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2008年11月16日
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テーマ: 海外生活(7776)
カテゴリ: 思う
まず、グーグルで検索「スウェーデン 移民 問題」
スウェーデン訪問記

10年以上前のインタビューではあるが、現在でも問題が解決されているとはとてもいいがたい。スウェーデンの政策担当者の意見なのでまた重みもあるであろう。

抜粋すると

////////////

1996年5月 スウェーデンの第2の都市ヨーテボリに行き、当時の政権党であった社民党のヨーテボリ地域の支部を訪ね、政策担当者である Julio Abreuさんに話を伺った。インタビューは、移民外国人政策を中心に伺ったものであるが、スウェーデン社会の特色についても話は及んだ。
 ちなみにスウェーデンは2006年6月に12年ぶりに政権交代があり、社会民主党から、穏健党を中心とする中道右派の連合に政権が移った。このインタビューでも感じられるように当時から社会の閉塞感は漂っていた。
 ただし、問題を抱えるにせよ、いまだスウェーデンの試みは日本がすすむべき方向の参考として決して色褪せているわけではない。

石川  スウェーデンは移民を積極的に受け入れ、参政権をはじめ外国人政策が充実している国と聞きます。その評価と問題点を教えてほしい。



石川 そのことに対して、一般のスウェーデン人から反発は起こっていないのか?

Abreu 移民の子どものために「母国語教育」や「民族教育」を行なうことは法律にも明記されており、実際に実施されている。しかし教育に費やす国のお金だけが出て行き、国として期待していた成果を生むに至っていない。そして、これに対し反対の意見、つまりもっとスウェーデン社会に溶け込むための教育に力を入れるべきだという意見が強くなっている。
これまでは移民に対しても寛容な気持ちであったのが、一般市民の生活も苦しくなってきたので、移民に対するネガティブな感情も起こっている。移民受け入れも制限していかなければならないだろう。イスラム圏やアフリカからの移民とはうまくやっていくのが難しい。もっともイタリア移民についても、最初のころは「スパゲッティばかり食べてて…」といった無理解もあったが、時間とともに共に慣れていくものなのかも知れないが。

石川 制度はできていても現実にうまくいっていないとはどういうことか?

Abreu 根本的な問題はスウェーデン社会のメカニズム(機構)にある。この社会は平等であり、階級がない。そこに移民として入って来た人たちは、どんなに高い教育を持っていても、大金持ちになるとか、大きな成功を収めるためのアメリカのようなサクセス・ストーリーの手段がない。私はブラジルに住んでいたが、ブラジルの日本人移民はバイタリティー・上昇志向が強く、彼らが新しい仕事を創り、雇用を生み、それがブラジル社会にも歓迎されている。

石川 税金の高いことが企業の国際競争力を妨げたり、勤労意欲を削いでいるのでは?

Abreu それはある。これ以上税金を高くしていくことはできない。そんな政策を続けていったらツケを払うのは国民だ。国全体の経済力を上げていく方向に、進路を変えていかなければならない。



石川 社会福祉を進める際に、アメリカは行政の制度よりもボランティアイズムを重視している。一方、スウェーデンでは行政による制度が中心でボランティア活動はそれほど盛んでないように思えるが?
Abreu  その質問はスウェーデンの社会システムの特徴を言い当てている。
社会制度を発達させていくことが、社会のなかの個人と個人の関係を薄くしている。
 行政による社会福祉制度と、個人による助け合いのバランスが重要なのだが、残念ながらスウェーデンはそのバランスが取れていない。税金を使って制度を整えることのほうを重視してきた。昔の伝統的なスウェーデン社会に戻るべきだと私は思っている。オランダなどでは託児所で働く人の中にはかなりボランティアがいると聞く。この国もこれまでのやり方ではやっていけない。



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Abreuさんは外国から来た市議さんに、かなり正直にスウェーデンの問題点をあげているように思います。
正直、かなり寛容なスウェーデンですら、政策担当者の声(それも12年前)がこれです。
「移民に対するネガティブな感情も起こっている。移民受け入れも制限していかなければならないだろう。」

続く








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最終更新日  2008年11月16日 23時04分55秒
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