全17件 (17件中 1-17件目)
1
即席ラーメンの元祖・チキンラーメンは、このブログを始めてからも何回食べたか分かりません。でも、普通にお湯を掛けて食べるだけなら、わざわざここに取り上げなくてもいいと思い、例えば「チキンラーメンリゾット・卵入り」とか「チキンラーメンチャーハン」とか、通常ではない食べ方のものばかり紹介してきました。今回はチキンラーメンをラーメンとして食べるのですが、普段はここまでしない、というほど具を加えて作ったので、紹介する次第です。「チキンラーメンには卵が合う」と言われますが、個人的に最も合うのはキャベツだと思っています。ですからキャベツはぜひ使います。青みのねぎとともに刻んで用意しておきます。昨今、塩分が気になるわたしは、チキンラーメンをそのまま食べると味が濃すぎると感じるようになってしまいました。そこで鍋にチキンラーメンを入れて麺の半分までお湯を掛け、しばらくしたら麺を裏返したあと、頃合いを見て、色(味)の付いたお湯を全部捨ててしまいます!これで摂取する塩分がだいぶ減りました。あとは、お湯または水400ccを計って加え、麺を煮始めます。沸騰したらキャベツとねぎを加え、3分間煮ます。最後に溶き卵を加え、固まれば火を止めて、できあがり。チャーシューとかにかまぼこをトッピングして、いただきます。熱々ですが、栄養満点。塩分が少ないので、キャベツから出た甘いエキスも全部飲めます。具のないチキンラーメンも美味しいですが、これだけ手を加えれば、ひと味もふた味も違います。
2022年05月29日
コメント(4)
とうがんは夏に実が生る野菜ですが、冬まで保存できるというので「冬瓜」と呼ばれるそうです。このところ、とうがんも安くないですが、春先までの寒いシーズンには大きなとうがんをよく買っていました。そのとき撮った写真のメニューですが、ご容赦ください。今回は炒め煮にしたとうがんに、豚肉としめじのうまみを吸わせていただこうという一品です。豚肉とかぶらの炒め物のような、豚肉炒めの一種ですが、主役はとうがんという理解でいいと思います。豚の切り落とし肉は細く切ります。しめじは捌きます。とうがんは皮をごく薄くそぎ落とし、今回は薄めに切りました。豚肉を油で炒め、しめじを加えて炒め合わせたら、とうがんも加えます。しばらく炒めていると、とうがんが透き通ってきますので、少量の水と、酒、しょうゆ、粉末中華だしの素、あればクローブかナツメグの粉末を加えます。ふたをしてしばらく煮込み、仕上げに水溶き片栗粉でとろみをつけて、できあがり。やさしい味わいの中華炒めです。
2022年05月27日
コメント(2)
今回の「五目ラーメン」も、具に関してはあり合わせの極みですね。さすがに豚肉は買ってきましたが、あとは冷蔵庫にある食材を使いました。五目ラーメンとは、かやくがいっぱい入ったラーメンのことですから、スープの味も規定されていなければ、どの具を入れなければいけない、といった制約もありません。まあ、基本的にはしょうゆ味で作るのでしょう。しょうゆラーメン用のスープの素を1袋だけ買います。これは50gを水250ccで薄めて使うものです。中華鍋で細く刻んだ豚もも切り落としを油で炒めます。そこに、にんじん、舞茸、ターサイ、もやし、ちくわを加えて炒め合わせます。火が通れば、ラーメンスープの素と水を加えますが、これではとうてい4人分には足りません。全部でスープを900ccにするために、あと600cc分加えます。これはしょうゆの20倍稀釈が基本となりますから、しょうゆ30、みりん30、水540ccに、粉末中華だしの素適量、となります。必要ならここでこしょうも加えてください。そうしてたっぷりのスープで具材を煮たら、あとは中華麺を茹でて各自の鉢に取り、煮込んだ具とともにスープを掛けるだけです。ラーメン屋は、鉢に濃いたれを注ぎ、スープで薄め、そこへ湯がいた麺を加えて軽く混ぜたら、最後に具をトッピングする、というのが基本の作り方です。でも今回の五目ラーメンでは、スープと具が一体なので、最後に麺に掛けるという作り方になります。できれば、食べる直前にごま油を少量掛け回せば、風味も良くなるでしょう。
2022年05月24日
コメント(2)
