全290件 (290件中 101-150件目)
長らく、の看板をかけてきましたが、この3年ほどのデータを集計しなおした結果、次のように改めることとしました。つまり、データを整理、集計した結果、わが家の二酸化炭素排出量が日本の平均家庭の約4割ではなく、約55%だったということです。なんと15%もさばを読んでいた、ということで、「製紙メーカー各社による再生紙偽装」「日立の電気冷蔵庫エコ偽装」「トヨタプリウスリコール隠蔽問題」に続く「エコ偽装」問題をひきおこしてしまったことに深くお詫び申し上げます。これはひとえに私の不徳のいたすところというか、この間データをずーっとためこんで集計していなかったという私のずぼらさに起因しております。hiro 0503さんのリクエストもあり、この機会にやはりきちんとまとめよう、ということでようやく整理してみました。で、2007年から3年間について、あらためて作成した環境家計簿がこれです。ということで、3年間を平均して平均家庭の約55%というのが真相だったということになります。しかも、年々少しずつ排出量が増加しています。それぞれの細かいデータとその分析は、おいおいアップしていきますが、とにかく今日のところは、謝罪とバナーのはりかえをおこなっておきます。トヨタの会長さん(失礼。社長さんでした)のように、米国議会の公聴会に呼ばれてみたいなという気もしますが、そこまで問題にしてはくれないでしょうね。そうそう、名刺も作り直さなくっちゃ。とりあえず汚名返上、名誉挽回、心機一転(?)、おそらく2050年の日本の国家目標になるであろう二酸化炭素50%削減を、今年のわが家の目標として掲げたいと思います。それでは。
2010.02.25
コメント(0)
2009年1月3日~2010年1月30日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。2010年1月13日(水)、鹿児島では4年ぶりとなる大雪が降りました。朝起きて、雪が降ったり積もったりしているところを見て、家族全員大はしゃぎでした。とくに次男は、学校で雪合戦をしたとか雪だるまをつくったといって、楽しかったようです。しかし、鹿児島は雪を想定した町づくりをしていないので、翌日14日まで、JRやバスなどが一時止まったり、徐行運転などでダイヤが大幅に乱れたり、高速道路などが一時凍結して通行止めになったり、ということで日常生活に大きな支障が出ました。私の授業も、来たくてもこれない学生が多くて、出席者数は激減しました。そうかと思えば、最高気温20℃を超える暖かい日もあったりして、寒暖の差が激しいという印象でした。ここにはありませんが、朝ガスストーブをつけることが多かったので、ガスの消費量は多かったです。そのことについては、またのちほど。ごみは全体的に少なめでした。傾向として冬場は少なくなりますね。そのことも含め、2009年までのデータを集計したので、これまでの環境家計簿として整理し、のちほどブログにアップしたいと思います。
2010.02.24
コメント(0)
このブログを熟読してくださった(恐縮です)hiro 0503さんから、2つほどご質問がありました。せっかくですので、ブログの記事として掲載したいと思います。Q1: OMソーラーのシステムを稼動するのにどれくらい電気料はかかるのでしょうか?OMソーラー協会『OMソーラーを勉強する本。』p.156に、Q&Aで「OMソーラーシステムのランニングコスト」が掲載されています。それによると、「OMソーラーの運転自体にかかるランニングコストは、ハンドリングボックスと貯湯槽の電気代です。規格によって異なりますが、仮によく使われる100Wタイプとすれば100W×8時間(1日の稼働時間)×30日で月の消費電力がわかります。」として、以下の例が出ています。(例)1日8時間の運転/電気代:25円/kWhの場合・1日当たりのハンドリングボックス(ファンの稼動)のランニングコストは、20円です。・1日当たりの貯湯槽(ポンプの稼動)のランニングコストは、20円です。→したがって、《40円×30日=1200円/1ヶ月》となります。わが家は、22時~8時を夜間料金割引に設定しており、各月により昼夜間の割合などで微妙に料金が変わってきますが、電気使用料金を使用量で割ってみると、各月とも1kWh約20円で、ほとんど差はありません。したがって、「1日8時間の運転/電気代:20円/kWh」として計算すると、さきほどの25円/kWhの8割ということになるので、月1000円前後ということになるでしょうか。なお、ネットサーチしてみると、京都のOMソーラーハウスのメーカーさんのサイトにも、Q&Aのページがあり、次のように書いてありました。Q11.OMソーラーを動かすのに、電気代はどれくらいかかりますか?A.100ワットの電球1個分ほどの電気代がかかります。毎日10時間運転するとして、1日25円ぐらい、月の電気代は1000円に満たない程度。システムを太陽電池で動かせる自立運転タイプもあるので、この場合は電気代もかかりません。また自立運転タイプは災害時に電気が止まってもOMを働かせられる利点もあります。結局、ハンドリングボックスも貯湯槽も1kWh弱の消費量ということになります。宮崎でしたら、鹿児島よりも晴天率が高いですし、外気温が5℃を超えれば室温は20℃近くなるので、着るものでウォームビズに心がけるなどすれば、冬でも暖房のいらない日が多いのではないかと思います。ということは、やはり電気代は相当の節約になると思います。わが家は、雨水が足りなくなったら自動的に上水道から水を補給する雨水タンクを設置しており、晴天が続いている時には、ときどきポンプが作動してタンクに水を補給してやったりしているので、それも電力を消費していると思います。あと、玄関やトイレにはセンサーがついていて、人が近づくと自動的に点灯するシステムなどで、これも恒常的に電気を少し食っています。あとは電気冷蔵庫などの家電製品の待機電力ということになります。夏休みに家を空けたときには6~7kWh、冬休みでは4~5kWhになっています。暑い時の電気冷蔵庫や晴天が続いた時の雨水タンクが電気消費量に影響していると推測できますが、それ以上はわかりません。それから、OMソーラーは、冬はいいのですが、夏、昼の暖かい空気をハンドリングボックス内に取り込んでしまう(家の中にまでは入ってきませんが)欠点があります。そこで、OMソーラーのハンドリングボックスを開発した友伸平さんという方が、「環境創機」という会社を立ち上げ、その点を改善した新しいソーラーシステム「そよ風」を販売しています。わが家の設計施工をしてくださったシンケンスタイルも最近はこちらを採用しており、女優・ナチュラリストの高樹沙耶さんのお宅もこの「そよ風」になっています。寒い地域は別として、夏の暑さが問題になる南日本の方ではこのシステムの方がよいと私も思っています。我が家はいまさら換えられませんが。Q2: 九州電力との、電気代の設定?契約?はどんな感じにしているのですか?日中の電気料、深夜電力・その間の電気代それぞれに違いますよね。やはり工夫をされているのですか?まず、太陽光発電と電気使用との関係ですが、これはわが家だけでなく、どこもそうですが、「系統連系」というシステムになっています。昼間に太陽光で発電した分のうち、自家消費をした残りの余剰電力を九電に売り、逆に雨の日や夜などに発生するたりない電力を九電から買うという形で電気を融通するシステムです。したがって、正確にいうと消費量-発電量ではなく、太陽光発電してそれを自家消費した分を差し引いた使用量(購入量)-売電量です。ただ、消費からも発電からも同じ量だけ差し引かれて、購入量(電気使用量)と売電量になる、つまり消費量-自家消費量=購入量、発電量-自家消費量=売電量ということになるので、結果としては消費量-発電量=購入量-売電量ということになります。ただ、購入料金と売電料金は異なり、売電料金の方が高い(購入料金約20円/1kWhに対して、2009年11月の固定価格買取制(フィード・イン・タリフ)実施前で29円/1kWh、実施後は48円/kWh)ので、この買取部分が、総発電量なのか、余剰電力分(売電量)でかわってくることになります。ドイツなどでは、総発電量すべて高く買い取る料金システムになっていますが、日本では余剰電力分が売電量として計算されています。それでも、1kWh当たり28円の差がありますので、月々の太陽光発電量が電気使用量(購入量)の半分程度あれば、売電料金の方が高くなることになります。現在、ガス会社がガスで(その中に含まれる水素を取り出して)発電する家庭用燃料電池で発電した電気も電力会社に売ればさらにお得です、とキャンペーンを繰り広げてますね。それから先ほど書きましたが、わが家は22時~8時を夜間料金割引に設定しており、その分が若干安くなっています。電気使用料金を使用量で割ってみると、だいたい各月とも1kWh約20円で、ほとんど差はありません。うまくお答えできたかわかりませんが、本日のところはこんな回答ということにしておきます。わからないところ、おかしなところがあれば、また指摘してください。
2010.02.23
コメント(1)
「どんぐり自然学校パネル展」無事終わりました。この場を借りて、皆さんに感謝したいと思います。ご来場くださった方をはじめ、さまざまな形でのご協力、本当にありがとうございました。19日(金)、午前中は「金曜会」という、月1回のペースでもう20年近く続けているという上品な奥様方の学習会の講師をさせていただきました。「資本主義」がテーマだったのですが、みなさん聡明で、実際にいろいろな場で活躍されているようですが、もっとこうした人々の力を活用できれば、日本もよくなるのにと勝手に思いました。昼食時間に「どんぐり自然学校パネル展」のチラシも配らせていただき、その話でも花が咲いているうちにパネル展での私の出番の14時が迫ってきたので、おいとまをいただいて、「ギャラリー杜(もり)」に向かいました。着いてみると、どんぐりのなっちゃん先生(どんぐり幼稚園をはじめたころから十数年、なっちゃん先生とえみ先生が二人三脚で運営から何からあらゆること(もちろん周りの協力を得ながら)をおこなってきました)が、幼稚園や自然学校に通わせているお母さん方に、自然学校全日制の説明をしているところでした。お母さん方にもどんぐり自然学校にとってもたいへん重要なことなので、予定を変更して、私もその輪に加わりました。結局、その話が終わったのが15時もだいぶ過ぎたころ。「環境を考えよう」は、予定よりだいぶ遅れて、15時半ごろからはじめました。その間にも多くの人が来場していましたので、もしかしてその学習会に参加するつもりで来た人がいたとすれば、ごめんなさい。学習会というかワークショップというか、「環境を考えよう」に参加したのは、私の妻も含めて6人ほどでしたが、みなさん積極的に発言していただき、話も盛り上がることができたので、ほっとしました。昨日21日(日)ですが、午前中私は野球部に入っている長男の練習試合が長田中であり、三塁塁審を仰せつかって、ミスジャッジもなく無事務められて安心したあと(中学生なので、タッチアップすべきところを離塁してしまったり、カバーに入らなかったり、それに対してとくに相手の監督さんのたいへんきびしい指導(いっている中身は確かにその通りなのですが)など、審判をしながら思うことはいろいろとありましたが)、正午過ぎ(全部で4試合したということで、そのあとも続いていましたが)、その足で会場に向かいました。昼食をとった後、途中、宝山ホール(鹿児島県民文化センター)の地下で開かれている「シベリア抑留展」が目にとまり、短時間ですが寄ってきました。シベリア抑留の生活は本当に厳しかったんだろうなあと思いを馳せつつ、人を人と思わないソ連の誤った政策とともに、国体護持のため植民地にいた日本の人々や兵士(そもそも満州への植民政策や日中戦争自体が誤りなのですが)を売り渡した日本政府の棄兵棄民政策に怒りを覚え、元抑留者などが国に国家補償を求める署名にサインをしてきました。そして、天文館中央公園で開かれていたボーイスカウトの集会や、「商売繁盛で笹持って来い!」の掛け声とともに天文館商店街を練り歩いている七福神たちを横目で眺めつつ、最終日を迎えている「どんぐり自然学校パネル展」が開かれている「ギャラリー杜(もり)」に到着しました。さすがに最終日、いつもよりたくさんの人が詰めかけていました。画家の山下三千夫さんや鹿児島市議の小川みさ子さん(野口英一郎市議も19日に来場していただきました)も会場に見えていました。そして、ライアーコンサートがはじまる15時前には、さらに多くの人が会場に押しかけ、見る見るうちに会場はふくれあがり、コンサートを始める時間には(私の目分量ですが)およそ100名ぐらいが会場に集まっていました。お誘いしたばかりの金曜会メンバーの方も、いらっしゃってくれました。15時ちょうどに始まったライアーコンサートは、福岡在住のオイリュトミスト、ライアー奏者の田原眞樹子さんと鹿児島のメンバー(私の妻含む)計4名が、前回の記事にも書いたとおり、アイルランド、ドイツ、日本(沖縄)の音楽を演奏しました。ライアー演奏 「グリーンスリーヴス」(トラディショナル,編曲:John Billng) 「エレノア プランケット」(作曲:T.O'Carolan,編曲:John Billng) 「アーウィン氏に捧ぐ」(同上)うたとライアー 「お守り下さい 私の天使」(作詞・作曲:Künstler,日本語訳詞:N.Izumoto) 「ゆうなの木」(沖縄のわらべうた) 「童神」(作詞:古謝美佐子,作曲:佐原一哉)と、田原先生の解説をはさみつつ、曲目はまったく予定通り演奏したのですが、15時20分ごろには終了してしまいました。演奏自体はよかったと思ったのですが、演奏時間が予定より短く、特に遅れてきた人はほとんど演奏を聴けなかった人もいて、キチンと正確に演奏時刻を告知できていなかったことについては(最初からわかっていたはずのことなので)、大変申し訳なかったと反省しております。この1週間、「どんぐり自然学校パネル展」に、まだきちんと集計していませんが、たくさんの人に来場していただきました。来場してくださったみなさん、寄付してくださったみなさんをはじめ、様々な形でご協力してくださったみなさん、ほんとうにありがとうございました。また、パネル展を開き、皆さんと話す中で、私自身もより理解を深め、確信をもったり、ここをもっと調べてみようというところも見つかりました。今後ともこの経験を生かし、取り組みを進めていきたいと思います。
2010.02.22
コメント(0)
