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1週間ごとに環境家計簿をアップすると、なかなか追いつかないので、一気にリアルタイムの環境家計簿に持っていくために、約1か月ごとに記事にしていこうと思います。まずは、2010年9月5日~10月2日の太陽光発電と電力消費です。電力消費量は、気温の低下にしたがって、着実に減少してきています。太陽光発電量は、9月中旬それなりに天候が安定しているときも、それほどではありませんでしたね。ただ、よく見ると、マークのついている日でも、天気が変わりやすく、激しく変化している日も多いですね。男心と秋の空、女心と秋の空変わりやすい様をたとえていわれることわざ、どちらも聞くなあ、どっちが本当だろうか、と思ってググったら、どっちも本当だそうです。しかし、男心の方がもともとのようです。そのあたりの事情は、暮らしのAllAbout:本当は男だった!? 「女心と秋の空」を参照のこと。
2011.05.10
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世の中、福島原発の放射性物質漏れや浜岡原発全面停止要請などが話題になっていますが、わが家のようなエコハウスが普及すれば、エネルギー問題はすべて解決です。ということで、わが家の環境家計簿をおさらいしてみます。まず、わが家がどんなCO2排出削減策を講じているかというと、次に、これによってどのくらいのCO2排出量になっているかを示します。2010年については、データの集計にもう少し時間がかかるので、ここでは2007年~2009年の3年間の平均を示します。このわが家のCO2排出量を日本の平均家庭のそれ(2008年)と比較してみました。とくに大きいのが電力で、そもそもOMソーラーなどの効果により、電力消費量が日本の平均家庭の約半分、それに太陽光発電による売電分が加わって、約4分の1となっています。それから、一般廃棄物と水道も、わが家はかなり日本の平均家庭と比べて低くなっています。一方、灯油・LPG・都市ガスをひとまとめに考えると、わが家は4分の3程度でしょうか。ガソリンは、大都市よりも公共交通機関が発達していないせいでしょうか。あるいは、一人暮らしの自動車を持っていない世帯も統計に入っているからでしょうか。それほどの差がありません。わが家で、これからエネルギー消費量・CO2排出量をさらに下げていくとしたら、LPGやガソリンをどう削減していくか、このあたりの改善がカギになっていくと思われます。そして、節電という観点からすると、電力消費削減+太陽光発電(売電)で4分の1になっているわけで、このブログでは今週は電力消費量が減った増えたとか太陽光発電がイマイチとか、一喜一憂していますが、日本全体から見れば、わが家は電力需要が非常に少ないところで推移しているということです。みんながわが家レベルになれば、原発全廃、火力発電大幅削減もただちにできるはずです。これに、風力や地熱、バイオマスなどの再生可能エネルギーがさらに加われば、エネルギー問題も全面解決です。最後に、ダメ押しに以前このブログでもとりあげたことがありますが、アメリカのボルダーも含めたCO2排出量の比較グラフを掲載します。なぜボルダーかというと、たまたまその数値をネットで見つけることができたからにすぎませんが、ボルダーはLOHAS発祥の地ということで環境への取り組みも熱心な街です。しかしながら、コロラド州のボルダーはロッキーの麓にあり、寒い上に自家用車で遠出しなくてはいけないので、暖房のための灯油・ガスや電力使用量、自動車利用におけるガソリン使用量が多くならざるを得ない土地柄ということです。ただ、そのことを差し引いても、わが家が節電、省エネ、低CO2排出のライフスタイルであることは明らかといえます。なお、一般廃棄物や水道はボルダーの方で比較する項目がなかったので、日本の平均家庭とわが家のそれについても省略してあります。日本の1世帯あたりの人数はちょっと古いけど平成17年の数値で2.55人。また、わが家は現在おじいちゃんが福岡の方で暮らしていますが、2007年~2009年の大半はおじいちゃんと暮らしていたので、5人世帯ということで一人あたりの数値を出しています。(このあたりの設定は、前回のときと少しかえてありますので、数値も少しかわっています。)みなさん、エコハウスの普及で、日本の環境・エネルギー問題の解決へと進んでいきましょう。
2011.05.07
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2010年8月29日~9月4日の太陽光発電と電力消費です。これはあきまへん。思わず若いころ聞きなれた関西弁になってしまうほど、私にとっては最悪の電力消費量です。いま、原発停止で、夏場のピークに足りなくなることが世間の話題になっていますが、私ですらこうなっていてはダメですね。といいつつ、みんなこの程度に抑えられているならば、本当は大丈夫なはずです。この間、データの見直しをやっていて改めて気づいたのですが、うちはCO2排出量は日本の家庭の平均の約55%ですが、電力需要は4分の1なんです。電力消費量が平均家庭の約半分、さらに太陽光発電(売電分)を差し引くと4分の1になるんです。だから、みんなうちのような生活をすれば、夏場でもやはりかなり余裕をもつことができるというか、一気に電力需要が下がるはずです。次の記事で、そのあたりを明らかにします。
2011.05.07
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ご無沙汰していましたが、またぼちぼちと再開いたします。2010年8月22日~8月28日の太陽光発電と電力消費です。この週は、すべてマークにもかかわらず(実際は土曜日に雨が降ったのですが)、あまり発電してくれてませんね。その前の週の方が天気悪かったのに、その週よりも発電量下がっています。しかし、それ以上に問題なのは、電力消費量の増加。気温も高かったとはいえ、火~木に3日連続の20kWh超え。電力自給率31%とさびしい数値になっています。もしかして桜島の降灰はどうだったのかなあ、と今日この頃の桜島の降灰に思いをめぐらしましたが、これ調べたりしてると、先に進めないので、ここまでにしておきます。
2011.05.07
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福島第一原発事故がとうとうレベル7と評価されました。チェルノブイリに続く、世界的に見てももっとも深刻な事故ということになります。この事故で、現代版「ウサギとカメ」の物語が思い浮かびました。元の話は、ウサギは油断して眠ってしまっている間にカメに抜かれてしまうということですが、ウサギはあるところまで行くと、必ず止まって休まなくてはいけない運命だったと考えるとどうでしょうか。ウサギは様々な理由で走り続けることが不可能だったということになると、カメが勝つのは必然だったということになります。ウサギが原子力発電で、カメが太陽光発電だとします。原発=ウサギは、太陽光発電=カメなど比べものにならないほど高い出力をもち、たくさんの電力を一気につくってくれます。これを見て、原発=ウサギが太陽光発電=カメに勝つのは火を見るより明らかだと思っていた人も多いでしょう。しかし、原発=ウサギが快調に走っているように見えても、その裏でかなり無理をしていたことも知っておかなくてはいけなかったのです。原発はそれだけで存在しているのではなく、地中に眠っているウランを採鉱するところから、転換、濃縮、再転換、精錬などの工程を経て、ようやくウラン燃料が出来上がります。また、原子力発電の過程で、ウラン238は中性子を取り込み、プルトニウムに変化、この使用済み核燃料を再処理しなくてはいけません。また、低レベル・高レベルの放射性廃棄物も大量に出て、これらを適切に処理し、今後長い間保管することもしなくてはいけません。しかし、現実は、使用済み核燃料の再処理も遅々として進まず、放射性廃棄物はあふれんばかりに増え続けているのです。今度事故を起こした福島第一原発のように老朽化した原発も多く、そろそろこれらの原子炉を廃止しなくてはいけません。しかし、放射能まみれになった原発を解体し、そして将来的に安全な形で半永久的に廃炉を保管するためには、大変な手間、技術的な工夫、そして兆単位のコストが必要です。事故を起こさなくても、ふだんの操業において、周囲の魚卵や稚魚などを巻き込む大量の取水や、非常に高い水温で微量の放射能を含んだ温排水により、周辺の海の生態系に大きな影響を与えています。また、これまで注いできた研究開発費、それでも事故やトラブル続きでなかなか稼働できない高速増殖炉「もんじゅ」や六ヶ所村の再処理施設、さらには立地地域への電源立地補助金、そしてまさに今回現実となった地震や津波により大事故に至る可能性などを、総合的に判断するとじつは「原発は安い電力」というのは幻想だったといえます。原発=ウサギは、これまで快調に走っているように見えたにしても、どこかで必然的に止まる運命にあったのかもしれません。一方、太陽光発電=カメは、一基でそれほどたくさんの電気を作ってくれるわけではありません(もっとも、スペインなどには巨大な太陽光パネルが設置され始めていますが)。しかし、歩みののろいカメもたくさん集まって、みんながいっせいに一歩進めば、たいへんな電力を生産してくれます。「チリも積もれば山となる」わけです。原発で一気に発電しないと非効率と考えるのは当然ですが、本当にそうなのか、考える材料を福島第一原発は与えてくれたのだと思います。現地で奮闘している作業員の方々には、本当に頭が下がる思いです。なんとか最悪の事態を防ぎ、事態の改善を願っていますが、残念ながらそう簡単に放射能漏れを止めることはできそうもないようです。急がば回れです。これを機会に、エネルギー政策の根本的転換に踏み出し、再生可能エネルギーへの流れを本格的につくるべき時がやってきているということを、今回の事故は教えてくれているのです。なお、ウサギさんには以前台風の時に登場してもらっているのですが、原発にたとえるのは、ウサギさんにたいへん失礼かな、と思いつつ、この話が頭から離れないので、書かせていただきました。
2011.04.13
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2010年8月15日~8月21日の太陽光発電と電力消費です。電力消費は、3度目の週100kWh超え。17日(火)と21日(土)は、20kWh超え。気をつけなければ。この週は、15日 曇一時雨後晴、16日 晴、17日 曇時々雨雷を伴う、18日 曇後大雨雷を伴う、19日 晴、20日 晴一時雨、21日 晴、と移り変わりの激しい天気でしたね。雷は特にいやですよね。しかし、雷は自然界の巨大なエネルギー。じつは、昔よく見た「バック・トゥ・ザ・フューチャー」を、DVDで久しぶりに鑑賞しました。あの映画のように、雷のエネルギーをなんとかうまく利用できればいいのになあ。他にも自然界の持つエネルギー、自然エネルギーで、まだうまく利用できていないもの、たくさんあります。地熱、波力、潮力等々。化石燃料や原発ばかりにたよるのではなく、他の選択肢はほんとうにないのか、いろいろと考え、開発し、実行していく。それが人類の知恵ではないでしょうか。
2011.04.06
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2010年8月8日~8月14日の太陽光発電と電力消費です。マークは5日もあるのに、発電はもうひとつ。昼の天気概況をよくみると、「曇一時雨」の日が4日もあり、晴という文字は2つしか出てきていません。たまたま午後3時(15時)のときだけ太陽が出てきて、またすぐに雲に隠れてしまったのか。一方、マークは一つもないのに、昼の天気概況では13日(金)(13日の金曜日!)以外すべて雨が降っています。10日(火)には、マークがついているのに「曇後一時大雨」です。いったい、どうなってるのでしょう。半年以上も前のことなので、まったく思い出せません。orz
2011.04.04
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2010年8月1日~8月7日の太陽光発電と電力消費です。その前の前の週に続く消費電力の多さです。エアコンをつけ続けたためでしょう。気温の高さもさることながら、桜島の降灰の影響も大きいのかなと思い、気象庁のデータを調べました。……………………………………………………………………………………………………………平成22年 No.32 週間火山概況 (平成22年7月30日 ~ 平成22年8月5日)桜島 [火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)] 昭和火口では、爆発的噴火が21回発生し、大きな噴石1)が5合目(昭和火口から500~800m)まで達した。また、同火口では夜間に高感度カメラ3)で確認できる程度の微弱な火映が時々確認された。 南岳山頂火口では、噴火は発生しなかった。 火山性地震は少ない状態で経過した。また、噴火に伴う火山性微動が観測された。 国土地理院のGPSによる地殻変動観測では、姶良(あいら)カルデラ(鹿児島湾奥部)深部の膨張による変化が引き続き観測されており、今年初め頃から、桜島島内においても伸びが観測されている。 昭和火口及び南岳山頂火口から2km程度の範囲では、大きな噴石1)及び火砕流に対する警戒が必要である。風下側では降灰及び小さな噴石1)(火山れき2))に注意が必要である。降雨時には土石流に注意が必要である。……………………………………………………………………………………………………………この週も、爆発的噴火はけっこう多かったということでしょう。風向きはというと、1日西、2日西南西、3日南、4日東南東、5日南南東、6日南東、7日東、ということです。1日として同じ風向きの日はありませんが、東という文字が入っている日は、やはりわが家の存在する鹿児島市街地に桜島の灰が向かったことになります。この週の後半は、程度の差はあれ、とくにこちらで降灰があったと考えられます。とくに夏は、南から東向きの風がよく吹くので、桜島の降灰の対策もいろいろと考えておかなくてはならない課題です。
2011.04.03
