはり使いきれないままでしたが、さすがにいよいよという感じも。 香りは、スプレーした瞬間アイリスの香りが一気に広がります。 数分後にパウダリーさも加わってきますが、 レトロ/クラシカルな粉っぽさではありません。 そしてグリーンっぽい香りになり、平たくいえばバスクリンを思わす感じ。 しかし終始アイリスが主軸になっています。 そこにほんのりとスパイス感があり、この香りの面白さ、チャームポイントに。 その後ムスクを感じるものの控えめです。 ちなみに、アイリスの香水では、エルメス『イリス』を数本リピート。エルメスの方がライト、土っぽさ、そしてパウダリーさが強いので 和風なイメージを求める方ならエルメス。イプサの代替品とするには香調が違いすぎます。 似合う季節は、アイリスが咲く4月から5月中が一番素敵。 1月から5月までは大丈夫ですが、 梅雨で空気が重い時期は香りがくどくなり合いません。 同様に夏期から10月初旬あたりまでは避けた方がいいです。 11-12月は大丈夫ですが、個人的にもう少し甘みがある方が似合うかな…と思います。 持続はとてもよく半日は持ちます。 EDPの香水は他にもいろいろと使っていますが、 イプサはぴたっと肌に張り付くような定着力がかなり強く重ねづけをする必要はありません。 また、スプレー直後はかなり香りが拡散するので 外出する場合は1時間前につけ落ちついてからが安心。 ボトルは2種類。 どちらも昔のイプサのスキンケアのパッケージに共通した化学実験の器具のようなフォルム。 それぞれに、フロスト調シルバーのケースが付属しています。フラコンタイプは、アイリスを思わせる藍色。 包み紙の薄紙まで藍色と細部までこだわり。 側面にシルバーでイプサのロゴ。 ボディはガラス製で、キャップはプラスチック製だった記憶。 平たい円柱形で、キャップは引き抜く仕様(スプレー式ではありません) ボトルは現在手元にないためサイズは分かりませんが、量は55ml。 ¥6,825- スプレータイプは、とても細長い形状で長さ約185mm、直径約14mm、量は16ml。ボディはクリアガラス。側面にブラックでイプサのロゴ。持ち歩くには不便な長さと華奢さ。¥3,675-スプレータイプの底。液の色は透明だったはずですが、黄色がかってしまいました。残り1/3。無くなってしまってから惜しく感じるものですがそれにしてもこんなに独創的でイプサらしい香りをなぜ無くしてしまったのか。香り、ボトルの美しさといい素晴らしかっただけに限定でいいので復活を強く希望していましたが廃番から15年以上経過して音沙汰なしで見込みはなさそう。(2016年2月『IPSAフレグランスエレメンツ』という5種類セットの限定品は発売されました)現状の香りは、トップは劣化して透明感は出ない状態でゴムっぽさを感じます。ただ、ミドル以降はイプサの特徴的な部分が以前よりも濃厚さを増していますが存在。改めてこの香りを嗅ぐと独創的だなぁと感じます。トップを除けばまだ数年はいけるかなぁ…と延長しようとする気持ちが芽生えてしまう。が、しかし!2021.12.13の日記でも書きましたがやっと私が納得できるイプサに近い香りを見つけました。ここ数ヶ月じっくり比べてみましたが『ローズ版イプサ』『イプサの姉妹版/EDT版』という作品があるならこんな感じかなぁという香り。では後日!
2022.02.26
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2019年発売のロシャス『マドモアゼル ロシャス クチュール EDP』使用したのはミニチュアボトル4.5ml。購入のきっかけはオリジナル『マドモアゼル ロシャス EDP/2017』とても気に入りこのシリーズは好きかも?と試香で次に選んだのがこの『クチュール』。『マドモアゼル ロシャス』シリーズは現在4作品。・『EDP/2017』・『EDT/2018』・『クチュール EDP/2019』・『インブラック EDP/2020』『マドモアゼル ロシャス クチュール』はトップ:ベルガモット、ペア、ピンクペッパーミドル:オレンジブロッサム、ミュゲ、ヘリオトロープラスト:サンダルウッド、トンカビーン、ムスクトップはベルガモットのフレッシュな柑橘と同時にピンクペッパーがスパイシーというより爽やかさ、スーッとするミントやメンソールのような涼しさ。でもすぐにペアの蜜のような甘さとトンカビーンの甘さそしてオレンジブロッサムがググっと濃厚になる。冷菓の冷気のようなピンクペッパーと焼菓子のオーブンから漂うバニラの甘さ(トンカビーン)の対比がユニーク。落ち着くとヘリオトロープのアーモンド系のパウダリーさにサンダルウッドのオリエンタル感。香りの変化が<A→B→C>と流れるのが大半なのにこれは<A→B→A→B→C>と中間のリピートがあり面白い。そのBのミュゲ。ホワイトもしくはグリーンフローラルっぽいミュゲが一般的だがこれはちょっと未来を感じさせるような変わった感覚。たしかに「スズランっぽい」のにお酒っぽさがある風変わりなミュゲ。他の要素が影響してるためとは思うけど、ミュゲのカクテルがあればこんな感じかな?と思うようなアルコール臭のあるミュゲ。体温が低めだと、このミュゲ部分/アルコール臭がでやすいかも。ラストにむけてトンカビーンが増し続け残香性の強さもこの作品のキーノート。香りの変化がわかりやすく最後まで飽きない。拡散性は普通からやや強め。持続は普通からやや強め。季節は夏以外。オリジナル『マドモアゼル ロシャス』より寒い季節向き。年齢は20代半ば以降。女性向き。20代はオフ向き、30代以降はオフィスでも。調香師はアンフリッポ。ロシャスでは『マドモアゼル ロシャス クチュール/2019』の他に『マドモアゼル ロシャス/2017』、『プペ/2004』・ラルチザンパフューム『ミモザ プーモア/1992』『シャッセオパピオン/1999』・アレクサンダーマックイーン『マイクィーン/2005』・ランコム『ジャンヌランバン/2008』『ラヴィエベル/2012』・パコラバンヌ『レディミリオン/2010』『オリンピア/2015』・アルマーニ『アクアディジョイア/2010』『ビコーズイッツユー/2017』・YSL『ロム/2006』『マニフェスト/2012』『リブレ/2019』・クロエ『ラブストーリー/2014』・コーチ『コーチザフレグランス/2016』・ジョーマローン『バジル&ネロリ/2016』・ラルフローレン『ウーマンバイラルフローレン/2017』・ジバンシイ『ランテルディ/2018』これは『マドモアゼル ロシャス EDP/50ml』のボトル『クチュール』で使用したのはミニチュアでしたがレギュラーボトルの形状・仕様はおそらくオリジナル『マドモアゼル ロシャス』と同型。キャップは楕円柱でシルバーで上部にブランド名刻印。根本部分にピンストライプの黒のシルクリボン(オリジナルよりリッチな三重の蝶結び)。ボディは円盤形で赤血球のような形で色はカシス、側面/周囲は細かい溝、正面中心は少し凹みそこにカシスピンクに銀縁のラベルで簾の目模様。後から見るとラベルの裏に『My Frenchic.』■サイズ:約w74×d26×h108mm[50ml] フランス製シャネル『チャンス/2003』を思わせるフォルムですが、ロシャス『ビザーンス/1987』にオマージュしたものと思われます。<ちょっと似ているのがアルマーニ『コードファム』>オレンジブロッサ、サンダルウッドは共通項で・シトラス :ビターオレンジ、イタリアンオレンジ →ロシャスではベルガモット・グルマン :ハニー、バニラ →トンカビーン・スパイシー:ジンジャー →ピンクペッパーと大まかな枠としては同じで『コードファム』が好きなら馴染みやすい香り。ただ、『クチュール』はトンカビーンが猛烈に強い(6-7割は主張する)のでこの香り、甘さが苦手な人には不向きです。<『マドモアゼルロシャスEDP』と比べると>大人っぽさは圧倒的にクールスパイシー×ヘヴィスウィートで『クチュール』。『マドモアゼル ロシャス』はボトルやリボンの色から伝わってくるように明るく若々しい。香調:フローラル×フルーティ×グルマントップ:レッドカラント、ブラックカラント、ブラックベリー、アイビー、トフィーアップルミドル:ローズペタル、エジプト産ジャスミン、ヴァイオレットラスト:サンダルウッド、アンバーグリス、ムスク『クチュール』に面白さはあるけれど私はこれより『コードファム』(私のベスト5に入る作品)をつけたいのでレギュラーサイズを買う予定はなし。でも『インブラック』、新作が発売されれば試香したいシリーズ。トンカビーンが好き、甘さのなかに冷んやり系スパイシーが好きな方に。
2022.01.31
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YSL『ベビードール/2000』を思い出させた香り。2017年発売『マドモアゼル ロシャス EDP』現代のパリジェンヌの遊び心や自由奔放さを表現し生と美を愛するエネルギッシュで自由な女性に向けた作品。香調:フローラル×フルーティ×グルマントップ:レッドカラント、ブラックカラント、ブラックベリー、アイビー、トフィーアップルミドル:ローズペタル、エジプト産ジャスミン、ヴァイオレットラスト:サンダルウッド、アンバーグリス、ムスクトップはレッドカラント、ブラックカラント、ブラックベリーにトフィーアップル(日本のリンゴ飴)の生リンゴの酸味とキャラメリゼ/べっこう飴の香ばしい甘さ。完全に可愛さに偏らないのはアイビーのハーバルなグリーンの存在。十数分するとローズペタルとジャスミンがフルーティーに重なり徐々にヴァイオレットがエレガントなフローラルに変化するあたりもトップ同様に可愛さ一辺倒にならない技のあるミドル。この作品のメインとなるトップの印象が弱まりつつもラストまで存在し最後に開き始めるサンダルウッドはオリエンタルさ控えめアンバーグリスもムスクもやわらかく繊細な表現で淡くなるトップの香りを引き立てつつ調和。拡散性は普通からやや強め。持続は普通。季節はハロウィン時期のお菓子のトフィーアップルを意識すれば秋から、そして春あたりまで。年齢は20代から30代半ば。カジュアルよりですが20代半ばまでであればオフィスでも。30代半ば以降はオフで、元気が湧くような明るいフルーティーな香り。調香師はアンフリッポ。