鹿児島市の中心街天文館の中町にある「お茶の美老園」2階の「ギャラリー杜(もり)」で開かれている「どんぐり自然学校パネル展」も、最終日の2月21日まで残りあと3日、大詰めが近づいてきました。妻は毎日パネル展に通い、がんばっています。これまで、会場で「羊毛を使った人形作り体験」「にじみ絵体験」や「子育て相談会」「発達相談」などの企画をおこない、新聞記者さんなども含め、多くの方に来ていただきました。本日19日(金)はまず、11:00~12:00に内田先生による「発達相談」があります。そして、14:00~17:00は「環境を考えよう」です。私は、午前中近くの会場で学習会の講師をしてから、パネル展の会場「ギャラリー杜(もり)」に移り、午後2時よりの企画「環境を考えよう」で、環境をめぐる話題をざっくばらんに参加者の方と語りあいたいと思います。3時間もあるので休憩をはさみつつ、のらりくらりと、地球環境のことからごみ分別にいたるまでさまざまなことについて、参加者の関心にそって柔軟に進めていきたいと思いますので、時間のある方は覗いてみてください。明日20日(土)は本日と同じく11:00~12:00「発達相談」、そして15:00~16:00「にじみ絵体験」。最終日のあさって21日(日)は、11:00~12:00「にじみ絵体験」、13:00~14:00「羊毛を使った人形作り体験」、そして15:00~16:00にフィナーレを飾るのは「ライアーコンサート」です。ライアー(Leier)は、古代ギリシャのリュラー、リラなどから発展したハープを小さくしたような弦楽器で、現代のライアーは、「胴はゆがんだドーナツ形をしており、その一辺から他辺へ、平行に半音階に弦が張られている。ピアノの白鍵にあたる弦と黒鍵にあたる弦とで張る高さが異なっており、白鍵は高く。黒鍵は低く張られる。右手は楽器の表から白鍵を、左手は裏からドーナツの穴にあたる部分を通して黒鍵の弦を演奏する。」とWikipediaで説明されています。以前述べたように、スタジオジブリの「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」で、木村弓さんがライアーで弾き語り(映像)をしています。シュタイナーが推奨し、その後シュタイナー教育でよく使われています。妻がよくお世話になっている福岡の「ペロル」さんのサイトや「ライアー・ゼーレ」のサイト、「ライアー(Leier)のページ」などで、ライアーのことがくわしく紹介されています。どんぐりに毎年来てくださっているドイツ・シュトゥットガルト在住の治療教育家仲正雄さんも、これまでに4枚のライアーのCDを出しています。自然体でやさしい響きに、心が癒されます。先ほど紹介したライアー・ゼーレのサイトに、仲さんのことはくわしく紹介されています。仲さんの「独り言」のページもあります。ライアー・ゼーレさんのご好意により、演奏する仲さんの写真を貸していただいたので(数枚貸していただいたのですが、そのうちの1枚を)掲載します。今度の「パネル展」でのライアーコンサートは、福岡在住のオイリュトミスト、ライアー奏者の田原眞樹子さんと鹿児島のメンバー(私の妻含む)が、アイルランド、ドイツ、日本(沖縄)の音楽を演奏します。曲目は、以下のようになっています。ライアー演奏 「グリーンスリーヴス」(トラディショナル,編曲:John Billng) 「エレノア プランケット」(作曲:T.O'Carolan,編曲:John Billng) 「アーウィン氏に捧ぐ」(同上)うたとライアー 「お守り下さい 私の天使」(作詞・作曲:Künstler,日本語訳詞:N.Izumoto) 「ゆうなの木」(沖縄のわらべうた) 「童神」(作詞:古謝美佐子,作曲:佐原一哉)みなさん、どうぞよろしく。
2010.02.19
コメント(2)
2009年一年間を通しての太陽光発電と電力消費+ごみ分別の集計を出してみました。2009年1年間の太陽光発電・電力消費の合計(kWh)、年間自給率、年間の最高気温・最低気温の平均(℃)、ごみ(生ごみ、もやせるごみ、もやせないごみ、プラスチック容器類、紙類)の年間の合計(kg)です。ただし、ごみについては、2009年1月はデータがそろっていないので、2010年の1月分をたして1年分とするために、※では、2009年2月~2010年1月の合計・平均のデータを出しました。なお、すでに公開したデータのうち、2009年9月から10月にかけて、もやせないごみ(不燃ごみ)については、明らかに8月のデータの消し忘れによるものがあり、これを削除・訂正いたしました。年間を通じて、もやせないごみとしては、割れた食器類を8月に出しただけです。これは鹿児島市が、プラスチック製品(容器類ではありません。勘違いしている人が多いのですが、プラスチック容器類は容器包装リサイクル法の対象廃棄物であり、資源ごみに出します)、ゴム製品、皮革製品等は、もやせるごみに分類することになりましたので、もやせないごみに出すものがほとんどなくなったからです。これから、もやせないごみに出すことがあるとすれば、家電リサイクル法の対象であるエアコン、テレビ、電気洗濯機、電気冷蔵庫、それに資源有効利用法にもとづくPC(これらは家電販売店にもっていく)以外の家電製品が壊れた時や、ガラスや陶磁器製品などが割れた時ぐらいになると思います。もやせるごみについても、この期間少しあやしいところがあり、正確さに欠けるところがあるかも知れないけど、これは検証しようがないし、実際とそれほどの差はないと思うので、そのままデータとして載せておきます。他のデータは大丈夫だと思います。ごみについては、生ごみがもやせるごみ(可燃ごみ)の約2倍出ており、紙ごみとほぼ同量でした。もしも生ごみをそのまま燃やせるごみとして出していれば、もやせるごみは重量にしていまの約3倍出ていることになります。新聞紙等、紙類ももやせるごみにしていれば、5倍出ていたことになります。ごみ分別は大事です。紙類の分別は多くの家庭でやっていると思いますが、さらに生ごみコンポストに取り組めば、もやせるごみも相当削減できるはずです。太陽光発電は、電力消費のちょうど3分の2をまかなっており、自給率67%でした。我が家の太陽光発電、他の発電所の方たちのデータと比べると少し元気がないのですが、それでも電力の3分の2を発電してくれており、九電に依存したのは3分の1だけという結果が出ました。
2010.02.16
コメント(0)
2009年12月6日~2010年1月2日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。ようやく2009年末から2010年正月まで来ました。うちの太陽光発電、冬はやはり発電量が落ちます。ただ、電力消費量も少なめです。OMソーラーのおかげで、外気温より室温が10~15℃程度高いので、エアコンはつけずに、どうしても我慢できない時だけ、ガスストーブをつけています。ただやはり、寒い朝などはガスストーブをちょくちょくつけていたので、けっこうガス代は高くなっていました。12月31日朝から正月にかけて福岡に行きましたので、その間は電力消費が少なくなっています。ごみは、全体に少なめでしたね。ちなみに2010年2月16日午前5時現在、何もつけない状態で、外気温6℃、棟温9℃、室温16℃ですね。年末まで来たので、1年間の総括をそろそろしたいと思います。
2010.02.15
コメント(0)
2010年1月14日(日)バレンタインデーに、どんぐり自然学校パネル展が開催されました。11時からオープニングでしたが、どんぐり幼稚園や自然学校などに通っている幼児や児童、および保護者などが集まり、会場は大にぎわい。いつものように、子どもたちが中心になり、ドイツ在住の治療教育家でライアー奏者の仲正雄さんの作詞作曲した「どんぐりのおにわ」などを輪になって歌ったり踊ったり、さらにはどんぐりの子どもたちが作った「美しい地球」などをリコーダーやトーンチャイムで演奏したり、ということでなごやかな時間を過ごしました。※仲正雄(なかまさお)氏。1951年東京生まれ。1977年にドイツに渡り、現在シュトゥットガルドに在住し、治療教育のかたわら、ライアーを演奏、これまでに4枚のCDを発売。日本には毎年定期的に来日し、鹿児島でも、教育・老いなど生きること全般についての講演活動やライアー、声、粘土などのワークショップ活動、ライアーコンサートなどを行ってくれています。オープニングセレモニーの様子です。初日は、最終的に90名ほどに来館していただき、大盛況でした。パネル展は、21日(日)まで行っていますので、ぜひ一度ご覧ください。
2010.02.15
コメント(0)
私の参加(ROMばかりですが)しているバイオマスML経由で伝わってきた生ごみ資源化・ごみ減量の情報です。以下、神奈川新聞のサイト「カナロコ」の2010年1月12日の記事「ごみゼロへ手応え、資源化や分別体験の反応上々/葉山町」からの引用をまじえた要約です。http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1001120004/「ごみの資源化や減量化を進めて2029年に焼却や埋め立てごみの排出をゼロにする「ゼロ・ウェイスト宣言」を目指す神奈川県葉山町」で、「手動式生ごみ処理機を使った資源化体験」と「家族構成に合った容量のごみ袋を使った分別体験」の二つのモニター事業を、昨年8月下旬から約2カ月間実施したそうです。「微生物を活用して生ごみを分解するため、庭を持たない家庭でも手軽に使用できるのが強み」の「手動式生ごみ処理機を使った資源化体験」には、公募で選ばれた町内の200世帯が参加して実施されました。「使用状況については「順調」「おおむね順調」を合わせると80%と高く、65%が「継続できそう」と回答。庭がないという制約がある集合住宅層への普及にも弾みがつく結果となった。「継続が難しい」とした理由の中には「ハンドルが重い」「においや虫が嫌」などが挙げられた」そうです。葉山町の手動式生ごみ処理機の情報はこちらです。 http://www.town.hayama.lg.jp/topics2/pdf/090615_info02.pdfもうひとつ、「全国的にも例がないユニークな取り組み」(同町環境課)の「家族構成に合った容量のごみ袋を使った分別体験」は、「06年度のごみ排出量を半減することを目標」に家族構成別の排出量を算出して細分化した新規分別案で101世帯が取り組んだそうです。「週2回の回収を原則に、16枚ずつ配った可燃ごみの半減サイズの指定袋で「すべて入った」と回答したのは92%で、ほぼ全世帯が“ごみ半減”に成功した。「1回だけ入らなかった」「3回以上入らなかった」は、いずれも4%だった」という結果が出ました。「今回の結果について、同町環境課は、生ごみの資源化にはよりきめ細かい情報提供やサポートが必要とした一方で、指定袋の導入を軸に家庭系ごみの半減は十分実現可能な水準と分析している」と記事は結んでいます。生ごみ資源化(コンポスト=たい肥化)は、私の体験(そろそろデータをきちんとまとめて出す必要がありますが)からも、ごみ減量の決定打ではないかと考えています。もちろん他のごみもしっかり分別する必要がありますが、そのうえで生ごみ処理機で生ごみを処理すれば、もやせるごみは半分以上というか、7~8割は減らすことができるのではないかと思います。生ごみを処理できれば、においの問題が解決されるので、もやせるごみの回収が週1回でも家庭が困ることはないはずです。全国で葉山町のような動きが広がるといいなと思います。(追記)「手動式生ごみ処理機を使った資源化体験」と「家族構成に合った容量のごみ袋を使った分別体験」の二つのモニター事業は、別々のモニターでしょうね。二つあわせて同じモニターの方にしていただくと、さらに有益な事業・結果を得られたかも。次は、そうした取り組みをしてほしいですね。というか、そろそろ本格的に、私もそうした事業を協力して行うなり、提案するなり、していきたいと思います。
2010.02.14
コメント(0)
2009年11月1日~12月5日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。11月は、天候不順で雨が多かったですね。中旬で冷え込みはじめましたが、11月24日の雨を境に11月下旬から12月はじめにかけて好天が続き、気温も上昇しました。11月21日から寒くなって22~24日エアコンの暖房を入れたのか、電力消費が増えていますね(よく覚えていないのですが)。もやせるごみ(可燃ごみ)が、いつもより出ています。一人暮らしとなった妻の父が、福岡と鹿児島を行ったり来たりしているのですが、11月は鹿児島にいたこともあるかもしれません(おじいちゃん一人でそんなにごみが出るわけがありませんが)。電力消費はほとんど変わっていませんので、やはり大人数で暮らした方が省エネになりますね。できるだけ鹿児島でいっしょにといっているのですが、おじいちゃんの方は暮らしなれた福岡の方がいいようです。OMソーラー表示・操作板の温度計を見ると、2010年2月14日午前7時20分現在、外気温3℃、棟温6℃、室温16℃です。外気温、室温を記録していくことも、これからできるだけしていきたいと思います。2月14日と書いて、気がつきましたが、今日はバレンタインデーですね。今日からどんぐり自然学校のパネル展がはじまります。21日(日)まで1週間ありますが、多くの方に来ていただけるよう、お願いしたいと思います。
2010.02.14
コメント(0)
2月11日(金・祝)「どんぐり自然学校 全日制にむけて -パネル展-」(2月7日に記事にしました)への搬入・飾りつけを行いました。どこにどんなコーナーを設けるかとか、展示するパネルの位置だとか、パネルを固定する押しピンのことだとか、あれこれと試行錯誤しながらも、なんとかほぼ準備が整いました。このパネル展は、2010年2月14日~21日まで、鹿児島市の中心街天文館の中町にある「お茶の美老園」2階「ギャラリー杜(もり)」で開催しています。発達相談や子育て相談、にじみ絵や羊毛人形作りの体験コーナーもあります。私も、19日(金)14時から、「環境を考えよう」で参加します。最終日には、「ライアー(「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」で木村弓さんが弾き語りをしていた楽器=映像)コンサート」もあります。みなさんぜひお誘い合わせのうえ、お越しください。
2010.02.12
コメント(0)
一昨日、「回帰水」という大量に処理できる浄水器を正式に取り付けました。昨日は、午後に卒論審査があり、夕方からはゼミの追いコンでした。これらの話題は、またのちほどアップしたいと思います。今日はとりあえず、2009年10月4日~10月31日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別のデータです。2009年10月の気温は、最高気温の平均25℃、最低気温の平均16.7℃とちょうどよく、エアコンなしで過ごせる日々でした。そのため電力消費量265kWhとだいぶ落ちましたが、月初めに雨が続いたりしたこともあって、太陽光発電量も158kWhと大幅に落ちて、電力自給率は60%にとどまりました。わが家の太陽光発電は、秋から冬にかけて発電量が落ちる傾向にあります。パネルの角度の問題なのか、よくまだわかっていませんが、当面はまずできるだけ電力消費量を減らす努力を続けていこうと思っています。
2010.02.09
コメント(0)
これまでチームマイナス6%に入っていて、このブログでもバナーを貼っていました。まだマイナス6%どころかプラス8%にもかかわらず、(なぜできなかったのか、総括・反省をきちんとする必要がありますが)このたび1月14日、ポスト京都議定書として、新たに2020年にむけて、CO2の1990年比25%削減をめざすチャレンジ25キャンペーンがスタートしました。そこで私も、いささか遅ればせながら、本日チャレンジ25宣言をして個人チャレンジャーとなりました。このブログのチームマイナス6%のバナーも、チャレンジ25キャンペーンのバナーに換えることにします。 → 私のチャレンジ25宣言書はこちら(中央・右側部分だけ抜粋)です。みなさんもどうですか。
