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今年も鵠沼・蓮池の蓮の花を見に先日行って来ました。
7月の誕生花、幸福の花とも呼ばれる蓮の花、そして私の誕生日は今月。
自宅から車で約20分で第一蓮池に到着。
鵠沼の地名の由来は、鵠(くぐい)とは白鳥の古名で、かつてこの辺りには沼が多くあり、
鵠が多く飛来していたと言われているのです。
鵠の文字の左は「告」では無く「牛+口」であることを今知ったのです。
第1蓮池の蓮は、舞妃蓮(マイヒレン)という種類。
舞妃蓮は、昭和41年に御坊市の阪本祐二氏が、アメリカの黄花ハス「王子蓮」と
日本の「大賀蓮」を交配して作り出した、御坊市生まれの蓮とのこと。
昭和43年の春には、蓮根が現在の天皇皇后両陛下に献上され、その年の夏に
東宮御所で開花しました。
そして昭和44年、花の開閉があたかも女性の舞い姿のようであることから、
阪本祐二氏によって『舞妃蓮』と名付けられました。
蕾の先端がほんのり紅く、開花して1日目はピンク、2日目3日目は黄色に変化します
7/9(日)9時から第二はす池で観蓮会を行うとのポスター。
第1蓮池の舞妃蓮は開花から1ヶ月が経ち、一日あたりの開花数はかなり減ってきている模様。
例年より1ヶ月近くも早く終盤となって来ていると傍にいたオジサンから。
淡いピンク色の蕾。
こちらも奥ゆかしく。
開花を始めた瞬間。
そして第2蓮池からの帰路には僅かに陽光も射して。
中央にはミツバチが訪花中。
第2蓮池の誠蓮(まことはす)は開花から25日目とのことで、
この日の朝は池全体で500輪?ほどが開き非常に美しい光景。
福岡県の佐藤誠氏が食用蓮「備中」から作った品種で、「福岡八重蓮」とも
呼ばれていると。
既に花片が落下中の花も。
蓮の花托。
花の中心部にできる花托(かたく)が特徴的で、その形状が蜂の巣に似ていることから、
「はち巣」となり「はす」と呼ばれるようになったという説があるのです。
花托は、花弁が散ると生長しながら果托に変化。
同時に、受粉しためしべも成熟して褐色化し、硬い果皮を持つハスの実になります。
蓮の花の命は4日間。 「蓮華(レンゲ)」 と呼ばれています。
蓮の花の最適な観賞時間は、朝7:00~9:00頃まで。
午後には美しい花を見ることは出来ないのです。
蓮の花が咲く時にはポンッという音がして、その音を聴くと幸せになれるという
説がありますがポンッという音を聞いたことはありません。
この花にもミツバチが2匹。
蓮の葉の 荷鼻(へそ)。
中央部から放射状に葉脈がはしっているのが特徴。
花托を上部から。美しい不思議な世界。
この花托の上部は光っていました。
光っているのは蜜で、ミツバチを誘っているのでしょうか。
花粉球を持ってホバーリング中のミツバチ。
こちらにも。
2匹で羽をブンブンと振るわせて。
ミツバチの姿に拘って。
先日のBSテレビでは、ハスを国花としているベトナムでは、雄しべで茶葉に
香り付けしたものを花茶の一種である蓮茶として飲用する習慣があると。
行きたい国:ベトナム!!
水面に映った自分の姿を覗き込むように。
30枚程の花片があるのでしょうか。
2輪仲良く、姉妹の如し。
こちらは1輪ひっそりと。
植物の中でも、蓮は最も古いものの1つなのです。
およそ1億4000万年前に、既に地球上に存在していたと言われています。
蓮の花は清らかさや聖性の象徴として称えられる事が多く、古くから
ヒンドゥー教・仏教・密教などといった宗教の中で、象徴的な存在。
また、中国語の発音が「lian」・「リィェン」と「連」と同じ意味から、
『幸福や幸運が連続的に続く事を意味するシンボル』 とも考えられているようです。
仏教では泥水の中から生じ清浄な美しい花を咲かせる蓮の姿が仏の智慧や
慈悲の象徴とされています。また、良い行いをした者は死後に極楽浄土に往生し、
同じ蓮の花の上に身を託し生まれ変わるという思想があり、「一蓮托生」という言葉の
語源になっています。
なお、中華料理やラーメン店などで使用される陶製スプーンの
散蓮華(ちりれんげ。単に「れんげ」とも)は、蓮の花(蓮華)から散った
一枚の花びらに見立てられているのだと。
蓮の花はちょっと変わった性質をもっていて、 真水に近いような綺麗な水だと
小さな花にしかならず 、泥水が濃ければ濃いほど、大輪の花を咲かせるのだと。
この泥水の中から立ち上がってくるハスの花を、私達の人生でたとえると、
泥水は 苦境や困難 。花の中の実が 悟り だと仏教では考えられていて、悲しいことや
辛いことがなければ、人間は悟ることができないと言い伝えられているのです。
遅ればせながら「かくありたい」と思ったのですが時遅し。
蓮の花を早朝から楽しみ、清々しい気持ちになり帰路に向かったのです。
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