わたしはこのブログを、基本的には「子たち世代への申し送り」というつもりで書いています。何か困ったときに参照してくれたらいいかな、という思いでいます。ところが、ときには家族以外の人が、わたしが作るメニューを気に入ってくださり、そのおうちの定番メニューになったと聞くこともあります。その一つが「厚揚げの豚肉巻き」です。知り合いに聞きましたが、「安くて美味しい」と言ってもらえました。ブログを書いていて良かったなあと思います。わたしが作るのは、その日に豚もも切り落とし肉が安ければそれを買い、厚揚げに巻き付けてフライパンで焼く一品です。知り合いは「これは豚バラじゃないとあかん!」と言います。まあ、そういうこだわりもあっていいでしょう。厚揚げは薄切り肉が巻き付けやすいように切ります。焼けたあとで掛けるたれは、しょうゆとみりんが1:1です。肉の巻き終わりを下にして焼き始め、各面を焼いたらたれを回し掛け、全体に絡めて少し煮詰めてから火を止めます。
2022年05月23日
コメント(4)
4月に信州松本に行った長女が、大型連休にもう一度松本を訪ねてきました。前回はお土産につなぎを使わない十割そばを買ってきましたが、茹でるのに気を使ったよと言ったせいか、今回は何割とも表示のない信州そばを買ってきました。まあ「そば」とあるから標準の二八なのかもしれませんね。今回も4食入りだったので、家族全員が揃う日の昼食にそばを茹でました。中華鍋にお湯を大量に沸かし、4人分を一気に茹でて、冷水と氷で締めて皿に盛りました。十割そばほど気を使わなくていい半生そばだったので、ふつうに茹でてもほとんど麺が切れませんでした。添付の濃縮つゆは、今回は規定より1.5倍ほど薄く水で割り、刻みねぎを散らしました。そばには刻みのりを掛けたので、今回もいわゆる「ざるそば」ですね。おかずにだし巻き、しめじと小松菜の煮浸し、ちりめんじゃこ入りのきゅうりもみを添えて、そこそこの昼食になりました。そば湯も飲みましたが、これも美味しかったです。信州そばを堪能しました。
2022年05月21日
コメント(2)
4月に静岡に行ったときは、友人がリストアップした店を順に巡り、飲み歩いていたわけですが、その中の1軒に洋食屋がありました。ハンバーグでワインでも飲もうという狙いです。店を訪れ、メニューに煮込みハンバーグがあったので、わたしはそれを注文しました。友人は「生まれてこのかた、煮込みハンバーグは食べたことがない」と言います。わたしが薦めると注文しましたが、「これはうまい!」と気に入っていました。おかげで赤ワインも進みました。そして先日、ボリューム満点の静岡おでんを家で作った日の「肉の一品」に、小ぶりなハンバーグを作りました。ビーフシチュー用のルーが2山残っていたこともあり、ハンバーグも少量だし、煮込みハンバーグにしようかと考えました。フライパンでハンバーグの両面を焼き、水240ccを加えてひと煮立ちさせたら火を弱めて、ルーを溶かします。ふたをして、弱火でしばらく煮込めば、できあがり。シチュー表面の余分な油を除き、4人に分けていただきました。
2022年05月19日
コメント(2)
大型連休前の4月に友人を訪ねて静岡に行ったときは、「ぼうろ」のようなお菓子「8の字」をお土産に買いましたが、やはり「静岡おでん」も外せないだろうと思い、8種類の具がささやかに入った袋を買って帰りました。茹でかまぼこに分類される「黒はんぺん」などが具に含まれますが、具を串に刺して煮たりしなかったので、正式な静岡おでんの定義には当てはまりません。煮汁も黒くなかったので、単に「黒はんぺん入りのおでん」という感じの物でした。写真では、黒はんぺんも写っている右手前の一角が「静岡おでん」です。それ以外はわたしが買い足しました。ゆで卵は袋に1個入っていたので、3個足して4人分にする…などして数を合わせています。あまり静岡おでんっぽくありませんが、各自が「だし粉」を振って食べたので、いちおう静岡おでんでしょうか。今回のだし粉は、さば節の粉とあおさを合わせたものでした。また、つゆを飲まないという静岡おでんの定義に反し、美味しいつゆも味わいました。
2022年05月17日
コメント(2)
