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この日は藤沢市高倉、長後の散策に出かける。
まず最初に高倉277番地の小高い丘の上にある『小栗稲荷大明神』に到着。
入口には各種庚申塔が並んでいた。
道祖神(どうそじん、どうそしん)は、路傍の神で、
集落の境や村の中心、村内と村外の境界や道の辻、三叉路などに主に
石碑や石像の形態で祀られる神で、村の守り神、子孫繁栄、近世では旅や
交通安全の神として信仰されているのだ。
自然石に彫られた美しい双体像。長い眉、引き目、鼻筋が通り、唇をかたく締め、
ふっくらとした頬をしている。建建造時期は不明だが比較的新しいのか
風化が少なく、とてもよい状態。
右の男性は玉を持ち、女性は合掌しているように見えた。
階段右にあった『猿田彦太神』。
道の神で、道祖神や塞神、庚申として祀られることも多いと。
次に小栗稲荷大明神の横の坂を右手に進んでいくと、樫の大木の先、
十字路の右手前の子育地蔵尊に着く。
祠に入った子育地蔵尊。
延享3年(1746)の銘がある地蔵尊で、地域で大事にされているのだと。
毎月24日がお地蔵様の日になっていると。
地蔵尊の左右には色鮮やかな千羽鶴が何本も奉納されていた。
赤い帽子、赤いよだれかけ。
そして地蔵尊は濃いピンクのTシャツを着ていた。
Tシャツには「BRIGHTEN UP. You make me smile & happy!!」
更に境川方面に坂を下り右手に曲がると東勝寺の前に。
東勝寺は秋雄和尚によって南北朝時代(1300年代)に創建された阿弥陀仏を
御本尊とする臨済宗円覚寺派の禅寺。
北条高時一族が鎌倉の東勝寺で滅亡(1333年)したのを悼み、密かにこの寺は
建立されたと伝えられる。その為に山号を再び燈を点じる點燈山(点燈山)と。
正面から。
左手から香炉、数珠、合掌、経巻、宝珠、錫杖をそれぞれ持つ。
山門。
本堂。
天遊和尚(慶長14年1609年没)により寺は一新されたが江戸時代後期に
現在の山門(貞享3年1686年 鎌倉大工渋谷七郎兵衛 造)を残して
焼失。その後延享3年(1746年)に再建されたのが旧本堂であったが老朽甚だしく
平成5年(1993年)に再建が発願。
平成9年(1997年)には仏祖の御加護の下に檀徒一同の悲願が結実し
本堂客殿新築と山門修復完了と。
本堂屋根には北条家の家紋と同じ、ミツウロコの寺紋が。
三つの三角形は、龍の鱗。
禅寺らしく火灯窓と鐘が。
窓枠の頭部が火炎を思わせる曲線なので「火灯窓」と。
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