ロシャスでは『マドモアゼル ロシャス/2017』の他に『マドモアゼル ロシャス クチュール/2019』、『プペ/2004』・ラルチザンパフューム『ミモザ プーモア/1992』『シャッセオパピオン/1999』・アレクサンダーマックイーン『マイクィーン/2005』・ランコム『ジャンヌランバン/2008』『ラヴィエベル/2012』・パコラバンヌ『レディミリオン/2010』『オリンピア/2015』・アルマーニ『アクアディジョイア/2010』『ビコーズイッツユー/2017』・YSL『ロム/2006』『マニフェスト/2012』『リブレ/2019』・クロエ『ラブストーリー/2014』・コーチ『コーチザフレグランス/2016』・ジョーマローン『バジル&ネロリ/2016』・ラルフローレン『ウーマンバイラルフローレン/2017』・ジバンシイ『ランテルディ/2018』液の色は少しオレンジ帯びたピンク。ボトルはキャップは楕円柱でシルバーで上部にブランド名刻印。根本部分にピンストライプの白のシルクリボン。ボディは円盤形で赤血球のような形で、側面/周囲は細かい溝、正面中心は少し凹みそこにペールピンクにホワイト縁のラベルで簾の目模様。後から見るとラベルの裏に『My Frenchic.』の文字。■サイズ:約w74×d26×h108mm[50ml] フランス製シャネル『チャンス/2003』を思わせるフォルムですが、ロシャス『ビザーンス/1987』にオマージュしたものと思われます。<『ベビードール/2000』との比較>サンローラン『ベビードール』に似た香りをお探しなら強くおすすめ。70-80%は共感できそう。トップ:ブラックカラント、パイナップル、オレンジ、アップルミドル:ローズ、フリージア、ミュゲ、ヘリオトロープラスト:シダー、サンダルウッド、バニラ、トンカビーン共通点は多くあり、そのバランスも似ています。一番似ている部分はスプレー直後から。『ベビードール』を最後に使って15年以上経過していますが「これは…ベビードールだ!!」とそんな月日をぎゅっと縮めあのちょっとビターなベリー系の甘さを鮮明に思い出せたのは廃番作品だけにとても嬉しい発見でもありました。『ベビードール』では微かに桜餅のようなパウダリー(ヘリオトロープ)さがあった記憶ですがこちらでもパウダリーさは主張しませんがそれがムスクにあたるように思います。持続性については『ベビードール』はたしかEDTでしたがその割に持続力あり。『マドモアゼル ロシャス』はEDPですが同じかやや短め。他の作品では『ベビードール』と同じカテゴリーだったようなヴェルサーチ『ヴェルサーチウーマン/2000』。どちらも2000年の作品で当時流行の香り。私はこれらの香りは好きで同じ感覚の方なら『マドモアゼル ロシャス』はストライクゾーン。<『マドモアゼル ロシャス クチュール/2019』との比較>ちなみに『マドモアゼル ロシャス クチュール』はクールスパイシー×ヘヴィスウィート。ネーミングで『マドモアゼル』は共通しますが、香りは完全に別物。こちらでやや似ているのはアルマーニ『コードファム』。詳細はまた後日。
2022.01.29
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2022年1月発売のシャネルの新ライン『N°1 de CHANEL /ヌメロ アン ドゥ シャネル』からフレグランスボディミスト『ロー ルージュ』スプレーするとおだやかなフルーティな香り・シトラス、レッドベリーなどのフルーティノート・ジャスミン、ローズなどのフローラルノート・ムスク、アイリスと香りの流れはあるようですが繊細な変化で嗅ぎ取りにくく全体的な印象としては『N°5』『アリュール』『ココマドモアゼル』『チャンス』あたりのシャネルの香水に共通する『シャネルらしさ』がありそれらをブレンドして薄めたような香り。 香りの持続は『フレグランスボディミスト』のわりに弱め。コーダリー『フルールドヴィーニュ』と比べ同じくらい。ゲランのアクアアレゴリア『マンダリンバジリック』『ハーバフレスカ』と同じかやや短め。デオドラントスプレーとの比較は違うかもしれませんがシーブリーズ『せっけん』『シトラスシャーベット』『フローズンミント』より短い。よって、香りの調節はEDCからEDTあたりの扱いで。 調香師はオリヴィエ・ポルジュ /Oliver Polge2015年からシャネル4代目の専属調香師。(ちなみに3代目は父ジャック・ポルジュ)・『ガブリエル/2017』・『N°5 ローレッドエディション/2018』・『パリ ビアリッツ/2018』・『パリ ヴェニス/2018』・『パリ ドーヴィル/2018』などなど。他のブランドでは・ディオール『ピュアプワゾン/2004』・ヴィクター&ロルフ『フラワーボム/2005』・アルマーニ『コード/2006』・ケンゾー『パワー/2008』・ブルガリ『オパフメオーテルージュ/2006』・ブルガリ『モンジャスミンノワール/2011』・ジミーチュウ『ジミーチュウ/2011』・バーバリー『ザビート/2008』・YSL『ロムリーブル/2011』・バレンシアガ『パリ/2010』・バレンシアガ『フローラボタニカ/2012』・ランコム『ラヴィエベル/2012』・ヴァレンティノ『ウォモ/2014』私の好きな香水ベスト3に入るアルマーニ『コード』もオリヴィエ作。(ドミニクロピオン、カルロスベナイムとの共作) 保湿感は意外とありすべすべしっとり系。肌の保湿ケアで、オイル、クリーム、乳液などでペタペタとした仕上がりが苦手でかなりライトな仕上がりを望まれる方向け。ボトルは円柱形、深みのあるクリアレッドのガラス製。フロントに白ラベルに製品名、裏面に様々な外国語で品名が印字。キャップはマットブラックで上にロゴ刻印、スクリュー式ではなく引き抜く仕様。スプレー式で、霧はやや細かく、噴霧量は1プッシュで約0.1ml(1本で約1000プッシュ)スプレー部分は固定され取り外し不可、液の詰替不可。液は無色透明。パールラメなし。サイズは約φ49×h113mm[100ml]フランス製『N°5 ロー』の赤ボトルとおそらく同じ色。高さもほぼ同じ。ボトルデザインはこれまでのシャネル同様すっきりとして飽きないと思いますが『N°5』『チャンス』のような象徴的なパワーはありません。ラベルがなければよくある形状なので。リピートはないかなぁ…香り、保湿感も良いですが、13200円には見合わない。ブランドイメージを入れても5000-6000円が妥当。おすすめできる人は【香水はシャネルが定番、軽い保湿感が好き、気分転換に一日繰り返しスプレーしたい】シャネルの香水であればメンズでも香りを邪魔せず合わせられると思います。
2022.01.17
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一週間もすぎたところであけましておめでとうございます今年はブログをもう少し書きたいなぁ美容面より健康面が気になる年齢になり痩せたいなぁ平穏でありたいなぁみなさんも元気で笑顔の多い一年になりますように
2022.01.08
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今年こそはマメにブログも書いて思いつきで終わらず実行できる一年にしようと思った1月からもう12月にワープ。ブログはもちろん、リアルでもぐだぐだですが元気です。フレデリックマル『ザ グランド コレクション/15種類×7ml』¥49,500-(2020年11/4限定発売)・ビガラード コンサントレ/EDT・カーナル フラワー・オー ドゥ マグノリア/EDT・アン パッサン・フレンチ ラバー・ゼラニウム プール ムッシュー・コロン インデレビ・ロー ディベール・リップスティック ローズ・ムッシュー・ムスク ラバジュール・ポートレイト オブ ア レディー・ローズ & キュイール・ユヌ ローズ・ベチベル エクストラオーディネール高価だけどいろいろ&しっかりめに楽しみたい人にはお得な内容。今年も発売あったかな?一年以上経過したのに未開封がある状態ですがいいセット。いつになるかわからないけどレポできればと思います……と毎回書いてそのまま!今年手にした香水を振り返るとミニサイズ・サンプルが多いですが100種類以上。これも使えてないものがありますが大きな発見は廃番になったイプサの香水『IPSA EDP』に近いかも???という作品。とはいえまだ試香段階で書くには微妙…もう少し時間をかけジャッジします。ちなみに今日はマイケルコース『ゴージャス』今日の状況から程遠く逃げ込みたい世界
2021.12.13
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2/1発売、ザ・ギンザ『ザ・ギンザ パルファム(P)』20ml ¥40,000-『ザ・ギンザ オードパルファム(EDP)』50ml ¥18,000-資生堂には名香、日本人好みのものが多いのに気づけば廃番という流れも多く、だけど新作は少ない。応援と期待を込めて新作・限定品に気づけば購入するようにしています。『ザ・ギンザ』は香調から好きそうだったので香水より買い求めやすいEDPを選びました。トップ:スダチ(国産天然香料)・スイートオレンジ・ベルガモット・レモン・ マジョラム・バイオレットリーフミドル&ベース:リンデン(セイヨウ菩提樹・シナノキ生花再現)・ブルーム(天然香料)・ ローズ・ジャスミンサンバック・ミュゲ・イランイランラスト:三温糖・ベンゾイン・白檀・セダー・ムスクスプレー直後はやわらかなシトラス(スイートオレンジ、レモン、スダチ、ベルガモット)の香り。そこにマジョラムの甘みとちょっとのスパイス感が足され、爽やかだけど丸みのあるトップです。数分するとリンデンが「リンデンティーを淹れたとき」のような温もりのある香りへ。そこからフローラルへ流れる時に思い出したのがシスレーのフェイシャルパックの香り。どうやら菩提樹の花エキスが含まれているから?そして、ローズ、ブルーム、ジャスミンサンバック、ミュゲ、イランイランの花の青味の部分が力強くシャープに香り立ち、この辺りは街の洗練さを表現しているのかもしれません。このフローラルブーケの角が取れ始めると困ったことに香り方が不安定で香水が劣化した埃っぽい匂いになります。一週間くらい使用し、日によって強弱はあるもののどうしてもここが苦手。さらに1時間経過するころには一転、この香水のなかで一番おだやかでまとまりのある時。