2013年10月19日
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                   び  わ  こ    じょう        さく          むろきゅうそう
         琵琶湖上の作       室 鳩巣

         び わ こ じょう    みず  そら   つら           ばんり  きょむ   もくげき   うち
      琵琶湖上   水  空に連なり   万里 虚無  目撃の中

      じょうは てん  ひた        たが       こうげ          ぐんざん   ち     わか     おのおの  せいとう
    畳波  天を涵して迭いに高下し  群山 地を分って各     西東

     こそん    えんじゅ   ずが      まよ          ひゃくしゃく    ちょうきょう   さいこう    と
   弧村の遠樹 図画に迷い   百尺 の 長橋     彩虹 を飛ばす

   
     ひと    おぼ ほうしゅう   いっきょう      しょう                し            こ         い   いくにん     おな
  独り覚ゆ芳洲 の逸興 を 生ずるを  知らず此の意 幾人か 同じき

琵琶湖
1、琵琶湖から見る山々 (比叡山)      2、琵琶湖から山々
(伊吹山)

   詩文説明
琵琶湖の表面には、水と空とが一つに連なっているかのようになっていて、万里の遠方まで目に入る物は何もない。波は幾重にも重なって大空を涵しているかのように、互いに上下している。周辺の山々は東西にひろがって聳えている。さらに見渡すと、弧村の遠方の樹々が、図画の中に入れようとしても及ばない位美しく、瀬田の大橋は彩りも鮮やかで、丁度虹が空にかかっているかのようだ。芳ばしい花の咲いている河原をみて私は大層興味を覚えたが、この私の心持と同じように、この風景を見ている者は、果たして何人いるだろう.

比良山 瀬田唐橋 琵琶湖
1、比良山(近江八景の1,比良の雪)    
2, 作者は瀬田の唐橋その物が虹のようだと言ってます (虹と芳ばしい花
  も作成し加工)。  
3、琵琶湖大橋をを渡った直ぐ琵琶湖を写したのですが琵琶湖はちょっぴり。

   作者  
室 鳩巣
万治元年~享保19年(1658~1734)
江戸中期の朱子学派の儒者、名は直清、字は師礼。通称新助、号は鳩巣・滄浪。備中英賀郡の人・父は浪人。1幼児より秀才。15歳で前田綱紀に仕え、命により京都に遊学、木下順庵に師事。1711年(正徳1)新井白石の推挙により幕府儒官となり、8代将軍徳川吉宗の侍講。朱子学の立場を守り、政治・経済論に優れていた。性極めて穏健にして誠実。著書「献可録」「兼山秘策」「駿台雑話」など。

琵琶湖の銅像 琵琶湖大橋 琵琶湖遠景
1、琵琶湖大橋を渡った直ぐにショッピングセンターの道の駅がありますが道
  の駅の裏手から撮影 (湖畔に立つ女性の銅像)
2、1に同じく道の駅裏から写した琵琶湖大橋。 3、比叡山からの帰りに琵琶
   湖を見下ろす。








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最終更新日  2013年10月20日 01時20分41秒
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