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2010年7月25日~7月31日の太陽光発電と電力消費です。この前の週よりは、消費電力は減ったのですが、発電量も減って、自給率はちょうど5割と落ちていますね。と、よくみると、7月27日は、発電も消費も、それにピークも0。思い出しました。昨年夏、納戸にある太陽光発電の操作パネルのスイッチを間違って押してしまい、まる一日作動しなかったことがあったことを。もったいないことしたなあ、としばらく心にひっかかっていたような思い出があります。(すなわち、この日は実際の太陽光発電も0kWhなのですが、実際の消費電力の方はいつものように数kWh以上あるということであり、ただエコノナビットでは確認できないということなので、自給率0%という残念な事態ということになります)納戸に、ペットボトルやトレイなどを分別しておいて置くゴミ箱などを置いてあるので、ときどきちょっとひっかかったりして、このスイッチに触れてしまうことがあります。気をつけなくては。それから、この太陽光発電の操作パネルの操作により、ふだんは九電との「系統連系」(こちらの太陽光発電が消費電力よりも多く余剰があれば九電に電気を売り、逆にこちらが足りないときには九電の電気を買うというように、電力を融通しあう)となっている電気を「自立運転」にかえることもできます。(「電気」のことを一部「電機」としていたので、訂正しました。また、「系統連系」も「系統連係」となっていたので訂正しました。)3月25日付西日本新聞によれば、「玄海原発再開 当面延期 定期検査中2、3号機 九電」として、「九州電力の真部利応社長は24日緊急会見し、定期検査中の玄海原子力発電所2、3号機(佐賀県玄海町)の発電再開を当面延期すると発表した。2号機は3月下旬、国内初のプルサーマル発電を行っている3号機は4月上旬の発電再開を予定していた。東京電力福島第1原発の事故を受け、国の安全対策見直しや地元での不安の高まりを考慮した。運転停止が長期化すれば、夏場の需要期に供給力が不足し、暮らしや経済活動に影響が出る可能性もある。」と書かれています。安全面を考えれば、当然のことですが、「計画停電」という事態になったときに、太陽光発電を「自立運転」に切り替えれば、停電しなくてすむことになります。もちろん、昼間の太陽が出ているときには、ということですが。しかし、この操作についてよく説明は受けたけど、実際の操作をまだ一度も行ったことがないので、ちょっぴり不安。「災害時に太陽光発電を使うためは、これが必要!」2「発電は自立運転モードで行う」には、自立運転の方法が書いてあります。非常用コンセントからつなぐための長いコードを巻いたドラムリールが必要と書いてある。これは車庫の棚にあります。オール電化のところでは、卓上用のIHクッキングヒーターも準備を、となっています。うちはオール電化ではなく、LPGを使っているので、こちらはいりません。このサイトを見ながら、明日の昼間にでも、予行演習してみようと思います。
2011.04.02
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週間の環境家計簿ばかりつけていては面白くないということで、何か別の記事をということでいろいろと頭の中で練ったりしているうちに、時間がどんどん過ぎて、またまた久しぶりとなりましたが、4月1日のエイプリルフール、本気か冗談か、わがエコハウスが新聞に大きく掲載されました。文字が小さすぎてみにくいというかみえないので、少し加工して本文だけとりだしてみました。節電の達人?ということになってるけど、極意などというものはなくて、太陽光発電やOMソーラーをはじめとする電力消費の削減など、とにかくエコと思われるものをすべて考え、このうち少しでも意味があってできそうなものをとにかくやってみるということです。しかも無理せず我慢せず、できるだけ快適にすごしながら、それを達成するというものです。その心は、「エネルギーをあまり使わず、二酸化炭素排出も抑え、環境にやさしい持続可能な生活が、だれにでもできるんだよ」ということを実証したいということです。当初のもくろみ通り、あるいはそれをこえてうまくいってるものもあれば、なかなかうまくいかないものもあるけれど、二酸化炭素排出量が日本の平均家庭の55%(さしあたりの目標は50%をきること)というところに示されているように、とりあえずここまでくればというところのもうあと一歩のところということができます。2050年までに1990年比で50%の二酸化炭素排出削減という国の目標が出ていますが、まずはこの時点で私が日本の平均家庭の50%を達成すれば、こんな感じで生活すればすぐにでもその目標を達成できるんだ、ということが具体的に見えてきます。50%の意味がちょっと微妙にちがうけど、持続可能な社会にしていくためには、今より半分程度に減らすということは、いずれにせよしなくてはいけないのだから、あまり厳密に考えず、できるだけ大胆に減らしていくことが大事です。ということで、自分なりの工夫と精進で、とりあえず二酸化炭素排出量日本の平均家庭の50%をきって目標達成というところまで行きたい、というのが私の今年度のささやかな努力目標、そして夢?です。
2011.04.01
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2010年7月18日~7月24日の太陽光発電と電力消費です。今日三回目の更新です。だいぶ遅れているので、このくらいのペースで更新しないとなかなか現実に追いつきません。この週は7日連続。降水量も0.0mm。日照時間も1日平均10時間を超えています。その前の週の後半に梅雨明けしたようで、夏真っ盛りというところです。それで、発電量もわが家の太陽光パネルとしては、これ以上ないほど精一杯にしてくれています。しかし、問題はこの前の週の電力消費量をさらに上回って伸びていること。わが家で1週間に100kWhを超えるのは、めったにないことです。気温もずいぶん高かったので、エアコンつけてた時間が長かったんでしょう。ずるずると1日中つけていたこともあったと思います。前回の記事で、多少の消費電力の伸びは仕方がないと書きましたが、ここまで多いとちょっと自己嫌悪。やはりもう少し工夫して、せめて2桁(100kWh未満)に抑えたかったですね。
2011.03.26
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2010年7月11日~7月17日の太陽光発電と電力消費です。本日二回目の更新です。前の記事のタイトルなどをしばらく(数時間ほど)「2010年7月3日~7月9日」と間違えていました。次の記事をと思ったら「あれっ」ということで、あわてて直しました。さて、この週は後半晴れ間ものぞき、前の週よりも発電量が一定上がりましたが、それ以上に電力消費量が上がりました。気温も高くなってきているし、大雨も降ったりして、やっぱりエアコンのスイッチを入れてしまったということですね。なお、16日は昼の天気概況は「曇一時雨」なのに、降水量0.0mmってホント?と思って、気象庁のデータを見直しましたが、間違いありませんでした。小数点以下第2位を四捨五入して0.0mmになるような(0.05mm未満の)ほんの微量の雨が降ったということのようです。しかも天気マークは。午後3時ちょうどには太陽がのぞいていたということですね。 私は省エネ、節電を進め、二酸化炭素排出をできるだけ削減した生活をしようとしていますが、無理して我慢するような生活をしようとは思っていません。我慢の連続、江戸時代並みの生活を現代人に求めても長くは続かないし、多くの人をまきこむことはできません。(江戸時代の知恵は大いに学ぶべきですし、現代にもとりいれられるようなものはどんどん活用すべきです。)いまは東北関東大震災にあわれて家を失ったり、福島第一原発の事故による放射性物質の大量放出のため退避することとなり、避難所生活を余儀なくされている方々もたくさんおられるわけですが、ずっとそんな生活をするなんてことはできないでしょう。その方たちもできるだけ早く避難所生活を脱して、これまでと同じような生活ができるように復興支援を進めなくてはいけません。しかし、そうしたふだん通りの快適な生活をする際に、消費電力や消費エネルギー、そしてまた二酸化炭素排出量が大きく上がってしまうのでは困ります。快適な生活を送りつつ、節電や省エネを進めるにはどうすればいいか、その知恵と方策を考え、実現し、広めていこうと常々考えています。それを踏まえて、夏のわが家の過ごし方ですが、暖かい空気は上昇するので、1階よりも3階の方が暑くなります。またOMソーラーで夏は夜中の冷気をとりいれて、ダクトで床下のコンクリートに送り蓄冷し、その冷たい空気が1階の床の通気口から噴き出てくるので、よりいっそう1階は少しひんやりすることになります。ということで、夏以外はいつも2階、3階に寝ているのですが、夏は1階で寝ることも多くなります。またウォームビズ、クールビズで、着るもの1枚着たり脱いだりして、エアコンをつけないで済むなら、当然そうすべきです。そんな工夫をして、夜中にはエアコンを切って何とかすごしたりもするのですが、梅雨や夏の昼間などむし暑くてどうにもならないときは、エアコン回すしかありません。ということで、この程度の消費電力の上昇は仕方ないのかなと考えています。
2011.03.26
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2010年7月4日~7月10日の太陽光発電と電力消費です。もうだいぶ前のことでよく覚えていないのだけれど、7月7日の七夕はよく晴れてくれて、発電量も多かったですね。しかしながら、天気はずっとぐずつき気味、7月9~10日にまとまった雨が降っていて、まだ梅雨が抜けたわけではないようです。この週の問題は、電力消費量が増えてきつつあることですね。原因を考えると、気温の上昇とぐずつき気味の雨に加えて、桜島の噴火による降灰も一因ではないかと推察し、気象庁のデータを見てみました。気象庁の全国月間火山概況によると、2010年7月の桜島は、火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が出されています。もっとも、桜島は、この月に限らず、ずっとレベル3のまま推移しています。本文を引用すると、 「昭和火口では、噴火の多い状態で経過しました。噴火が87 回(6月:107 回)発生し、そのうち爆発的噴火は77 回(6月:99 回)でした。これらの噴火に伴い、最も遠くまで飛散した大きな噴石は4合目(昭和火口から800m~1,300m)まで達しました。また、15 日19 時37 分のごく小規模な噴火に伴い、ごく小規模な火砕流が南東へ約200m流下しました。 南岳山頂火口では、噴火は発生しませんでした。 27 日に実施した現地調査では、二酸化硫黄の放出量は一日あたり900 トン~3,400 トン(6月:600トン~900 トン)とやや多い状態でした。 国土地理院によるGPS 連続観測では、姶良(あいら)カルデラ(鹿児島湾奥部)の膨張による変化が引き続き観測されています。 桜島の噴火活動は、6月中旬以降活発な状態で経過しました。今後、更に火山活動が活発化する可能性も考えられますので、火山活動の推移に注意する必要があります。 昭和火口及び南岳山頂火口から2km 程度の範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石及び火砕流に対する警戒が必要です。風下側では降灰及び風の影響を受ける小さな噴石(火山れき)に注意が必要です。また、降雨時には土石流に注意が必要です。」と記されています。降灰はいつものことで、特に夏になると東風が吹いて、鹿児島市内にやってくるので、もう慣れっこになってしまっているけれど、文章読むとけっこう危ない状態のようにも見えます。防災意識も、さらに高める必要がありますね。風向は、7日、9日は、南南東の風ということで、火山灰も鹿児島市内に大量にやってきた可能性が高いですね。鹿児島の場合、2010年6月3日のブログに書いた太陽光パネルを覆ってしまうようなドカ灰が降ることもあり、それでなくても灰が降るためにサッシや窓をなかなか開けっ放しにできないのがつらいところです。この桜島などの火山の持つエネルギーを、地熱発電などプラスのエネルギーにうまく使えればいいのですが。
2011.03.26
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今ごろという気もしますが、この間の週間環境家計簿を連載していきます。前回の続きということで、昨年6月末からということになります。前回まで掲載していたごみのデータはありません。生ごみ、燃やせるごみ、燃やせないごみ、各種資源ごみ等にごみを分別して出す時に、玄関にあるヘルスメーターに乗せて重量を量ってから出していました。ゆっくり時間があるときは何でもないわけですが、出かける前の急いでいるときなどはけっこうたいへんな作業です。計画的にできればいいのですが、根がずぼらなので、どうしても出かける寸前にあれもこれもといろいろなことをやらなければいけないはめになり、ごみの計量は投げ出すことになってしまったという情けない状況だったわけです。そのほかのデータは、発電・消費電力量を示すエコノナビットは1ヶ月強の単位でさかのぼれるものですし、天気のデータは気象庁のコンピュータが壊れない限りほぼ永遠不滅のものなので、続けてこられました。ということで、これから週間環境家計簿を小出しにしていこうと思います。この週は、雨ばかりが並んだ前の週に比べるとましですが、まだ梅雨の最中で発電もいまいち。気温も高くなってきて、やや消費電力も上がってきてますね。
2011.03.25
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皆さん、長いこと、ご無沙汰してしまいました。まずは、今回の東北関東大震災において犠牲となられた方々へのご冥福をお祈りし、被災者の方々へのお見舞いを心より申し上げます。そして、一日も早い復興をお祈り申し上げます。忙しくなって、とりわけわが家のごみ処理のデータがとれず(何日かきちんとごみの重さをはからずに出してしまった)、そこを空白にするのもなあと思っているうちに、このブログを何も表明することのないまま休止してしまいました。その間も、多くの方に訪れていただき、本当にありがとうございます。同時に、何の情報も追加せず、たいへん申し訳ありませんでした。ちょうど10日前、東北太平洋沖を震源とする日本観測史上最大の地震(M9.0)、そして東北太平洋岸各地に10mをこえる津波が押し寄せ、たいへんな災害が起こりました。それと同時に、福島第1原発の複数の炉において、少なくともスリーマイル島の事故を上回ってチェルノブイリに続く原発史上世界で2番目に大きな事故が起こり、大量の放射性物質が漏れ出してしまいました。現地で対処に当たる方々の必死の努力に対して、本当に感謝と敬意の念を抱くとともに、それでもなお現在もまだ予断を許さない状況にあることに危機感を抱き続けています。このブログでも、原発については、2度ほど触れています。その2つの記事は、記事のカテゴリーに「原子力発電」を新設し、移設しました。その理由はもちろん、これからこの「原子力発電」について、このブログでもきちんと論じる必要があると考えたからです。ちょうど1年前の2010年3月20日にアップした「経済産業省のエネルギー基本計画=2030年までに原発14基を新増設」という記事では、「本当の「地球温暖化対策」、環境保全のためには何が必要か、もう一度根本的に考え直してほしい、というのが、私の感想です。そして、考え直させるためにはどうすればよいか、これが私の課題です。きびしいけれど。」と書きました。また、2010年5月19日の「何人寄っても、もんじゅの知恵なし」の記事では、「コストが高いとかいわれながら、EPTで約2年、耐用年数40年とすれば、かかったエネルギーの20倍は発電してくれる太陽光パネルは、現状でも確実にコストを回収してくれます。そして、さらに製造エネルギーやコストの改善、変換効率の改善が見込めます。ぜひ、原発重視のエネルギー政策を見直し、再生可能エネルギーに全力を傾ける方向に転換していってほしいと思います。」と述べています。こんな事故が起こる前になんとかできればよかったのだけれど、ずっと危惧していた重大な事故がとうとう起こってしまいました。このブログをきちんと更新し、そこで強く訴えていたとしても、原発重視の環境エネルギー政策を変えることにはならなかっただろうけど、もんじゅの続報や六ヶ所村の再処理施設のこと、そして川内原発3号機増設をめぐることなど、この間にもたくさん書くべきことがあったにもかかわらず、この間ブログを休止していたことに対して、反省せざるを得ません。そして、自分のくらしぶりを紹介し、化石燃料や原発にできるだけ頼らない生活が可能であり、今後、日本においても環境エネルギー政策を根本的に転換し、再生可能エネルギー中心の政策に移行できるし、しなければならない、ということを発信することに自分の使命があると考えたので、ブログを再開していきたいと思います。
