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2010.01.24
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 海外で爆発的に売れた「コールオブ デューティ モダン・ウォーフェア 2」のそのすさまじい出来に眩暈がしたのですが、正直、ここまでのグラフィックのものを「後追いで何とかしよう」というのは無意味、かつリスクが大きすぎる気がします。

 この作品でいろいろすごいところはありますが、特に「こりゃたまらねえよ・・・」と圧巻に感じたのがキャラクターの動き、敵AIのモーションの部分。あまりに自然すぎて「凄みを感じない」という・・・これって開発の人間からすると恐ろしいことなんです。

 ゲームは昔から視覚的刺激を演出としてよりすごいものにする事が、ソフトを売る重要な要素でしたが、それが「リアル」という方向に突っ走っている場合、突き詰めれば突き詰めるほど「見慣れた光景」になり、そこに違和感を感じないほど凄みがどんどん減っていくと思っています。

 例えばリアル系のカーレースゲーム。画面がまるで実車と変わらない!というインパクトは恐らくゲーム開始30分で「当たり前」となり、感動も高揚もなくなります。しかし、その画面の水準をエンディングまで維持し続けるのは膨大な労力とお金が掛かる。しかし、与える刺激は限りなく弱いものになっていく・・・

 この辺、「リズム天国」のような割り切ったチープなグラフィックで統一してもユーザーは「こういうゲーム」と割り切ると慣れてしまう。ゲームのグラフィックはびっくり箱と一緒です。

 もちろん業界最高峰のグラフィックを売りにしているゲームであれば、それが売りになります。が、その域に届かない、その他大多数のソフトメーカーが同様なものを目指せば破綻は目に見えている・・・

 「ゲームはグラフィックのリアルさだけじゃない」という言葉がありますが、それは別の意味も含まれていると私は考えています。グラフィックはゲームの売り上げを露骨に左右する、だからこそ、リアルを目指して同じようなゲームが出来ては意味がない。

 開発としても苦労して「すげえ!」というものを作るのは嬉しいですが、さんざん苦労した結果が「自然になった」では、何ともいえない徒労感に襲われたり・・・その自然さはソフトの「売り」にならない事も多いし。





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最終更新日  2010.01.25 00:59:07
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