2010.02.09
コメント(0)
うちの子どもたちが通っている「どんぐりのいえ」が、どんぐり自然学校(全日制)にむけて動き出しました。これまで、子どもたちに対して、幼稚園、自然学校(土曜日・月3回開催)、学童保育(放課後)などをおこなってきました。自然とのふれあい、ものづくりの体験などが、子どもたちの成長に役立ってきたと思います。屋久島や霧島などでのキャンプ、屋久島や桜島一周サイクリングなどもおこなってきました。 中学生企画、小学6年生とともに、「世界遺産屋久島一周サイクリング」そんなどんぐり自然学校が、全日制にむけて動き出しました。そのことも含め、2010年2月14日~21日まで、鹿児島市天文館中町の「お茶の美老園」2階「ギャラリー杜(もり)」でパネル展を開催します。以下、その紹介文です。 子どもたちは心から学びたいという思いを持っています。“発見する喜びに瞳を輝かせる子どもたち”そんな学校生活が始まります。 どんぐり自然学校全日制に向けて、これまでの土曜学校での活動、どんぐり幼稚園の子どもたちの様子をパネルでご紹介します。 この16年間、どんぐりのいえの子どもたちは、自由でのびやかで、十分個性的であってほしいと願う大人たちの中で育ってきました。 大人たちはシュタイナーの人間観・教育理念を学びながら、子どもの発達や成長にそった教育をもとに、生きる力を育み、仲間とともに育ちあう場として、子どもの育ちを大切にした教育をめざしています。まずは、パネル展に、多くの方に来ていただきたいと思っています。私も、19日(金)14時から、「環境を考えよう」で参加します。最終日には、「ライアー(「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」で木村弓さんが弾き語りをしていた楽器=映像)コンサート」もあります。とにかく、都合のつく方は、ぜひ誘い合わせて見に来てください。
2010.02.07
コメント(0)
2009年9月6日~10月3日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。9月に入ってからも、好天続き。月末にようやく雨マークが登場しますが、あとはほとんど晴れ。最高気温が30℃を超える真夏日が続いていました。この前の環境家計簿の記事でも述べたように、桜島の爆発がとまらず、しかも夏は南東から北西への風向きになることが多いため、エアコンの使用により、電力消費が多かったですね。最高気温が30℃を下回ると、電力消費が落ちるのは、やはりそれでも我慢できるときには、できるだけ我慢しようという努力の表れでしょうか。ごみ分別ですが、生ごみは可燃ごみの2~3倍程度出ています。生ごみを自宅でコンポスト処理するなどして、ごみ回収にまわされ、処分場に運ばれるもやせるごみは、いまの半分以下に減ります。また、生ごみがなければ、匂いなどを気にする必要もなく、1週間に1度の回収でも問題ありません。そうすれば、ごみ回収・処理にかかるエネルギーやコストも激減します。生ごみ処理用の機器については、鹿児島市も含め、多くの市町村で補助が出ています。ダンボールコンポストなら、1000~2000円ほどで、ホームセンターなどで販売しています。ぜひ、ご検討を。
2010.02.06
コメント(0)
2010年2月4日、いくつかの「リコール」問題に動きがありました。「リコール」とは、直接には「公職にある者を有権者の意思により解職すること。また、それを要求すること。」ならびに「製品に欠陥があるとき,生産者が公表して製品を回収・修理すること。」(「はてなキーワード」より。)ですが、「やめろ」「ひっこめ」「かえてくれ」とまわりからいわれ、やめたり、回収したりせざるを得なくなることを全般に、ここでは「リコール」と考えましょう。トヨタの新型プリウス、日米でリコール。朝青龍引退。石川知裕(衆院議員)、大久保隆規(公設第一秘書)、池田光智(私設秘書)の小沢氏の現元秘書3名起訴。その一方で、小沢一郎幹事長不起訴、続投表明。世の中大きく動きましたが、こうしてみると小沢幹事長だけ、力技で「リコール」を免れ、しぶとく生き残った感じがしますね。これでいいのでしょうか。いやいや、このままでは終わらない気がします。少なくとも「政治とカネ」の問題は、そう簡単に終わってはいけないですよねえ。横浜事件、実質無罪の判断。4700万円の刑事補償。戦前、戦中、戦後に渡る警察、検察、裁判所の故意、過失に「リコール」が告げられましたね。冤罪に苦しんだ元被告、遺族、関係者の皆さん、「雪冤成る」(無実の罪であることを明らかにすること)の言葉が、長い闘いの末にようやくたどり着いたことを表していますね。荒瀬ダム。球磨川漁協、熊本県からの2年間の延長の提案認めず、即刻撤去求める。当然ですね。荒瀬ダムも、即刻「リコール」。諫早湾干拓。開門調査反対派だった諫早湾内の3漁協の一つ、瑞穂漁協が開門調査賛成に方針転換。有明海全体の環境悪化、漁獲量急減の原因であることがはっきりしている諫早湾干拓に、「リコール」が告げられる日が早く来るといいのですが。このほかにも、普天間基地移設、水俣病、日本航空…と、まだまだ問題山積みです。私の頭の中ではこうすべきという結論がはっきりしているけど、現実はなかなかそこにはたどり着かないんですよね。
2010.02.05
コメント(0)
これから、数日に一度、半年ほど休眠状態にあった昨年下半期の太陽光発電・電力消費・ごみ分別のデータを約1ヶ月ずつアップしていく予定です。本日は、2009年8月2日~9月5日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。 8月は好天続きでしたが、痛いのは桜島の火山活動活発化で、降灰が激増したこと。夏は、夜中から明け方の涼しい外気を取り入れつつ、昼は広いサッシを開け放して風が通るようにして暑さをしのぐのですが、さすがに灰が降っていては窓やサッシを閉めきらざるを得ません。そのため、エアコンをつけることとなり、電力消費が多くなってしまいました。8月10日から17日までの約1週間、電力消費が少なくなっていますが、お盆をはさんだこの期間、私の実家の静岡に一家四人で帰省していました。で、静岡に到着して翌朝の11日早朝、震度5弱の地震がありました。静岡は、ご存知のように東海大地震が来る可能性が高いということで、耐震設計など地震対策が進んでいて、被害は最小限にとどまりました。とはいえ、一人不幸にも亡くなられた方があり、また東名高速の上りの路肩が崩れる事故が発生しました。心配なのは、浜岡原発ですね。ただでさえ、故障の多い浜岡原発、すでに新潟の柏崎刈羽原発で想定を超える地震が起こり、火災などの発生で緊急事態となり、1年以上も操業停止に陥ったわけですが、来る可能性が大きい東海大地震の規模ははるかにそれを超えるもの。大地震が起こった時、安全なのかどうか、非常に怖いです。数日前、鹿児島の川内原発でも、定期検査中に、分電板から火が出て、やけどにより、一人死亡、その他にも重傷者が数名出る事故がありました。定検中なので放射能は出ませんでしたが、たとえ気をつけていても、ちょっとした思い違いで、マニュアルからはずれてしまうと、たいへんな事故になることを示しました。このときも、外部への通報まで1時間かかっています。通報の遅れは、何度指摘されても、同じことの繰り返しですね。帰省したついでに、大台ケ原や世界遺産の熊野古道などをたどって、キャンプしながら帰ろうと計画していたのですが、次男が喘息の発作を起こし、入院してしまい、結局静岡にいた1週間、看病で終わってしまいました。このときすでに新型インフルエンザの話題が席巻しており、診てもらった病院でも患者が発生していた様子でしたが、幸いにして(なのか)、新型インフルエンザではありませんでした。帰ってきてからはまた電力消費が上がってしまっていますが、それよりいない間も毎日6~8kWh電力を消費しているのも問題です。冷蔵庫に加え、他にどのあたりで消費しているのか確かめて、対策を打てるならぜひ実行したいですね。
2010.02.04
コメント(0)
前記事で、「わが家と九電との電力売買シミュレーション」も掲載しましたが、見てくれも悪いし、別にして述べたほうがわかりやすいと思ったので、前記事を分割することにしました。さて、わが国でも、余剰電力だけを対象とするという不十分な面をもちつつも、ようやく固定価格買取制度(フィードインタリフ)が導入されました。そこで、わが家を建て替えて、太陽光発電をはじめた2006年11月~2009年12月の約3年間において、もしも最初からこの制度が導入されていて1kwh48円で我が家の太陽光発電の電力を九電が買い取ってくれていたらどうだったか、という試算表をつくりましたので、掲載しておきます。わが家にとって、実際には65000円ほどのマイナスだったわけですが、フィードインタリフが導入されていたら28653円のプラスになっていたという結果が出ました。2009年は上半期はわりと好調だったのに、下半期落ち込みましたが、それでもこの制度の下では、相当なプラスが出ることは確実なようです。それでは。
2010.02.01
コメント(0)
2010年も、もう1ヶ月すぎてしまいました。忙しかったり、パソコンが故障したりで、半年以上も更新せず、休眠状態のこのブログを訪問していただいた方には、申し訳ありませんでした。太陽光発電やごみ分別などのデータはとっていたのですが、パソコンの故障&操作ミスで途中あやしい部分もあります。とにかく、少しずつアップしていきたいと思います。まずは、2009年6月21日~8月1日の環境家計簿。2009年は、梅雨に入るのが遅く、6月はわりと晴天が多く、太陽光発電146kwh、電力消費151kwhと、電力自給率ほぼ100%でした。しかし、その分7月は梅雨がのびて雨が多く降った上、桜島の火山活動が活発化して、窓が開けられない日が多く、エアコンをつけざるを得ない日が続きました。結果として、太陽光発電104kwh、電力消費は151kwhと、電力消費が大きく太陽光発電量を上回ってしまいました。このあと、昨年下半期を通じて太陽光発電は、調子悪いのですが、それはまた後ほどの記事で。
2010.02.01
コメント(0)
2009年6月14日~6月20日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。 梅雨になかなか入らない、こりゃ農家の方もたいへんだ、うちも水まきしなきゃ、今年は空梅雨かと思っていたら、ようやく本格的な雨。しかし風は強いし、降ったりやんだりまた強く降ったりと時々刻々と変化。今年の梅雨は、晴れたかと思えば、どかっと大雨が降るパターンかな? 土砂崩れなどの災害が起こらなければよいのだけれど。妻の知人(屋久島出身、私も知ってるけど)のおかあさんがなくなって、今日はその葬儀のために妻はジェットフォイルに乗って屋久島に行くようなのだけど、天気は大丈夫だろうか? 夜中に吹く風を聞いていると、今朝のジェットフォイルは運航するのだろうか? ちょっと心配。さて、先週も梅雨に入らずにたいへんよい天気が続き、電力自給率は100%を大きくこえました。上記の表のとおり、私の参加している「SOLAR CLINIC」において、発電量をみると、これまでを通して他の太陽光発電所と比べて、発電指数80と平均発電量の約8割にとどまっています。(春から夏にかけて改善する傾向があり、今年5月は指数85(平均の85%)でした。)しかし、OMソーラーなどで電力消費を極力抑え、さらなる電力自給率のアップに努めていきたいと思います。
2009.06.22
コメント(0)
つづいて、2009年6月7日~6月13日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。この週も梅雨入りせず、雨1日、くもり1日で、あとは晴れと、前の週と同じ天気でしたが、電力自給率はわずかに100%に達しませんでした。一升びん1本とは、芋焼酎「黒伊佐錦」です。
2009.06.22
コメント(0)
長らくご無沙汰しております。今日は、太陽光発電と電力消費+ごみ分別のデータを3週分一挙まとめて公開いたします。というか、ブログの更新をずっとサボっていたということですみません。何とかデータはとり続けていました。発電・消費や天気・気温に関しては、後からまとめて調べられるので、ごみの量だけ、きちんとはかることを忘れないように気をつけるだけですが。まずは、2009年5月31日~6月6日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。この週は、かろうじて電力自給率100%を達成しました。雨が降ったのは1日だけ。6月6日、子どもの通っている小学校のあいご会の廃品回収日だったので、紙ごみ8.5kgだけでなく、この2.3ヶ月で出た一升びんなどを出しました。リターナブルびんである一升びん、ビールびんについては、酒販売店に返す方法もあるけど、あいご会の財政に貢献することになるので、車庫にためておいて、リサイクルに出した次第です。なお、補足しておくと、リターナブルびんについては、再生するのではなく、洗って再使用するので、正確にはリユースです。広義のリサイクル(循環)は3Rで、リデュース(減量)、リユース(再使用)、リサイクル【狭義】(再生利用、再資源化)の3Rからなっており、リサイクル【狭義】はもっとも優先度の低い手段であることを確認しておきたいと思います。
2009.06.22
コメント(0)
つづいて、2009年5月24日~5月30日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。この週は天候もよくなり、発電(70kWh)と消費(56kWh)その差14kWhのプラス、電力自給率125%となりました。ごみのスチール缶は、さば缶と、もらいものの缶ジュース(りんご)、びんは食用オリーブ油、PETボトルは、これももらいもののお茶2本とスポーツドリンク1本です。また、くわしく書きますが、九電がおいていった太陽光売電量と電力使用量も前月を上回って大幅にプラス、エコナビットをみると、4月太陽光発電量が309kWh、電力消費量が240kWhで、69kWhのプラスということで、電力自給率に関しては、たいへん好調です。ただ、いろいろとさまざまな原稿をかかえていて、いそがしくてちとつらいです。少しずつ書き終えていますが、まだまだたまっています。お約束した連載ものも滞っていて申し訳ありません。ただ、この間だいぶ勉強させてもらって、ボーっと考えていたものが確信に近くなってきました。時間をあと少々ください。コミュニティ・サイト「シンケンスタイル・コミュニティ」がスタートしたとのコメントがあって、これを見て、そちらのサイトに登録しました。私の見る限り、コメントの内容には問題はないように思いましたが、ブログ名に問題があったようで、コメントを削除してくださいということなので、削除しました。このコミュニティサイトに登録して、楽しみが一つ増えそうです。
2009.06.03
コメント(2)