2011.03.21
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梅雨に入り、うっとうしい天気が続いています。最近、パソコンの調子も悪くなり、途中まで入力したところでフリーズしたりして、うまく記事が打てずに、記事を更新する気力も失われてしまい、しばらく更新できていませんでした。ワールドカップの話題も書こうかなとおもっているうちに、閉幕してしまいました。また、ほかにも書きたいと思った記事はあれども、結局何もできないまま、過ぎてしまいました。環境家計簿の報告だけでも、3週間分たまっています。とりあえず当面、これだけは更新していきます。ということで、2010年6月20日~2010年6月26日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。この週は、とくに雨が多かったですね。なんと514.5mmも降りました。雨が降らなかったのは、24日(木)だけ。この日も曇りで、晴れた日が1日もありませんでした。20日(日)、22日(火)と、2日も降水量が165mmを超えました。とにかく雨がすごかったの一言です。したがって、残念ながら発電量も非常に少なかったです。日本は、2022年の第22回のワールドカップ開催地の候補に名乗りを上げていますが、6月中旬以降、梅雨に入るということで、やはりいろいろ影響が出そうですね。ごみについては、いつものように少なめで推移しています。今回はここまで。
2010.07.14
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2010年6月13日~2010年6月19日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。本格的に梅雨に入りました。1日通して晴天だったのは、16日だけ。マークは晴れ1日、曇り3日、雨3日となっていますが、晴れ1日、雨6日といってもよい1週間でした。そのため、太陽光発電がたった20kWhと少ないです。今週も雨が降り続いて、このままいくと発電はさらに少なくなりそうですが、それよりも何よりも土砂崩れや浸水などの災害が心配です。1993年の8.6水害を思い起こさせる連日の雨です。先週の後半、17日の午後からずっと降り続いており、17日48.5mm、18日77.5mm、19日66.0mmだったのですが、今週はさらに大雨が続いており、20日166.0mm、21日52.5mm、22日167.5mmと、この3日間だけでも386.0mmとなっています。17日からの通算で、計578.0mmと半端じゃありません。鹿児島で降り続く雨は全国ニュースにも登場して、静岡の実家から母が心配して電話をかけてきました。いまのところは大丈夫そうですが、この周辺も急斜面が多いので、安心はできません。8.6水害以降、いろいろと議論され、それなりの対策はとられてきたわけですが、それぞれの施策についても賛否両論ありました。今年は、そうしたものが検証される年になるかもしれません。ごみはいつものように推移。新聞紙の整理は多少は進みましたが、まだ相当残っています。
2010.06.23
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ボケ~っとしています。6月16日に書いた日記を下書きにしたまま放置していて、1週間後の23日の今日、アップすることになりました。鮮度が落ちていますが、大目に見てください。2010年6月6日~2010年6月12日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。先週は、金曜日まで何とかよい天気が持ち、電力自給率100%を達成しました。しかし、12日(土)に大雨が降り、その日から、南九州地方は梅雨入りしたようです。そのため、今週はぐずついた天気が続きました。6月16日は、久しぶりによい天気ですが。ただ雨水タンクへの雨水の貯蔵、あるいは庭の草木や野菜の水分、そして鹿児島では桜島の噴火によって降り積もった道路などの灰を流してくれるという点では、いつも晴れているのではなくて、時々雨が降ってもらわないと困ります。その意味では、12日の雨はいい雨でした。また、私の子供の通っているどんぐり自然学校が借りている橋口さんの田んぼ(アイガモ農法)で、19日に田植えがありますが、農家にとってはまさに恵みの雨でした。ごみについては、先週もいつもの通り少なめ(これが当たり前になりましたが)で推移しています。前回も書きましたが、鹿児島市の資源物回収についての南日本新聞の記事について、近いうち、ブログにアップしたいと思います。
2010.06.16
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2010年5月30日~2010年6月5日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。6月に入りました。先週は、梅雨に入るかどうかというところでしたが、結局雨はほとんど降らず、電力自給率100%を達成しました。降水量は、0.0となっています。日によって、--になっている日もあるけれど、これは気象庁が「現象なし」と判断した日のこと。雨雲らしきものもなく、雨が降る兆候なし、ということでしょう。日照時間の合計のところには、前回まで日ごとの平均時間を記入していましたが、週の合計時間を記入することにしました。太陽光発電量は、だいたい日照時間に比例しているし、そのほうがわかりやすいかなということで。天気はずっと粘ってきたけれど、12日の土曜日に久しぶりに本格的な雨が降り、南九州はいよいよ梅雨に入ったようです。それにワールドカップも始まり、じめじめした気候に洗濯等に気を使いつつ、あまりというかほとんど期待してはいないけれど、横目で日本代表の試合に注目する1ヶ月(日本代表の試合があるのはそんなに長くはないと思いますが)になりそうです。W杯では、この時点で、何やかやいってもやはりドイツはワールドカップでは強いことを再確認、それに韓国(とくに朴智星)やるなあという印象。前評判の高いスペイン、ブラジルの試合を見ないとわからないけど、ドイツは今回も少なくともベスト4には入るでしょう。当たらないかもしれないけど。 ごみも少なめに推移。紙(の整理が遅れて、どんどんたまってきている)問題はまだ完全には解決しておりません。12日(土)の南日本新聞に、鹿児島市の資源物回収の記事が出ていたので、それに関して記事をアップしたいと考えています。
2010.06.14
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2010年5月23日~2010年5月29日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。5月23日の日曜日、天気は前の週からぐずつき気味ではありましたが、大雨でした。レクリエーション大会も予定されていましたが、残念ながら中止になってしまいました。まさかとは思うが、沖縄、奄美についで、そのまま梅雨に入るのかもと考えましたが、やはりそんなに早く梅雨に入るわけではなく、次の日から天候は回復しました。先週のトータルでも、かろうじてではありますが、電力自給率100%を達成しました。6月に入ったので(というかLikoさんのブログ「おひさまニコニコ^ー^そらくん日記」を見て思い出したので)、SOLAR CLINICに5月の発電量を登録しました。5月の発電量は248kWhで、例年は300kWh前後あるので、少し低調だったようです。5月は連日晴れが続くのが普通なのですが、今年は連休過ぎからもうひとつという天気でしたからね。とはいえ、消費量が234kWhで、4月に続き、電力自給率100%を確保しました。ごみ分別では、生ごみが少し増えましたが、ほぼその前の週と同じ。少なめで安定しています。紙の整理・分別は先週も手をつけられませんでしたが、今週になって、ぼちぼちやってます。
2010.06.04
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鳩山首相退陣のニュースが日本中を駆けめぐった日、鹿児島では桜島のドカ灰が、これでもかとばかりに、降ってくれました。わが家の太陽光パネルにも、どっさりと降り積もりました。カーポートの屋根に置かれたパネルですが、こんな感じです。灰で下のパネルの表面が完全に覆いつくされています。この灰をほうきで少し掃くと、パネル表面が見えてきました。灰を全部はき終えてから、ホースで水をまくと、ピカピカになりました。わが家は、太陽光パネルが庭とガレージの屋根に置かれているので、掃除するのもそれほど難しくなくて、よかったですね。屋根に乗せられなかったので、発電量などの点で不満が残るのは事実だけど、掃除という点に関しては、たいへんすばらしい設置場所ということになります。そういえば、きのうは何時ごろに降ったのかな、とエコノナビットのきのうの記録を見ると、16時のあたりでピタっと発電が止まっているので、午後4時ごろに降ったことがわかります。そのために、きのうは5kWhしか発電できませんでしたね。今朝早くからパネル掃除をしてきれいになったので、今日はたくさん発電してくれるでしょう。
2010.06.03
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2010年5月16日~2010年5月22日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。マイ環境家計簿をさらにいじって、表示項目を増やしました。天気は「Yahoo!天気情報」から、午後3時の時点でのお天気マークをコピペさせていただいただけでしたが、やはり「昼の天気概況」がわかった方がいいなあ、ということで、先週加えた日照時間と同じく、気象庁の「日ごとの値」の情報を掲載することにしました。夜まではしなくてよいかな、ということで、昼だけ載せていこうと思います。天気のところの合計のところのスペースが広がったので、午後3時時点のお天気マークの週ごとの合計を載せておきました。さらに、雨水タンクとの関係もあるので、降水量のデータも拾うことにしました。これも気象庁の「日ごとの値」からです。こちらは昼夜あわせた1日分の合計です。これをつけておくと、庭の水やりの目安にもなりますし。そして、気温については、最高、最低だけでなく、平均もデータをとることにしました。これまでは、最高、最低を「Yahoo!天気情報」からとっていたのですが、小数点第一位までのデータを整数に切り上げた値しか表示していませんでした。そこで、平均気温とあわせて、これも気象庁の「日ごとの値」からデータをとることにしました。正確性も増すし、ついでですから。ということで、充実しました。懸案である木製風力発電機の設置にふみきったら、風速・風向も必要になってくるなあ、と思いながら、この環境家計簿をながめています。さて、肝心の天気がもうひとつで、先週は久しぶりに電力自給率100%を達成できませんでした。カラッと晴れたのは最初の2日だけで、あとはあまり日がさしてくれませんでした。23日日曜日には大雨が降り、梅雨かもと思いましたが、その後持ち直して、暑い日が続いています。ごみは依然として少ない状況が続いています。新聞紙等の整理はやらなければ、と思いつつ、手つかずで、限界が近づいてきています。本当にそろそろ手をつけないといけません。それでは。
2010.05.29
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2010年5月の太陽光売電量と電気使用量の確認票が、ドアポストに入っていました。5月は、売電量167kWh、買電量145kWhと22kWhのプラスとなり、金額的にも、売電額は8,016円、買電額が2,930円と、5,086円の大幅プラスとなりました。4月との比較でも、売電量が155→167kWhに増加、買電量は156→140kWhと減少、電力量でプラス、料金ではさらに差が広がり、よい展開になりました。今後もフィードインタリフ(固定価格買取制度)の良さを、十分に実感していきたいですね。そして、全量買い取りの制度に進展していくよう、私も運動に加わっていこうと思います。中旬以降は、少し雨模様も増えてきて、このまま梅雨になるかと思いきや、また晴天が続き、いまは一気に暑い夏にこのままなってしまうのではなかろうかという天気が続いています。さすがに、それはないだろうけど。桜島もこの間、静かだったのですが、きのうは久しぶりにもうもうと噴煙を上げていました。これから夏にかけて、南東からの風がよく吹く季節、桜島には静かにしておいていただくとありがたいのですが。
2010.05.27
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2010年5月9日~2010年5月15日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。マイ環境家計簿に日照時間も加えてみました。こちらは、気象庁のホームページから、ホーム > 気象統計情報 > 過去の気象データ検索 > 日ごとの値をたどって、鹿児島県鹿児島市のデータをとらせていただいたものです。発電量は日照時間だけでなく、日差しの強さなど、様々な要因がからまるけれど、日照時間はその重要な要因であることは間違いありません。ということで、これからは、このデータも毎回掲載するようにしたいと思います。この週は出だしの5月9、10日はあまりよくなかったけど、それ以降よく晴れ、着実に発電を積み重ね、電力自給率100%を達成してくれました。ごみは、ずっと少なめです。というか、そろそろたまりにたまった新聞の整理をしなければなりません。ブログにも書こうと思って、そのままにしているテーマが多すぎて困っています。その他にも、たまった仕事がいっぱい。がんばらなければ。それでは。【追記】日照時間の表の単位を「時間」から「h」に改めます。「時間」では、どう見ても統一性に欠けるからです。日照時間と発電量の関係を見ると、9日(日)は、日照時間が1.5hで6kWh発電していて、太陽が出ている時間は短いけれど、相当強烈に日が照っていたんだな、と思って、ピークを見ると、たしかに2.4kWと強かったことがわかります。とはいえ、過去にさかのぼって、日照時間を入れてみると、週平均では、日照時間と発電量がだいたい比例しているようです。ということで、相関を少し調べたいと思います。ずいぶん雨脚の強かった雨もおさまり、しとしと降りになってきました。
2010.05.23