香りが安定してくると菩提樹の花の香りと三温糖/ブラウンシュガーが日本的な繊細な表現で心地よい香りに。ベンゾイン、白檀(サンダルウッド)、セダー、ムスクも一般的な香水のラストの香り方に比べるとソフトな表現になっています。菩提樹といえば…ちょっと脱線しますが私は寺院の印象がある植物で開花の5-6月に匂いを嗅ぐとほっとします。それはお寺という場所柄もあるけれど、私が通った幼稚園がお寺に併設されておりぼんやりとした記憶ながらも無邪気に過ごした思い出へとつながるからかもしれません。また、ギリシア/ローマ神話の『フィレモンとバウキス(Philemon and Baucis)』夫フィレモンと妻バウキスにもてなしを受けた神が夫婦の「同じ時に息を引き取りたい」という願いを叶え二人はオーク/樫、ボダイジュに姿を変えた…という由来もあり、花言葉がオークは『歓待・愛国心・勇敢・自由・長寿』、ボダイジュは『夫婦愛・結婚』。というのも情趣があり。菩提樹、好きだなぁ。話を戻して。突き抜けた個性はなく『ザ・ギンザ』に似た作品はあるけど香りが不安定な部分で毎回イメージがリセットされ思い出せず。。。でもそのことで気づいた点がひとつ。カルバンクライン『エタニティ』のミドルでフローラルの煮詰まった飽和したような香りに感じるなら香りの種類は違いますが、似た変化なので『ザ・ギンザ』のミドルは合わないかもしれません。液の色はイエローグリーン。拡散性は普通、ミドルのフローラルブーケはやや強め。持続性はやや弱めから普通で3-4時間。年齢は30代以降。女性向き。オフィスでも。10代後半から20代前半向きのカジュアルなベリー系、グルマン系の甘さはないため学生よりも社会人向き。ミューズが冨永愛さんというのはぴったり。季節は春、3月から6月。通年も可能なタイプですが夏はミドルの扱いに注意。ボトルはシンプル。サイズ:約w32×d32×h144mm[50ml] 日本製 ボディは細長い四角柱のクリアガラス、背面に5-6本ドレープのような凹凸。正面に銀プレートに白でロゴ刻印下部に黒でEAU DE PARFUMスプレー部分は銀、キャップは円柱形でクリアプラスチック。既視感のあるデザインで新鮮さはないけれど、中年のおじさんみたいなフォルムの『エバーブルーム』よりは好まれるはずです。(この香水もまたいつかレビューを)スプレーは、霧の粒は大きめ、範囲は広め、量多め。1本使えば満足できそうでリピートの予定はありませんがパルファム(香水/20ml)は機会があれば試したいと思います。
2021.01.31
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先日の記事『シャネルっぽいアトマイザー』で寝かせていた記事『N°5ロー EDT』を思い出し掘り起こし。『N°5』ボトルは時代に沿ったマイナーチェンジを繰り返していますが常に一番ではないかと思うデザイン。限定品『N°5ロー EDT』はちょっぴり黒い赤色のボトル。トップはマンダリンやレモンのシトラスにアルデヒド。このアルデヒドが上手く出てくれる時はいいけれど絶不調の時はプールの水が鼻の奥に入りツーンとするような匂いと刺激をひたすら感じそれに油脂っぽさを足したように。トップが落ち着けばジャスミン、ローズ、イランイランのブーケで『N°5』らしいノートが楽しめるけれどEDPに比べるとトップもミドルも儚くシンプル。EDTは気楽に使えるますがやっぱり物足りないかも。ボトルは、どの面から見てもエメラルドカットをモチーフとしたデザイン。年齢は20代後半以降。女性向き。オフィスでも。季節は3-5月。9-10月。■サイズ:約w67×d31×h112mm[100ml] フランス製
2021.01.21
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2020年、私のお茶ブームと同時に熱かったのが『香水』。定番でストックしているアトマイザー(4-5ml)では対応できないものがあり10-30mlのアトマイザーを探し「これはシャネル的な???」ものに遭遇し購入。以前ダイソーで『アナスイすぎるアトマイザー』を見つけましたが今回は『シャネルっぽいアトマイザー』です。■ガラス瓶アトマイザー(韓国製)¥880-サイズ:約w45×d24×h94mm、容量30ml、98g。クリアは、キャップはクリアのプラスチック、ボディはクリアガラス。ブラックは、キャップは艶ブラック、ボディはマットブラックガラス。スプレー部分はシルバーで共通。霧は強めでしっかりでます。作りは値段相応。クリアのキャップはキズや成型時の溝が目立ちます。あと、5本注文したうち1本瓶の口が欠けていたので注文する場合は確認を。(時間がなく交換しなかったけど、ガラスの破片がなかったから梱包前からの破損かなぁと)シャネルは2018年限定品(100ml)と比べるとこんな感じで、キャップはまぁまぁ似てるけど、ボディの比率と角の処理が違います。ちなみに、『ヘリオトロープ』とあるラベルは自作の香水を『ジャスミン』とあるのはD&G『パイナップル』、黒ボトルはまだ空で、これくらいはラベルにある『タバコローズ』的なものをいれようかと。問題なく使えているので30mlアトマイザーを探している方は候補の一つにいいかも。ただ、細部までのクオリティは求めずネタとして捉えるべきです。
2021.01.17
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年一の更新、からも感じる時が経つ早さ。アラフィフという年齢になりましたがますます「健康ならいいじゃないの」というスタンスで元気です。前回の日記、ほぼ一年前からの大きな変化はやはりコロナ中心での生活。最初の数ヶ月は見えないもの、不確かな情報に不安が募り、春になると仕事がほぼ消滅し違う不安が重なり、夏に情報は整理されるようになり、秋から仕事は少し復活してやや安堵、冬、そして年が明け、ひきつづき耐える時だという気持ち。以前から引きこもった生活・仕事で動きとしては変わらないもののニュースをみれば気が滅入るという違いがあるなか家族、友人、仕事仲間にクライアント、出会う人にほっとしてもらえること…FaceTimeで連絡をとったり、便りを出したり美味しいものがあれば贈ってみたりいつもなら留めてしまう労いの言葉を伝えてみたりそうして自身の心のバランスを保っています。さて、買い物熱はかわらず!普段からお茶をよく飲みますがちょっといいお茶も揃えるようになり茶筒を買い足しました。前に買ったのが数年前、と思ってブログを振り返ったところ…8年前!!茶筒【KARMI Tea Canister 塔/Soji】2012/10/27あれから同型、3色展開のうち残り2色『SUMI/墨』を2015/1月、『FUKIURUSHI/拭き漆』2015/12月と買い揃え今も手にして良さが伝わる茶筒です。そして2020年秋、お茶のマイブーム到来。30gの玉露のために11月購入したのが畑漆器店SOJIシリーズ『tutu S』¥7,700- φ62×h82mm※下記のリンク先では『h68mm』とありますが実際は『h82mm』です。(下段『tutu M』¥8,800- φ62×h107mm)材質は『栓』、山桐、針桐、線木とも呼ばれるそう。我戸幹男商店と同じ山中漆器(石川)で、轆轤挽きが特徴。『tutu』は蓋の上部は角があり、本体の底は丸みのあるデザイン。『アカ』『チャ』のアクセントカラーも良く迷ったけど、これまでの茶筒と溶け込ませたく『キナリ』にしました。そしてもう一つ。候補としていたものが年末セールで、1月に届いたのが■我戸幹男商店『KARMI Tea Canister 俵/Soji』¥13,200-(φ78×h110mm/梓/142g)内蓋つき。松尾芭蕉の俳諧理念のひとつ『軽み』から引用された『KARMI』『俵』は蓋の上部まで筋があり写真だと強調されてトンボの気持ち…目が回る…安定の格好よさ。『塔』は内蓋がありませんが、『俵』には付属。ちなみに『塔』にあった蓋の内側の目盛は『俵』にはありません。容量はどちらも茶葉100g入ります。内蓋のツマミ部分にも筋があるので引き抜きやすい仕様。贅沢をいえば『俵』はもう一回り小さい方が『塔』と並べた時のバランスが良さそうです。それにしても『KARMI』シリーズはいい。<おまけ:選択肢いろいろでした>■ITUTU『茶筒』¥7,920-(φ90×h110mm/樺桜/170g)内蓋、茶匙つき。デザインはこれが一番でしたが希望するものより直径が大きくやめました。■『黒目はじき』¥7,700-(φ70×h90mm/欅)内蓋つき。サイズ感はよかったけど、手元にある物と比べたときちょっと民芸調が強めかなと選ばす。茶葉50-70gは入るようです。■藤木伝四郎商店『帯筒』¥13,200-(φ82×h122mm/かえで・さくら・くるみ)内蓋つき。これもよいけど、希望より高さがあったので選べず。■藤木伝四郎商店『輪筒』¥16,500-(φ81×h122mm/かえで・さくら・くるみ・無地皮)内蓋つき。■浅田孝夫『茶筒』¥13,750-/14,300-(欅/柿・栗・茄子・竹の子・瓢箪)上記とは毛色が変わりますが、なかでも柿と栗が可愛すぎる!うちは狭いキッチンで諦めましたが、ゆったりとしたキッチンならオブジェ的に置きたい。お家時間が続きますがお茶時間も楽しめますように。
2021.01.15