記事の投稿が遅れに遅れていて申し訳ありません。とりあえずこの2週間のこのブログ独自の環境家計簿を投稿します。まずは、2009年5月17日~5月23日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。この週は、天候が不安定で、あと少し(4kWh)たりず、6週間連続して続いていた電力自給率100%以上という記録が途切れてしまいました。残念。ま、しかし、これにめげずに、これからも電力消費抑制に取り組み、今後も電力自給率の向上に邁進していきたい(そんなに意気込んでいるわけではありませんが)と思います。では。
2009.06.03
コメント(0)
同じ記事ばかり続いて、申し訳ありません。2009年5月10日~5月16日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。この1週間、好天に恵まれたこともあり、一日も欠かさず電力自給率が100%を超えました。毎日、電力消費量は7~8kWhに抑えられ、太陽光発電は10~13kWhとなり、発電と消費の差はトータルで83kWh-53kWh=30kWhのプラスと最高の値を記録しました。鹿児島では、昨日短時間ではありましたが、一時的に豪雨がありました。しかし、梅雨入りはもう少し先のようです。今月も、これまでのところ大幅な発電プラスで、前月を超える発電量プラスは確実のようです。気温はだんだんと高くなってきましたね。最近、余裕がないので、日照時間や日射量の表示などの改善は、今年度後期(7月~)あたりを目標にします。ごみはふだんと変わりません。ビールは、自宅では最近飲んでいません。一升びんは、いも焼酎「黒伊佐錦」と醤油です。この土日には、少しがんばって記事を書きたいと思います。それでは。
2009.05.22
コメント(0)
アップするのが遅れ気味になってますが、2009年5月3日~5月9日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。太陽光発電量も多くなってきたのですが、電力消費量が非常に少なかったのが、この週の特徴でした。71-49=22kWhのプラスでした。照明をまったくつけないわけでもなく、それ以前とあまり変わらない生活をしているのですが、毎週70~80kWhあった消費量がいまは50~60kWh前後で、先週は49kWhと50を割りました。特殊事情として、連休中、私一人鹿児島に残り、家族が福岡に行っていたこともあると思います。それにしても、電力消費量がずっと少ないのはなぜか。きちんと分析して明らかにしたいと思っているのですが、思い浮かばないんですね、これが。気長に、そのポイントを見つけたいと思います。ごみですが、生ごみは重量にすると家庭ごみの4割といわれているけれど、うちでは平均して6割ぐらいありそうですね。この間の経験から、まずはごみの総量、そしてさらに「もやせるごみ」の量を減らす決定打として、1に生ごみたい肥化、2にリユース容器、3に紙プラ分別を提唱したいですね。連載ものについては、途中まで書いて、いそがしくて筆が滞っていますが、もう少々時間をください。それでは。
2009.05.16
コメント(0)
2009年4月26日~5月2日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。アップが遅くなってしまって、危うく1週間すぎてしまうところでした。前からいっていた天気のところを、Yahoo!天気情報から気象庁のデータに移すなどして改善をはかることを検討し、少しいじってみたのですが、あまり満足できるものにならないので、今回はそのまま前の形式でいくことにします。今回も、太陽光発電が電力消費を上回り、エネルギー自給率100%を超えました。うちはオール電化ではないので、厳密にいうと電力自給率です。調理はガスコンロ、給湯はOMソーラーでとりいれた熱を基本的に利用し、補完的にガスということにしています。冷暖房もOMソーラーの力で行けるところまで行き、エアコンは極力つけないというか、これまでにエアコンをつけたことはほとんどありません。というわけで、わが家の消費電力は一般家庭に比べて、相当少ないと思います。他方、この前から参加している太陽光発電ユーザー支援サイト「SOLAR CLINIC」で行われている太陽光発電のランキングでは、わが「エコハウス発電所」はかなり下のランクに位置しています。今年3月終了時点での実績では、月間発電量が70kWh/kWで参加317発電所中311位、月間発電指数が82で312位、年間発電量は843kWh/kWで275発電所中268位、年間発電指数が81でなんと下から3番目の273位、発電量(全期間)が70kWh/kW(月)で433発電所中417位、発電指数(全期間)が80で433発電所中431位でこれも下から3番目となっています。改善点も模索してはいるけど、やはりOMソーラーを優先し、太陽光パネルは条件の悪いところに設置した結果ということで、仕方がないと考えています。4月はかなり順調なペースで発電し、発電量276kWhでしたが、全国平均も333kWh(わが家の定格出力と同じ2.88kWに換算した場合)とあがっていて、発電指数83ということになり、今回もかなり下のランクとなることでしょう。 しかし、前述のように消費電力も非常に少ないので、電力自給率100%を維持しています。これで連続4週間、すなわちほぼ1ヶ月間100%以上を維持し続けています。もちろん太陽光パネルがわが家に設置されてからの話で、パネル製造などの工程にかかるエネルギー投入量が含まれているわけではありません。この点の検討は、連載をはじめた「再生可能エネルギーの総費用に占めるエネルギーコストの評価について」でおこないます。ごみ分別では、生ごみがもやせるごみの2~3倍というこれまでの傾向を続けており、生ごみのコンポスト化でごみを燃やす量をかなり削減している状況を維持しています。スチール缶はさばの缶詰1個。ワンウェイびんは、サラダオイルとレモンジュースの2本。PETボトルは、もらいもののお茶とスポーツドリンク計3本。ワンウェイ容器がこんなに少ないのは、他の家庭と比べておそらくかなり異常ともいえるかも知れませんが、お茶は自分で沸かして入れればいいし、水も浄水器を通した水道水で十分だと思っています。
2009.05.09
コメント(2)
「再生可能エネルギーの総費用に占めるエネルギーコストの評価について」、前回の「はじめに」の続きです。1.一般的な工業製品の総費用に占めるエネルギーコストの比率は本当に20%なのか?近藤氏は、「No379 (2009/02/21)新エネルギーは環境破壊 その1 風力発電にEPTが定義できるか?」で、次のように述べています。「一般に、工業製品の価格には、その製品を作るまでのプロセスで投入されたエネルギーの費用(エネルギー・コスト)が含まれています。風力発電からの生産物である電力原価にもエネルギー・コストが含まれています。 風力発電の場合、特殊なのは生産物である電力の原料は自然風の持つ運動エネルギーという自由材です。この場合、生産物である電力の生産コストに含まれるエネルギー・コストとは、風力発電装置の製造と風力発電装置の運転維持という発電経費に含まれるエネルギー・コストになります。工業的な機械生産や機械装置の操業におけるエネルギー・コストを費用の20%程度と仮定しておきましょう。これについては異論のある方もいらっしゃるでしょうが、それほど実態とかけ離れたものではないと考えています(積上げによる詳細なデータをお持ちの方は是非、情報提供をお願いします。)。」そして、近藤氏は「石油代替エネルギー供給技術の有効性の検討 2-3-3 風力発電 b.エネルギー・コストないしエネルギー産出比(対石油消費)(1)石油火力発電」で、石油火力発電におけるエネルギーコスト(あくまで石油高騰前の数値が前提ですが)を、熱効率の計算などを駆使して見事に算出しています。さらに追い討ちをかけるように、二酸化炭素排出量からもそれを検証しています。その計算は見事なもので、たいへん理路整然としており、一片の隙もないように見えます。ここで算出された20%という数値、資源エネルギー庁の「エネルギー白書」2007年版 第1部 エネルギーを巡る課題と対応 第1章第1節 3.各産業への影響の電力産業の2000年の総費用に占めるエネルギー費用の比率の数値とも、知って知らずかぴったり一致しています。ただし、資源エネルギー庁の20%という数値は、石油火力発電だけではなく、石炭火力・LNG・原子力発電・水力などの様々な電源を合わせた電力産業全体の総費用に占めるエネルギー費用であり、同じことを意味しているのではありません。別物です。とにかく一応、ここでは、近藤氏の石油火力発電におけるエネルギーコストの計算は正しいものであるとしましょう。また、資源エネルギー庁の総費用に占めるエネルギー費用の比率もまた、でたらめな数値を並べているのではなく、妥当な数値を出しているとしましょう。では、一般的な工業製品のエネルギーコストはどうでしょう。資源エネルギー庁の総費用に占めるエネルギー費用の比率は、2000年のデータで全産業平均で約3.7%です。近藤氏は様々な費用が積み重なるから、工業製品は一般に3~4倍になるとして、石油火力発電のエネルギーコスト20%を、一般的な工業製品のエネルギーコストの比率として当てはめています。私は、ここに一つの数字のトリックがあると思います。みなさん、ここは本当に重要ですから、自分の頭で考えてみてください。たとえば、まず素材産業である窯業土石産業や鉄鋼産業の製品に含まれているエネルギーコストの比率は、エネルギー白書2007では約6.5%となっています。化学産業なら少し高く、非鉄金属は少し低くなっています。平均をとって、素材にかかる費用のエネルギーコストの比率を6.5%としておきましょう。つぎにこれらから製品などを作り上げる産業、たとえば金属製品産業などにおけるエネルギーコストはというと、2.5%です。おいちょっと待ってくれ。素材産業でかかったエネルギーコストを加えなくちゃおかしいじゃないか、という人がいるでしょう。もちろんそのとおりです。そうです、その産業のエネルギーコストに素材産業でのエネルギーコストを加える必要があります。ただしその際に、素材にかかったエネルギーコストの比率6.5%をそのまま加えてはいけません。それは、総費用にどれだけ占めるかにより異なります。たとえば、この素材の占める費用が金属製品産業でかかる総費用の30%しか占めていなければ、エネルギーコストも6.5%の3割である1.95%が加わるだけですし、5割なら6.5×0.5で3.25%ということになります。ここでは多めにみて、70%と仮定します。そうすると6.5×0.7=4.55%ということになります。本当は、素材製品価格の中には素材産業の費用だけでなく利潤も含んでいるので、これよりも少し低くなるはずですが、ここではそれはおいておきましょう。金属製品産業で生産された製品の総費用に占めるエネルギー費用の比率は、この4.55%と金属製品産業で付け加えられた2.5%をたして出された7.05%かかっているとします。さらに、この金属製品などを部品にして、これを組み立て、たとえば太陽光発電のための太陽光パネルや風力発電のための風車などの完成品ができます。この完成品を作る組立過程におけるエネルギーコストの割合ですが、電気機械の平均は1.5%ですので、この数値をここで採用しましょう。もちろん、ここでも部品として使われた金属製品に含まれているエネルギーコストを計算に入れる必要があります。しかし、この場合も7.05%そのままではなく、この部品が総費用に占める割合に比例します。これも多めにみて70%参入するとして、7.05×0.7=4.935%が加わるとしましょう。完成品における総費用に占めるエネルギーコストは、1.5+4.935=6.435%となります。いや待ってくれ、風車や太陽光パネルを運んだり、設置したりするための、運搬費や建設費もかかっているじゃないか、という人もいるでしょう。そうです。その分もエネルギーコストに含めなければなりません。この運搬・建設に総費用の2割分がかかったとします。運輸業も建設業も4%弱です。運搬や建設にかかったエネルギーコストは4×0.2=0.8%が加えられます。ただ、先ほどの工業製品としての風車や太陽光パネルなどの完成品のエネルギーコストは6.435でしたが、運輸や建設にかかる費用も含めた総費用に占めるエネルギーコストは8掛けして、6.435×0.8=5.148%として計算しないとおかしくなります。したがって、総費用に占めるエネルギーコストの比率は5.148+0.8=5.948%となります。比率・%で計算しているから、こんがらがるのかもしれません。わかりやすくするために、総費用をたしていって、そこに含まれるエネルギーコストの比率を最後に出してみようと思います。仮に、鉄やセメント、アルミなどの素材に100、加工に100、組立に100、運搬・建設に100かかったとします。それぞれ、エネルギーコストはそれぞれの産業の平均分だけかかったとして、素材に6.5、加工に2.5、組立に1.5、運搬・建設に4.0かかったとします。単純に合計すると14.5となります。しかし、総費用は400なので、14.5÷400で、総費用に占めるエネルギーコストの割合は3.625%ということになります。14.5%ではありません。エネルギーコストの大きい素材の部分を多くして、もう少し高めに計算してもよいのですが、一般的な工業製品における総費用に占めるエネルギーコストは、どう考えても20%どころか10%もいかないことになります。あくまで「エネルギー白書」2007に掲載されている数値を前提にしたもので、この統計に重大な欠陥があるとすれば成り立たなくなるものですが、それが正しいとすればそう考えるしかないと思います。さて、近藤氏はNo379(2009/2/21)「新エネルギーは環境破壊 その1」(2009/2/21)で、「風力発電のEPTは1年間程度」の妥当性を検討しています。風力発電の耐用年数17年として、重油の熱量から「風力発電電力の原価に対するエネルギー・コストは0.11/15.5=0.0071=0.71%これは、風力発電設備が工業製品である限り絶対にあり得ない数値です。」と述べています。私の頭が悪いのかも知れませんが、私にはこの計算の意味がまったくわかりません。「風力発電電力の原価に対するエネルギー・コスト」ってなんでしょう。資源エネルギー庁のエネルギー白書で行っている「総費用に占めるエネルギー費用の比率」を出すとすれば、耐用年数17年で収支のバランスがとれるとしてこれを総費用、EPTが1年としてこちらがエネルギーコストの分と考えて、風力発電における設備と運転にかかる総費用に占めるエネルギーコストは1/17ということで、約6%ではないでしょうか。もちろん、設備と運転におけるコストの割合の問題があり、製品に占めるエネルギーコストの比率と運転にかかる費用に占めるエネルギーコストの比率とをそれぞれみなければなりませんが、6%前後だとすれば一般的な工業製品としてごく普通の値になると思いますが、いかがでしょう。結構、長い文章になってしまいました。これだけ書くのも疲れますが、読むのも疲れると思います。すみません。とりあえず、本日はここまでにしておきたいと思います。(追記:一般的な工業製品の総費用に占めるエネルギーコストの比率を出す際に、細かな計算ミスがあるのに、あとから気づきました。そこで、その数値を修正しました。結果としてはほとんどかわらない数値なのですが、とにかく計算ミスをした数値をしばらく(半日ほど)の間公表していたことをお詫びします。それから、ここで示した数値は、あくまで資源エネルギー庁の「エネルギー白書2007」における2000年のデータにもとづいていることを、あらためて表明しておきます。)