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大規模なナトリウム漏れ事故があった1995年以来、14年5ヶ月ぶりに運転再開した高速増殖炉もんじゅですが、運転再開直後からトラブル続出です。「どんなささいなトラブルでも通報、公表する」との約束も、またもや通報遅れで謝罪するという以前と同じパターンを繰り返し、運転員に制御棒挿入という基本操作も伝わっていなかった、という目もあてられない状況におちいっています。日誌風に、まとめてみますと、6日 運転再開。その夜、原子炉容器内の燃料破損の検知装置が警報を出す。通報なし。7日 同じ装置が午前10時過ぎからさらに5回鳴動した。3台ある同タイプのうち2台目も調子が悪くなり停止した。正午になって、検知器の故障ではないかとして、ようやくトラブルを公表。8日 臨界達成。ナトリウム温度が一時上限値超え、警報が作動した。9日 さらに9日午後1時からの24時間で施設内で75回もの警報が鳴る。3台ある検出器のもう1台も使用を取りやめる。10日 制御棒操作でミスが発生。電力会社からの出向で、もんじゅの制御棒を初めて動かした運転員が方法を熟知していなかった。制御棒は3種類あり、操作方法も異なる。ミスのあった制御棒は全挿入の4ミリ手前からゆっくり落ちるため、最後にボタンを長押しする必要がある。だが操作マニュアルにその記載はなく、運転員は知らなかった。14日 原子炉格納容器の床下に設置した酸素濃度計の機能が約5時間半、停止していた。16日 定期点検、機器調整などのため、原子炉停止。22日再起動の予定。17日 放射線管理区域内にある放射線管理室の排気モニターの故障を知らせる警報が鳴った。運転員が現場を確認したところ、モニターに空気を送り込む「ダストサンプリングポンプ」1台が流量異常で停止していた。毎日のように起こるトラブル。以前から「動燃体質」とよばれていた隠蔽体質。どんなささいなトラブルも即座に通報、公表すると約束しながら、またも遅れて謝罪しながらも、運転は続けるとは。さらに、基本操作もマニュアルには記載されず、実際の運転員に伝わっていなかったのです。この14年間、何をしていたのでしょう。事故後、運転再開を目指すも、ナトリウム漏れ検出器の取り付けミスなどのトラブルを多発、地震対策などの問題も浮上する中で、再開は計4回延期されましたが、経済産業省原子力安全・保安院と内閣府原子力安全委員会が2010年3月に安全性に「妥当」と判断、2010年4月28日に福井県知事・西川一誠も運転再開を了承し、今回の再開に至ったわけです。しかし、トラブル続きだったのに、どうして運転再開が認められたのかと思えば、2010年3月、2003年から2008年までの5年間に亘り、日本原子力研究開発機構から業務を請け負う地元企業数社が、河瀬一治・敦賀市長や、西川一誠・福井県知事のパーティー券を累計で、河瀬市長から222万円、西川知事から130万円分、それぞれ購入していたことが発覚したということです。建設費が当初予算で約5,900億円。事故後、14年5ヶ月動かなかったけれども、建設・運転費はこれまでに約9000億円、関連費用も含めてこれまでにかかった総予算は約1兆9000億円にもなるということです。今後も、毎年維持費だけで200億円かかっていきます。そして、今の計画、運転がうまくいったとしても、高速増殖炉の実用化はまだ遠く、もんじゅは「原型炉」の段階であり、「実証炉」を経て、2050年までに商業化することをめざしているそうです。いったい、実用化、商業化までに、何兆円かかるのでしょうか。そして、結局だめだったとしたら、私たちの税金はどうなるのでしょう。コストが高いとかいわれながら、EPTで約2年、耐用年数40年とすれば、かかったエネルギーの20倍は発電してくれる太陽光パネルは、現状でも確実にコストを回収してくれます。そして、さらに製造エネルギーやコストの改善、変換効率の改善が見込めます。ぜひ、原発重視のエネルギー政策を見直し、再生可能エネルギーに全力を傾ける方向に転換していってほしいと思います。
2010.05.19
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2010年5月2日~2010年5月8日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。先週も、先々週ほどではありませんが、自給率100%を達成しました。先週は、前半天気がよくて、どこまで行くかと思いましたが、後半少し尻すぼみでしたね。今週も、100%超えるのは確実。このままどんどんいってほしいのですが、来週は少し天気が悪い様子。梅雨に入る前に、どんどん発電するのを期待しています。ごみは、あいかわらず少ない状態。先々週のように、生ごみ以外一切でないということはなかったけど、もやせるごみも2週間で2kgということで、やはり少ないままですね。いそがしくて、なかなか更新できていないけど、アクセス数が、なななななんと77777を超えたと、楽天からお知らせが入っていました。このブログを訪れてくれたみなさんに感謝です。それから、地球環境イニシアティブ(GEIN) からニュースが来ていて、やはり「補助金再開」とフィードインタリフ=「余剰電力倍額買取制度」により、「国内の太陽光発電の導入は昨年大きく伸び」たそうです。 1)住宅用太陽光発電 144,601件の申込みとなり、一作年の55,000件の2.6倍。補助金再開と11月から開始された「余剰電力倍額買取制度」が大きく後押ししました。 2)非住宅用太陽光発電 「新エネルギー等導入加速化支援対策費補助金」が本予算363億円、補正予算169億円の合計約530億円が予算化され、太陽光発電部門では1,135件の案件が採択されました。 この内の20件は1,000kWを超える大型のものでした。 また、スクールニューデールとして小中学校で太陽光発電の導入が推進され、今年度末までに全国で約2,000校へ導入される見込みです。 今年度の補助事業は、住宅用は4月末から受け付けが開始され、非住宅用も今月中旬から募集が開始される見込みです。 これからの社会づくりには再生可能エネルギーが必要です。 今、議論されている「全量買取制度」などと合わせた再生可能エネルギーを普及拡大させる仕組みづくりが重要です。 (以上、地球環境イニシアティブニュースより引用)もんじゅ再開を決めたけど、早くもトラブル。技術的にどうしようもなく、再開してもいつ実用化できるかわからず、実用化してもいつ大災害が起こるかわからない、そして永遠に放射能を増やし続ける高速増殖炉などにムダ金を捨てずに、もっと本当に意味のある再生可能エネルギーに予算を回してほしいですね。
2010.05.15
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2010年4月25日~2010年5月1日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。先週は好天が続き、大幅に発電量が消費量を上回り、電力自給率で153%にまで達しました。この追い込みもあって、4月全体をとおして、発電224kWh、消費215kWhとなり、月間でも自給率104%を達成しました。いやー、よかった。とはいえ、こんなに晴れてるんだから本当はもっといっていいはず、なんて思ったりもするけど、欲は出さないようにしましょうね。堅実に、確実に、一歩一歩。さすれば、地球も少しは喜んでくれるし、人類も生きながらえさせてもらえる。な~んて、心の中で言い聞かせてます。ごみ分別は、結局生ごみしか出しませんでした。生ごみを出すというのは、庭のコンポストボックスに入れること、ということです。したがって、先週は鹿児島市清掃局に自分のごみを処理してもらうという点では、いっさいお世話にならなかったということになります。もちろん、もやせるごみやプラスチック容器、紙などはたまってきたけど、もやせるごみやプラスチック容器はごみ袋にいっぱいにならないのに出すのももったいない、ということで見送りました(昨日、もやせるごみを出しました)。紙は出そうと思えば出せるけど、ただ整理していない(だから部屋の中にたまっている)だけの話ではあるけれど、もやせるごみやプラスチック容器類が少なかったのは何でだろう、とその理由が思い浮かびません。ごみが少ないのにこしたことはないので、よろこんでおきましょう。そのうち理由がわかったら、報告します。納得できる理由で減ったのなら、それを続けていけば、ごみはさらに減るということになります。さらなるごみ減量に努力したいですね。
2010.05.03
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鹿児島市では恒例の、甲突川河畔の「春の木市」が大詰めです。少し前に買ってきた苗木や草花を庭に植えました。沈丁花うちの庭で、ベランダ横にあるヤマザクラが満開のころ、沈丁花の香りに包まれながら、花見をするのもいいかな、と思い、桜の木の傍らに植えました。クリスマスホーリー赤い実で、冬の彩りを添えてくれるクリスマスホーリー。「魔除け」になるということで、玄関前の菩提樹の隣に植えました。常山アジサイ東南アジア原産の常緑のアジサイ。こちらも、玄関前に植えました。太陽光パネルと隣接する庭の花壇には、アップルミントとオレンジミント、それに野菜(なす、きゅうり、トマト)などを植えました。収穫後のハーブティーや料理を楽しみにしながら。アップルミントオレンジミント部屋の中では、胡蝶蘭が咲き誇っています。私の勤める短大を卒業して、西南学院大に編入した山田真美さんのお父さんであり、映画「ご縁玉」の主人公、山田泉さん=山ちゃんのご主人の山田真一さん(真ちゃん、映画にも登場しています)が、昨年の卒業式と映画の上映会のために、真美さんのお兄さんと二人で来鹿したときにいただいた胡蝶蘭が、一年たって、今年また見事に花を咲かせてくれました。このブログでも何度か触れた昨年の上映会のことなどが思い出されます。胡蝶蘭という花が、思い出をつないでくれました。この場を借りて、山田さんご一家に感謝申し上げます。ありがとうございました。
2010.05.02
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2010年4月18日~2010年4月24日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。先週も、先々週と同じような天気。週の中盤、天気が崩れて発電量が伸び悩み、週末に回復しましたが、追い上げ及ばず、電力自給率は80%台でした。とはいえ、電力消費も抑えられているし、じつはこれを書いている時点で、(今週はたいへん天気がよかったので電力自給率は大幅に100%を超え)月間の自給率が100%を上回ったということで、余裕で書いています。天気がいいと発電量も上がり、ますます気分がよくなる。好循環ですね。ごみ分別は、庭の手入れなどをして、もやせるごみがたくさんでました。庭の手入れで、草花を植えたりしましたが、それはまた後ほど、別記事に。※当初、タイトル・本文において、4月24日までのところを4月25日とまちがえて表示していました。お詫びして訂正いたします。
2010.05.01
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今日、仕事から帰ってみると、2010年4月の太陽光売電量と電気使用量の確認票が、ドアポストに入っていました。これです。もちろん、氏名欄は修正したものです。他にも個人が特定されるかなという部分もありますが、このブログをよーく読めばすぐに私の素性がわかるようになっているし、「ま、いいか」ということで、そのまま画像を掲載しました。上の九電への太陽光売電量は155kWh、下の電気使用量は156kWhと、わずかに1kWh売電量が足りないものの、売買電自給率はほぼ100%を達成しました。そして、金額は、売電額7440円、購入額3083円と、4357円ものプラス(わが家にとって)となりました。やはり、固定価格買取制度(フィードインタリフ)のおかげです。余剰電力分、つまり売電分についてだけですが、48円で買い取ってくれることで、差額が生まれました。もっとも、こちらは補助金のない時代に太陽光パネルを設置しているので、いままで金額面で他人の世話にはほとんどなっていない(設置それ自体は、メーカーさん、設置業者さん、工務店さんなど、いろいろな方にお世話になっています)し、ようやく少し取り戻せただけですが。おそらく太陽光パネルを設置している多くのみなさんが、発電量、売電量が急激に伸びたこの4月に、フィードインタリフのありがたさを実感していると思います。これから発電量の増えてくる季節。今後も楽しみです。
2010.04.26
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2010年4月11日~2010年4月17日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。前回の記事にも書いたとおり、忙しくてブログが滞り気味になってきました。先週(正確に言うと先々週)は、12日(月)と15日(木)に雨が降るなど、天候が安定せず、少し肌寒い日が多かったですね。雨の影響で、電力自給率も少し落ちて、週末のがんばりにもかかわらず、100%達成できませんでした。ごみ分別では、可燃ごみが非常に少なかったですね。新聞紙などを整理して、紙ごみがそれなりに出ました。データを欠かさないということで、なんとか環境家計簿の記事ばかりの投稿になっています。他の記事もアップするつもりで、写真など撮っているのですが、投稿に至っておりません。今週はもう少し気の利いた記事を掲載したいと思います。また、以前約束した太陽光発電に関するEPTなどに関する記事もそろそろ書きたいと思い、準備しておりますが、もう少し時間がかかりそうです。ということで、よろしくお願いいたします。
2010.04.25
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2010年4月4日~2010年4月10日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。先週は、4月5~8日晴天が続いたりして、先々週に引き続き、電力自給率100%を超えました。全体を通して暖かくはなってきているけれど、寒暖の差が激しいですね。私の知人の方は、そのたびに血圧が上がったり下がったりで体調の管理が難しいようです。頑丈にできている私は、寒ければ一枚余分に着込めばいいし、暑ければ脱げばいい、ということで、体調には響きませんが。困ることといえば、暑い時には汗が吹き出てくることくらいですかね。家の中でも、私は少し寒くても、靴下を重ね履きするとか、スリッパを履くとかで、全然大丈夫(「全然大丈夫」という言い方は全然おかしくないということを1ヶ月ほど前NHKの番組でやっていたので、あえて使ってみました)なのですが、妻や子どもはすぐにガスストーブをつけるので、そこでちょっとした言い争いが生じたりします。かる~くジャブの打ち合い程度のものですが。ごみについては、ちょっとした大掃除をして、いつもより「もやせるごみ」が多く出ました。まだまだ手つかずのところもあるので、また時間ができたらしたいのですが、授業も始まって忙しくなり、ブログもなかなか更新できない状況になっています。書きたいことはあるので、ぼちぼちではあっても、とぎれないようにしたいと思います。それでは。
2010.04.16
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2010年3月28日~2010年4月3日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。先週は、電力自給率100%超えました。とくに前半は気温も上がらず、鹿児島ではそれほどでもなかったのですが、東日本などは非常に冷え込んだようでした。しかし、天気は全般に悪くなかった(夜や朝方にかけて1,2度雨が降ったようです)ので、毎日確実に発電を積み上げていったようです。それでも、4月2日の金曜日までは電力消費のほうが多かったのですが、4月3日(土)、すばらしい天気になったことで、電力自給率100%を達成しました。4月3日(土)は入学式があったのですが、前回の記事にもあるように、桜もちょうど見ごろの満開だったし、すばらしい入学式となりました。新入生達の初々しさ、これからはじまるというはなやいだ雰囲気というのは、何度経験してもいいものですね。2010年3月の太陽光発電の積算は177kWh、電力消費は233kWhでした。電力自給率75%でした。4月は、ぜひ月間の電力自給率100%を達成したいものです。ごみについては、もやせるごみ(可燃ごみ)が少なめ。生ごみの半分以下でした。新聞紙などを整理して、紙ごみをまとめて出しました。
