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先日、我が趣味の西洋ミツバチの内検を行いました。
順調に群勢を強めて来ていました。
ところが内検中に巨大なオオスズメバチが近くの巣箱の入り口近くでホバーリング
しているのを発見。
慌てて虫取り網を持ち出し、緊張しながら捕獲し長靴で踏みつけ殺しました。
動かないのを再確認し、ゴム手袋で羽をつかみブロックの上に乗せ撮影。
オオスズメバチは、体調も4~5センチほどありスズメバチ類の中では世界最大。
オオスズメバチ(ミツバチ以外のハチ)は、女王蜂のみが越冬して、その他の働き蜂らは
冬に死んでしまうのです。
春になると女王蜂は、自ら小さな巣を作り数十匹の働き蜂を育てます。
それが6月頃に成虫になって現れます。そして、その働き蜂たちが巣を大きく作っていくのです。
女王蜂は、卵を産むことに専念します。オオスズメバチの食糧は、昆虫や動物などの肉と
ハチミツ(糖類)等です。西洋ミツバチも大好物なのです。
越冬した女王蜂は、場所によっても違いますが5月上旬頃から巣作りを開始するようです。
そして産卵を続け、6月中旬~7月になると働き蜂が生まれて来るようです。
この初期の働き蜂は女王蜂1頭で営巣・餌集め・育児を行うため十分な栄養を摂りきれず、
かなり小さいため、まるで親子ぐらい大きさが違うとのこと。
このまま巣は拡大を続け、8月末から10月にオオスズメバチはピークを迎え我が
西洋ミツバチの巣を襲ってくるのです。
よって今回捕まえ殺したのは、成虫になった働き蜂ではなく、女王蜂の可能性が
大なのです。その後オオスズメバチの飛来を確認していませんので
女王蜂で間違いないのでは。
女王蜂を失った集団では、働き蜂による産卵も行わますが、生まれるハチは全て雄で、
巣は遠からず廃絶するのです。
今年の晩夏から秋にオオスズメバチが来ないことを願っていますが、毎年多くの
黄色スズメバチが来ますのでこちらの方は覚悟しなければなりません。