2009.05.06
コメント(0)
いろいろと忙しくて、長いことごぶさたしてしました。申し訳ありません。さてこれから、ちょっとしたシリーズものを連載することにします。再生可能エネルギーの総費用に占めるエネルギーコストの評価についてはじめに近藤邦明氏が「『環境問題』を考える」というHPで、「二酸化炭素地球温暖化脅威説批判」や「新エネルギー(再生可能エネルギー)に対する批判」を精力的に展開されています。同じ趣旨の著作である『温暖化は憂うべきことだろうか―CO2地球温暖化脅威説の虚構(シリーズ〈環境問題を考える (1))』(不知火書房)も2006年に出版されています。論点は多岐にわたっており、かなり全面的な批判を展開されています。その知識や論理展開などについて、こちらの敬服するところも多々ありますし、アクセス数からいっても影響力も大きい方だというのがわかります。しかし、そこで出される結論については私の納得できるものではありません。正直、時間的にも能力的にも全面批判などできませんし、論争になった場合における生命エネルギーの支出を想像すると気が引けるのですが、やはり自分が考えてこうだと思ったところはきちんと表明すべきだと考えました。近藤氏の「二酸化炭素地球温暖化脅威説批判」については、東北大学教授の明日香壽川氏が「地球温暖化問題懐疑論へのコメント」などによって、ネット上で反論しています。こちらも読ませていただき、これらを読み比べると、私の心象からすれば明日香壽川氏の反論が説得力を持っていますが、ここではこの問題には立ち入りません。人為的な二酸化炭素排出が地球温暖化につながっていようといまいと、遅かれ早かれ枯渇性エネルギーである石油の大量消費を前提とした工業生産は終焉を迎えるのであり、それを克服するために有効な手立てを打つことが必要であることはかわらないからです。そして近藤氏は、「環境問題から見た工業的なエネルギーの問題とは、既に使用量そのものが地球環境を不安定化・非定常化させるのに十分なレベルにまで増加していることです。更に、その結果として豊富に供給されるエネルギーによって行われる過度の工業生産活動からの廃物による汚染の蓄積、自然環境の改変、それによる生態系の物質循環の撹乱が問題の本質です。工業的なエネルギー供給能力が既に過大であることが問題なのです。」「環境問題を改善するには、基本的には工業生産を縮小して工業生産に対する依存度を低くし、工業的なエネルギーの使用量を削減するという、至極当然な方法で解決する以外にないと考えられます。」と述べています。(「『環境問題』を考える」3. 環境問題とエネルギー政策 (4) 工業的エネルギー使用量削減への政策転換から引用)一般的な認識としては私も首肯するところであり、ぜひとも上記のような問題を解決し、その方向に進んでいかなくてはいけません。近藤氏と私の認識の違いは、そうした方向に進むためにも、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーやコージェネレーション、燃料電池などのクリーンエネルギーへの転換が有効なのかどうかです。近藤氏は、これらはまったく意味がない、これらのエネルギーへの転換を進めることは原子力発電の推進と同じく最悪なことだと言い切ります。原子力発電については、私もすぐにでもその推進をやめるべきものだという認識(近藤氏の説明でいくつかわからないところがありますが)ですが、再生可能エネルギーやコジェネ・燃料電池などの「新エネルギー」も、はたして原子力発電と同罪なのでしょうか?再生可能エネルギーなどに対してさまざまな批判を展開されていますが、ここでは太陽光発電や風力発電などのEPT(エネルギーペイバックタイム)やエネルギー収支比についてだけ検討したいと思います。もしも、太陽光発電や風力発電が太陽光パネルや風車などの製造などにかかる投入エネルギーを回収できないとすれば、たしかにエネルギー節約という点において何の意味もありません。私の自宅の「エコハウス太陽光発電所」もつくっただけ無駄ということになります。ここで述べようと考えていることは、次の3つです。「1.一般的な工業製品の総費用に占めるエネルギーコストの比率は本当に20%なのか?」、「2.たとえ20%であっても、十分エネルギー収支比は成り立っているのではないか?」、そして「3.投入エネルギーの削減や変換効率の上昇などの技術改善は、どこまで可能なのか?」ということです。その際気をつけなくてはならないのは、問題は単純なのにどんどん勝手に土俵が作られて、そこに議論が引きずり込まれてしまうと、複雑で何がなんだかわからなくなることです。ですから、できるだけそこに踏み込まないようにして、問題を単純化して考えたいと思います。もともと頭の構造が単純で、複雑には考えられない性質ですから。今回は、「1.一般的な工業製品の総費用に占めるエネルギーコストの比率は本当に20%なのか?」を検討します。(次の1のところまで書いてアップしようと思ったら、文章が長すぎるとのこと。ここでいったんきります。楽天のブログは、制約が多すぎて、まる1も機種依存文字だからダメ、scriptも拒否して動画なども簡単に掲載できないし、楽天以外のアフィリエイトが含まれてもダメ、そのくせいらないコメントやトラックバックが入ってきやすい。とにかく欠陥が多すぎます。といって、いまさら他社のブログに引越しするのもたいへんだし、用途に合わせて、複数のブログを持つしかありませんね。)
2009.05.06
コメント(4)
4月19日~4月25日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。この一週間も、かろうじてですが、電力自給率100%を上回りました。発電量は減ったのですが、電力消費量が抑えられています。その原因を考えると、いままでほど、夜中に起きていることが少なくなったかな。仕事が重なっているときでも、限界を超えてはできないので、眠くなって効率が落ちたら、さっさと寝るようにしてます。それで、2~3kWh減少しているのではないでしょうか。おととい徹夜したら、電力消費量の数値がぐんと上がっていたので、それが大きいかなと、現在は考えています。生ごみは快調に堆肥化しています。晴れの日も多く、気温も高くなってくると、どんどん土に変わってくれますね。電球が3個も切れました。うち1個は電球型蛍光灯でした。可能な限り、長寿命、省エネのものにかえていますが、どのくらい長寿命か、検証する必要がありますね。もちろん使い方にもよるので、頻繁につけたり消したりしないように気をつけることが必要ですが。一応、使用開始年月日を記録しておくことにしましょう。
2009.04.29
コメント(0)
昨日、九電の方が検針に来て、「購入電力量確認票(太陽光)」と「電気ご使用量のお知らせ」を置いていきました。「購入電力量(太陽光)」とは、我が家から見れば「太陽光売電量」であり、「電気使用量」とは「買電量」ということになります。4月の太陽光売電量は184kWh、電気使用量=買電量は166kWhでした。じつは、太陽光売電量が電気使用量=買電量を上回ったのは、新築=新しい太陽光パネル設置以来、初の「快挙」です。売買料金差額も1795円と、2008年5月に続いて2番目になりました。太陽光売電量は多い方から5番目ではありますが、電気使用量がこれまでで一番少ないことが、こういう結果をもたらしました。今年に入って、1月は電気使用量が多かったのですが、2月以降だんだんと減っており、たいへん低い水準にあります。とくにどこをどう改善したといえるところはないのですが、毎日のデータを確認し、毎週ブログで発表し続けていることが、省エネ意識を促進しているのでしょうか。のちほどブログに書きますが、太陽光発電量の実力比較では、わが「エコハウス発電所」はたいへん下の方のランクにあるのですが、消費電力を抑えて、自給率をさらに高めたいと思います。それから、太陽光発電を電力会社が49円で買い取る「固定価格買取制度」が実現した場合の試算も加えておきました。それでいくと、今月は5,375円の「黒字」となり、これまでの総額も24,353円になります。日本の「固定価格買取制度」はドイツなど欧米先進国に比べて、余剰電力に限るなど不十分ですが、それでもこれだけの黒字が出るとすればうれしいですね。
2009.04.28
コメント(0)
4月12日~4月18日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。先週は天気も比較的よく、太陽光発電量もまあまあでした。おそらくほかの太陽光発電所と比較すると見劣りすると思うけど、電力消費を抑えてエネルギー自給率100%を確保できれば、満足しておこうと思います。その点でいえば125%はよい数値といえるでしょう。14日の火曜日には桜島の灰を流してくれる雨も降りましたが、午後3時現在の天気では「晴れ」ということになっています。このあたりをもっと正確に表示する必要性を感じているので、天気の変化や日照時間、あるいは全天日射量を、気象庁のデータから引用して表を作成するよう、変更することを表明しておきます。ごみですが、先週もあいかわらず、生ごみ以外にはあまり出ませんでした。生ごみは天気もよく、気温も高くなってきたため、ごみが消え、土になってしまう速度が非常にあがってきました。リターナブル容器類では、もらいものの屋久島の焼酎「三岳」だけで、自分で買った「黒伊佐錦」もまだしばらく持ちそうです。ごみ・リサイクルの日独比較に関しては、これから少し、このブログで連載していこうと思います。
2009.04.21
コメント(0)
先日、南日本新聞の記者さんが取材に来たことをこのブログでも述べましたが、その記事が本日4月20日(月)付けの9面の文化欄に掲載されました。「かごしま 知の最前線」などというタイトルで、これに載った私としては、恥ずかしいこと極まりありませんが。私がこの間、「鹿児島市の廃棄物・リサイクル行政と市民意識」という論文を研究紀要に連載しているということで、廃棄物・リサイクルの問題をインタビューに来られたわけですが、日本の廃棄物・リサイクルの現状がどうなっているのか、どうすればよいかについては、ドイツなどの環境先進国と比較すると、何が課題かよくわかります。ドイツのことは、『グローバル化とドイツ経済・社会システムの新展開』(文理閣)の「第10章 ドイツの廃棄物・リサイクル政策」に書いてあります。などと説明したら、こんな感じの記事になりました。この記事をブログで紹介するにあたって、内容だけを掲載するか、経歴と写真も加えるが顔だけ隠すか、顔写真も含め全部掲載するか、どうしようか迷いました。インターネット上における自由な発言は、表現の自由にとって非常に大切なことである一方で、匿名性を隠れ蓑にして他人への誹謗中傷やストーカー行為を繰り返すなどの犯罪的行為の温床になっていることに対してどうすればよいか、ふだんから考えていたことでした。みずから実名あるいは世間で通用している通称などを名乗れば、その人が行ったインターネット上の行為について少なくとも責任をとることができるし、またとらなくてはならないことになります。そのことにより、発言は責任を持てる範囲にとどまることになります。自由が制限されるともいえますが、そのバランスが今後のインターネットの健全な発展のカギになってくるでしょう。私に関しては、経歴も顔写真も公開したくないのが本音ですが、新聞で公開したのにブログでは隠すのも変だなと思い、公開することにしました。本名以外の住所や電話番号はもちろん公開しません。犯罪も含め、様々な個人情報流出の危険性の問題などもありますので。ストーカーに追われることはないでしょうけど。また私の顔写真を見て、気分が悪くなる方がいるかもしれませんが、そういう方はすぐに目をそらせてください。内容については、短く凝縮せざるをえなかったので、いろいろと抜けてるなあと、あとから自分で読んでみて思いました。まだまだいいたりないところについては、このブログで今後フォローしていきたいと思います。
2009.04.20
コメント(0)
2009年4月5日~4月11日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。この1週間は、おおむね天気はよく、気温も上昇しました。OMの設定を後半は、ソーラーから涼風にかえるほどでした。太陽光発電もわが家にしては好調で、4月5日を除いて自給率100%を維持し、合計でも118%でした。(もう少しいきたかったところではありますが)久しぶりの桜島大爆発などもありましたが、桜島については、すでに行われていることではありますが、予知の研究・実用化を進めつつ、緊急支援対策のさらなる充実をはかり、被害を最小限に抑えるよう、官民あげて協力していってほしいものです。鹿児島の街の道路には、まだ灰が残っており、風が吹くと灰が舞うことになります。その意味では、たまっている灰を流してしまうために、早く一雨ほしいところですが、火曜日まで待たなければいけないようです。これから、桜島の火山活動が活発化するとなると、太陽光発電や雨水タンクにも影響が出るので、わが家でも対策を考えなくてはいけませんね。雨水タンクは前の大家さんは手作りで設置していたのですが、灰がたまってしまい、私たちが入居したころには残念ながら使い物にならなくなってしまっていました。今回設置した雨水タンクは、ずいぶんと高性能で、フィルターでごみなどをシャットアウトできるようになっているのですが、灰などがあまりたくさん降ると心配です。点検についても心がけていく必要がありますね。生ごみについては、毎週5~6kg出ているようです。天候がよいと生ごみが乾燥しやすく、水分が抑えられて状態もよく、さらに温度も高くなり、たい肥になるスピードがずいぶん早くなったようです。ただ、虫さんも活動が活発化してきているので、コンポストボックスのふたもいつもあけてばかりはいられず、閉じなくてはいけないことが多くなりそうです。他のごみについては、新聞等を整理して出したほか、トレーが先月よりも少し多く出ました。なお、前回記録した可燃ごみの2.6kgは金曜日になっていましたが、わが家はもやせるごみの収集日が月木地区であり、木曜日の間違いでした。お詫びして訂正いたします。
2009.04.11
コメント(2)
桜島の昭和火口が爆発、久しぶりに大量の灰が降りました。南日本新聞の記事の伝えるところによると、--------------------------------------9年ぶり多量の降灰 南さつまでも確認/桜島・昭和火口爆発(2009 04/10 06:30) 桜島の昭和火口が9日午後3時31分ごろ爆発、鹿児島市内は大量の降灰に見舞われて一時、日暮れ後のように暗くなった。鹿児島地方気象台によると、噴煙高度は4000メートル以上。噴煙量は「多量」で、2000年10月の南岳山頂火口の爆発以来9年ぶり、昭和火口では06年6月の活動再開以降で最大。けが人や火山灰に絡む交通事故は確認されていない。 08年2月6日以来となる火砕流も発生。火口から東側へ約1キロ流下した。大きな噴石は四合目付近(火口から800-1300メートル)まで飛散した。 火山灰は同市の鴨池、天文館地区など同市中心部から南部にかけて降った。南さつま市、日置市でも降灰が確認された。 --------------------------------------この桜島の大噴火で、わが家でも、太陽光パネルやプリウスなど、外に出ているものすべてにドカ灰が積もりました。太陽光パネルは真白。このままでは発電できません。そこで、雨水タンクからホースを引っ張ってきて、水をかけ、なんとか、きれいになりました。(よく見るとまだ灰がこびりついていましたが)しばらく鳴りを潜めていた桜島の火山活動が活発化しそうだという情報も。難儀ですね。