2010.04.08
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庭のヤマザクラが咲き、いまは花が散り始め、葉が生い茂ってきました。ヤマザクラは、花が散ってから葉が出始めるソメイヨシノとちがって、花が咲くのと同時に葉も出てきます。わが家の庭、ベランダのすぐ横に植えられた桜もヤマザクラで花と葉が同時についてきます。このヤマザクラ、2階から見ると、全体を見下ろせます。ずいぶん花の咲き方がスカスカのように見えますが、実際スカスカです。しかし、これでも以前よりはだいぶ花が咲くようになってきたのです。4年ほど前、わが家を建てる際、庭に植える木を検討したとき、自分ちのベランダで花見ができたら最高だと思い、ベランダのすぐ近くに桜を植えることにしました。桜はシロアリが好むので、巣が近くにできやすいというようなことも聞いたのですが、工務店の方はそれは嘘・迷信、別に桜にシロアリがつきやすいことはない、といっていました。たまたま、桜の木から羽蟻が飛び立つのが目立つのでそういううわさがたっていますが、ネットで検索しても桜にシロアリがつきやすいというのは否定されています。しかし、剪定しにくい(傷が治りにくく、その傷口からくさりやすい)こともあり、数十年後には大木になるし、気をつけたほうがよいと書かれていますね。数十年後かにどうにもならないほど大きくなったら… そのとき考えましょう。というか、そこまで生きているかどうか。さて、うちの妻が「ソメイヨシノは人間がつくったもので、自然のものがいい。私はヤマザクラが好き」ということで、わが家の庭にはヤマザクラが植えられました。しかし、最初の年(わが家の庭に植えてから半年後)はまったく花がつきませんでした。2年目はポツポツと数えるほど。3年目に少し増えてきて、そして4年目の今年はだいぶ増えました。ですから、花の咲き具合がスカスカのように見えても、私としては「ようやく桜らしくなってきた」ということで、感慨深いものがあります。しかし、小さいとはいえ、わが家の庭ではウメのそばに5本並んで植えてあるシャリンバイが満開で、こちらの方が小さな桜のようで見ごたえがあります。とはいえ、まだ花見をするには貧弱なので、4日の日曜日、近くの高台にある桜があるところに家族で花見に行きました。これでもかと桜の木が並んで咲いているところもあったのですが、車も人もいっぱいだったので、人のいない桜もほどほどのところで食事しました。私の勤務する大学のキャンパスにはソメイヨシノの桜並木があり、ちょうど満開でいまが見ごろです。4月6日にはオリエンテーションがあり、天気もよく、新入生を迎えてこの桜の前で記念写真を撮影しました。希望に満ちて入学した学生たちに、これからの人生を充実したものにできるよう、できるかぎり支援していきたいと思います。
2010.04.07
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2010年3月21日~2010年3月27日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。先週は、初盤の日月と終盤の金土は天気がよかったのですが、中盤の火水木の天気が悪かったですね。春の典型的な天気になってきたというところでしょうか。先週も電力自給率、わずかに100%に達しませんでした。もうちょっと発電してくれないかなと思って、パネルを見たら、けっこう灰でよごれていたので、ホースで水をかけてきれいにしました。冬以降は、風向きの関係であまり桜島の灰が飛んでこなかったので安心していましたが、少しでも発電効率を上げるためには、やはりまめにチェックしなくてはいけませんね。現在春休みで自宅にいることも多かったので、生ごみは毎日捨てていました。雨の日も、雨の弱まった隙をねらって、コンポストボックスにすばやく捨てていました。自宅の車庫や納戸などにたまっていた資源ごみを調べました。2010年1~3月としましたが、必ずしも今年だけでなく、昨年後半以降そのまま自宅においたままになっていたものです。実際に今年1月以降にでたものは、この半分以下だろうと思います。このうち、市の収集車がまわって回収するのは、缶・(雑)びん・ペットボトルと電球・蛍光灯・乾電池、生協でトレー・卵パック・牛乳パック。そして、電気店の店頭回収がインクカートリッジ、地域のあいご会の集団回収が、ビールびん・一升びん・五合びん(いずれもリユース)と新聞紙・雑誌・ダンボールなどの紙(これは日常の環境家計簿に記入しているもので、市の回収車にも出す)などです。電球・蛍光灯・乾電池のうち、乾電池などは電気店などの販売店や市役所などでも出せるけど、回収車に出しても環境などの点でほとんど変わりはないだろうということで、通常のごみ出しに出しています。もちろんみんな協力して販売店などに持参するなら、そのために回収車がまわる必要もなくなるので、エネルギー・コスト両面で節約になります。しかし、現状ではそれを望むのはむずかしいので、もやせるごみやもやせないごみなどに混入させないという意味で、独自の回収車がまわるのは仕方がないと思います。トレー・卵パック・牛乳パックについては、トレー・卵パックはプラスチック容器類、牛乳パックについては紙の回収日に出せますが、とくにトレーはポリスチレンだけを集めれば、マテリアル(素材)リサイクルしやすいので、別に出すのが環境にやさしいといえます。卵パック・牛乳パックも市の回収車だと同じ曜日に回収している他のごみと混ざる可能性があるので、確実に分別される生協の店頭にあるボックスに入れています。卵パックや牛乳パックの数が異常に少ないのは、牛乳をリユースびんで、卵をパルプモウルドで届けてくれるグリーンコープの共同購入の参加しているからです。日常品の多くは、生協コープかごしま城西店や地球畑西田店などで買い物しますが、少なくとも牛乳と卵の容器についてはグリーンコープさんに軍配が上がるので、そちらを利用しています。ビールびん・一升びん・五合びんは、リユースにするために、市の回収ではなく、店頭回収か集団回収かというところですが、あいご会の収入になるので集団回収に出して協力しています。いままでこれtらの資源ごみを自宅にずっとためたままにしていたけど、せっかく調べたので、さっそく店頭などに出して(出さないと新たに出たものがわからなくなる)確実なデータにしようと思います。いよいよ4月、新年度が始まります。日本も世界も問題山積みではありますが、落ち込んでいてもよくなるわけではありません。みんな元気に行きましょう。
2010.03.30
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2001年ごろ(ドイツ留学から帰ってすぐ)、鹿児島の「地球畑」で売られていたドイツ製の圧力鍋を買い、ずっと愛用してきました。WMF(ヴェーエムエフ)社製のパーフェクト圧力鍋(ドイツ語ではSchnelltopf、英語ではPressure Cooker)です。この圧力鍋、ほんとうに便利なのですが、その調子がおかしくなること(蒸気が漏れる、爆発する)がときどきありました。しかし以前はパッキンを取り換えるだけで直っていました。しかし最近は、ちょっとやそっとではままならなくなり、ついに新しい圧力鍋を買うことにしました。以前圧力鍋を買った「地球畑」には、WMF社製ではなく、Silit社製の圧力鍋が店頭においてありました。素材に工夫してあるようで、はでな色の着いたものですが、ちょっと私たちの感性に合わなかったのと、妻にとっては重く感じるということでした。ネット検索をすると、フィスラー社製のものや日本製のものも含めて本当にいろいろあって迷いましたが、結局同じWMF社製の新しいパーフェクトプラス圧力鍋(The New WMF Pressure Cooker)の3Lタイプにすることにしました。決め手は、宣伝文句にもありますが、「取手がワンタッチで取り外し出来、毎回のお手入れが楽々衛生的です。」ということです。通販で購入したのですが、それが26日に届きました。これが、新旧のWMF社製の圧力鍋(左・旧型パーフェクト、右・新型パーフェクトプラス)です。ほとんどのパーツを曲線でまとめたということで、取っ手が大きく変わりました。圧力表示ピンも変わり、一番上に黄色いリングがつきました。3つの弁を設け、さらに安全性を向上したということです。「信頼の安心設計」ということで、WMFパーフェクトプラス圧力鍋・・・5つの安全システム 1.蓋が完全に閉まっていないと蒸気圧が発生しません。 2.圧力がかかっている間は蓋がロックされて開きません。 3.圧力が高くなりすぎると取手のバルブで調整。 4.高すぎる圧力は安全バルブが自動的に排出します。 5.安全システムが働かなくなった時は蓋のスリットから圧力が完全に放出されます。 多すぎる材料は事故のもと。使用量がひとめでわかるように、内側に目盛りがついています。(2.5Lは除く)「10年間の保証付き」です。これまでわが家では、ほとんど炊飯用として利用してきました。まず中火で5分熱すると圧力表示ピンが上がってきて、リングが見え始めます。2分ほどで上まで上がり、弱火に切り替え、それから4~5分維持して火が消えるようにコンロのタイマーをセットすればいいわけです。火が消えてから、15分ほどで自然冷却され、蓋を開けれるようになります。圧力をかけると、火をかける時間、したがってエネルギーも節約でき(エコです)、しかもご飯もふっくらもちもちにおいしく炊けます。ご飯が炊き上がったところ(2杯分ほど茶碗によそった後)おいしそうに見えませんか?問題点は、圧力表示ピンが上がるところをきちんと見て操作すればよいのですが、それを忘れると…。(写真は下のリングが見えるまで圧力表示ピンが上がったところ)買ってみて、旧型の圧力鍋は取っ手のところがだめになっているということ、蓋用取っ手だけ取り換えることもできるはずだということで、新型の圧力鍋の蓋用取っ手をつけてみたら、きっちりはまりました。簡単にはずせる取っ手旧型の圧力鍋に新型の蓋用取っ手をはめてみました。形は変わったけれど、構造・サイズはまったく変えていないようでした。ということだったら、取っ手だけ換えれば、旧型も圧力鍋として使えるということです。ネットで見ると、ちゃんと売っていました。(少し高いけど)。ということで、この蓋用取っ手を買って旧型につければ、圧力鍋2つになり、煮物など多くの料理に利用でき、エコクッキングができるようになります。楽しみです。P.S.妻がきのう(3月28日)から勉強のために、4泊5日で横浜に出かけました。その間、子どもの分まで調理も私が担当しなければいけません。今朝(3月29日)は昼の弁当の分も含めて、圧力鍋で炊き込みご飯をつくってみました。
2010.03.28
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2010年3月14日~2010年3月20日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。3月15日以外はよく晴れて、一日ごとの電力自給率も100%以上。最終の20日(土)の自給率が100%以上であれば、週間自給率も100%を超えるところでした。この日は卒業式。毎年、卒業式のあと、「風太郎」というニックネームのついた風車のある錦江高原ホテルで卒業記念パーティーを行っています。せっかく山の上から鹿児島市、錦江湾、桜島を一望できる眺めのいい会場なのに、いつも雨模様でその景色を楽しむことができませんでした。今年は何とか天気がもってくれて、そのすばらしい眺めを楽しむことができました。今年も(毎年のことですが)美人ぞろいのゼミ生11名が、無事卒業していきました。そして、記念に色紙に寄せ書きしてくれました。ところで、昼はなんとか天気がもったのですが、夕方から雷雨になりました。それでも週間の自給率100%達成までいいところまで来ていたのですが、夜ググ~ンと電力消費が上がり、その日の自給率は50%となり、週間の自給率100%を達成できませんでした。発電モニター「エコノナビット」によるその日の発電・消費の様子はこちら。(わが家のは旧式で、現在は改良されて見やすく多機能化した「エコノナビットii」になっています。)グラフでわかるように、夜遅くに急に消費量が上がっています。中学生の長男の野球の大会が開かれていて、その日試合があり、翌日もあるので、洗濯したユニフォームを乾燥させて着れるようにしなければならないということで、夜10時ごろ乾燥機を使ったら、ものすごい電力消費量でした。このために自給率が落ちてしまったのでした。ふだん乾燥機はほとんど使ったことがないので、こんなに電力を消費するのかと、ちょっとびっくりしました。梅雨時などは仕方がないこともありますが、「洗濯は余裕を持って、乾燥機はできるだけ使わないことが大事」ということを再確認しました。
2010.03.24
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「これ本気、やめてくれ」と心の中で叫んでしまったニュース。その記事は、原発14基を新増設…エネルギー基本計画原案記事によると、3月19日明らかになった「2030年までの国のエネルギー政策の指針を定める経済産業省の「エネルギー基本計画」の原案」で、◆2030年の主な目標(かっこ内は現状)は、 ◇すべての新車を次世代自動車に。燃費基準を1リットルあたり約40キロに引き上げ ◇LEDなど高効率照明の普及率を100%に(1%未満) ◇原子力発電は14基を新増設。稼働率を90%に向上(64・7%) ◇太陽光、風力、地熱、バイオマスなど再生可能エネルギーの発電全量の買い取り制度実施 ◇太陽光発電の発電量を2005年の40倍にあたる5300万キロ・ワットにということだそうです。「原子力発電を「低炭素電源の中核」と位置づけ、30年までに少なくとも14基を新増設し、現在60%台の稼働率を90%に引き上げることなどが柱だ。」う~ん、原発なんかを「低炭素電源の中核」にしてもらっては、困りますなあ。川内原発では、8℃以上高い放射能を含んだ温排水を海に流して、周辺海域の水温が相当上がっているそうな。これについては、また今後ブログで記事にしたいと思いますが、それだけでも本当に「地球温暖化対策」になるのか疑問です。そして、「新車販売はすべて次世代自動車とする目標を掲げるなど、これまでの原油の安定供給確保から、温暖化対策を重視したのが特徴で、政府が検討している地球温暖化対策基本法案の具体化に向けた行程表(ロードマップ)への反映を目指す。」といいます。計画案紹介記事は続いて、「原案では、環境と成長の両立を最重要テーマに掲げ、「地球温暖化問題への対応」や「経済成長の促進」などを基本方針とした。」とあります。この期に及んで、「経済成長の促進」とは…。「原発については、「安全の確保を大前提に、新増設の着実な推進と稼働率の向上を図る」と明記した。」見逃せないのは、「また、エネルギー消費量のうち自国でまかなえる割合を示すエネルギー自給率も、海外権益分も含め現在の38%から70%に大幅に改善させる。」このエネルギー自給率、原子力を「準国産」と位置づけた、まやかしの自給率。経産省資源エネルギー庁では、(ア)国産エネルギーの利活用1 国内における在来型エネルギー資源開発、利用2 国内における非在来型エネルギー資源開発、利用3 国内における再生可能エネルギー等開発、利用4 国内におけるエネルギー供給インフラ等の整備5 国内におけるエネルギー需要抑制 等に加えて、(イ) 準国産エネルギー(原子力)の活用1 原子力発電の導入2 ウラン濃縮技術3 核燃料サイクル体制 等(ウ) 海外権益確保(含む開発輸入)1 国外からの在来型エネルギー資源確保2 国外からの非在来型資源確保3 国外におけるエネルギー需要抑制技術等開発、導入協力4 国外における再生可能エネルギー等開発、利用協力 等まで、エネルギー自給率の定義に入れています。これって、あり???本当の「地球温暖化対策」、環境保全のためには何が必要か、もう一度根本的に考え直してほしい、というのが、私の感想です。そして、考え直させるためにはどうすればよいか、これが私の課題です。きびしいけれど。(3月20日早朝に記事を見て書き始めたけど、忙しくてアップするのが、2日遅れの22日になってしまいました。)
