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正式には『藤澤山(とうたくさん)無量光院 清浄光寺(しょうじょうこうじ)』と呼ばれる
寺院である。
時宗の法主が遊行上人と言われたことから、遊行上人のおいでになる寺ということで
『遊行寺』と呼ばれるようになったのだ。また我が藤沢はこの遊行寺の門前町として
生まれ、『藤澤山』の山号が町の名となり、東海道の宿場町として発展したのである。
遊行寺惣門(そうもん)、勇壮な冠木(かぶき)門。本堂につづくなだらかな石段は
四十八段あり、「いろは坂」と呼ばれている。この惣門には「初詣」の大きな看板が
かかっていた。
境内は、既に箱根駅伝観戦を終えた人々が初詣の為に押し寄せ長蛇の列が
出来ていた。
そして境内には一遍上人(遊行上人)の銅像が建っていた。
広い境内には毎年この時期、多くの骨董品業者が出店してる。このため正月の初詣も
大変な賑わいになるのである。
ある店で懐かしき我が大学の先輩のポスターを発見。デビュー後初めての海外ロケを
行った映画のポスターとのことであった。
境内には多くの出店も。良い香りが漂ってきたが、食べるものを制限されている我が身。
じっと我慢しデジカメに食べさせたのであった。
帰り道の境内で『お札くばり(御賦算)』が行われていた。
その昔遊行上人が巡り歩かれるところ、必ず御賦算を全国各地で行っていたと。
賦は「くばる」、算は「念仏札」の意。
今日も念仏のお札は法主?が、集まった人々に一枚づつ手ずから配られていた。
我々も最後列に並び、なんとかこのお札を頂けたのであった。
一遍上人は、生涯に25万1千余人に配られたと。お念仏を称えれば、阿弥陀仏の本願
の舟に乗じて極楽浄土に往生できるとの安心のお札とのこと。
「南無阿弥陀仏決定往生六十万人」と刷り込まれているが、「決定往生六十万人」とは、
六十万人の人々にお札を配ることを願われ、また次の六十万人の人たちに、
ついには総ての人々(一切衆生)に配ることを、念願されたのである。
ありがたいお札なのである。この札にすがり、そして自らも健康管理に心がけ
還暦の年の『本厄』を乗り越えたいと思っているのである。
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