2009.04.10
コメント(0)
この間「鹿児島市の廃棄物処理・リサイクル行政と市民意識」という論文を、(1)(2)と紀要に連載しているのですが、4月6日午後、南日本新聞の記者さんが私の研究を紹介してくれるということで、自宅(エコハウス)に取材に来てくれました。廃棄物処理やリサイクル行政のあり方の日独比較などを紹介しつつ、家庭でもわが家のように生ごみのたい肥化や資源ごみの分別に取り組めば、市町村が処理する可燃ごみの量は激減することを強調しました。そこで、わが家の生ごみ処理・たい肥化についてかんたんに紹介します。先日、近所の方にたくさんタケノコをわけていただきました。そこで、今日はタケノコの皮が生ごみとしてたくさん出ました。生ごみを入れたボウルをのせたヘルスメーターの数値は0.8kgとなっています。ボウル本体の重さが0.2kgなので、生ゴミの重さは0.6kgです。これを庭においてあるコンポストボックス(ボックスといっても、フタはありますが、底はありません)に持って行って入れます。そして、それに土をかぶせます。最初のボックスがいっぱいになったら、次に真ん中のボックス、それもいっぱいになったら三番目のボックスと移していき、そのうちに生ごみは消え、栄養豊かな土に完全に変わっていきます。生ごみのたい肥化で注意することは、土をかぶせて虫の襲来を防ぐとともに生ゴミを発酵・分解する菌がつくようにすること、切り返しをしっかり行って、酸素がいきわたるようにし、好気性菌が働けるようにすること、水分を切って、一定の乾燥度を保つことなどです。釣り鐘型だと切り返しがうまくいかなかったりするのですが、このコンポストボックスだと、順番に切り返しを行えるのでお勧めです。わが家のコンポストボックスは、ひきちガーデンサービスさんの販売するひきち式ガーデン・コンポストボックスです。資材を送ってもらって、その日のうちに数時間で組み立てました。ちょっと高いと思うかもしれませんが、コンポストボックスに対しては、ほとんどの市町村が補助金を出しています。もっと安いものも含め、他にもさまざまなコンポストボックスがありますので、ぜひご検討ください。また、庭のない家庭には、ダンボールコンポストという方法もあります。それについては、また別の機会に紹介するとして、今日はこの辺で。
2009.04.08
コメント(0)
2009年3月29日~4月4日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。先週は、全般的に天気もよくなく、寒さもぶり返したというか、気温も低かったですね。今日も小雨が降っています。おかげで(なのかよくわかりませんが)早くから咲いた桜も、散り始めた木もあったとはいえ、入学式までなんとか見られるくらいに花をつけた状態でもちました。発電量も少ないのは仕方ないでしょう。先週は、電力消費量も少なかったので、自給率も84%とそれほどひどい数値にはなりませんでした。このまま省エネに努めて、発電量が低くても、自給率をできるだけ落とさないエコライフを続けたいと思います。ごみに関しては、あいかわらずコンスタントに生ごみが出て、それをコンポストボックスでたい肥にするという循環が続いています。先月、スチール缶が0本としましたが、飲料缶はないのですが、缶詰がありました。それ以降のものも含めて、ツナ缶とホールトマト缶で6本(個)出ました。PETボトル1本というのは、ノンオイル和風ドレッシングです。おそらくオイルを使っているとプラスチック容器類に分類されるのでしょうが、ノンオイルということでPETボトルに分類されています。
2009.04.05
コメント(0)
ここでとりあげるのは、IEA(国際エネルギー機関:The International Energy Agency)による「TRENDS IN PHOTOVOLTAIC APPLICATIONS:Survey report of selected IEA countries between 1992 and 2007(太陽光発電設備の動向:IEA諸国における1992年から2007年のサーベイレポート)」(Report IEA-PVPS T1-17)です。IEA(国際エネルギー機関:The International Energy Agency)は、1974年にOECDの枠内に設立された独立機関で、26の加盟国間で、そして欧州委員会の参加も得て、エネルギー協力の包括的なプログラムを行っています。外務省のウェブサイトによれば、「IEA(International Energy Agency:国際エネルギー機関)は、第1次石油危機後の1974年に、キッシンジャー米国務長官(当時)の提唱を受けて、OECDの枠内における機関として設立された。事務局所在地はパリ。事務局長は、田中伸男氏(2007年9月1日就任)」ということです。IEA PVPS(The IEA Photovoltaic Power Systems Programme:IEA太陽光発電設備計画)は1993年に調査研究をはじめています。これに長期に参加しているのは、オーストラリア、オーストリア、カナダ、デンマーク、フランス、ドイツ、イスラエル、イタリア、日本、韓国、メキシコ、オランダ、ノルウェー、ポルトガル、スペイン、スウェーデン、スイス、英国、米国の19カ国で、欧州委員会及び欧州太陽電池産業協会も参加しており、マレーシアとトルコが最近加入したそうです。したがって、この数値には、中国など太陽光発電にとっても、重要であると思われる国が入っていないことをあらかじめ注意しておく必要があります。太陽光発電設備全体の動向ですが、21世紀に入って急拡大しつつあり、とりわけ系統連系(Grid-connected)による太陽光発電が、独立電源(Off-grid)に比べてますます飛躍的に成長する傾向にあることがわかります。図1 太陽電池導入量(独立電源と系統連系)の推移出典:TRENDS IN PHOTOVOLTAIC APPLICATIONS,p.6国別に見ると、その傾向はどうでしょうか。太陽電池(太陽光発電設備)の国別年間導入量は、次のようになっています(1995年~2007年は本資料、2008年は前々回でとりあげた資料による)。表1 太陽電池(太陽光発電設備)国別年間導入量(1995年~2008年)の推移(MW)出典:TRENDS IN PHOTOVOLTAIC APPLICATIONS,p.8、及び日経BPnet:Tech-On3月26日記事より作成2000年までは日本が一人わが道を行くという感じでしたが、ドイツが次第に追い上げはじめ、2000年4月から施行されている「再生可能エネルギー法」(太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーを電力会社が高額で買い取ることを義務付ける固定価格買取制度(フィードインタリフ制度)を採用)により、飛躍的に成長し、日本を一気に凌駕したのがわかります。この固定価格買取制度はヨーロッパ全体に広がり、それまでたいした実績を残してこなかったスペインでも、この制度により2006年ごろから急激に伸びはじめ、2007年に加速して、2008年で大飛躍を遂げています。日本のメーカーや商社も、京セラの13.8MWの「超大規模太陽光発電施設」建設や三井物産のカタルーニャ地方の太陽光発電会社の買収など、続々と進出しているようです。この流れは、米国でも太陽光発電ブームをもたらし、イタリア、韓国はもちろん、さらにはチェコ、ポルトガル、フランスなどでも、今後爆発的な飛躍が起きる予兆を示しています。日本はというと、従来からの太陽光発電設備に対するNEFの補助金も次第に減額、ついには途切れてしまい、2005,6年をピークに年間導入量の減少が起こっています。一時はトップ独走状態だった日本が、世界の流れから完全においていかれ、このままでは、今後さらに次々に追い抜かれていくことが予想されます。これは完全に、シャープ、京セラ、サンヨーなどのトップメーカーを有し、技術力、市場力での優位を生かすことのできなかった「政府の失敗」といえるでしょう。技術力では優位にあっても、「政策的劣位」によって、このような事態がもたらされたと断言して間違いないといえます。シャープ、京セラ、サンヨーのつくるソーラーパネルの多くが輸出されているということは、世界にこれらのメーカーが貢献しているともいえますが、太陽光発電での「内需」の乏しさを示していますし、こうした事態に何の対応もしてこなかった政府の無策の表れともいえるのです。次に、太陽電池(太陽光発電設備)国別累積導入量を見ましょう。表2 太陽電池(太陽光発電設備)国別累積導入量(1992年~2007年)の推移(MW)出典:TRENDS IN PHOTOVOLTAIC APPLICATIONS,p.7これに2008年の年間導入量を加えると、累積導入量の第1位は、ドイツ5362MW、以下2位スペイン3166MW、3位日本2149MW、4位米国1173MW、5位イタリア378MW、6位韓国352MW、7位フランス121MW、8位チェコ87MW、9位ポルトガル68MW、などとなります。(本日はこの辺で)
2009.03.30
コメント(0)
2009年3月22日~3月28日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。先週は、3月23日から26日までがよい天気で、太陽光発電を稼いでくれました。発電量61kWh、消費量も少なくて、自給率も120%と本当に久しぶりに100%を超えました。この1週間、太陽光発電量の問題にとくに関心を寄せていたおかげでしょうか。天気は週末下り坂で気温も低いのですが、本来はこのくらいの気温が正常なのだと思います。外に出ると冷え込みを感じますが、家の中は暖かいですし。ごみ分別はあいかわらず、生ごみだけがたくさん出ています。新聞紙を久しぶりに整理しました。この1ヶ月で電球が2個切れました。一つは、長寿命のはずの電球型蛍光灯です。価格は高いけど、たしか普通の電球と比べてエネルギー消費は何分の一、寿命は何倍、と宣伝文句に書いてあったはず。普通の電球と寿命が変わらないとはどういうことだ。と、ここまで書いて、これは電球ではなく蛍光灯に分類すべきかとは思いましたが、とりあえず電球にしておきます。
2009.03.29
コメント(0)
日経BPネットに次のような衝撃的な記事が載っていました。----------------------------------------欧州EPIAが太陽電池導入量の2008年国別ランキング,日本は6位に転落2009/03/26 12:02野澤 哲生=日経エレクトロニクス欧州の太陽電池振興団体European Photovoltaic Industry Association(EPIA)は,2008年の太陽電池市場についての調査結果を明らかにした。 それによれば,同年の太陽電池導入量は5.5GW以上で,2007年の2.4GWに対して倍増。国別では,スペインがドイツなどを抜いて導入量1位となった。日本は,米国,韓国,イタリアに抜かれて6位に転落した。 10位までの国別導入量は以下の通り。スペイン:2511MW,ドイツ:1500MW,米国:342MW,韓国:274MW,イタリア:258MW,日本:230MW,チェコ:51MW,ポルトガル:50MW,ベルギー:48MW,フランス:46MW。----------------------------------------2008年の太陽電池(太陽光発電設備)国別導入量のランキングを表にしてみると、こうなります。スペイン、ドイツが第1グループ、米国、韓国、イタリア、日本が第2グループ、チェコ、ポルトガル、ベルギー、フランスが第3グループと、きれいに色分けできました。2004年まで、首位を走っていた日本は、2005年にドイツに抜かれ、2007年にはドイツの1,135MW、スペインの512MWに次いで、210.395MWで第3位となっていましたが、2008年米国、韓国、イタリアの3ヶ国に一気に抜かれ、第2グループのしんがりの第6位にまで転落してしまいました。情けないと思うのは、私だけでしょうか? 日本は太陽光発電で世界一というのが、数年前までの自分の心の中の誇りになっていたのですが…。それにしても、スペインの躍進ぶりはすごいですね。2006年までの太陽電池の累積量が143MWだったのが、2007年の導入量512MW、2008年は2,511MWで、累積量でも3,166MWと、ドイツの5,362MWを追って2位となり、日本は2,148.9MWと3位に転落、完全においていかれることになりました。2007年までの太陽電池(太陽光発電設備)のくわしい累積量、年間導入量については、次回以降の記事であらためて示し、分析していきたいと思います。
2009.03.27
コメント(3)
私の子どもたちも幼稚園に通い、いまも自然学校に通っている「どんぐりのいえ」から、講演会のお知らせです。明日、3月28日(土)14:00(開場13:30)より、県民交流センター・県民ホールにて、旅の詩人、須永博士(すなが ひろし)さんの講演会があります。須永さんは、自身の対人恐怖症という病を経て、旅を始め、その体験やたくさんの人たちとの出逢いが作品の源になっています。その素直で暖かい言葉でつづられた詩は、子どもから大人まで人の心を打つものがあります。2009年1月27日放送のNHK「私の一冊」で、北京オリンピックで金メダルを取ったソフトボール日本代表のエース上野由岐子さんは、須永博士さんの小さな夢の詩集(6)「絶望より立つ」の表紙の詩の言葉の持つインパクトに打たれ、この詩に出会った小学生からずっと、「自分の弱さに負けたくない」、その一心でソフトボールに打ち込んできたことが紹介されました。辛い練習や苦しい局面にも、「自分は自分のやることが出来ているか?」と、結果よりもまず、自分が納得できるまで力を出しきれているかを考えるようになった、ということで、自分の考えを変えさせてくれた、ともに成長してきた大切な一冊、として紹介されています。講演会は、前売大人1500円、大学生以下800円、小学生500円(当日200円UP)チケット:山形屋プレイガイドで販売中問い合わせ:090-5749-8658(永田)、0967-46-5847(須永博士美術館)鹿児島のみなさん、お時間があったら、ぜひお越しを。
2009.03.27
コメント(0)