2010.03.20
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シンケン ハウスケアという会社が、セントリコン・システムという劇薬を使わない予防によるシロアリ(白蟻)対策を行ってくれています。当初は年10回点検ということだったのですが、問題ないところでは年8回点検にしてコストを抑え、料金を少し安くするモデルが提案され、そうしてもらいました。昨日3月18日(木)に、その点検調査に来てくれました。このシステム、エコハウスによる対策のひとつの「天然防蟻剤」にあたることになります。このシステムは、家のまわりに置かれた「餌木」を定期的に調査(点検)し、シロアリの存在が認められれば、ごく微量の薬剤(ベイト剤)を投与し、次々と薬剤を含んだ餌を巣の中に運んで、やがて餌を食べたシロアリすべてが連鎖的に死滅し、巣そのものが根絶するというものです。薬剤の有効成分は「ヘキサフルムロン」というもので、脱皮を行う生物だけに効くので、人やペットには安全で、成長に不可欠な「脱皮」を妨げる働き(キチン質合成阻害作用)により、シロアリを死滅へと追いやるというものです。このブログでも、このシステムの説明を受け、導入する時に、2006年11月10日「セントリコン・システム」で記事にしています。OMソーラーの家でシロアリ被害が大きく報道された(OMソーラー協会とそれに加盟する工務店の対応がよくなかったため)けど、どんな工法でも被害の可能性があるので、シロアリの生態にそって、対策をとることが必要ですね。床や壁を引き剥がし薬をまいて自分の住宅にいるシロアリを全滅させても、家の近くにある巣が残っていれば問題は解決しないですから。シロアリの進入を防ぐため、殺虫剤でバリアを張るのが「バリア工法」。それに対して、シロアリの進入がないかモニタリングし、進入が認められたらシロアリの習性を利用して、餌(ベイト剤)で巣ごと根絶し、再進入を予防するのが「ベイト工法」ということで、セントリコン・システムはこちらのベイト工法ということになります。ネットでは、セントリコン・システムで本当に大丈夫なのか心配、とおっしゃる方もやはりいるようです。バリア工法の中では、三井化学アグロのタームガードシステムなどが合理的かなと思いますが、より自然に負担をかけないということですし、この家を建てて3年半になりますが、今回も「ステーション」は問題なしということで、いままでのところシロアリ進入の兆候はなく、平穏な日々を過ごしており、ベイト工法で一応満足しています。シンケン ハウスケアさんのページからセントリコン・システムの作業工程を紹介すると、 建物の周囲2~3mおきに、シロアリの好む木材の入ったエサ場「ステーション」を設置→資格をもった専門の技術者が定期的に訪問し、調査・点検→シロアリがエサ木にヒット(発生)!→シロアリを発見してはじめて薬剤 (脱皮阻害剤)をごく少量投与し、食べさせて、数ヶ月ほどで巣から根絶。文中でも紹介しましたが、再度、関連会社のサイトを紹介しておきます。セントリコン・システム(ダウ・アグロサイエンス)シンケン ハウスケア
2010.03.19
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先週土日に研究集会があり、そこで「市民の立場から見たエネルギー・環境問題」というタイトルで報告させていただきました。内容は、エコハウスをなぜ、どのように建設したのか、そしてそこで暮らしてみて得られたデータを環境家計簿として記録し、評価するということ、すなわちこのブログで行っていることが中心でした。その準備ということもあって、執筆当時環境省官房長で、現環境省事務次官の小林光さんの書いた『エコハウス私論 建てて住む。サスティナブルに暮らす家』ソトコト新書(木楽舎,2007年)を読み返しました。小林さんのエコハウスについては、2007年6月16日になりますが、「環境省職員・小林さんのエコハウス」と題して、このブログでも紹介しました。JCCCA:全国地球温暖化防止活動推進センター (Japan Center for Climate Change Action) のサイトの「環のくらし」の「小林さんのエコハウス紹介」というページでも、くわしく紹介されているのを再度確認しました。小林さんのところの「フルコースのエコハウス」で採用されているもので、わが家に欠けているもののひとつが風力発電機です。風力発電機については、価格だけでなく、風車の出す低周波・騒音の問題、発電量が確保されるかという問題、独立電源にするか系統連系にするかの問題、独立電源にした場合のバッテリーの寿命の問題、系統連系の場合、太陽光発電との関係の問題、さらにはバードストライキングの問題などさまざまな問題があり、小型ないしはマイクロ風力発電機の導入を構想しながらも、二の足を踏む、ないしは様子見の状態でした。低周波・騒音問題をはじめ、その解決策が見出せなければ、風力発電を設置しても、とても環境にやさしいとはいえないので、ほぼ導入をあきらめかけていたのですが、私が午後報告した研究集会で、午前中に都城高専教育研究支援センター技術長の川崎敬一さんに、モンゴルに贈っている風力発電機の話を(いろいろ急用ができて報告自体はほとんど聞けず残念だったのですが、質疑応答やその後の休憩時間に)聞き、またぞろ風力発電機の導入ということが頭の中で広がってきました。JETプログラム:「語学指導等を行う外国青年招致事業」(The Japan Exchange and Teaching Programme)のサイトの姉妹自治体優良事例紹介(宮崎県)のページによれば、「風力発電機を活用した交流」として、「ソ連の崩壊でモンゴルにおいて、物資の輸入が途絶え発電もできない遊牧民に明かりを届けようと1993年「モンゴルに風力発電を贈る会」が設立され」、「遊牧民の生活に適応した、故障も少なく、持ち運びし易い移動式型の風力発電機を研究・開発・製作して贈っている。」また「風力発電機を贈るばかりでなく、製作方法、修理の方法などの技術指導も合わせて行い遊牧民の生活支援を行っている。」そして「風力発電機の寄贈及び設置のため、毎年1回モンゴルを訪問している。」ということです。教育研究支援センター 川崎技術長 モンゴル国国土交通環境大臣賞を受賞 によれば、モンゴルから表彰され、名誉教授の称号が授与されたそうです。肝心の風力発電機ですが、川崎さんの話によれば、最初は既存の自転車とバイクの発電機を利用しましたが、のちにまったく新たな風力発電機を開発し、特許も取ったそうです。上記サイトには、「発電機は、自転車とバイクの発電機を利用した二種類。自転車の場合は、直径60センチのアルミ製三枚羽根が風を受け発電し、整流器を通してバッテリーに充電する仕組みである。風速2、3メートルで発電を始め、本が十分読める明るさが得られる。また、バイク用発電機を使ったものは、直系1.5メートルの耐水ベニア板製の四枚羽根である。充電時間が自転車に比べ半分で済み、出力も4倍以上となる。その後は、全く新しい型の風力発電機を研究開発し、約風速1メートルから発電を開始でき、特許も取得した。モンゴル国内でも、この風力発電機を贈る活動は大きな話題となっており、遊牧民から大変感謝されている。」と書かれています。川崎さんの話によれば、新しく開発された風力発電機の羽根(ブレイド)は木製(耐水ベニア板製)で、通常のガラス繊維強化プラスチック(GFRP)ないし炭素繊維強化プラスチック(CFRP)とちがい、風を切るような感じにならず、騒音や低周波の問題は解消されるといいます。このモンゴルに贈られた風力発電機のことは、宮崎放送・MRTラジオのほめられタウン100のサイトでも、「このプロジェクトが開発した風力発電機は、「モンゴル型」と名付けられ、羽根の直径1.5m、重さおよそ10kgというコンパクトなもの。季節によって風の強弱があるモンゴルの自然に合わせて風速1m/sから30m/sまで対応でき、300~500Wの発電出力がある。この風力発電機は、単にCO2を削減するというばかりでなく、メンテナンスがほとんど必要ない簡単な機械」と紹介されていました。そして、風力発電機の写真(ブレイドは3枚ですね)には「プロペラの部分の素材は木。すごい、これで電気が起きるの!?軽さと、小ささにびっくり!!」とコメントがつけられていました。紹介されていた風力発電機は市販された製品としては、どうも新日本電力の系列のA-WINGインターナショナルの「AWI series 300w」でブレイドは「3枚翼型 木製 ウレタン塗装仕上げ」と紹介されています。私は、ゼファーなどしか検討していなかったので、木製ブレイドというのは目からうろこが落ちる思いでした。実際に現物を見せていただいたり、さらによくお話なども聞かせていただいたりして、ぜひ検討をしてみたいと思いました。
2010.03.18
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夜中から雨が降っています。きのうまでいい天気でしたが、今日は一日雨のようです。太陽光発電は働いてくれませんが、雨水タンクに水がたまるということになるので、これはこれで貴重なことです。さて、2010年3月7日~2010年3月13日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別のデータです。先週は、前半はくもりがち、後半は晴れということでしたが、このうち10・11日の水木は非常に冷え込み、12日金曜日から昨日日曜日まではたいへんあたたかな天気でした。10日(水)は、「Yahoo!天気情報トップ > 過去の天気 > 鹿児島県 > 鹿児島」では、15時時点では晴れということでしたが、このブログの記事でもとりあげたとおり、雪&雨が降ったりやんだり、風も強いという天候でした。そこで、気象庁のホーム > 気象統計情報 > 過去の気象データ検索 > 1時間ごとの値では、1時間ごとの数値データとともに、3時間ごとに天候が示され、次のようになっていました。気象庁の天気記号表ではよくわからないので、このブログでも採用しているYahoo!のマークもあわせて掲載しました(みぞれ(霙)のマークは、私が勝手にあわせてつくったものです)。この3時間ごとの天候では、晴れのマークはひとつも出てきません。気温も最高7℃、最低2℃と低かったわけです。室温は最低でも17~18℃ありましたが。ところが、太陽光発電は6kWh、消費も抑えられて6kWhで、電力自給率100%を達成しています。ピークも2.5kWとけっこう高いですね。ときおり日がさしていたのは事実ですが、そのとき太陽が強烈にエネルギーを送ってきたということでしょうか。2010年3月10日の天気の怪ですね。生ごみは大量に出てしまいました。どんぐり幼稚園・自然学校のやぎのメイちゃんのえさとしてもって行く予定だった野菜の切りくずやあまったところ、果物の皮などを置き忘れてしまったのです。わが家のコンポストボックスでたい肥として有効利用はされたけど、メイちゃんには悪かったなと謝らなければなりません。それでは。※タイトル、本文中の表現で「2010年3月7日~」とすべきところが、当初「2009年3月7日~」になっていました。アップしてから3日後の3月18日になってようやく気づきました。おわびして訂正いたします。
2010.03.15
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前回の記事で、「わが家のLPG、その使用量と気温の関係」を書きましたが、では水道の使用量の推移はどうか、ということで、本日は水道をテーマにとりあげます。電気、ガス・灯油、ガソリンという家庭から排出される二酸化炭素の三大項目に比べると、排出量は少ないのですが、水道局が上下水道における取水、浄水、排水などにかけるエネルギーのために、やはり二酸化炭素を排出しています。わが家では、節水のために1500Lの容量をもつ大型の雨水タンクをつけています。本格雨水利用システムあめん坊αという福岡のプラスα工房という会社のものです。この雨水タンクに雨水をため、トイレ、それに庭の水撒きなどのための外の蛇口につながっています。他の主な節水対策としては、風呂の水を洗濯に利用しています。国土交通省 土地・水資源局水資源部の「平成21年版日本の水資源について」(水資源白書)の資料に、東京都水道局が2006年度に調べた目的別家庭水使用量の割合が出ているので、それを円グラフにしてみると、となっており、トイレと洗濯に、雨水や風呂の水を利用できれば、相当の削減になるはずです。トイレと洗濯の水をすべて利用できるとすれば、トイレ28%+洗濯16%=44%になりますが、そうはいきません。トイレの場合には晴天が続いた場合、雨水がたりなくなる(その場合、上水を補給する)ことになります。洗濯については、洗いとすすぎの1回目は、風呂の水でいいですが、すすぎの仕上げは上水道の水を使うので、すべてということにはならないわけです。その効果は、3割から4割程度というところになるでしょう。半減して50%の水使用を目標とすれば、その他の節水をどれだけしてプラスαできるかも重要となってくるということになります。さて、わが家のデータです。水道の検針には2ヶ月に一度来て、2ヶ月分をいっぺんに検針、請求されるわけですが、1ヶ月ごとに直した(2ヶ月分を半分にした)使用量と料金(月額)も示しました。また、トイレの水を供給する雨水については、降水量と関連があるのではないかということで、それも合わせて表にしてみました。(降水量は、前回の記事の気温と同じく気象庁ホームページのサイトの過去の気象データ、鹿児島県鹿児島の月ごとの値を掲載させていただきました。)日本の1人1日の平均水生活用水使用量はというと200~350L(地域差あり)で、1ヶ月にすると6,000~10,000Lほどになるようです。生活用水使用量の資料によると、これも東京都水道局の数値(2003年度調べ)ですが、1ヶ月あたりの平均水使用量は、次のようになっています。わが家(現在4人)の1ヶ月の水使用量は平均して13.58m3ですから、4人世帯の平均使用水量26.8m3の約半分ということになります。したがって、上記のトイレの雨水利用+洗濯における風呂の残り湯使用+αで、水使用量半減の目標はほぼ達成できているといっていいでしょう。この水道使用量の推移が降水量とどのような関係にあるか、グラフにしてみました。いまひとつ関係が明らかではないのですが、水道使用量が2か月分で1ヶ月ごとに分割すると実態を反映していないということもあるかと思い、次に降水量の方を2ヶ月分まとめて2ケ月ごとの推移を示してみました。こうすると、2007年の7・8月までは相関が明らかでないようだけれど、2007年9・10月以降は降水量が多いと水道使用量が少ない、降水量が少ないと水道使用量が多くなる関係が見えてきたような気がします。本当は、何日間雨が降らない日が続いたかが、雨水タンクが空になり、上水道の水を供給しなければならなくなるということで、雨水利用にとって大切なのですが、調べるのがたいへんということで今後の課題とします。じつは、この雨水タンクは値がはったもので、少し無理をして買いました。しかし、わが家では1ヶ月の水道使用料金が上下合わせて3000円弱。ネットなどで他の方の水道使用量を見ると、6000円から8000円、なかには1万円近い家庭もあるようです。そうすると、わが家は他の家庭に対して1ヶ月3000円から7000円の割安。年間にして4万円から8万円ほど節約している計算になります。そうすると、初期投資が多少かかっても、経済的にも見合うものだということになります。しかも、雨水タンクなどの雨水の貯留は、大雨の時の氾濫などを防ぐ効果がある(一度に雨水が流れるのを防ぎ、時間差を設けられる)ということで、設置に対して各自治体の補助金制度があるところも多いです。そうした制度も活用しつつ、ぜひ設置をお勧めしたいと思います。