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2019年4月から更新が止まっていました。以前のブログから含めると2005年から気ままにやってきましたが数年前から夫婦共に自営というスタイルになり仕事に本腰を入れていたら気づけばこんなに時間が流れてヒィィィと言いながらのスリルな日々。だけども決して痩せることなくむしろますます太くなっていますがとりあえず元気です。今日はポコっと仕事が消え時間と気分に余裕ができたので戻ってきました。でもまた明日から月末モードで今後の展開は未定なもののブログで気分転換できるようになればと思います。さて、趣味の方はボチボチで私のブログといえばマニキュア。ポリッシュは思い切って整理し500-600本になり、塗る回数も激減。老化で弱くなり、縦筋や変形したカーブが入るようになりこれまでのような仕上がりにならないというのもあるけど何より『ゆったりとマニキュアをする時間と気持ち』がなく。新色ポリッシュは買うけれど出番がなかなか来ないという状況のなかよく使ったのは安定のZOYA『ピクシーダスト』シリーズ。ベース/トップコートなしで、ざざっと塗ってすぐ乾く!一度塗りでも見栄え良い!『658 GODIVA』『698 TOMOKO』はどんなファッションでも合わせやすくやはりいい、改めておすすめなカラーです。あとメイクアイテムもポツポツとですが一番のお気に入りはシュウウエムラ・アンリミテッドアンプリファイド『A OR595』公式でも人気カラーのようですが、オレンジ+レッド+ブラウンのバランスが良く「お、お、恐ろしく似合うっ!これは間違いない…」と既存色なのにストックを検討するほどの色になっています。直近ではシャネルの可愛いカメリアモデル・ルージュアリュール 『607 ルージュ メタル ドゥ シャネル』(パールでポップなレッド)・ルージュアリュールヴェルヴェット『627 カルマンドゥシャネル』(明るすぎず暗すぎないレッド)ルクレイヨンレーヴルも数本購入しましたが『174 ルージュタンドル』は最近赤色の口紅が好きな私にはグッときた色。柔らかさのあるやや朱赤よりのピュアレッドでパールラメなし。これと『607 ルージュ メタル ドゥ シャネル』を合わせるとリップカラーはパール、リップラインはマットだけどこの境界線を少しぼかすと口元が明るく立体的で口紅がきれいに仕上げられた!と満足感も。時間があればそのうち写真も載せたいところですがインスタなどの方が情報が早く濃いですから私はこれまで通りのんびりで。触り始めたら徐々に勘が戻ってきたけどブログの使い方を色々忘れているので寝かしていた一番古い記事を使おうと掘り起こしたものが2011年。下書きではポーラのレビューだけ。ちょい加筆。『パウダーアイシャドウをリキッドアイライナーにできる』という便利そうでユニークな発想が気に入り“トランスフォーマー”と一緒に5年以上前(当時からなので…2006年くらい?)に購入。当時いろんなアイシャドウで楽しんでいましたが時代の流れとともにアイシャドウは進化し様々なテクスチャーが発売“トランスフォーマー”の出番はなくなったもののこちらのブラシは今も現役で使っています(そして2020年の今もある!)形状は、ゆるやかなカーブを描いた平筆。毛先部分は幅が約6mm。独特なコシがあるので強い弾力を加えるとピンっとはねるのでこのような素材のものは毛先をあてるか寝かせて使うことをおすすめします。化粧をする頻度が少ないのもありますが…化繊なので5年以上の経過しているのにもかかわらず毛先が広がったりするトラブルはありません(2020年の今も経年劣化もなさそう)合わせているアイテムは、ボビイブラウンの『ロングウェア ジェルアイライナー』毛先にクリームを取り、ティッシュの上で均一になるようにならし睫毛根元に筆を立て軽く押しあてていくとやさしいアイラインが出来上がり。慣れていれば面相筆のような毛先の細いブラシでも同様な表現はできますがポーラドルフのブラシはより簡単。毛の色はイエロー、軸はシルバー(留め金はブラック)にロゴや製品名。適度に膨らみがあるので握りやすくホールド感が良いです。写真は、ボビイブラウン『ウルトラファインアイライナーブラシ(旧タイプ)』との比較。・ポーラドルフ【トランスフォーム】約h131mm(中国製)・ボビイブラウン【ウルトラファインアイライナーブラシ(旧タイプ)】約182mm
2020.01.28
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10連休が始まり、そのなかで令和という時代も。11月末から滞っていたブログの背景には主に仕事のいろいろがありやっと連携できほっとできるようになりました。この半年は1か月のスパンで動く予定が多くその1か月が2-3週間の感覚で流れ新年度に入り「今年も1/4が過ぎたね」と友人から言われた時はハッとしたし2-3年前に思えていたことが倍以上だったりと人生超特急か暴走列車な状態。キラキラした予定がない連休ですが一旦停車で寛ぎたいと思います。
2019.04.27
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11月30日限定発売『リップクラッシュミニクラッシュドリップカラーキット』1本2.25gのミニサイズ(レギュラーサイズは3.4g)が5色。・01 Babe ベイブ・02 Bare ベア・04 Ruby ルビー・12 Regal リーガル・20 Lilac ライラック全て既存色。奇抜な色が入っていないので私はこのキットで『クラッシュドリップカラー』デビューです。『クラッシュドリップカラー』は色によっては『本体やケースでの見た目の色』『腕に塗った色』『唇にのせた色』の印象がかなり異なりこれはいつも以上に塗ってみないと分からない色というのが第一印象。例えば『04ルビー』はこの中で見た目は一番ダークカラーだけど腕に塗るとレッドよりのピンクに見えたけど唇になるとウォームレッドへ。もちろん、ベースが肌と赤味の唇に塗るので差が出て当前ですが他の口紅より振り幅が大きいです。質感はセミマット。しっとりとしたマットが持続。持ちは一往復程度だと普通、数回往復させたり、ティッシュで押さえ再び重ね仕上げると良くなり落ち具合もきれい。香りは淡い柑橘っぽさ(20-30%)、薄く原料っぽさ(70-80%)。柑橘っぽさは塗るときに少し匂うくらいで、それが消えると原料のオイルっぽさが(よく言うクレヨン臭)ただ外資系にありがちな香料のものに比べれば、匂いとしては強くはないです。あと口に入ってもゼロではないけど許容範囲。ちなみに私が苦手なのはアルマーニ『エクスタシーシャイン』で香りは大丈夫だけど口に入るとかなり嫌!(使用感はいいのに)ケースの大きさは約w18×d18×h55mmふくらみのある四角柱で、ベースはマットブラックで帯は口紅の色とリンクしたカラーリング。購入直後に使いたいシーンがあったので1本だけ使って撮ろうと思っていたのになめらかな使用感が気に入ってだらだらと使ってしまい一ヶ月経過の状態。01 Babe ベイブセットの中ではコーラル系で、ピンク。発色は良いけど強い色ではないので春っぽい色合いが似合う色白な人にお勧めしたい色。02 Bare ベアセットの中ではブラウン系。私にはブラウンの濃さ、黄味のバランスが良い色。これ以上、ブラウンが強いと年齢的により老け込みそうで黄味が強いと肌から浮いてしまう感じ。だけど沈んだ顔色の時は口紅の黄味がより顔色を悪くみせてしまうためその日の顔色で慎重に選ばなければいけない色。ただしマッチした時は表情が柔らかく見えて素晴らしく良い!黄味と相性が悪い人は避けた方がいい色であり、黄味が得意であっても年齢や肌色で確認した方が良い色。04 Ruby ルビーセットの中ではレッド系。温もりのある秋向きのレッド。腕に塗ったものでは少しくすんだ浅いレッド。唇ではウォームレッド。朱赤ほど明るく鮮やかではなく、肌馴染みの良いナチュラルなレッド。個人的にはオフィスで使える赤。季節を問わない赤。12 Regal リーガル明るめのイエローよりレッド。朱赤ほどではない。『07ルビー』よりもフレッシュな印象の赤で春夏向き。腕での発色で見えた青っぽさは唇に塗ると明るさを引き出しているような効果。こういった赤を見ると私は白無垢に合いそうだなぁ…と感じる色。20 Lilac ライラックセットの中ではモーヴ系。重ね塗りをするにつれピンクの濃さが強まるような発色があり見た目やライラックといった名前の印象ほど強い青味ではない。私は初春か冬に使いたい色。今年のクリスマスコフレの買い物ではミニサイズの口紅が大集合してしまい45-50色激増!!様々な色を楽しめるのはもちろん、色好きとしては見てるだけであぁとても嬉しい。去年のとかも入ってるけどミニリップ軍団。他にクリニークのミニチャビー20色などもあり、まさに彩り溢れる生活(笑)ちなみに5色リップでは資生堂の『モダンマットパウダリーリップスティック』のミニサイズ『エクスプレッシブデラックスミニセット(2g)¥6480-』も買いましたが・『ボビイブラウン』しっとりとした見え方のマット。ナチュラルな色展開。・『資生堂』ツヤを打ち消したマット。濃いめの色展開。混色する楽しみがある。といった違いで、今の気分でマットの格好よさをジャッジするなら資生堂。手に取りやすい色ではボビイです。30日にはアイシャドウパレットも発売で欲しいけど去年のが全く減ってないので悩む。。。
2018.11.29
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#01 Pink Glow(Mini)2018年10月限定発売の『ハイライティングパウダー』の『ミニサイズ』通常品は8g、5800円+税今回のミニサイズは4g、3000円+税ケースはツヤのあるゴールドベース。蓋部分は上からホワイトのグラデーション。ロゴは今回『MCMXCI(1990)」とマイナーチェンジ?サイズ:約w51×d51×h14mm[4g]ミラー付き。 イタリア製ケースは私のものだけかもしれないけど噛み合わせが強く少し開けにくい…パウダーの大きさは約38mm角。4gという量やケースの大きさでは単色アイシャドウのようピンクゴールドとプラチナのマーブル使い始めはしっとりなめらか使い込むとシマーブリックのようなメタリックに豹変!多めに乗せるとやはり毛穴の凹凸が出てしまうので大きなブラシで触れるか触れないかのソフトタッチであればツヤの表現が抜群!ふわっと発光したようになり、それより多めだと濡れたようなツヤ。それ以上に多め強めにつけたらストロボ効果を超えぬめぬめとしたサイバーな宇宙人(笑)質感と仕上がりがとてもよく似ているのはバーバリーのイルミネイティングパウダー『SILVER SHIMMER』・ボビイはピンクっぽいシルバー・バーバリーはイエローっぽいシルバー(シャンパンゴールド)と色の違いはありますが使用感はかなり近い。他にはジバンシイのバウンシーハイライター『01 AFRICAN LIGHT GOLD』これも輝きの種類はボビイと同じ、色はバーバリーよりもややしっかりとしたゴールド系。ただどうしてかジバンシイは顔全体でのハイライトにするとメリハリがつかずアイシャドウなど部分的に使う方が正解っぽい。硬めのムースっぽい質感で塗るのがちょっと難しい。今回ミニサイズでしたが人気の理由がよくわかりました。これはリピート確定!
