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昨日は我が家の近くにある日本大学・湘南キャンパスまでお花見に行って来ました。
今日は1日中雨との天気予報でしたので、ここの桜は今年のラストチャンスと思い
自転車で出かけたのです。小田急線の踏切を渡ると湘南キャンパスの校内。
ここの桜は一昨年の強風で古木が倒れたこともあり、安全を考慮し?上部の枝は
かなり大胆に伐採されていました。
右手は日本大学生産資源科学部のグラウンドと本館。
左手に日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校正門の桜も満開。
そして大学校内の桜並木。
残念ながら曇り空であったが真に満開のソメイヨシノ。
ソメイヨシノは葉に先立って花を咲かせるのです。花径2、3センチの中輪で、一重咲き。
花びらの形は楕円形で花の色は淡い紅色を帯びていますが、咲き進むと白くなるのです。
一総につく花の数は3、4輪。
淡いピンクが可憐な美しさ。
先日のテレビ「サイエンスZERO」で、
『私たちが目にする桜の大半は「ソメイヨシノ」という品種。
このソメイヨシノ、日本中にありますが実はほとんどクローン個体。
クローンとは、まったく同じ遺伝子を持つ生物のことですが、実際DNA解析によって
ソメイヨシノが同じDNAを持つことが確認されている。明治時代以降ソメイヨシノは
そのすぐれた形質を残すために、接ぎ木によって全国に植えられた。
接ぎ木とは同じ遺伝子を持つ個体を複製すること、つまりクローンを作ること。
ソメイヨシノはクローン繁殖という形でどんどん増えて来た。』と。
更に
『毎年、桜前線が発表されるがソメイヨシノはクローン植物なるがゆえに、
遺伝子が同じなので、気温等の気象条件さえ一致すれば、遠隔地同士であっても
「同時に一斉に」開花する性質がある。この開花点地をつないだ線が、「桜前線」であると。
また、言い換えれば、世界でも類を見ない、全国津々浦々に配した生物気象観測レーダーと
言えるのだと。しかし、最近、異常に開花が早い年が。地球温暖化の影響か?と危惧。
あと数十年もすれば入学式には、満開の桜を見ることもできないのでは。』とも。
グランドの緑の人工芝を背景に。
そして椿の真っ赤な花も私も忘れないでと。
この桜並木はグランドの100m(8レーン)トラック沿い。
校舎の間には枝垂れ桜も。
そして博物館前のオオシマザクラの巨木も満開。
こちらは真っ白の花。
このオオシマザクラは、ソメイヨシノなどの多くの園芸品種を生み出した桜。
また、私の好きな桜餅は、このサクラの若葉を塩漬けにした物を使用。
高層の本館を背景にミツバツツジも。
校内の至る場所に桜の木々が。
日本大学は桜色がスクールカラーそして日本大学校友会の名は桜門会(おうもんかい)。
キャンパスには新入生への部活動への勧誘ポスターが。
多くの部員が新入生を勧誘中であった。
日本大学山岳部の横幕も鮮やかな桜色。
こちらは開花を始めたばかりの巨木の枝垂れ桜。
枝がやわらかく枝垂れる桜。
しだれ桜(枝垂桜/糸桜)の花言葉は『優美』そして『ごまかし』と。
「優美」という花言葉は、見た目の華やかな印象にちなんで付けられたと。
そして「ごまかし」は、垂れ下がった枝の姿が何かを隠しているように見えることに
由来すると。
そしてキャンパス内の「しげまるの森」を散策。
ここは森のはたらきを学べる樹木の見本園になっていた。
「しげまる」くんは日本大学生産資源科学部のマスコットキャラクターと。
「せいぶつ しげ んかがくぶ」の資源と顔がまん まる から。
2013年の学園祭の投票で決定したのだと。
ここを訪れる人は少なく、静かな花の空間をほぼ独り占め。
椿の多くの種類が開花中で、これをのんびりと楽しんだのであった。
ピンクの八重椿は筋の入った花びらが美しかった。
赤筋入りの白色椿 白の花弁に赤い筋が幾筋か入る。
中心の白が輝いていた。卜伴(ボクハン)と言う名の藪椿か?
濃いピンクの斑点入り。
白の絞り模様。
我がミツバチ?と再会したのでズームで撮影。
この時に限り僅かな日差しが。
落ちた花も最後の美しさを。
南蛮紅?は九州各地の民家で広く栽培されている、朱紅色、獅子咲き、大輪の花。
花も葉も大きく、珍しい花形と色合いが異国情緒をもつことからこの名が付けられたと。
可憐な純白。
白侘助(しろわびすけ)は
赤の絞り模様と大きな雄しべ。
赤幅が広い白覆輪の椿。
ソメイヨシノにも似た色合い。
見事な花びらの配置、そして深紅のバラの花の如し。
ピンクの絨毯。
薮椿(やぶつばき)か。
そして再び桜並木に戻る。
樹齢50年以上であろうか。
先ほどのテレビ放送では
『病気に弱い性質も持つソメイヨシノ。折れた枝や枝の切り口から幹を腐らせる菌が
侵入しやすく、樹齢50年を超えると幹の内部が腐ることから、「60年で寿命を迎えてしまう」と
いう説も囁かれている。また、種で増えることができない園芸種のため、自然に新しい木が
増えることもない。第二次世界大戦からの復興や東京オリンピックに合わせて
植えられたものが多いことを考えると、心配な時期である。』 とも。
再び日本大学藤沢高等学校・藤沢中学校正門の桜を再びズームで。
そして帰路へ。
我が家の近くの家の花桃も白とピンクのBEST MIX。
春と言えば桜、桜と言えば花見。桜を愛する心は日本人の伝統文化のひとつ。
花見は奈良時代の貴族が始めたイベントという説が有力で、最初は桜ではなく中国から
伝来してきた梅だったと。
それが平安時代には桜に変わっていたということから、桜を鑑賞する文化がいかに長く
受け継がれて来ているかが良く分かるのです。
その桜を見ることで春を感じ、気持ちが癒され、日本に住む良さを改めて実感したのでした。
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