2010.03.12
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わが家は、オール電化ではなく、コンロ等にガスを使用しています。電気コンロはドイツ留学中も経験していたのですが、妻としては、調理の際に電気コンロの電磁波が心配(実際どの程度人体に影響があるのかわかりませんが)というのが、ガスコンロにした理由です。オーブンレンジは、ガスオーブンと電子レンジの両方が使えるものを使っており、電子レンジも料理を温めたり解凍したりする時には使っているので、電磁波を一切出さないということで一貫しているわけではありません。とはいえ、コンロの調理ではずっと近くにいなければならないときもありますが、電子レンジの場合はセットすればできあがるまで離れておくこともできます。私は、石油や石炭を燃やした火力を使用したり(火力発電)、わざわざ放射能たっぷりのウランを掘り出し、ウランを転換して、それを濃縮し、さらに再転換して、というような工程を経て、放射性廃棄物や使用済み核燃料などをいっぱい生み出しながら、濃縮したウランを連続的に核分裂反応させたり(原子力発電)して、水を温め水蒸気を発生させて、それでタービンを回して発電した電気(高品位のエネルギー)をまた熱に戻すなどということは不合理で、エネルギー的にも経済(エコノミー)的にも環境(エコロジー、生態系への影響)的にもロスが大きく、熱として使うなら熱源は直接的なものを使用する方が合理的だ、という考えからです。OMソーラーでは、補助暖房をつけて暖めた空気を全室に送ることも選べますが、すでにガスストーブがあったということもあり、寒ければこのガスストーブをつけてそこだけ暖まればよい、という考え(直接的にはお金の節約のためであり、哲学的(そんなえらそうなものではないですが)にはまだ使えるものを捨てるのは「もったいない」という理由)でつけませんでした。どうも、他の方のブログなどの情報を見ていると、光熱費としての料金でいうと、オール電化のほうが安上がりでお得のようですが、うちはそういうことでガスにしており、また補助暖房もつけていないわけです。ガスもLNG(天然ガス)の都市ガスとLPG(プロパンガス)とがあります。都市ガスが通っていないところではLPGを選ぶしかありませんが、うちは都市ガスがあるのでそちらを選ぶこともできたのですが、LPGにしました。LPGの方が熱量が高く、その分使用量は減るが単価は高い。問題は二酸化炭素排出量ですが、都市ガスとLPGを比べるとちょっと不利かなあ(LPGの会社のサイトを見ると、そうではないと書いてあるものもありますが)とは思いつつ、どんぐり幼稚園・自然学校に子どもを通わせていた友人(妻同士が親しい)がLPGの会社を経営しており、夫妻ともに人柄もたんへんいいということもあり、そちらに頼むことにしました。その月別推移です。ガスストーブとしての使用は気温と密接に関連しているであろうとの推測・仮説をもとに、気温と合わせて表にしてみました。(気温は、気象庁ホームページのサイトの過去の気象データ、鹿児島県鹿児島の月ごとの値を掲載させていただきました。)このうち、LPG使用量と平均気温(一日ごとの平均気温を月ごとに平均したもの)をグラフにしてみました。最低気温(一日ごとの最低気温を月ごとに平均したもの)のほうがLPG使用量との関係で適切かとも思いましたが、ざっと見て気温(平均・最高・最低)はほぼ平行して推移しているので、平均気温を選びました。LPG使用量のm3と平均気温の℃というまったくちがったものを同じ目盛にしているといういい加減なグラフですが、ちょうど同じ範囲に収まっているということで許してください。で、予想通りというか予想以上に相関が見られますね。気温が低ければ低いほど、LPG使用量が多くなることが一目瞭然です。ストーブだけでなく、お風呂を沸かす際にも寒いとガスが余計にいりますからね。家族とは、そんなに寒くもないのにストーブつけないで、ということで、ときにはいい争いにもなります。家族は「だって寒いから」というのですが、私は上着をもう1枚重ね着すればいい、下はタイツでもはいて、そして靴下は二枚はけば寒くないといっていますが、なかなか聞いてくれません。とくに靴下2枚重ね履きは外出の時にもお勧めです。さらに寒いときには、下にタイツなどをはきます。それにユニクロで買った足を覆う防寒スリッパ(というのかな)があれば、向かうところ敵なしというか、少々の寒さも何のそのです。ということで私は究極のウォームビズに心がけているのですが、他の家族3人があまりいうことを聞いてくれないのが悩みの種ですね。きのうは外気温2~3℃でも室温は17~18℃。今朝は外気温0℃でしたが、室温15℃。せっかくなので、ストーブつけないでおきたいのですが、私が消すとまた他の家族がつける繰り返しになったりしてます。きょうはこの辺で。(11日午後4時ごろ、いろいろと補筆しました。)
2010.03.11
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何でしょうか? この天気。九州自動車道も、八代-人吉間(熊本ですが)は雪で通行止めのようです。南国鹿児島でも、雪まじりのみぞれ、朝8時30分ごろ、強風が吹いて猛吹雪でした。しかしそれも一瞬のことで、20分後の8時50分ごろには晴れ間がのぞき、日が射(さ)していました。風はまだ強いようですが。私の安物デジカメで、ちがいが分かりますでしょうか?ソーラーパネルの横に並べて植えてあるマンサクの見事なピンク色の花が満開です。p.s.現在、外気温3℃、暖房つけない状態で室温18℃です。OMソーラーに感謝。
2010.03.10
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前回の記事で有機農家の大薗(おおぞの)さんから、毎週野菜を配達してもらっていることを紹介しましたが、本日火曜日が配達日です。季節ごとに、特色のある野菜、赤カブや聖護院大根など、ふだんスーパーなどではあまり目にしない野菜も含まれていて、食卓が豊かになります。その大薗さんはじめ、有機農業に取り組み、消費者と連携してネットワークを築いていこうという農家の人たちの記事が、約1ヶ月前になりますが、南日本新聞に掲載されたので、応援する意味でアップしたいと思います。どんぐり自然学校では、15年前にできた当初からヤギやニワトリを飼っているのですが、総合的学習を中心に学ぶ全日制の発足を機会に、以前このブログの食農教育のカテゴリーで紹介した家畜の飼育やアイガモ農法などを取り入れて、食農教育をする予定で、準備を進めています。家畜の飼育は、ヒツジを予定しており、食べるのではなく、羊毛をとって毛糸にしたいと思っていますが。有機農家の方などにも協力を得ながら、田んぼや畑を借りて、米や野菜などの農作物を栽培、収穫したりして、衣食住の生活とのかかわりを実感しながら、いのちについてをはじめ、さまざまなことを学ぶことができると思っています。また、準備が進んできて、詳細を明らかにできるようになったら、ブログでも報告したいと思います。
2010.03.07
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2009年2月28日~2010年3月6日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。これから、以前のように毎週「太陽光発電と電力消費+ごみ分別」のデータをアップしていきたいと思います。それにしても、先週は天気が悪かったですね。一家で桜島に出かけた2月28日以来、カラッと晴れた日がありません。そのため、太陽光発電も2月28日を除けば少ないですね。気温は高めで、最低気温が10度を割った日がありませんでした。冬から春の変わり目ということでしょうか。以前は、卒業式のころ(3月20日前後)咲いていたハクモクレン(白木蓮)はもう散り始め、ヤマザクラだけでなく、ソメイヨシノも咲き始めました。地球温暖化に何もかも結び付けたくはないのですが、3月初旬で早くも本格的に春に入ったということでしょう。寒の戻りもあるようなので、体調の管理に気をつけないといけませんが。生ごみがたくさん出ています。大根や白菜など、冬から春にかけて収穫される野菜も大量に出回るようになったからです。わが家は、有機農家の大薗(おおぞの)さんから、毎週野菜を配達してもらってます。大薗さんは、脱サラ(厳密にいうとサラリーマンじゃなかったのですが)して有機農家となり、ご夫妻で、いろいろな種類の農作物を栽培、収穫して、宅配しています。(詳細は、別記事で紹介します。)その野菜が、この季節、相当がんばらないと食べきれないほど、たくさん届くようになりました。それで、この数日、野菜たっぷりの食事です。どんぐり自然学校の全日制もいよいよ始まろうとしています。3月7日(日)は、その入学説明会もありました。そして、今週は報告と講演、それに論文もかかえているので、エネルギー消費・CO2排出の観点から行けばあまりよくないことですが、夜も仕事しています。忙しい日々が続きますが、前向きに考えて、充実した日々を過ごせることを感謝しつつ、気を引き締めてがんばっていきたいと思います。
2010.03.07
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家庭の二酸化炭素排出量をみると、電気、ガス・灯油、ガソリンが、三大排出項目になっています。本日は、ガソリンの使用量についてみたいと思います。私は車を運転しないで、主に公共交通・自転車・徒歩で移動していますが、妻が子どもの送り迎えなども含め、車に乗らないと生活できません。わが家の車は、ハイブリッドカーのトヨタプリウス(二代目)です。ディーラーさんによると、鹿児島で2番目のプリウス(二代目)購入者のようです。現在、新型プリウスやプリウス・プラグインハイブリッドがリコールでたいへんなことになっていますが、それでも国内販売台数連続1位を続けているようです。受注がリコール問題以来急減しているそうですが。わが家が2代目プリウスを購入した当時、もちろんこれほどまでに売れてはいなかったけれど、評判はたいへんよかったですね。初代プリウスは、とにかくエコカーであるハイブリッドカーを世に出すためということで少々無理をしてつくられ、バッテリーの問題が指摘されていました。2代目プリウスはそれを克服し、燃費だけでなく、乗り心地やデザイン的にもいいということで評価されていました。で実際のところ、通常は20km/lの燃費でした。夏などエアコンがかかっていると燃費は悪くなりましたが。2005年7月から、ガソリンスタンドのレシートを集めていたので、2009年12月までの表を掲載します。1月~6月の上半期を緑、7月~12月の下半期を黄と、色を分けてみました。これを2005年下半期から2009年まで、1年ごとに集計してみました(2005年は下半期だけなので2倍しました)。以前公表した2007年上半期をもとにした年間の推計よりも、だいぶ多くなっています。確か2007年上半期のどこかの月を抽出して算出したはずなのですが、結果的に大きく数値が異なっており、皆さんに誤解を与えたということで、ここは謝らざるを得ません。さて、その上でこの推移から読み取れる傾向をみるということで、順位を出してみると単価は安い方から、1.2009年、2.2005年、3.2006年、4.2007年、5.2008年、の順位でした。使用量は多い順で、1.2009年、2.2007年、2.2006年、4.2005年、5.2008年、でした。中間の2005年~2007年の順位が少し合いませんが、ここ5年でガソリン単価が最も安かった2009年が最も使用量が多く、逆にガソリン単価が最も高かった2008年が最も使用量が少なかった、という結果が出ました。これは、ガソリン単価と車の走行距離は反比例する(安いほど長く、高いほど短い)傾向、そして環境税(炭素税)の有効性を実証しているのではないか、と考えました。実際のところは、2009年にガソリン使用量が多かった原因は、私の実家の静岡への帰省で大阪までフェリー、車で大阪から静岡まで往復したこと、妻の実家の福岡まで、妻の父を乗せて車で何回か往復したことですが、それを後押ししたのはガソリンと高速料金(ETCをつけた場合)が安くなったことです。もし、2008年のようにガソリンが高いままであれば、そうした選択はとりにくかったでしょう。もちろん、2008年のガソリン価格高騰は、ヘッジファンドによる投機などを原因とし、莫大な利益がヘッジファンドなど一部金融機関に流れ込むもので首肯できませんが、環境税(炭素税)によりガソリン消費量を減らすことができるなら、二酸化炭素排出削減ができるということになります。ということで、より詳細にみるために、今度は半年ごとに集計してみました。僅差のところもあるけれど、一応ガソリンの単価と使用量の順位を表にしてみると、(この記事の公開当初、単価と使用量の順位が逆になっていました。3月5日13時10分ごろ、ほかの誤植などと合わせて、訂正いたしました。)ということで、だいたいの傾向としては、「ガソリン単価が安いほど使用量は多い。逆に高いほど使用量は少ない。」という傾向が確認できるのではないかと思います。もちろん、他のさまざまな諸条件(2008年に勃発したサブプライムローン破綻を契機とするリーマン・ショック、世界不況など)があるわけですが、車からの二酸化炭素排出量を抑えるためには、やはり環境税導入すべし、という結論が導かれるのではないでしょうか。
2010.03.04