2018.11.16
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2018『Jelly Brites』全3色。・937 MOLLY・938 PARIS・939 ALIA今回の『939 ALIA』はディープマゼンタ。パールラメなしのグロッシータイプ。水のような艶のグロッシー系は一番好きなタイプできっかけは『ANNA SUI 608』だった記憶。クリアオレンジベースにフレークラメに大小の四角ラメ入り。透明感がありそれでいて鮮やかな発色、形状の違うラメのバランスがよくボトルのデザインが変わっても継続されていましたが現在は無いようです。それから1-2年後に出合ったのがZOYA『GLOSSシリーズ』こちらはアナスイ同様のグロッシー系ですがラメパールはなし。・638 KATHERINE・639 PALOMA・640 FRIDA日光に当たり明るめではこんな色。明るい『PALOMA』、中間の『ALIA』、暗い『KATHERINE』。室内でのボトルの平均的な色はこれが近いかな。一度塗りは濃淡が出てしまうので、二度塗り以上がおすすめ。表面がゴワゴワして見えるのは乾ききっていないのに寝てしまった…翌日トップコート(ESSIE/SUPER DUPER)を塗ったけど線は隠しきれず。
2018.11.12
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11月3日限定発売『リュクスオンリュクス ミニリュクスリップカラーコレクション』¥19,440-去年も限定発売された『リュクスリップカラー』のミニサイズ(2.5g)10色セット。大きさは約w18×d19×h55mm。イタリア製。03 オルモストベア06 ニュートラルローズ11 ラズベリーピンク15 ブロケード20 レトロコーラル28 パリジャンレッド29 サンセットオレンジ45 ライラック60 ベリーローズ62 クリムゾン2017年のラインナップは16 プラムブランディ27 レッドベルベット31 ベリーニ32 ウーバーベージュ33 ボンド34 バハマブラウン35 ウーバーローズ36 タヒチピンク40 フレーム41 インペリアルレッド化粧品好きだけど毎日化粧をしないので消費が追いつかず『リュクスリップカラー(3.8g)¥4,536-』そのものはたぶん未購入。去年のミニサイズセットで使用感は事足り今年も買ったことで手持ちの『リュクスリップカラー』はミニとはいえ20色に。ますますレギュラーを買うことから遠退いています。質感は『リップカラー(セミマット)』に比べると現代的なクリーミーな潤いに艶、発色の良さがありどちらかを勧めるなら『リュクス』そしてリュクスには『マット』タイプが発売されたのでボビイのベーシックリップである『リップカラー』が廃番にならないかちょっと心配。ケースはベロア調のグレー地、ロゴのゴールドプレート。大きさは約w350×d90×h32mmマグネットで蓋が留まる仕様。内側の赤いマットは外すことができ小物入れにも。見た目は洒落てるんですけど…毛羽立ちのせいかこのケースを触りだすと喉がイガイガしてしまうー毛羽を軽く拭き取ったけどこんな具合。肝心な色ですが、写真はかなり色合わせが甘いです。例えば橙色になってますが朱赤。( )内はボビイ公式での表現■03 Almost Bare(ソフトベージュ)ナチュラルなベージュオレンジリップカラー『01 Salmon(ペールピーチ)』よりも白味が弱くくすんだ色リップカラー『65 Blush』の彩度を上げた色黄味の強い私には顔色が明るく見えぴったり。■06 Neutral Rose(ナチュラルピンキーローズ)ナチュラルなベージュピンクこれも馴染み使いやすい色リップカラー『2 Beige(ライトウォームベージュ)』と似ている、06の方が赤味より。リップカラー『4 Brown(ミディアムピンクブラウン)』の赤味を引いた色ちなみに公式の腕に塗ったチャートは私のモニタでは全体的に鮮やか/彩度高めでこの色はブラウンに見えてます。■11 Raspberry Pink(ブライトブルーフューシャ)ピンクよりのフューシャ。写真では明るいちょっとポップなピンクになっていますが実際はマゼンタピンク。ブーゲンビリアにあるビビッドピンクのようで色としてはとても美しいですがこれ単体で塗る機会は私にはないです。■15 Brocade(ブライトパープルプラム)ディープマゼンタ。『11 Raspberry Pink』に青味を足した色。この二色の違いは青の濃度。リップカラー『Cosmic Lily』の白味を少し取った色。これも単体利用は難しいです。■20 Retro Coral(ペールピンクコーラル)ミルキーなコーラル。春夏系の色。『03 Almost Bare』の彩度&明度を上げたニュアンス。■28 Parisian Red(トゥルーイエローレッド)ベーシックな赤。ピュアレッド。セクシーというよりキュートなイメージ。赤のわりに質感と艶感がいいのか重さがなく使いやすそう。■29 Sunset Orange(ブライトレッドオレンジ)朱赤。スカーレット。『28 Parisian Red』より、よりくすみがなく健康的。リップカラー『07 Orange(パンプキンオレンジ)』より鮮やかでくすみがない。リップカラー『10 Red(ファイヤーエンジンレッド)』とほぼ同じ、29はほんの少し淡さがある。ビーチにいるマリリンモンローを思わせる色であったり、和装も似合いそう。■45 Lilacナチュラルなローズピンクリップカラー『22 Sandwash Pink(ベージュピンク)』に近い色。それよりもすこーし青味よりかも。■60 Berry Rose赤味よりのローズピンク色使いはナチュラルだけど口紅はややはっきりとした発色を好むなら唇を程よく主張。『45 Lilac』に赤味を足した色。『15 Brocade』を赤味よりにし少し落ち着かせた色。■62 Crimsonクリムゾン、青味の深い赤。10色の中で一番彩度が低い色。秋冬の重さを表現するならこの色。リップカラー『09 Burnt Red(ブリックレッド)』と同じ彩度&明度、色の強さ。これをローズにすれば62。資生堂モダンマットパウダリーリップスティック『524 Dark Fantasy』よりブラウン味が少なく赤味より。来年も発売されるなら『リュクスマットリップカラー』か『クラッシュドリップカラー』がいいな。その前に11月30日にクラッシュドリップカラーのミニサイズ5色セット『リップクラッシュミニクラッシュドリップカラーキット¥7,992-』が限定発売!今年のクリスマスコフレは香水とミニリップが多めで。あとは去年買えなかったクリニークのチャビーミニ20色¥7,776-を検討中私の脳内モンローレッド。ストレートなレッドも似合って美人はうらやましい。
2018.11.10
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ZOYA 2018 SPECIAL EDITION 『KISSES PASTEL JELLIES(全3色)』より『ZP935 LIBBY/リビー』春に買い、夏に塗り、秋にレポ。記事を書きかけ放置で保存、を掘り起こし。ライラックピンク。パールラメなしのややグロッシータイプ。私の爪は加齢でカーブが曲面でなく平面で筋が入るようになり(特に薬指)そのため液の濃淡がついてムラっぽくなるけれど爪のコンディションが良ければ一度塗りでも透け感と色味のバランスが良さそうです。曇りの屋外、一度塗り。二度塗りで色むらが落ち着き、三度塗りでもシアー感がある仕上がり。小指は液が多く外側に垂れもったりとやや不透明に。屋内で昼白色の照明で夜。クリーム系のようなこってりとした不透明さや重みはないけれども『GLOSSシリーズ』ほどのウルウルとした水っぽさはありません。クリーム系のこの色では似合わないけど透け感があることでそれほど違和感はなし。でも重ね塗りより発色が弱い一度塗りの方が私には馴染むようです。一度塗りでは通年。グレー系のファッションと。重ね塗りでは春を表現したい1月から初夏あたり。今の秋なら重すぎないマスタードとも良さそう。
2018.10.30