15日は沖縄がアメリカ世(ゆー)からヤマト世(ゆー)に移行してちょうど50年の節目、沖縄復帰記念日でした。当時、記念切手が発売されたことを覚えています。ということで、何か沖縄にちなんだメニューを作ろうと思い、比較的簡単で安上がりな「ふーいりちー」にしました。麩の炒り付け、という意味だと思います。溶き卵を吸わせた車麩を野菜と炒め合わせた料理ですが、車麩が手に入らなかったので、乾物売り場に売っていたすき焼き麩で代用しました。麩は水でじゅうぶんに戻して、一度絞ります。それを溶き卵に浸してしばらく置き、卵液を吸わせます。野菜などを炒めてから最後に麩を加えて一緒に炒める方法もありますが、今回は熱して油をなじませたフライパンで卵に浸した麩を先に焼いて、取り出しておきました。そして豚肉、にんじん、キャベツ、えのきだけを炒めて、麩をフライパンに戻します。うすくちしょうゆと、泡盛の代わりの芋焼酎で味付けし、かつおの削り節と昆布茶でうまみを加えました。沖縄料理は、味は薄味で、だし分でうまみを感じるというのが基本です。ですから、塩分が濃くなりすぎないようにします。できたふーいりちーは取り分けていただきましたが、野菜が多かったので、甘い仕上がりでした。すき焼き麩と車麩では食感が違うので、そこは物足りませんでしたが、家族揃って夕食時にテレビの7時のニュースを聞きながら食べるふーいりちーには、感慨深いものがありました。番組のニュースはすぐ、ウクライナ情勢にかわりましたが。
2022年05月15日
コメント(2)
連休中にいろいろ昼食・夕食を作るなかで、しばらく作っていなかった巻きずしを夕食に作ろうと思った日がありました。卵焼き、かにかまぼこ、きゅうりだけのシンプルな巻きずしでも良かったんですが、焼き穴子のパックがまあまあ手に入る値段だったので、穴子入りの巻きずしにしました。2匹入りの焼き穴子の、いい部分だけを細くすしに使うと、首に近い部分やしっぽに近い部分が残ります。これを使い、巻きずしとは別の日に作ったのが「穴玉丼」です。焼き穴子はどうせ刻んで使うので、えらの近くの骨さえ除いてあれば、どんな身でもかまいません。3人分ですが、家内や娘は昼は少食なので、2人前プラスアルファぐらいの見当で作ります。刻み穴子と刻みねぎ、しょうゆ20、みりん20、水160ccをフライパンで煮立てます。穴子からだしは出るはずですが、粉末かつおだしの素も少し加えました。煮立ったら、卵2個を溶いたものを、静かに細く、フライパン全体に行きわたらせるように流して、ふたをします。わたしが使っているのはガラス製のふたですが、卵が半分ぐらい固まったら火を切り、あとは余熱でふんわりと仕上げます。丼にごはんをそよい、穴子の卵とじを乗せて、煮汁も少し掛けます。食卓で刻みのりをトッピングして、いただきました。わたしとしては巻きずし用に買った穴子でしたが、それを別のメニューにも使えて、得をした気分になりました。このときは昼食の定番の「汁のある麺類」ではなかったので、冷蔵庫の野菜でみそ汁も作って添えました。
2022年05月14日
コメント(2)
大型連休といえば初夏ですが、今年は肌寒い日もありました。全部休んで10連休という人もいたと思いますが、わたしは5月2日だけ出勤したので、3+6連休でした。そのうち、昼に用事で外出した日が1日だけあったため、計8回の昼食を、麺類を中心に作りました。さすがにバリエーションが尽きそうなところ、肌寒い日があったことを幸いに、この本来は冬のメニューであるはずの「かき玉あんかけうどん」を出し、家族みんなで違和感なくいただきました。4人前なので、うすくちしょうゆ、みりん各45ccに、多めの粉末かつおだしの素と乾燥わかめを加え、水810ccを加えて900ccにします。ひと煮立ちさせたら水溶き片栗粉で濃いめにとろみを付け、菜箸でぐるぐる混ぜて水流を作りながら、溶き卵2個分を徐々に流し入れます。沸騰がやんだら再度沸騰するのを待ち、また水流を作って卵液を流す、というのを繰り返します。最後に刻みねぎを加えてさっと混ぜれば、あんかけのかき玉うどんつゆのできあがり。今回は濃いめのとろみで、卵を加えてからあまりかき混ぜなかったので、卵が大ぶりに固まりました。多少、見栄え良くできたかなと思います。うどん玉を湯がき、各自の鉢に取ったら、あんかけのつゆを掛けて、できあがり。トッピングしてあるのはたまねぎ天(たまねぎ入りの揚げかまぼこ)ですが、必須ではないし、薄切りにした普通のかまぼこで全くかまいません。体が温まりますが、つゆを全部飲み干さないともったいないと思える点が、難点でしょうか。
2022年05月13日
コメント(2)