前の記事で、わがエコハウス発電所の太陽光発電量の低さの原因として、角度のことをあげましたが、太陽が照り始めた7時40分ごろ、太陽光発電パネルを見ていて、二つその原因が見つかりました。一つは、庭に垣根として植えているマンサクです。いまショッキングピンクの花が満開で、とてもきれいです。(デジカメがないので、携帯で写しています)しかし、よく見ると、パネルにその影が映っています。2階から見ると、さらによくその様子がわかります。パネルの前は、とくによく茂っていますね。それからもう一つ。7時40分ごろの写真ですが、ガレージの屋根のパネルはまだ家の陰になって、太陽が当たっていません。8時30分近くになっても、まだ家の陰に隠れたままです。この陰になっているということが、発電量を減らす原因になっていることは間違いありません。ガレージの方はどうにもならないけれど、マンサクは対処の方法がありますね。少しでも改善するために、パネルの前のマンサクを移すことも考えたいと思います。(妻と相談しなければなりませんが。)
2009.03.26
コメント(2)
前回の記事に、「SOLAR CLINIC 太陽光発電ユーザー支援サイト」に登録することにしました。このサイト、以前から知ってはいたのですが、どう見てもうちの「発電所」はランクが下。このランキングを見て、このブログでも発電量が上がらないとブツブツ言っていたのです。したがって、すぐに参加する気にはならなかったのですが、やはり自分の発電所がランキングの下のほうに位置するのも覚悟で、社会貢献のために犠牲的精神(?)で参加すべきだと考え、登録いたしました。と書きました。登録が完了して、こちらの2006年10月(12日)以降の毎月の発電量を打ち込むと、鹿児島にエコハウス発電所が表示され、さらにわが家の発電状況を表示したページがありました。鹿児島の近隣の太陽光発電所とわが家の発電出力2.88kWに換算したものが比較され、指数が出されています。なお、毎月の登録日をすぎているので、ランキングには出てきていません。鹿児島の近隣の太陽光発電量と比較すると、ずっと下回ったままで、約8割程度の発電量ということになりました。どこに原因があるのでしょうか?グラフにしてみると、2006年10月は12日以降の数値ですので、その月を除くと、だいたい同調して推移しているように見えます。鹿児島の他の発電所との比較を指数として表したグラフでは、60~90%台を行ったり来たりしていますが、ある特徴が見られます。秋冬は60~70%、春夏は80~90%を推移しています。秋冬がとくに悪く、春夏は少し改善しています。ということで思い当たるのは、角度。わが家は、屋根をOMソーラーのために蓄熱用に使っているということで、180Wの太陽光パネルを庭に10枚、ガレージの屋根に6枚設置しています。庭に設置したパネルの角度が約13度、ガレージの屋根は7度ぐらいです。太陽の角度が高い春夏はまだ影響が少ないのですが、太陽の角度が低くなる秋冬はとくに効率が落ちるのではないかと思われます。といっても、コストのことを考えると、いまさら角度を変えてもらうわけにもいかず、二酸化炭素排出量削減を進めるためには、いかに消費電力量を減らすかに集中するしかないようです。
2009.03.26
コメント(6)
2009年3月15日~3月21日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。先週は、19日(木)以外は天気もよく、自給率ほぼ100%でした。自給率100%まであと1kWhだったので、どうせなら100%超えてほしかったけど、まあ満足しておきましょう。19日(木)は、15時現在で「くもり」のマークですが、天気予報では何とか雨が降らないという予報だったのですが、午前中から暗雲立ち込め、昼前から雨になり、その後断続的に降り、夜まで降り続きました。卒業式+卒業記念パーティ(その模様は、種村先生のブログ「いのちの授業日記」をご覧ください。私もなぜか写ってます。本当は私も美人ぞろいの自分のゼミ生の写真を写しまくってここにUPしないといけなかったのですが、デジカメを紛失してしまい、残念ながらいまそれができません。)だったのに、風力発電を設置し、鹿児島市内を一望できる眺めのよい錦江高原ホテルを卒業記念パーティの会場にしてから3年連続で雨。せっかくの眺望がいつも白く覆われて見えません。何かたたられているのでしょうか。最高気温の平均は、先週すでに20℃を超えました。温暖(高温?)な気候はあいかわらずで、自宅の室内は「ソーラー」にしたままだと暑いので、ときどき「涼風」に変えています。桜も見たところ満開になっていて、このままだと4月3日の入学式まで持たず、散ってしまうかもしれません。この現象を「地球高温化(グローバル・ヒーティング)」と呼ぶべきでしょうか? 地球全体のことはデータもきちんと見ていないので何もいえませんが、少なくとも「鹿児島高温化(カゴシマ・ヒーティング)」ではあります。最低気温の平均は逆に下がっていますが、よく晴れた日には、空に赤外線を吸収する雲がないため、放射冷却による気温の下がり具合がより激しいということで、冷え込みが強くなったためということができます。ところで、「SOLAR CLINIC 太陽光発電ユーザー支援サイト」に登録することにしました。このサイト、以前から知ってはいたのですが、どう見てもうちの「発電所」はランクが下。このランキングを見て、このブログでも発電量が上がらないとブツブツ言っていたのです。したがって、すぐに参加する気にはならなかったのですが、やはり自分の発電所がランキングの下のほうに位置するのも覚悟で、社会貢献のために犠牲的精神(?)で参加すべきだと考え、登録いたしました。ごみについては、いつものとおり生ごみだけが順調(?)によく出ていて、他はあまり出ない状態です。紙が出ないのは、私が整理するのをさぼっているからなのですが。今週掲載したビールびんは、もらいもののドイツビール「WARSTEINER」です。ビールびんのラベルには、「厳選された麦芽、最高級ホップと良質の水で醸造され、化学物質は一切使わないドイツでトップクラスの人気を誇る純粋ビールです。」とあります。また、「株式会社アイコンのビアガイド検索」によると、この「『ヴァルシュタイナー・ピルスナー』は、現在ドイツで最も人気のあるビールでドイツ国内でナンバーワンのシェアを誇っています。ヴァルシュタイナー社は1753年に設立され、オランダ、ベルギーと国境を接するノルドライン・ヴェストファーレン州のヴァルシュタインという町で醸造されています。ドイツのピルスナービールは4つに分類することが出来、そのうちの1つであるザウアーレンダー・ピルスナーの最も代表的なものが『ヴァルシュタイナー・ピルスナー』です。口当たりが軽くデリケートな味わい、透明感のある黄金色が特徴のビールです。原料としては、「ビール純粋令」というドイツの法律に従い「麦芽、ホップ、酵母、水」のみの厳選された素材を使用しており、水については、世界的な名水と評されているカイザー・クベッレ泉の天然水を使用しています。」と紹介され、お勧めは「どんな料理とも相性が良く、刺身などにも合います。」というところだそうです。実際に飲んでみると、たしかに「口当たりが軽く」、上品な感じでした。このビールびん、日本国内できちんとリユースできるかが不安ですが。一升びん2本というのは、長いこと(2,3ヶ月)残っていた焼酎1本、清酒1本がちょうどなくなったということです。それから、五合びんで出たのは、みりんです。以上、2009年3月15日~3月21日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別の報告でした。
2009.03.23
コメント(0)
3月21日(木)の鹿児島黎明館での映画「ご縁玉」上映会(山田泉公式ブログ「どげしょっかえ豊後の山ちゃんワイワイ日記」の記事にコメントを投稿しました)、前日までチケットがあまり売れていないとの情報もあり、どのくらいの入場者があるか心配もしましたが、300名を超えるたくさんの方々が映画を観に来てくださり、無事終えることができました。ありがとうございました。この記事を書いている途中で、種村先生のブログ「いのちの授業日記」を見たら、すでに先を越されていました。「映画「ご縁玉」鹿児島上映大成功」と題して、トークの内容や松元ヒロさんのお母さんのことなどがくわしく書かれていましたので、そちらもぜひご覧ください。ということで、種村先生のブログとあまり重複しないように書くことにします。とくに1回目、200名を超えるたくさんの方々に入場していただき、満席、立ち見も出る盛況でした。そのあとのトークも、種村エイ子先生、山田真一さん、山田一貴さん、村末勇介先生(山ちゃんの「いのちの授業」を受けた上市来小学校村末学級の生徒だった卒業生たちも)、それぞれにいい話をしていただいて、映画もトークも大好評でした。来ていただいたみなさんに、気持ちは伝わったように思います。2回目、3回目は、1回目と比べると入場者が少なかったので、2回目の入場者の方から「こんなにいい映画なのに、もっと多くの入場者を集めてほしい」「PR不足」とお叱りの言葉をいただきましたが、映画の内容については、みなさん好印象をもっていただいたようです。山田真一さん、山田一貴さんの二人には、3月22日の大事な偲ぶ会を前に、お忙しい中をわざわざ鹿児島に足を運んでいただきました。ありがとうございました。私はこういうことに不慣れなのでたいしたことはできませんでしたが、多くの方々のご協力を得て、何とか上映することができました。黒岩さんはじめ共催の鹿児島コミュニティシネマのみなさんには、宣伝、取材、チケット販売から当日の会場運営や映写など、全面的にお世話になりました。同じく共催の“人間と性”教育研究協議会鹿児島たんぽぽサークルも、田北先生、村末先生のリーダーシップのもと、たくさんの会員さんにチケット販売や当日スタッフとして協力していただきました。後援の、かごしま緩和ケアネットワーク、がんサポートかごしま、乳がん体験者の会つどい「いずみ」、NPO法人ピンクリボンかごしまなどのみなさんにも、多くの方に入場していただいただけでなく、会場での物販などでロビーの雰囲気もにぎやかにしていただくなど、ご協力をいただきました。会場でブックシャトー えほんばこさんに山田泉さんの2冊の本(『「いのちの授業」をもう一度』、『いのちの恩返し』を販売していただきましたが、1回目・トークの終了時点で、ほとんど売り切れてしまいました(うれしい誤算)。鹿児島国際大学短期大学部情報文化学科の学生にも、受付や陰アナのスタッフとして手伝ってもらいました。ありがとう。 音楽も大好評で、サントラ盤CDはないか?との声も多かったです。とりあえず、山ちゃん作詞の『生きようよ』(作詞 山田泉、作曲 李政美(い ぢょんみ/Lee Jeongmi)、唄 李政美、2007年5月)は、山田泉公式ブログ「どげしょっかえ豊後の山ちゃんワイワイ日記」にアクセスすると、聴くことができます。それから、エリック-マリア・クテュリエの曲が聴けないか探していたら、彼のサイトのTrailerというページからmyspace.comにつながり、「Goendama ご縁玉. Dir : Eguchi Massa」で、彼のチェロが流れる中、「ご縁玉」のフランス版予告編を観ることができました。また、彼のサイトのProfileのページの一番下の方でフォーレやコダーイの曲の素敵な演奏も聴けますが、「ご縁玉」で流れていた彼が作曲したチェロソナタやバッハの無伴奏チェロ組曲などのCDの情報などは、まだ探しきれていません。このあと鹿児島では、いまのところ6月の鹿屋での上映しか予定がないけど、もっともっと多くの人に観てほしい映画なので、機会があればなんとかまた上映できればいいな、と思っています。そのときはまたよろしくお願いいたします。下の写真は、村末勇介先生に提供していただいた、山田真一さん、一貴さんと、「ご縁玉」鹿児島上映実行委員会のメンバーを写した上映当日の写真(種村先生のブログの写真と同じもの)です。
2009.03.22
コメント(0)
私の担当している「生活と環境」や「教職課題研究」(総合学習ということで環境教育を内容としている)という授業や「ゼミナール」で、レイチェル・カーソンの著書「沈黙の春」をとりあげています。「沈黙の春」は、私が公害や環境問題について関心を抱くきっかけの一つをつくってくれた書でもあり、時代を変えた本として学生に紹介しなければいけないという思いが強い本です。自然を感じとる感性、感覚の大切さを説く「センス・オブ・ワンダー」は、「沈黙の春」がかかれる前の1956年にすでに雑誌に掲載されていましたが、カーソンは「沈黙の春」執筆後にガンと戦いながらそれをふくらまし、単行本にしたいと考え、改訂作業をおこなっていたらしく、カーソンの最後のメッセージともいえます。「センス・オブ・ワンダー」を原典にして、この本の翻訳者であるNPOレイチェル・カーソン日本協会理事長の上遠(かみとお)恵子さんが、甥のロジャーと過ごしたカーソンの別荘で、自然とのふれあいを追体験するドキュメンタリー映画「センス・オブ・ワンダー レイチェル・カーソンの贈りもの」もつくられ、鹿児島では黎明館で行われた上映会に見に行きました。その映画のDVDを最近手に入れて、再びこの映画を見ることができました。あらためて、自然とのふれあい、自然を感じる感性の大切さを実感しました。ちょうどそのとき、ネットで鹿児島で鹿児島県環境技術協会の主催するネイチャーゲームリーダー養成講座があることを知りました。ネイチャーゲームについては、レクリエーションインストラクターの資格養成講座のとき知り、「レクリエーション論」や「ゼミナール」の授業でも「私は誰でしょう」や「動物交差点」など、いくつかのネイチャーゲームをやってきました。しかし、本格的には学んだことがなく、もっと深めたいと思っていたところでした。環境を学ぶ場合でも、単なる知識ではなく、感性のところから理解することの大切さを感じており、ネイチャーゲームを使って、もっと楽しく自然に触れたり感じたり考えたりする機会が得られるのではないかと思っていました。ということで、3月7日・8日・15日・16日の4日間、県民交流センター6階にある「生命(いのち)と環境の学習館」で開かれたネイチャーゲームリーダー養成講座に参加してきました。この4日間の講座で、なかなか楽しく多くのネイチャーゲームを学べました。とくに、「カメラゲーム」、「わたしの木」、夜のオプションだった「森の美術館」など、自然と直接ふれあい、感じとるゲームが気に入りました。現状では私の感覚のレベルはまだまだ初歩の段階であることを実感させられましたが、自分の感覚をもっと研ぎ澄ませることができれば、もっと多くのまわりの自然を感じることができるはずだし、またそれが感じられたときすごく気持ちがよいことなど、多くの発見がありました。講座の最後に講師の清水さんが、「センス・オブ・ワンダー」の一節を引いて、言葉を贈ってくれましたが、当然のこととはいえ、わが意を得たりという気持ちでした。私もこれで公認ネイチャーゲームリーダー、それにCONE(自然体験活動)リーダーの資格を得ることができました。せっかく学んだネイチャーゲーム、授業など様々なところで実践してみたいと思います。楽しい雰囲気で受けさせていただいた講師の清水さん、スタッフの方々、参加者の皆さん、ありがとうございました。
2009.03.20
コメント(0)