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『レイディース イン オール クライメット』¥24,948-(¥23,100+8%)1897年発売の復刻版。2013-14年にゲラン本店(68,Champs-Élysées)でも個数限定で紙箱で復刻、その後もブラシ付きのルースパウダーでも発売、今回はゲラン190周年の限定品として発売。過去のゲランのホリデーアイテムで高揚したスプレー式のラメ入りフェイス&ボディパウダー『スフルドールドゥシャリマー』2016『オールアンペリアル』2010このタイプはたしか去年から発売されておらず今年もなかったわけですが、ゲランの中では唆られその代わりに購入しました。まずは、やはりルックス!円形のシンプルな形状。イエローゴールドをベースに、蓋はマットホワイト。『G』をモチーフとしたレース模様などのレリーフ。商品名などはゴールド。大きさは約φ75×h29mm[10g] フランス製。ミラー約φ60mm。開閉はマグネット仕様で見た目も構造もスッキリ。ツメが折れ閉じないといった心配もなし。蓋は120-130度くらい開きます。コンパクトはなかなかの重さで全体で約137g。ざっくり卵2個分(笑)重さによる荘厳さの表現が実によく計算されています。正直なところ、高級感という雰囲気についてはこの重さがあることで受け止めるようなもの。エレガントなデザインですがゲランというよりラデュレやジルっぽいかも。パウダーは『メテオリットヴォワイヤージュ』のレフィルを詰め替え可能。頑丈そうなコンパクトなのでこうして使い続けることができるのは嬉しいですね。パウダーはシアーマットタイプ。ソフトフォーカスのようなぼかしを表現。色はなく(TRANSPARENT)表面のキメを整えるような仕上がり。肌色を選ばないユニバーサルシェードでほぼ色がつかない/白くならず明度も色相も考える必要なく『シアーマットな仕上がり』を希望するならお勧めです。ブラシにとっても、肌にのせてもほとんど白さが見えないので撮らずに終了。乾燥については適量であれば乾燥を引き起こすことはなさそうかも?香りは『バイオレット』ゲランユーザーであれば想像できる落ち着いたエレガントな花の香り。ブラシで顔に乗せている最中はその香りを感じますが数分で気にならなくなります。現在手持ちの白色パウダーはシュウウエムラ『ステージパフォーマー インビジブルパウダー』『メイクの仕上がりに影響を与えない無色のパウダー』ということで見た目はゲランとほぼ同じ白色のパウダー。塗った直後は白っぽくはなってしまうけれど馴染むと落ち着きます。これに対してゲランは同量で同じブラシで試しましたが最初から白が発色しない上にシュウより乾燥もしにくいため使用感はゲランが好きです。(汗ばむ時はシュウが良い)去年のゴールドのブロンジングパウダー『Terracotta Gold Light』これは用途が違い比較するのは変ですが普段使いできるのは断然『レイディース イン オール クライメット』(テラコッタゴールドのことも書こうと思いながら一年経過!!)フェイスパウダーはカウンターでメイクアドバイスを受けた際に買ったり、なんだか良さそうとか綺麗だなぁ…とあまり効果を追求せず選んでいるアイテムでもしかするとこれでなくてもいいものが沢山ある気もしますがそんな私でも仕上がりが軽くナチュラルな効果が気に入りました(それとルースよりプレスト好き)10年後には200周年のゲランも今のように楽しめていたらいいなぁ。
2018.10.29
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アルマーニの香りに惚れたのは2006年発売『コード』以降リピートし常備するほど好き。2013年発売『Si』はコードほどの熱量はないけれども好きな系統でバージョン違いの限定発売は注目する作品。所有する『Si』シリーズは3種類。・『Si』(オリジナル)2013 <グルマン系>・『Si Rose Signature /ローズシグネチャー』2016 <ローズ系>・『Si Passione /パシオーネ』2017 <フルーティ系><シィ オリジナル> 2013 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - 洋菓子のような甘さが印象的な秋冬の香り。スプレーした瞬間から甘さが強烈に広がります。スタートは柑橘系の酸味が弾けるもののすぐに甘みが、それはカシスリキュールなのでしょうが綿飴のような砂糖の甘みにベリー系のフルーティーさが絡み合います。その甘さが10-20分で少し落ちつくとローズ、ジャスミンの花の香りが広がりますがシュガー&カシスの甘みは消え去ることはありません。ラストになるとパチョリが出てくることで、これまで女性感で独走状態だった甘さが、パチョリの男性的な香りで一旦引き締まります。この変化は、たとえば女性が男性に抱きしめられ男性の香水の香りが重なったようなドラマティックな流れです。甘さとパチョリが折り重なり、静かになめらかにバニラとアンバーがラストを飾ります。トップにインパクトがあり持続性が高く重いイメージを持ちますが実際は3-4時間でかなり落ちつきます。アルマーニ『コードファム/EDP』と比べると『Si』の方が持続性は短いです。ディオールの『ミスディオール』のアダルト版といった感じで実際、香調も良く似ています。『Si』・トップ:ベルガモット、マンダリン、リキュールドカシス ・ミドル:ローズドメイ、ネロリ、エジプトジャスミン ・ラスト:パチョリ、アンバー、バニラ『ミスディオール』・トップ:ベルガモット、ブラッドオレンジ、マンダリン・ミドル:ダマスクローズ、エジプシャンジャスミン・ラスト:パチョリ、サンダルウッド、ベチバー、ムスク10-30代までは、ディオール。以降にそれに似たもう少し大人っぽいものを選ぶなら『Si』であればスムースかも。ボトルは、やや丸みを帯びた四角柱のボディはクリアガラス、キャップは玉砂利を思わせるような形状で黒。ネック部分にシルバーのポイント。シンプルなデザイン。液は淡いオレンジ系(2014年6月購入したもので色が煮詰まっています)■サイズ:約w38×d38×h105mm[30ml]フランス製<シィ ローズシグネチャー> 2016 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - オリジナルのグルマンさをベースにフレッシュなローズを強調した春・秋の香り。『パシオーネ』に比べるとオリジナル感は控えめ、そして『フレッシュなローズ』と表現しましたがオリジナルの『Si』は本来重め(多くの香水に親しんでいる人なら「やや重め」かも)なので文字通りのローズを期待されると「これはフレッシュじゃない!」というジャッジにも。あくまでも『Si』のなかで『フレッシュなローズ』です。・トップ:ベルガモット、マンダリン、ブラックカラント ・ミドル:ローズドメイ、ダマスクローズ、フリージア、イリス、オスマンサス ・ラスト:バニラ、パチョリ、アンバー似ていたかもなぁ…というのはランコム『トレゾァ』15年以上匂っていないのでかなり曖昧なですがあのピーチやアプリコットのフルーティさは『ローズシグネチャー』にないけれどもローズやイリスの花の感じとバニラの甘さ加減は近いかも。ただおそらく『トレゾァ』の方が構成が濃厚で甘いです。ボトルは型はオリジナルと同じ、底にシルバー(もしかしたらゴールドかも)の薄いフレーム。そしてベージュピンクのリボンが折り重なりクロスしたデザインで巻かれていたのですが写真などで見るよりも手芸っぽくて好みでなかったので取り外してしまいました。液の色は乳白色のピンク。(2016年5月購入でこちらも色が煮詰まり気味)■サイズ:約w47×d47×h118mm[50ml] フランス製<シィ パシオーネ> 2017 - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - - オリジナルのグルマンさをベースにフルーティさを強調した春・秋の香り。どちらかといえば春かなぁ。『Si』で私が一番好きなのがこの『パシオーネ』・トップ:ペア、ブラックカラント、ネクター、グレープフルーツ、ピンクペッパー・ミドル:ローズ、ジャスミン、ヘリオトロープ、パイナップル・ラスト:バニラ、シダーウッド、パチョリ、ムスクフルーティさの一部にエスカーダ『トロピカルパンチ(2001)』を思い起こさせそれはペアとパインあたりなのかなと。微かですが。そんな『トロピカルパンチ』発売当時の香水といえばどっしりとしたブーケ、お香や動物的だったり、軽めであればアクアやマリン、シトラスでしたが南国フルーツを軸とした香りでは爆発的にヒットした作品となりその後エルメス『ナイルの庭』や現在まで人気が高く定番化したカテゴリーになったように思います。また2005年フェラガモ『インカントドリーム』も少し思い出しこれはパイン、マンゴーといったトロピカルフルーツが軸の夏向きでガーリーな香りでそのニュアンス(+ブラックカラント)を少しアダルトに寄せフローラル、バニラ、ムスクを強めた春・秋にしたのが『パシオーネ』っぽいかも。ボトルは型はオリジナルと同じ、内面が朱赤(ブランド的にはアルマーニレッドなのかも)で光にかざさないと残量が見えない仕様。フロントのロゴはゴールド。■サイズ:約w47×d47×h118mm[50ml] フランス製今日10月26日はそんなアルマーニからメイクアイテムも含めて色々発売。香水では『パシオーネ』のコフレ(30+7ml/8,640-)が。またオートクチュールライン『Armani Prive』から『ピヴォワンヌ スジョ ソイエドゥナクレ』(100ml/27,000-)が限定発売。初のプリヴェ、これからポチります♪
2018.10.26
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ベージュベースにホログラムラメ。写真は二度塗りでほぼ透けず、一度塗りでも仕上がりが良い色。ラメの輝きは大粒ですがベースカラーが落ち着いているのでキラキラではあるけどギラギラではなく。(上は日差しが強い日の屋外で本来よりラメのコントラストが強め)ボトルではこのphが一番近い色。トップコートなしでもこの艶で、表面はほぼ凸凹を感じません。10年以上前の記事で(5年前くらいかなぁ…と思っていたから驚いた(゚д゚;) )TINS『408 ma cherie』の色違いのようなラメ。デボラリップマン『Dirty Little Secret』『Message In a Bottle』バターロンドン『All Hail MacQueen』のラメが繊細すぎて物足りないならZOYA『Brighton』はいいかも。また、ZOYA『861MERIDA』は色違いのグリーン系。この色も良くて今ペディキュアに使っていますが肌に透明感が出て映えます。