一般のあじ(マアジ)に比べて、しまあじ(縞鰺または島鰺)は、大型の魚です。ぶり、ひらまさ、かんぱちがアジ科ブリ属なのに対して、しまあじはアジ科シマアジ属と少し違うのですが、ブリ属に匹敵するぐらいの食べごたえがあります。魚売り場に「しまあじのあら」が出ており、189円だったので2パック買いました。都合、半分に割った頭とかまが4枚分、それに胴骨の周りのあらがたくさん入っていましたが、食べきれないと思い、頭以外は煮付けました。そして4枚のかまの付いた頭は、グリルで塩焼きにしました。裏返して血などを丁寧に洗い、焼く直前に塩を振ります。あとは強火で12分焼くと、こんがりと焼けて美味しい焼き魚になりました。ほかの部位がグリルに入らなかったから焼かずに煮付けた、ということもありますが、1回の食事としては、この頭とかまだけで充分でした。そしてもちろん、実山椒とともに煮付けたあらは温め直し、翌日の夕食の「魚の一品」になりました。食べごたえがありました。
2022年05月11日
コメント(0)
わたしが社会人になる頃までは、かつおの造りはおろか、たたきでさえ滅多に口にすることはありませんでした。かつおは傷みやすいと言われていて「太平洋岸のどこか漁港の近くの町で食べるもの」という感覚がありました。その昔山口素堂が詠んだ「目には青葉山郭公はつ鰹」という句は季語だらけで反則のように思いますが、初がつおは青葉の季節が旬なのでしょう。今は保存や流通が良くなり、年中かつおが手に入りますし、同時にあらも安く手に入ります。かつおのたたきのあら(切れ端)を買ってきて、トマトやきゅうり、新たまねぎと合わせた「かつおのたたきのイタリアンサラダ」を以前作りましたが、今回はシンプルに、繊維に沿ってごく薄切りにした新たまねぎだけをかつおに添えました。かつおのたたきのあらは、白い筋を切るように一口大にしておき、新たまねぎを乗せたらぽん酢しょうゆを少し掛けます。あえてこれぐらいシンプルなほうが、新たまねぎの甘みを感じられていいのではないかと思います。
2022年05月09日
コメント(2)
大型連休が終わりました。わたしは3連休+6連休で、心斎橋へ出かけたのと実家の母を訪ねたのと(いずれも大阪市内ですが)を除き、ずっと家でおリョオリ三昧の日々でした。きたるべき「サンデー毎日」への備えは充分かと思います。その前にあと数年、勤め人としての日常がありますが…。4月に家内と2人きりの昼食に炸醤麺(ジャージャンめん)を作りましたが、連休中にも子たちの分も含めて作りました。そのときに買った貝割れ菜が余っていました。55円の貝割れ菜のパックが半額ということで買いましたので、日持ちはしません。貝割れ菜を使った炸醤麺は特に書きませんが、その日の夕食用に作ったサラダを紹介します。その日に買ったレタス、この外葉は家内が捨ててしまうかもしれないので、その前にわたしが使います。青々しいのを数枚はがし、水洗いして傷んだ所を包丁で取り、粗く細長く刻みます。昼の使い残しの貝割れ菜はさっと水で洗い、種の皮を取り去ります。かにかまぼこは細長く刻みます。これに加えるのが、刻んだ薄揚げをフライパンで空煎りしたものです。油も引かず、弱火で気長に、カリカリになるまで薄揚げを煎ります。食べる直前にレタス、貝割れ菜、かにかまぼこを合わせてナッツ入りのドレッシングであえ、全体が混ざったら薄揚げを加えてさくっと混ぜ、各自の皿に取り分けます。ドレッシングはごまドレでも構いませんが、その香ばしさに加えて、野菜にカリカリ薄揚げを取り合わせることで、食感にも変化が付き、面白いと思います。
2022年05月08日
コメント(2)
いさき(いさぎ)は美味しい白身魚です。朝一番に魚売り場に行くと、3枚おろしのいさきのパックが半額(398円→199円)で出ていたので、迷わず買いました。前日の売れ残りかもしれません。ほかのおかずとの兼ね合いで、片身をそれぞれ半分に切って、しょうゆ1:酒1:みりん1:水5の、しょうゆの8倍稀釈で煮付けにしました。実山椒を少し乗せ、丸く切って真ん中に小さな穴を開けたクッキングペーパーを落としぶたにして、沸騰させて5分煮ました。加熱すると弾力のある皮が縮んで身が反るので、皮に数本、包丁で切れ目を入れてから煮ました。できあがりに、庭から採ってきた木ノ芽を魚の上に飾り、風味を移しました。わが家の山椒は、今のマンションで植えた初代は枯れましたが、その実から生えた2代目が2本伸びています。そのうち、広い所に植えた方は今年は葉も大きくなり、写真のはそれぞれ1つの葉を半分にして使いました。まだ青々としていますが、そろそろアゲハに譲る季節かなと思います。