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2010年2月28日(日)、桜島で1日過ごしました。まずは、「第30回ランニング桜島」のハーフマラソンに出場。これで連続5回目のエントリーながら、一昨年は福岡ソフトバンクホークスの大ファンである長男(私は東京ヤクルトスワローズのファン)の要望を受け入れて、当日、宮崎であったジャイアンツ対ホークスのオープン戦をいっしょに観戦に行き、昨年は風邪を引いたため、2年連続不出場でした。4年前、体調不十分で後半バテまくったのですが、とにかくペースを落としつつも粘ってゴールまで走りぬき、1時間47分台。3年前はトレーニング十分で臨み、後半も苦しみながらペースをほとんど落とさず全力を出し切り、1時間33分7秒でゴール。30歳代の時の記録に迫り、やればできることを実感しました。3年ぶりの出場となった今年ですが、じつは1月10日の「いぶすき菜の花マラソン」でフルマラソンを走って(走ったといっても、後半歩いて4時間39分台)以来、一度もトレーニングしていなかったのです。走れる時間がまったくなかったわけでもなかったのですが、最後の方は、実験的にまったくトレーニングをせずに走ったらどうなるだろう、ということを試してみたかったということもあって、走りませんでした。しかも、前日27日(土)、ご夫妻ともにお世話になっている(鹿児島県立短大学長就任にともなう)種村先生の鹿児島大学での最終講義と退職記念懇親会のあと、2次会、3次会までつきあって、午前様になってしまい、家に帰り着いたのが2時過ぎ、就寝時間は3時ごろ、ということで、明らかに睡眠不足でした。朝、「本当に走るの? 大丈夫?」と心配する妻に、ペースを落として無理しないようにするからといって、朝7時半すぎ家を出ました。桜島フェリーが出ている鹿児島港北埠頭の桜島桟橋に8時ごろ着くと、このレースに参加するランナーであふれかえっていました。そのまま満員の桜島フェリーに乗り、しばらくすると光り輝く朝日を背にして、最近では珍しく噴煙を上げていない桜島の姿が、見る見るうちに大きくなってきます。15分ほどで桜島港に着くと、徒歩10分弱で桜島多目的広場にある桜島総合体育館に到着。体育館でゼッケン等を受け取り、シューズにタイムを記録するタグをつけ、Tシャツにはゼッケンをつけ、準備OKです。トイレも済ませ、ウォームアップをして、スタート地点に向かいます。スタートが近づいてきたところで、水分補給を忘れたことに気づきましたが、時すでに遅し。すぐに10時ちょうどにスタート。いつもより遅めのペースに心がけて走り始め、5kmすぎから設置されたエイドステーションがあるたびに、給水を十分にして何とか遅めのペースを保って16km地点のフェリー乗り場までたどり着きました。ここに家族が応援に来てくれているはず。11時前後になるといいながら、だいぶ遅れて11時20分ごろになってしまったなあと探しながら走っていると、妻が一人でこちらに気づかないで、一生懸命私を探している模様。しょうがないので、立ち止まって大声を出して呼んで、ようやく気づいた様子。出てきた言葉は「子どもたちがどこに行ったかわからないの。」「ああ、いつもと同じだ」と思いながら、何か走りつづける気力が失せてしまい、歩き始めたら、「何歩いてるの?」と聞き覚えのある声。自転車に乗った子どもたち二人が笑いながら、こちらを見ていました。「スタミナ切れだよ。無理しないことにしたんだよ。」と言い訳をしつつ、「お母さんは、この先のフェリー乗り場で待ってるよ」と連絡してあげました。しばらく歩いていると、回復してきたので再び走りはじめるけれども、それも長く続かずまた歩いてしまい、何回かそれを繰り返しているうち、あと2kmほどになってようやくこのまま最後まで走ろう、という気になり、走り続けてゴール。2時間05分28秒の自己最低記録。しかし、無理しなかったので、全力を出し切った4年前、3年前に比べると、あまり疲れていない気がしました。来年どんな状況になっているかわからないけれども、少しはトレーニングしてコンディションを整え、せめて2時間は切ろう、できれば1時間33分の自己記録に迫りたい、と決意を新たにしました。なお、後から知ったことですが、この「第30回ランニング桜島」の10kmには、リサ・ステッグマイヤーさんが走っていたようです。ゴールして昼食をとろうと、昼食券を持って広場に設けられたいくつかある出店のうち、ラーメンの前で並んでいると、妻が「子どもたちがまたいなくなっちゃった」と声をかけてきました。あの後すぐに合流し、レンタサイクルを借り、自転車で桜島を走ろうということになったのですが、どうもうちの子どもたちは、後ろを見ないでどんどん行ってしまうらしいのです。妻はとてもついていけずに、待ってといっても先に行ってしまうので、結局わからなくなってしまったようです。総合案内所で呼び出してもらおうと係員の方に事情を話して準備をしてもらい、これからアナウンスという直前に、妻から子どもたちが見つかったと連絡がありました。お互いにいいあいをしながら、子どもたちは昼食の弁当とパンを食べました。この「第30回ランニング桜島」にあわせて、以前このブログでも紹介した上野由岐子の人生を変えた人、旅の詩人の須永博士(すなが ひろし)さんが、来年桜島に新たに須永博士桜島美術館を開くということで、建設予定地であるフェリーターミナル近くの桜島レストハウスで展覧会を開いていました。その様子は2010年2月28日付 毎日新聞鹿児島版にも紹介されています。また、須永博士美術館スタッフブログには、そのことだけでなく、ランニング桜島の様子もくわしく掲載されています。どんぐりの先生たちと行って、ひとしきり話をしたのですが、須永さんはサービスで長男の俊介にメッセージを書いてくださいました。また、次男の浩樹には須永さんの描いた絵はがきをいただきました。本当にありがとうございました。その後、妻はどんぐりの先生たちといっしょに鹿児島に先に帰り、子どもたちと私の3人で「ふるさと温泉」に自転車で向かうことになりました。自転車で桜島一周を経験し、自信のある長男が行ってみたいということで、島の西部にある桜島港地区から南部の「ふるさと温泉」まで島をちょうど4分の一周することになり、少々遠いけれども、私も「ふるさと温泉」に入ってみたかったので、がんばることにしました。途中には、2004年8月21日(土)に長渕剛がオールナイトコンサートを開催したオールナイトコンサート記念モニュメント長渕剛「叫びの肖像」がある赤水展望広場や、ふだんは水が流れず、雨が降ると桜島の土石流が流れる野尻川などを通っていきました。しかし、行きは予想以上に起伏が激しくて、坂を登るのがきつく、次男が音(ね)を上げて帰りたいといい始めました。あと少しだからとなだめ、上り坂は無理せず自転車を押して歩いて登るということで、また走り始めました。そして、1時間近くかかってようやく午後4時すぎに「ふるさと観光ホテル」に到着。目的の「龍神露天風呂」に入りました。南に広がる錦江湾から、さらに遠く太平洋を望むことのできる海岸沿いに、龍神が棲むという樹齢ニ百有余年を超える巨木赤禿(アコウ)の樹のからまった根のもとに湧く「龍神露天風呂」。龍神様が祀られている湯に、白い浴衣を着て、男女混浴で入ります。子どもたちは、湯の中にもぐったりして、楽しんだ様子。私も錦江湾からその先の太平洋へと続く雄大な景色とあたたかな湯に、心地よい時間を過ごしました。その後、大浴場で体を洗って、風呂から上がったのが午後5時半ごろ。帰りは、スムーズに進むことができて、40分ほどで桜島港に到着。子どもたちは自分の自転車ですが、私はレンタサイクルだったので、手続きをしている間に、子どもたちの乗ったフェリーが出てしまい、私は次のフェリーに乗ることになりました。帰りのフェリーで、桜島をふりかえると、桜島の上を満月がのぼっていました。鹿児島港北埠頭では、妻が私たちを待っていて、ドルフィンポートで夕食をとりました。入った店は、「奄美島料理 新穂花(あらほばな)」。注文したのは、奄美の伝統料理鶏飯(けいはん)と油ソーメン。午後7時半からは、島唄ライブがはじまり、楽しいひとときを過ごして、家路に着きました。朝から桜島三昧(ざんまい)で過ごした1日、体力的にはきつかったですが、楽しく充実した1日を味わいました。
2010.03.01
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2009年1月31日~2010年2月27日の太陽光発電と電力消費+ごみ分別です。電力消費は少なめ、太陽光発電は若干改善してきているようです。春が近づいてきたというか、初夏のような日もありました。昨日28日(日)も「ランニング桜島」のレースがあり、ハーフマラソンを走りましたが、春の日いっぱいの暑いほどの1日でした。これについては、別記事で。静岡の実家から、いつもりんごやみかんを送ってくれることもあり、生ごみはけっこう出ていますが、もやせるごみは非常に少なかったようです。りんごやみかんの皮をすべて生ごみにしているわけではなく、どんぐり幼稚園・自然学校のヤギのメーちゃんのえさとして、もっていきます。もやせないごみがでました。焼酎のびんを割ってしまったので、それに加えて、焼酎などのびんの金属を含むふたなどが掘り車庫にありましたので、それを出しました(以前もやせないごみは出ないと宣言しましたが、全く出ないのではなくほとんどでないが正しいですね)。20日(土)が地域のあいご会のリサイクル回収日でしたので、新聞紙と焼酎・ビールびんなどを出しました。
2010.02.28
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タイトルの「太陽光発電と電力消費の集計結果」について述べる前に、このエコハウスをどうして建築するに至ったかについて、まずは述べたいと思います。わが家は、もともと借りていた家の土地を、家主さんから購入させていただいて、建てたものです。この家主さんが、すでに1990年代なかばに、鹿児島で2番目に3kWの太陽光発電パネルを設置された先進的な方でした。ご主人は、元鹿児島大学工学部の機械工学の先生で、奥様は同僚の現役のピアノの先生のお宅です。ご主人は鹿大退職後も、中国に客員教授で招かれ、単身で赴任し、数年間向こうで教鞭をとっていました。とにかくエネルギッシュな方で、鹿児島に帰ってからも(いまも中国と行ったり来たりしておられるようですが)環境問題を扱った著作を2冊出版されておられます。その本もこのブログで紹介しなければなりませんね。そのご夫婦が、事情があって同じ鹿児島市内に息子さんが設計したという家に移られたのですが、その際わが妻もピアノをしているということもあり、広いピアノ練習室のあるお宅を私たちに紹介してくださりました。このお宅に、私たちは2003年の春に入居し2006年2月あたりまで住んでいました。その家での太陽光売電量と電力使用量及びそれぞれの料金の推移(きちんとデータのそろっている2003年5月~2005年12月)が次の表です。太陽光発電パネルはきちんと動いていて、月188kWh発電してくれています。ただ、ご主人がせっかく学生たちと共同で手作業で設置してくれた大きなポリタンクを並べた雨水タンクが、桜島の降灰もあり、詰まってしまい、働くなくなっていました。そのうえ、2005年の後半には太陽光発電で発電した電力でお風呂なども給湯する湯沸し機もあったのですが、それも故障してしまいました。その他、ドアなどにもいくつか修理が必要なところがあり、それらのリフォームなどを行おうとすると、けっこうな金額になってしまうということがわかりました。家主さんたちは、いずれ3人のお子さんのうちの誰かが鹿児島に帰ってきて、その家に住むということも念頭に置かれていたので、私たちはやがてはこの家を出なければならないと考えていました。その際、すでにシンケンスタイルのモデルハウスを訪ねたり、完成見学会に参加させてもらって、新たに家を建てるなら、シンケンでOMソーラーの家を建てたいと思っていたところで、私たちは他に土地を見つけて自宅を建てようと土地探しをはじめました。できれば、土地の安い郊外で広い土地を取得して、と考えていましたが、交通の便なども含め、どこも一長一短で思案していたところ、すぐ近くに土地が見つかり、契約するところまでいきました。で、そのことを家主さんに報告に行くと、いやこの家はもう手放そうと思っているということだったので、急遽、近所に契約した土地にシンケンの家を建てるか、いま住んでいる家を壊して建てるかという選択を迫られ(別に家主さんに強制されてというのではなく、家主さんのご好意も踏まえて、自分たちが選ばなければならない状況になったということです)、土地が広く角地で周囲のお宅とあまり接近していない現在の土地を選ばせていただきました。こちらの都合で契約を破棄することになったので、近所の土地に対しては違約金を支払いました。その土地もすぐに別の買い手が見つかり、新築のお宅ができましたが。ということで、2006年の2月途中から、私たちはこれもすぐ近所の借家を見つけて仮住まいをし、シンケンさんが工務店となって、現在のエコハウスを建てました。そして、約8ヶ月を経て、太陽光発電パネル、OMソーラー、雨水タンク、コンポストボックスなどを備えたこのエコハウスが完成しました。その建築過程については、こちらをご覧下さい。エコハウスの建築過程さて、このエコハウスに2006年10月なかばに入居し、そこからの太陽光発電量と電力使用量及びそれぞれの料金の推移(2006年11月~2010年2月)が、次の表です。太陽光発電は、前の家は屋根にあったのですが、OMソーラーとの関係で庭と車庫の屋根に設置してあります。新しいパネルは、変換性能がよくなったので、以前のパネルより少し面積が少なく済んだと説明を受けました。その記事はこちら。なお、この記事にある太陽光発電量、電力消費量は、自家消費分を含んでおり、系統連系により九電と余剰電力分などを売買して融通しあう売電量・電気使用量よりも月に数十kWhずつ多くなっています。で、集計結果をみると、どちらも同じ京セラ製なのですが、前の家のものと比べて、現在の新しい太陽光パネルの発電量は明らかに落ちています。前の家についていたパネルは、家主さんが引き取って新しい家の屋根につけており、いまも元気に発電してくれているそうなので、ムダになったわけではありませんが、どうみても新しいパネルの方の元気がないわけです。以前どこか故障ではないかと調べてもらったのですが、そうではないということでした。その原因をさぐった記事を書いたこともありますが、結果として前の家より72kWh落ち込む形で、現在もその状態が続いているというわけです。電気使用量は、前の家と比較して27kWh少なくなっており、その分OMソーラーの効果はあったといえますが、発電の落ち込みが激しく、結果的に月々の売買電の格差は268-188=80kWhから241-115=127kWhに広がってしまいました。しかし、前の家のときには、太陽光発電の売電は、電気使用(購入)料金と比較して、月平均5.30円/kWhも安く買い叩かれていました。特に2005年4月~6月は、大きく売電量が電気使用量(購入量)を上回っていたのに、売電料金が不当と思われるほど低く抑えられて、料金では結局マイナスになっています。(実際にこんなに買い叩かれたのか、本当にこの数値で正しいのか心配になってきました。九電に問い合わせるなどして、調べてみたいと思います。)2006年以降、電気料金の方は、ずっと太陽光の売電料金が電気使用料金を上回り、2008年4月からは29円/kWh、2009年12月からは48円/kWhになりました。とにかく、以前九電相手にこちらが損した分を、現在取り戻して来た形で、料金的には改善しています。以前の太陽光発電パネルだったら、現在の料金制度だと相当なプラスになっているなあと思いつつ、しかし現在の状況でも、この48円/kWhで九電などが買い取るという固定価格買取制度(フィード・イン・タリフ)が続いていくとプラスになっていきそうです。ただし、これからずっと続くというのではなく、今後いろいろな条件があるようですが、そのことについては、また日を改めて書きます。ずいぶんと長文になってしまいましたが、これで今回の太陽光売電と電気使用の集計結果の記事を終わります。ガスや水道、ガソリンの集計結果と分析については、のちほどアップします。なお、前回の記事の結果で、一般廃棄物(もやせるごみ)の量は、2007年~2009年のいずれも120.3kgになっています。これはきちんと継続的にごみの量をはかりはじめたのが2009年2月からで、それ以前のデータが断片的にしか存在していないということで、いずれの年度も2009年2月~2010年1月のデータを採用したことによるものです。それでは。
2010.02.26
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