あれこれ備忘録 ホスピス医のこころを支えるもの

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粗忽のたかびー

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2024.02.12
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カテゴリ: ドラマ鑑賞

お別れホスピタル 1 (ビッグ コミックス) [ 沖田 ×華 ]

療養病棟に入院している患者さんたち
根岸希衣は元教師役。息子には「真面目で大人しい母。最後くらい羽目を外してもいいのに。」と言われているが、実は家族のいないところでは色ボケで、男性ケアワーカーに「けんさーん!」と抱きつく患者。
同室には、木野花演じる、気に入らないことがあると看護師をつねる患者。
高橋惠子は貧血で入院する患者役。肝臓がんと認知症を患う夫の隣にされて、その介護を病院でもする羽目に。せん妄で暴れていた夫は大人しくなってくれて、岸井ゆきのら看護師たちはホッとしている。娘も「二人は私の理想の夫婦です。」と話す。そんな三人をみて「ご家族が一番ですね。」と声をかける、主人公の看護師役には岸井ゆきの
「そうとも限らない。」と呟く主治医役のの松山ケンイチ。
胃瘻をつけられた男性患者にお菓子を食べさそうとし、制止するゆきのに逆ギレする妻役には鷲尾真知子。その患者の隣で寂しさからナースコールを鳴らしまくる患者にきたろう。前回、呼吸器をつけられた男性患者の妻に泉ピン子。

ドラマは後半がみそ。
泉ピン子は優しかった夫が認知症になって、暴力を振るうようになって、入院して肺炎になった。「1日でも長く生きてほしいと思って、呼吸器をつけてもらったけど、お父さんは本当に望んでいたのか・・・」と高橋惠子に打ち明ける。

高橋惠子は「長生きしてほしいと思えるあなたが羨ましい。」と返す。そしてゆきのには、「自分が快適であることが妻の幸せだと思っている夫のことを、本当はずっと嫌いだったのかもしれない。一人になりたい。」と打ち明ける。

その後、その夫はがんの痛み、腹水による辛さで、助けてくれと暴れ出す。ミダゾラムで鎮静を図る病棟長国広富之、主治医松山ケンイチ、岸井ゆきの、仙道敦子。ミダゾラムが始まった途端「今日子」と叫ぶ夫に、それまで遠巻きに見ていた高橋惠子が近づいていき、枕を整え「これでいいでしょ。早く逝ってください。」と耳許で囁く。そして夫は旅立っていく。

居酒屋であの場面を振り返る二人。「愛という沼、深くても浅くても傷つく。ひとりがいいよ、楽で。」とつぶやく松山に、頷くゆきの。

薬を貰いに来た高橋惠子に出会うゆきの。スッキリとした顔をして健康そう。「私達はこれで良かったんだと思う。」と最後にいう。

最後はゆきののナレーション。
人は愛に生きるのかもしれない。美しいけど残酷。どっちとも抱えて生きていくしか無い。





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Last updated  2024.02.12 00:30:07
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