2022年05月07日
コメント(2)
わたしは魚のあらはよく買いますが、子(真子や白子)は新鮮でないとなまぐさいだろうと思い、めったに買いません。それでも先日、ちょうど季節なのか20cmを優に超えるさわらの真子1腹(2本)が198円で出ていました。さすがに「これは買い」だと思い、買って帰って煮付けにしました。パックから出すと、卵巣の膜に傷もない、きれいな真子です。さっと水洗いし、3cm程度の長さに筒切りにします。たっぷりの湯を沸かし、これを順次入れていきます。すると、筒状の膜が縮んで卵が両方向に盛り上がり、いわゆる「花が咲いた」状態になります。切ったものを全部投入したら、子が踊らないような火加減にし、3分ほど茹でました。1つは棒状になりましたが、あとは全部丸っこい一口大のものになりました。火加減はそのままで、玉杓子で湯をすくって捨て、160cc程度を残します。そこにしょうゆとみりん各20cc(しょうゆの一部は実山椒を漬けた風味の付いたしょうゆにしました)を加えて、煮付けました。煮汁は煮魚のときのしょうゆの6~8倍稀釈ほど濃くはなく、でも野菜の煮浸しよりは濃い10倍稀釈程度にしたつもりです。しばらく煮たら火を止め、煮汁ごと冷まして、できあがり。冷蔵庫に保存して、数日にわたって食べました。値段の割に食べでがありました。瀬戸内海ではこれから鯛の魚島(うおじま)の季節を迎えます。魚は産卵すると一挙に味が落ちると言われます。今回のさわらもそうですが、新鮮な魚も子も、今がいちばんの旬なのかもしれません。
2022年05月06日
コメント(2)
4月に長女が信州・松本に行って、買ってきたお土産に「十割そば」がありました。通常、麺の形になったそばは、つなぎの役目をする小麦粉を一定の割合で加えます。小麦粉2:そば粉8の「二八そば」が一般的ですが、十割そばは「つなぎ」がない分、純粋に「そば」の味を楽しめるという代わりに、「麺」として食べる場合には「切れやすい」という難点を克服する必要があります。今回は半生麺の十割そばでしたので、茹でる時点で細心の注意を要しました。「切れやすいので大量の湯を用意し、必ず1人前ずつ茹でろ」というのです。そこで、カレー鍋やずんどう鍋ではなく中華鍋に湯を沸かし、1人前のそばを90秒茹でたら金物のざるで静かにすくって冷水に取り、水を替えて締める、というのを、4人分なので4回しました。あまり揉むのもよくないので、冷やしたものを1人ずつ食べてもらいました。添付のつゆを薄めたもの(それでも味が濃かったですが)に、刻みねぎとかにかまぼこ、青のり天を添えています。そばの上に最後に切りのりを飾って、いわゆる「ざるそば」にしました。そばは、美味しかったです。でも、ふだんわたしが作るそばと比べると、つゆが辛かったようで、その点が子たちには不評でした。家内は「昔食べたお店のそばのような味」と言っていましたから、子たちには濃かったでしょう。十割そばなので、茹で汁はしっかりとしたそば湯です。わたしもそのまま(つゆで割らずに)飲みましたが、そんなに塩分も濃くなく、しっかり味が出ていました。
2022年05月02日
コメント(2)
先週訪れた静岡では、友人と飲み歩いたり、日本平でサッカー・清水エスパルスの試合を見たりしました。静岡はお茶どころで有名なだけでなく、みかん、わさび、いちごなど、名産の多い県です。そんななかで、地味なお土産を買って帰りました。静岡名物「8の字」というお菓子で、例えて言うなら、そば粉を使っていない「そばぼうろ」というか、九州の「ぼうろ」を硬く焼き固めたもの、といった感じです。数字の「8」のようなだるま形に焼いてあります。昭和初期から食べられ始めた、小麦粉を使った素朴な焼き菓子で、昭和30年代になって原材料に卵が加わったそうです。独特な形以外に特徴があるわけでもありません。まあ、こういう昔ながらの味が、静岡銘菓と名乗れる所以でしょう。もっとも、静岡駅の売店では、抹茶味、いちご味など、さらに静岡名物を重ねてアピールした「8の字」も売られています。今回は“プレーン”を買いましたが、1袋全部何かのフレーバーなのは飽きないかなあ…とも思います。
2022年05月01日
コメント(2)
全17件 (17件中 1-17件目)
1