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新春・打掛展を鑑賞した後は、2階に上がると、床の間のある部屋が。
床の間に下がっていた漢詩の掛け軸。
張継 作 楓橋夜泊(ふうきょうやはく)。
『月落ち烏啼いて霜天に満つ 江楓(こうふう)漁火愁眠に対す
姑蘇城外の寒山寺 夜半の鐘声客船(かくせん)に到る』
【月が西に傾き夜もふけたころに、夜烏(よがらす)が鳴き、霜の降りる気配が
天に満ち満ちて、冷え込んできた。
川岸の楓(かえで)の木々の間には漁火(いさりび)が点々として、
旅愁のためにうつらうつらとして眠れない私の目に映る。
故蘇城の外にある寒山寺からは、夜半を知らせる鐘の音が、この客船にまで
聞こえてくる 】の意。
高校時代に「漢文」で学習した懐かしき漢詩なのであった。
更に奥の間。
2階は最近改築した模様。
1階に降りると、多くの展示品が。
いろいろな祈祷札、鑑札等が並んでいた。
太い通し柱。
太さは1尺1寸5部角(34.5cm角)。
私の後ろの上り框の横には大黒柱が。
こちらの太さは1尺6寸角(49cm角)とのこと。
いずれも欅や松の良材であると。
面白い戯画をケースに入れて展示中。
歌川芳藤の作品であろうか?
歌川芳藤は1828-1887 幕末-明治時代の浮世絵師。
文政11年生まれ。有名な歌川国芳の門人とのこと。
横浜絵、武者絵などのほか、おもちゃ絵をかき、「おもちゃ芳藤」とよばれた浮世絵師。
歌川国芳の猫好きは弟子たちにも受けつがれたようで、とくにこの歌川芳藤の作品は
師匠に勝るとも劣らない楽しいもの。
新板 猫 鼠? 仇討の図。
忠臣蔵を真似た一場面か?
にゃんとも楽しい猫づくし!
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