2018.10.24
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2018年9月7日限定発売の2色。『CAMO LUXE COLLECTION』より『C01 Camo』カウンターでは2色の違いも分かったしシマーもチラチラと良かったのに私の暮らしの照明やシーンでは良さが全く引き出せない…これはかなりのレアケースですが完全にデパート照明マジックに魅せられてしまった。というわけで買うならどちらか一色で良さそう。■C01 Camo カモベースカラーはわずかーに白濁したチャコール(赤味グレイ)で、ピンクシマー。そのためダークカラーでもソフトな印象。強めな光で近くで見ればピンクシマーは分かりますが暗くなるとほぼシマーが隠れてしまいます。たくさん配合されているシマーは表面に出たがらないシャイなタイプ。テクスチャーは水っぽく濃淡が出やすいタイプで一度塗りは難しいです。乾きは普通からやや遅め。今回のベースコートはゲラン『ネイリストラバーズ』。トップコートなしでもウォータリーな見た目に。ボトルは膨らみのある四角柱でフロントにゴールド×ブラックで『BB』。キャップは円柱状でマットブラック、ブラシは丸筆で毛量はやや少なめコシはやわらかめ。おそらく2012年あたりのリニューアルのものと変わっていないと思いますが最近は平筆に慣れているので少し塗りにくさはあり。■サイズ:約w28×d28×h69mm[11ml]フランス製。
2018.10.20
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10月12日限定発売『ライフ オブ ザ パーティ ミニ アイ&リップ パレット』¥6,696-ボビイブラウンは普段からメイクの色展開が自分に馴染み取り入れやすくクリスマスコフレではホリデーらしいきらめきにボリューム感があることで毎年一番の注目ブランドです。2018年は全四弾で20近くのアイテムが限定発売。この『ライフ オブ ザ パーティ ミニ アイ&リップ パレット』は第一弾から。アイシャドウ4色とリップカラー1色で、リップはパレット内にセットされた設計。パレットの大きさは約w78×d76×h27mm、重さは約107g。(リップスティックを外したら94g)ケースはゴールド、蓋はフロッキー加工/ベルベット調のグレー地にエンボスで白ロゴ。リングケースのような質感。ちなみに箱の表面もフロッキー箱の裏面蓋はマグネット内蔵でパチンと閉まります。ミラー付き。リップ収納部分は約w18×h56mmでリップの代わりにアイシャドウのチップを入れることも可。■アイシャドウ(各2g)・Shell/シェル(アイシャドウ/#17)左上・Twilight/トワイライト(メタリックアイシャドウ/25thと同じ)右上・Oyster Pink/オイスターピンク(メタリックアイシャドウ)左下・Cool Brown/クールブラウン(アイシャドウ)右下『シェル』は単品の#17。『トワイライト』は2016年発売の『25周年 アニバーサリーヌードアイパレット』と同じ。ベーシックなピンク系ブラウントーンで2色でも3色でもアイメイクを作れる色合い。それはボビイブラウンファンであれば「いかにもボビイな組み合わせ」と思えるはず。シマーウォッシュの爽やかでなめらかな明るさ調整とクールブラウンの濃淡で普段使いにもコントラストの強いメイクにも対応できる内容です。■リップカラー(ミニサイズ)・ブラウン(#4)『リップカラー(3.4g)¥3,996-』のミニサイズで、大きさは約w17.5×d17.5×h55mm(2.25g)セミマット系、赤味ブラウンでパールラメなし。1991年デビューの『リップカラー』10色のうちの1色『ブラウン#4』2011年10月限定発売『20周年アニバーサリーリップパレット』で気に入り40前後では年間を通して使えた色が40代半ばになってからは春ではやや重めになるため秋冬メインとなりましたがそれでも常備している色です。そんなわけで秋冬になった今にこの色のミニサイズは嬉しい!リップセットものは第四弾(11/30発売)で『リップ クラッシュ ミニ クラッシュド リップカラーキット(5色)』¥7,992-もあり、こちらは全て既存色での展開。・01 ベイブ・02 ベア・04 ルビー・12 リーガル・20 ライラックそして、2017年『リュクスリップカラー』のミニサイズ(2.5g)セットの『リュクスクラシックスミニリップセット 』という限定商品がありましたが・16プラムブランディ*・27レッドベルベット*・31ベリーニ・32ウーバーベージュ(→2018/11/2限定発売)・33ボンド*・34バハマブラウン*・35ウーバーローズ・36タヒチピンク・40フレーム・41インペリアルレッド(『*』はレギュラー販売色)今年も『リュクスオンリュクス ミニリュクス リップカラーコレクション』¥19,440-が現在予約受注で販売中!発売は11月2日より。色はブルベ/イエベでいうと半々くらいの割合かなぁ・03 オルモストベア*・06 ニュートラルローズ*・11 ラズベリーピンク*・15 ブロケード*・20 レトロコーラル*・28 パリジャンレッド*・29 サンセットオレンジ*・45 ライラック・60 ベリーローズ・62 クリムゾン*口紅のセットでは資生堂『エクスプレッシブ デラックスミニセット(5色/各2.5g)』¥6,480-も検討中で、こちらは『モダンマット パウダリーリップスティック(4g)¥3,888-』のミニサイズ。・506 Disrobed・512 Sling Back・516 Exotic Red・517 Rose Hip・524 Dark Fantasyクリスマスコフレシーズンは私には化粧品の出費が跳ね上がり数年前からストッパーとしてトータルでいくらかつけてますが2015年18万、2016年10万、2017年22万。。。と意味がない。他にガツンと出費する趣味はなく、この時期仕事で発狂しストレス解消も兼ねているから良しとするのもありますが消耗品として考えるとせめて10万くらいにしたい気分です(´-ω-`)そんなことを思いながら今後の予定は・アルマーニプリヴェ『ピヴォワンヌ スジョ ソイエ ドゥ ナクレ』・ゲラン『レディース イン オール クライメット』・シャネル『No.5 EDP』・クラランス『ハンドネイルトリートメントクリームセット』・資生堂『エクスプレッシブ デラックス ミニセット』まだ序盤ですが果たして( ・ὢ・ )
2018.10.18
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9月22日発売『& ROSY 2018年11月号』の付録がARTISAN & ARTIST*/アルティザン&アーティストのリップ柄ポーチ!A&Aの製品は15-20年?前からポーチにバッグも使っている地味にファンです。バッグは傷んでも修理を出したほど気に入っていたりPTAシリーズの滑らかなマットゴールドのポーチが全体的に色がくすみ擦れてどうしようもなく処分したくらいで基本丈夫。たまに浮気してしまってもやはり化粧ポーチはA&Aが定番!そんなA&Aが雑誌付録になっていると知り買ってみました。ベースになる正規品は縦型収納タイプのスクエアポーチ『6092』シリーズ。下記の水玉模様は『8WP-DT6092』¥6,700+税(7,236-)見た目はほぼ黒の生地に見えますが説明によるとブラックとネイビーの糸でそこにゴールドのドット模様のジャガード織。生地は表がポリエステル、裏がナイロン。サイズは約w155×d50×h155mm。重さ120g。内側のレイアウトは現品も付録も同じ。大きく違う点は『生地と縫製』で型紙は同じっぽいかな。現品はポケットなどの縁がテープで処理されゴムバンドが伸びにくい厚いもの。ファスナーのチップはリボン生地でゴールド系。内布はサーモンピンク。付録の生地はナイロンでリップ柄は『プリント』。何か挟まれているようで少しフカフカとした厚みは本家とほぼ同じ感覚。全体的にミシン目が大きめ。ポケットなどの縁は折られて縫われているだけですが糸のほつれは今のところなさそう。ファスナーのチップはリボンではなく金具でブラック。内布はレッド。左『DTシリーズ/ドット』、右『LIシリーズ/ヴァリアントルージュ』コスメポーチらしいリップスティック柄でカワイイ!左は付録のプリント柄。右は現品のジャガード織。A&Aでオススメな型はティッシュケース付の『107』。ヴァリアントルージュシリーズでは『8WP-LI107』¥5,000+税(5,400-)サイズは約w150×d55×h90mm。重さ65g。小さめだけどアイテム少なめの私にはこれで十分なサイズ。そして長年使ってやはりいいと断言できるのがティッシュケースが付いていること!スマートにセットされているので見た目がすっきり。私がこのポーチに入れるものは口紅、リップクリーム、リップライナー、フェイスパウダー、コンタクト、目薬、アトマイザー。これに小さめのアイシャドウ(シャネルのレキャトルオンブル程度)短めのグロスが入ったり入らなかったりといったボリューム。短所といえば人によってフロントポケットのファスナーかも。これが下の位置にあるので人によっては使い勝手が悪く感じるかも。私はあまり使わないもの(ヘアゴム、コンタクト/緊急時のストック)を入れています。ファスナーは濃紺。リップ柄がとても気に入りポーチとお揃いで初めて購入した左のミニマムサイズ『907』。リップ柄の品番は『8WP-LI907』。サイズは約w85×d15×h135mm。今年はポシェットで出歩くことが多くより小さなポーチがあるといいかなぁと。入るのは口紅、コンタクト、目薬、アトマイザー程度。財布を持ちたくない時はカードも追加。明るい場所だとドット柄よりリップ柄の生地の青さが分かります。付録と重ねてみるとこうして比べてしまうとやはり付録は付録。とはいえ、920円の雑誌の付録としてはこれは嬉しいおまけです。この付録でA&Aの製品を手にするきっかけになるとコスメの世界が広がりますよ。次号2018年12月号は10月22日発売で付録はジョルジオアルマーニビューティのミニリップ(現品の約半分の容量)『エクスタシーシャイン503/FATAL』それと『& ROSYオリジナルリップブラシ』閉じると約10.3cm、セット時は約17.3cm。リップに釣られ購入予定です!<がま口バッグも検討中>
