JINさんの陽蜂農遠日記

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2010.10.23
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カテゴリ: 海外旅行
★カトマンズ・ ダルバール広場(Durbar Square)
「ダルバール」とは「宮廷」という意味。名前のとおり、マッラ王朝時代には
カトマンズ王国の中心地となっていたのだ。王たちが美しさを競い合って建てた
広場のため、建物の装飾の美しさには目を見張るものが。ダルバール広場に
立ち並ぶ20数棟にも及ぶ寺院にはいろいろな時代のものがあるとのこと。
この広場には生き神の住むクマリの館やハヌマン・ドカと呼ばれる旧王宮を
始めとする見どころが数多くあったのだ。
左よりナラヤン寺院、はヴィシュヌ神を、シヴァ寺院はシヴァ神を祀る寺院。
一番右には緻密な彫刻が施された、木彫りの窓枠が見事であった
シヴァ・パールヴァティー寺院。
PA230820_R.JPG
ガッディバイタクの右手に続く 白い壁、茶色の屋根の建物がマヘンドラ博物館、
その右の4重の塔のように見えるのがナウタレダルバール
(ナウ=9 タレ=階 ダルバール=宮廷)。 
バサンタプールダルバールとも言うと。 
PA230837_R.JPG
広場の中央にはシヴァ神とその妻パールヴァティーが窓から顔を覗かせる寺院が。
これは「シヴァが見てる」ということを意味するので、ここの下で様々な儀式を行う
とのこと。
神様の人間的な面が垣間見られ、親近感も湧いてきたのでした。

RIMG189_R.jpg
★クマリの館
1757年にカトマンズ最後のマッラ王朝の王であるジャイ・プラカース・マッラに
よって建てられた館で、生き神と信じられているクマリが住んでいるのだ。
2頭のライオン像が入り口を守っていた。
クマリはタレジュー神(ドゥルガ)の化身であると信じられ、ネワール・サキャ族の
由緒正しい家の出身の少女の中から選ばれるとのこと。
さらに、昔はネパール王国の王様もひれ伏すこの少女は、過酷な条件をクリアした
少女しかなれないと。選ばれるクマリの条件は、
・怪我の跡や体に欠けたとこがない
・血の汚れないのない少女(つまり初潮前)
・美しく利発
その他にも・・・青または黒い目、牛のようまつ毛、神のような脚線、手がやわらかく
繊細等。
他の地域にもクマリは何人かいるとのことだが、このカトマンズのクマリが最も
重要なクマリであるとされていると。
RIMG198_R.jpg
★カーラ・バイラヴ(Kala Bairav)
ヒンドゥーの恐怖の神・破壊神シヴァの化身
地球の歩き方によると、「世界を創造したのは俺だとシヴァとブラフマーが口論し、
激高したシヴァ神はバイラヴに変身してブラフマーの頭をひとつ切り落として
しまった」と。

ほど色鮮やか。この像の前には、怒りを鎮めるために毎日いけにえ(鶏や豚など)を
捧げていると。
PA230834_R.JPG
帰り道、ネパールのお茶の産地として有名な、イラム地方の紅茶を
買いこんだのであった。
 
 
カトマンズの中心部から西に3kmほど離れた丘の上にたっているスワヤンブナートを
最後に訪ねた。400段弱の急な石階段を上ったところが寺院の中心になっていた。
我々は楽な回り道で頂上まで歩く。この場所にも、物乞いの老若男女や若い母親が
乳飲み子を抱きながら我々に近づいてきて、『この子はお腹が空いている。
ミルクを欲しがっている、お金を恵んで欲しいと』。これがネパールの真に
現実の姿の一面であったのだ。
寺院中央には 仏塔 
がそびえていた。
PA230852_R.JPG
大きさではボダナートの仏塔よりもはるかに小さいが、ここもネパール仏教に
とっては最も重要な仏塔。
仏塔には仏陀の『知恵の目』が四面にここでも描かれていた。
PA230844_R.JPG
この旅行の至るところのヒンズー教徒の民家にも仏教の民家にも見られるのだが、
いずれにせよ神の目を表し、この世界が神が見つめるひとつの空間にあることを
示していたのだ。
 また、この仏塔の周囲にも、チベット仏教の特徴を示すマニ車が並んでいた。
そしてストゥーパを飾る5色の旗、タルチョーが強い風になびいていたのであった。
この5色の光の中から5人の仏が現れたといわれており、またストゥーパの頂上は
仏の世界を現し、旗が天界へ通じる通路の役割を果たしているのだ。
民家に知恵の目やこのタルチョーが飾られているのは、神の空間を再現しようと
しているわけだ。ネパール人の信仰の深さに驚く毎日であった。
PA230853_R.JPG

スワヤンブナートの立つ丘からはカトマンズの街並みが拡がっていた。
この後に、日本への帰路のスタートとなる、カトマンズ・トリブバン国際空港も
遠くに小さく見えた。
PA230848_R.JPG
周囲山に囲まれたカトマンズの街を見下ろしながら、この旅行の懐かしき思い出に
耽りつつある私がいたのであった。


                              ・・・​ もどる ​・・・

                  ・・・​ つづく ​・・・





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Last updated  2021.02.02 16:03:50
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