2009年3月8日~3月14日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。天気の移り変わりが激しい1週間でした。10日(火)、12日(木)はよく晴れて自給率100%を上回り、14日(土)にはピーク2.7kWを記録しましたが、逆に13日(金)には発電量0kWhでした。「Yahoo!天気情報」の鹿児島の過去の天気の3月9日(月)は、(不明)となっており、気温も「---」(未観測、もしくはデータの欠測(データ未伝送など))となっていました。機械に何らかの故障があったのでしょう。そこで、気象庁の統計データを参照し、3月9日15時現在で雨が降っていることを確認し、気温のデータもそこからとりました。本当はすべて気象庁のデータからとってくるほうがよいのだけれど、時間がかかるので当面は今の方式を続けます。さて、ごみ分別では、あいかわらず生ごみ以外はあまりでていません。もやせるごみ(可燃ごみ)も前の週に出していなかったので、その分も含んだ記録です。プラスチック容器類も袋にいっぱいたまっていないので、来週カウントします。紙を整理すれば相当な量になるのだけれど、まだしていないのでこれも0kg。トレー10枚でましたが、ヘルスメーターの表示は0.0kgでした。これから、下の項目(【トレー・卵パック・牛乳パック】【ビールびん・一升びん・五合びん】【電球・蛍光灯・乾電池】【アルミ缶・スチール缶・ワンウェイびん・PETボトル】)については、4種類を順番につけていくので、それぞれ1ヶ月弱(28日)ごとに計算していくことになります。
2009.03.15
コメント(0)
映画「ご縁玉」の鹿児島上映会(会場は黎明館2階講堂)で、3月21日(土)に行われますが、あと1週間と迫ってきたので、ここで宣伝記事を掲載したいと思います。先日(3月3日)、映画「ご縁玉」の上映に向け、映画の主役の一人、山ちゃんこと山田泉さんの長女、山田真美さんに対して、リビングかごしま(南日本リビング新聞社)の取材が種村先生の研究室で行われたことは、私のこのブログの3月8日の記事に記しておきました。そのインタビュー記事が、リビングかごしま3月14日号の「ビタミンピープル」というコーナーに掲載されました。この記事では、映画「ご縁玉」について、「母とエリックを見ていると、言葉が通じなくとも、音楽などを通じて、心は通い合うのだと感じました。『ご縁玉』は、見終わった後、人に対して優しくなれるような作品だと思います。そしてそんな気持ちが広がってゆくといいな」と彼女の言葉が書かれています。また、乳がんが再発してホスピスに入ったお母さんに対して、「“今、母は水が飲みたいんじゃないかな”“母のしてほしいことは何だろう”と、母の気持ちになって看病を続けることができました。また、母の身体がなくなっても私の心の中には残る、私がときどき思い出すことによって母の命は引き継がれていくのだ、そう思えたのもホスピスのスタッフの皆さんのおかげ」と彼女は話し、これをきっかけに彼女はソーシャルワーカーの道を志すことになったことが述べられています。なお、山田真美さんが二年間の鹿児島での生活とこれからの気持ちをつづった文章が、南日本新聞のひろば、若い目の欄に投稿して掲載されています。私のブログに加えて、鹿児島国際大学短期大学部のブログ「情文トピック」に種村先生がアップしてくれました。記事には、種村先生の向かいに位置する私の研究室の前に貼ってある「ご縁玉」のポスターの前で真美さんを撮った写真が載っています。なかなか美しく大人っぽく写っています。なんとなくお母さんの泉さんの面影が。前述のとおり、インタビューは、きれいに女性らしい飾りつけがされている種村先生の研究室で行われました。真美さんは種村ゼミですから、当然ですが。私の研究室にも彼女はよく来ていましたが、残念ながら私の研究室はいまインタビューできる状態にはありません。早く片付けなくっちゃ。その日もこのインタビューのあと、お別れのあいさつとともに、「第67回ピースボート地球一周の船旅のポスターを貼ってください」ということで、訪ねてきました。この第67回のピースボートに前半だけ参加する予定だそうです。私もぜひこのピースボートで旅してみたいと思っているのですが、いつになるのやら。そうそう、彼女はその前に、3月中旬から下旬にかけて、カンボジアにボランティア体験のたびに出かけるそうです。彼女のやりたいことにぴったりといえばそうなのですが、ということは、卒業式にも「ご縁玉」上映会にも出られない。「ご縁玉」上映会のトークはどうなるんだ。皆さん、ご心配なく。なんと妹のかわりにお兄さんの一貴さんが来てくれることになりました。3月21日(土)の「ご縁玉」上映会の11:20からのトークでは、種村先生司会のもと、「いのちの授業」ということで、山ちゃんを呼んで授業したこともある村末勇介先生とともに、山田家の話を、山ちゃんの連れ合い、真美さんのお父さんの真一さんとお兄さんの一貴さんの二人が、話してくれます。以下、映画「ご縁玉」鹿児島上映会の概要を記しておきますので、皆さんよろしく。日時:2009年3月21日(土) 1回目上映10:00~ ※トーク11:20~ 2回目上映13:30~ 3回目上映15:20~ ※トークは、種村エイ子先生、村末勇介先生、山田真一さん、山田一貴さん 会場:鹿児島黎明館2階講堂 〒892-0853 鹿児島市城山町7-2 入場料:一般(前売)1200円 (当日)1500円 大学生以下(前売、当日とも)700円 チケット問い合わせ:099-222-8746(鹿児島コミュニティ事務所)099-263-0756(八木)主催:映画「ご縁玉」鹿児島上映実行委員会共催:“人間と性”教育研究協議会鹿児島たんぽぽサークル 鹿児島コミュニティシネマ後援:かごしま緩和ケアネットワーク がんサポートかごしま 乳がん体験者の会つどい「いずみ」 NPO法人ピンクリボンかごしま 鹿児島市 鹿児島市教育委員会 南日本新聞社 南日本リビング新聞社 西日本新聞社 朝日新聞鹿児島支局 毎日新聞社 読売新聞西部本社 日本経済新聞社鹿児島支局 MBC KTS KKB KYT NHK鹿児島放送局 エフエム鹿児島 鹿児島シティエフエム(ただコピペするだけとはいえ、上記すべての団体にリンクを貼るのはさすがに疲れました)
2009.03.13
コメント(0)
前の記事「2009年3月1日~3月7日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別」に、「今日の論点!ブログ意見集: 太陽光発電で固定価格買い取り by Good↑or Bad↓ 今日の論点!by 毎日jp & Blog-Headline+」のトラックバックが貼られていました。毎日jpの記事のテーマにあうと思われるブログを比較・評価するという趣旨のサイトのようです。毎日jpの記事は、「太陽光発電:電力買い取り来春にも 「世界一」奪還狙い」という記事です。引用すると、---------------------------------------- 日本は05年、太陽光発電の導入量でドイツに世界一の座を奪われた。ドイツは91年に固定価格買い取り制度を導入し、急速に普及が拡大。一方、日本は太陽光発電導入に対する補助金を05年に打ち切ったことで普及の伸びが鈍化した。07年末の総導入量は日本の191.9万キロワットに対し、ドイツは386.2万キロワットと差は2倍に広がっている。 政府は昨年7月に打ち出した地球温暖化対策で、太陽光発電の導入量を20年に現状の10倍、30年には40倍に引き上げて世界一を奪還する目標を掲げた。経済産業省は、普及拡大策として今年1月に補助金を復活させたものの、買い取り制度については「国民負担に直結し、理解を得るのは容易ではない」と否定的だった。 だが、20年に10倍増とする目標の実現には、7割の新築住宅に導入が必要となる。「補助金だけでは対策は不十分だ」として、与野党からドイツなどで実績のある制度導入を求める声が強まり、経産省は方針転換を余儀なくされた。二階俊博経産相は「1人の100歩よりも1万人の1歩が大事」と、国民全員による一定の負担に理解を求める。 制度案によると、家庭や学校などで太陽光によって発電される電力のうち、自家消費分を除く余剰電力を、通常の電力販売価格の約2倍の1キロワット時48~49円程度で約10年間、電力会社が買い取る。電力会社は、買い取り費用を各家庭などの電力料金に転嫁するため、電気代の値上げにつながる仕組みだ。 太陽光発電の導入には、平均的な家庭で約250万円が必要。同省によると、15年間の利用を前提にすれば、現在は通常の電気料金を払い続ける場合に比べ60万円程度の損が出る計算だが、今回の制度により元が取れるようになるという。 経産省は「公平な国民負担を原則に、導入家庭が損もしないが、もうけもあまり出ないようにした」と説明。制度を盛り込んだ法案は10日に閣議決定される予定で、今後詳細な制度設計を進める。----------------------------------------いま話題の二階俊博経産相が推進役なのでなんだかなあとは思いつつ、そして経産省案をドイツと比べて不十分だということで、環境NPOは次のように批判しています。---------------------------------------- 日本の制度案はドイツの制度と大きな違いがある。日本は余剰電力に限り買い取るが、ドイツは発電量の全量を買い取る仕組みだ。価格は1キロワット時約50円と同程度だが、期間は日本の倍の20年。8~11年程度で導入費用の元が取れるとされ、その後は「もうけ」が出るようになっている。その代わり、一般家庭の電気代への上乗せは約350円と日本の3倍以上となる。 ドイツに比べ負担を抑えた日本の制度は「初期投資を回収する期間が長くなり、大幅な普及には程遠い不十分なもの」と、NGO(非政府組織)の気候ネットワーク、浅岡美恵代表は批判する。----------------------------------------さらに、次のような誤解もあります。---------------------------------------- 一方、経産省には、「高額な太陽光発電システムを買えるのは金持ちだけ。なぜ、われわれが負担しなければいけないのか」などの苦情電話が多数寄せられている。同省は審議会などの議論を経ずに急きょ、制度導入を決めたこともあり、その意義が十分に理解されていないことが背景にあるとみられる。 環境ジャーナリストの枝廣淳子さんは、インターネットで主婦層300人を対象にアンケートを実施。制度の意義を説明したうえで賛否を聞いたところ、環境省で議論された月260円の負担でも過半数の支持が得られたという。「政府は『100円ぐらいならいいだろう』と一方的に決めてしまった。もっと国民的議論をすべきだ」と指摘している。----------------------------------------この制度の趣旨は本来、太陽光発電システムを金持ちじゃない人も気軽に買えるようにする制度です。現在の日本でも、金持ちじゃないけど清水の舞台を飛び降りる気持ちで導入している私のような人間(変わり者?)もいるけど、ドイツでは十年も経たないうちに元が取れると多くの人が気軽に太陽光発電をつけているわけです。枝廣さんのいうように、政府は大いなる誤解を解く努力をして、金持ちや変わり者だけが太陽光発電を設置するのではなく、誰でも気軽に設置できるように啓発を図る必要があります。(引用はすべて上記の毎日jpの記事です)これまでは電力会社が自主的に通常の電気料金と同じ1kWh(キロワット時)24円程度で太陽光による余剰電力を買い取っていましたが、経済産業省の法案では、制度導入に伴いこれまでの約2倍の48~49円の価格で10年程度買い取り続けることを義務づけ、電力会社の負担増加分は電気料金に上乗せするということで、標準的な家庭で最大100円程度の値上げになる見通しということです。そこで、この経産省案の固定価格買取制度が現在のわが家に導入されたら、どうなるかシミュレートしてみました。わが家が、OMソーラーや太陽光発電などを備えたエコハウスとして建ったのが2006年10月。政府の補助金がストップしてしまった後でした。2006年11月以降2年4ヶ月の太陽光発電の実績を記録してあるので、その実績と、余剰分を49円で買い取ってもらい、毎月の電気料金が100円ずつアップするという固定価格買取制度が導入されたとして計算してみたものを、表にしてみました。九電による太陽光の買取価格は1年ほど前まで、1kWh21円から25円ぐらいのところを行ったり来たりしていましたが、昨年4月から29円に固定されています。電気料金のほうは、20円前後を行き来しているので、1年前までは売買価格の差額は2~6円だったのですが、現在は8~10円ほどになっています。とはいえ、太陽光売電量が電気使用量を上回ることがなく、その結果ほとんどの月でマイナス(わが家にとって)でした。それが、この太陽光売電価格1kWh49円、毎月の電気料金100円アップという経産省案で、冬を除いてプラスに転じるという結果になりました。これまでの2年4ヶ月のわが家の太陽光発電の実績で、58,826円のマイナスが、シミュレーションでは電力会社の買取価格が約2倍になるということで、17,043円のプラスになります。差し引き75,869円で、月2,710円、年32,515円のちがいです。10年間ということで、約32万円の改善ということになります。これまでに比べると大きな前進で、これでもうれしいことに間違いありません。しかし、「世界一」を奪還する飛躍的な普及を本気でめざすとすれば、1年で10万円、10年で100万円程度の改善は必要でしょう。その点からすれば金額も不十分ですし、10年で打ち切りという点も20年のドイツに比べて中途半端といえます。もっともっとインパクトのある大胆な制度を、政府に要望したいと思います。
2009.03.11
コメント(5)
2009年3月1日~3月7日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。前の週よりは、天気のよい日も多く、自給率も改善しています。ピークも2kW台にのる日も多く最高2.4kWまでいったので、2月の低さは装置の問題なのではなく、日差しの弱さ(太陽の角度?)にあったのかもしれません。気温は2月とかわっていませんが。ごみ袋がいっぱいになるほどではなかったので、先週は可燃ごみを出しませんでした。昨日(3月9日)の収集日に4.3kg出しましたが。ワンウェイ容器である缶・(ワンウェイ)びん・PETボトルを調べたところ、わが家では調味料(生協の白だし)の1.5リットル入りPETボトル1本しかありませんでした。(記憶では、ドレッシングのPETボトルも捨てましたが、油を含んだPETボトルはプラスチック容器類で出すので、資源ゴミとしてはPETボトルのカテゴリーに入りません。)自宅では、今年になってから、リターナブルびんに入った牛乳やジュース、ビール、焼酎などしか口にしていないことになります。外出時に数本、PETボトルの清涼飲料水、缶入りミルクティーを飲んだ記憶がありますが、見事というほかありません。欧米と比べてみても、飲料の中身も容器も種類がずば抜けて豊富な日本。豊かなようでもありますが、本当にそんなに種類が必要なのでしょうか。中身はともかく、容器はできるだけ統一し、共通リターナブルびんにするか、マイカップを持ち歩く方式の方が、コスト的にも素材的にも社会的にむだを省くことになると思いますが、どうでしょうか。
2009.03.10
コメント(0)
全290件 (290件中 101-150件目)