2018.10.02
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包装でよく使っている薄葉紙。毎回どんな色だったかなぁ…?と忘れてしまうため備忘録としてレビューも書いたけど商品サイトが消えると面倒なのでブログでも記録。・『IPあり』両面ともややマット調(ゴールド、シルバーを除く)・『IPなし』片面はすべすべと滑らか■IPリバースGR(ゴールドレッド)<↑>片面はツヤのあるゴールド、反対面はバーガンディ。裏の色が透けることはほぼなく(バーガンディからはゴールドの輝きが少し透ける)ゴールドは『IP75ゴールド』と同じ。バーガンディは『IPワイン』よりも赤味と深みあり。■IP75ゴールド<↑>艶のあるゴールド。アンティーク調のシックなゴージャス感のあるゴールド。表裏は別の表情で裏面は白っぽさがある色で裏紙といった感じ。(色違いは『IPシルバー』)■IPシルバー<↑>艶のあるシルバー。アンティーク調のシックなゴージャス感のあるシルバー。表裏は別の表情で裏面は白っぽさがある色で裏紙といった感じ。上記3種は常備。■IP Hゴールド<↑>明るい山吹色。いわゆる『金色』っぽさはなし。(艶ゴールドなら『IP75ゴールド』、ただし表裏は別の表情/裏面は白っぽさがあり裏紙といった感じ)■IPシナモン赤味よりの茶色。赤レンガっぽいイメージ。両面ともややマット調。(これよりも暗い茶色は『ブラウン』でこちらは片面はすべすべと滑らか、サイズが少し大きめ。)■ブラウン落ち着いた茶色。こげ茶ほどの暗さはなし。片面はすべすべと滑らか。■IPポイゼンベリー<↑>マゼンタ系のピンク。濃いピンク。鮮やかすぎず暗すぎもしないはっきりとしたピンク。■IPスカーレットシンプルなレッド。朱赤ではない。ストレートに『赤』な色ならこれ。■IPワインシックなワイン。■IPダークピンク<↑>暖色よりのピンク。ダークさ(暗さ渋さ)はない。(同じ彩度明度で寒色ピンクは『IPラズベリー』)■IPラズベリー寒色よりのピンク。(同じ彩度明度で暖色ピンクは『IPダークピンク』)■IPピーチ黄味のあるピンク。■IPピスタチオ黄味のある明るいグリーン。■IPパレードブルー<↑>エレガントな鮮やかでありながらも落ち着いたブルー。■IPミッドナイトブルー深みのあるブルー。とてもシック。■ブラック<↑>やや浅めの黒色。片面はすべすべと滑らか。■IPブラックいわゆる黒色。両面ともややマット調。(『ブラック』よりサイズ少し小さめ)■IPエレガンス<↑>オフホワイトにベージュ、ゴールドで植物模様。柄の大きさはやや大きめで、ハガキ程度の大きさであれは柄が少し大きく感じ、A4以上になるとバランスが良い。■ライトグリーン(PHナシ)パステル調の明るいミントグリーン。片面はすべすべと滑らか。■バイオレットパステル調の明るいパープル。片面はすべすべと滑らか。
2018.09.12
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お盆休みはゆっくりできましたか?私は帰省したもののアクシデントがあり急遽日帰り。トンボ帰りで家へ戻ったものの予定が空白でしかも外出できない状況。気疲れで一日寝てゴロゴロ、そして友人から勧められた映画の告知YouTubeを見てそこから脱線し流れ着いた先はメイクアップ系ユーチューバー。普段YouTubeでメイク系は見ないこともありわかりやすい解説に手際の良さに感心しながら引き込まれ品番をメモり、その流れでサイトでポチったのが『ちふれ』のアイテム。直近で買ったちふれは2015年のネイルエナメル『815』。久しぶりのちふれでやはりプチプラというのは心も財布の口も開放(*˘︶˘*).。.:*♡ メモしたのは『740 ブラウン』でしたが「6色買ってもシャネルとかの1本分なら…」と不純な動機ながらもコンプできるのです。リップライナー全6色。¥540-・111 ピンク・272 ローズ・342 パープル・572 レッド・610 ベージュ・740 ブラウンサイズは約φ9.5×H103mm。本体込みで6g。 日本製。芯の長さは約24mm、芯は約3mmの円形。使用感は滑らかで描きやすい。滲みもなく乾燥もなく持ちもなかなか良かったです。お勧めしやすく使いやすく、私がリピートするかもしれないのは■111 ピンク ベージュピンクで唇の色が明るく自然に整う。シャネル『34 NATURAL』のグレイ感を薄め、少しピンクよりにしパールなしにした感じ。■610 ベージュ 白味が強くないのでヌードメイクに合う。シャネル『36 BEIGE』を黄味から少し赤味よりにした感じ。インテグレート『50』の赤味を引いた感じ。■740 ブラウン 赤味と黄味のバランスが良く適度に深みがあり秋に活躍しそうなブラウン。インテグレート『BE350』に赤味を足した感じ。インテグレート『PK750』の青味を引いた感じ。昔愛用していたHR『09』に近い色。似合ったけど私のメイクには出番が少なそうなのは■572 レッド肌馴染みの良い落ち着きのある赤。朱赤やトマトレッドのような強さはない。似合わなかったのは■272 ローズシックな色だけどダークな青みが強く寒かった水泳後の唇っぽくなる■342 パープル尖ったメイクであれば似合うけど普段使いでは老けてしまう。ただ60代以降なら突き抜けて使えそうかも。ナチュラルな青味ピンク、オレンジ/コーラル系、ピュアレッドなどがあると良さそうな色展開。さて、容器のデザインは微かにピンクの偏光感がある白のスティックにシルバーでロゴ、小さな製品シールに色番。コンプしたのに色がわかりにくいのはなぁ…とキャップに似た色のネイルポリッシュを塗り始めたもののビジョンがないせいでかえって見栄えが悪くなり少々後悔しましたがそうだ!とマスキングテープで隠し完成。80点くらいの出来栄え。(計画性がないまま始めたものだから本来&途中経過の写真はないです)不足20点は色選びが少々甘かった、とソコ肝心なところとツッコミながらも愛着湧いてきました。ちなみに以前改造したのは『フェスティブカメリア』でしたが楽しい図工の時間でした。しかし、今回見たYouTubeで原点回帰しました。高いものはいいものだと盲目的になりがちですが高くてもポンコツもあれば、安くてもピカイチもあり、そして何よりやはり技術あってのこと!と。この頃化粧が雑になっていたので技術本(たとえば鎌田由美子『着物ヘアメイク発想』)を読み返したるんでいた美意識を取り戻したいです。
2018.08.25
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ラベンダーベースに、玉虫/レインボー系のシマー。ORLYのポリッシュは久々で前回は『FOWL PLAY』『NITE OWL』あたり。今回は2017年に発売された『COLOR AMP'D』のもので・完全乾燥まで8分・1週間耐久・ライト不要・発色が良い・最高峰のツヤ・除光液で簡単オフ…ということですが実際に全項目頷ける仕上がり。写真はトップコートなし。二度塗りで透け感ほぼなし。さて、この玉虫タイプに初めて出合ったのは2003年OPI『It's Summer for Sure』コレクション。・S34 Blue Monn Lagoon・S35 Crim-sun・S36 Sand-erella・S37 Coral Reef・S38 A Day At The Peach・S39 What's Dune?摩訶不思議な滑らかな虹色の輝きにネイルポリッシュでは今でも過去最高の衝撃を受けました。その後はDSシリーズとして展開したり、多くのブランドでも見られ、15年経過した今ではテクスチャーの一つとして定着。『Sand-erellaと一緒だ!』と懐かしくて買ったものの記憶が曖昧だったのか、経年劣化なのか色の違いは意外とあり。15年前はここまで薄くはなかった気がするけどなぁ…チップは3度塗り。表面にフロートするような玉虫感は色味が薄い『Sand-erella』の方が少し強め。(『PAPARAZZI』はパープルの色味が強いぶん弱まるのかも?)『Sand-erella』は下地が透けて見えるほどパープル味がかなり薄い(シアー)。比べてしまうと『PAPARAZZI』のパープル味が濃いので『Sand-erella』はブルーグレイに見えてしまうけど単体であればパープル系とジャッジできます。ラベンダー×レインボーが素敵な『PAPARAZZI』。ポリッシュとしても優れているので玉虫系デビューにはお勧めです。
2018.08.18
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