JINさんの陽蜂農遠日記

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2019.04.08
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『旧東海道を歩く』ブログ 目次

新年の1月4日に箱根関所~三島大社を歩きましたが、引き続き1月16日(水)に
旅友のSさんと三島駅から原宿に向かって歩きました。
この日の三島~原への旧東海道ルートマップ。



JR東海道線に乗って8:01に三島駅に到着し南口を出る。



駅前広場の水飲み機能を一体化した『水琴窟』。



水琴窟は窟内に水滴を落としたとき発生する反響音を楽しむもの。
少し金属的な音で、琴の音に似ていることから水琴窟と呼ばれています。
三島市内にはこのように水を用いた仕掛けが点在しているとのこと。



そして散策開始。
駅前から旧東海道に向かって歩く。
左手の分離帯の中には『愛染院(あいぜんいん)跡の溶岩塚』が。



この溶岩塚は今から一万年ほど前、富士火山の爆発により噴出した溶岩が、
約40㎞流下し凝固したものであると。溶岩は表面が冷却し凝固しても、
内部から突きやぶり小丘となる場合があり、本溶岩塚もその活動がうかがえる貴重な例であると。



そしてその近くにあったのが、『交通安全祈願の母子像』。
「交通の災禍を絶とう愛の手で」。



道路右側には『三島市 市民文化会館 ゆうゆうホール』が。
そして赤い板状のモニュメントは「『 からくり時計 ​』⬅リンク。
毎時0分になるとホイッスル調のオープニングメロディーが流れ、それと共に
ミラーボールの様な丸い扉が回転し、3体の人形が出て来るのだと。



そして『寿楽園』入口。
ここ以降しばらくは、​ 前回に訪ねブログにアップ ​⬅リンク していますが、旅友が未だで
あるとのことでしばし案内しました。



『浅間神社』入口。



『源兵衛川(げんぺいがわ)』入口。
静岡県都市景観賞 優秀賞の石碑。



富士山の伏流水が湧く楽寿園内小浜池を水源とする清流。



「オランダカイウ」であろうか、この日も白きカラーの花に似ていた。



シロサギであろうか、2羽が仲良く。



『旧中央水道水源』。
旧中央水道の水源は富士山からの湧水を、この界隈の飲み水として使用してきたが、
平成15年度に三島市の水道への切り替えに伴い廃止されたもので、普段は自噴して
いたが、水位が下がった時はポンプアップしていたと。



『鎌倉古道』。
「鎌倉古道は、伊豆国分寺前から赤橋・祓所神社まで通じる道で、平安時代から戦国時代
頃まで伊豆の主要道として用いられた。その沿道には、多くの寺院などが立ち並び、
江戸時代初めに近世東海道が整備されるまで、大変な賑わいを見せていました。」と。



『伊豆国庁址碑』。
iPhoneで『国庁址(こくちょうあと)』を探すが、民家のオバチャンに聞いてもわからない中、
ブロック塀と一体化された碑を見つける。掘立柱建築跡や布目瓦を出土したことから、
軽部慈恩氏が国庁跡と推定し、碑を建立したとのこと。



そして『廣澄山 圓明寺(えんみょうじ)』へ。



円明寺『表門』(伝旧樋口本陣表門)。



円明寺 『本堂』。



そしてこれからは新たな散策道。
赤い欄干の橋が眼前に。



三嶋大社の西側にある『祓所神社』から西へのびる道(桜小路)を横切る御殿川にかかっている
橋がこの『赤橋』です。この橋の欄干が赤く塗られていることから赤橋と呼ばれており、
江戸時代には駿豆五色橋の1つに数えられていたと。 



三島市ではレンタサイクルも行われている模様。



『問屋小路(とんやこうじ)』。
三島宿でみんなに親しまれ、その名が知れていた八つの小路や七つの石、七つの木。
江戸時代、箱根の関所を通るのに、これらをスラスラ言うことができれば
三島人の証明となり通行手形を持たなくても通行することができたと。
問屋小路は三島田町駅を起点として北へ向かい、UFJ銀行を通過し、市役所中央町別館横を
通り過ぎて赤橋の通りまでをいうと。
江戸時代には現在の市役所別館の所に問屋場があったと。



三島中央郵便局のところにあったのが『 問屋場跡の碑 』。



三島の宿は、慶長6年(1601)徳川幕府の交通政策として宿駅に定められ、東海道有数の
大宿として認められたが、この宿場の施設として同年この場所に問屋場(現・市役所中
央町別館)が設置されたと。



そして旧東海道に出る。



せせらぎルート 『全体案内図』と『静岡県景観賞の記念碑』。



『御殿川』。
御殿川は白滝公園付近の水門で桜川から分流するが、この水門は水量が多く、
川の落差を利用して激しく流れ落ちることから「どんどん(どんど)」と呼ばれていると。



三島駅方面に曲がる交差点を直進する。



『世古本陣址』。
三島の宿には世古本陣と、道を挟んで樋口本陣があった。
本陣の建物は書院造りで、門構え、玄関、上段の間、控え の間などの部屋や湯殿、
庭がある広大なものだった。郷土館には宿泊した大名 の関札があり、樋口家にある
『樋口本陣文書』と『織部灯籠』は、市の文化財 に指定されている。
なお、三嶋大社には茶室『不二亭』も移築されていると。



道路の反対側にも『樋口本陣』の石碑が。
江戸時代格式の高い樋口本陣は、現在の山田園のあたりにあり、その門は今は
先ほど訪ねた芝本町の円明寺山門になっていると。



『東海道三島宿・樋口本陣跡』案内板。

「本陣について
本陣とは江戸時代五街道などの宿場 に設けられ、大名、公家、幕府役人などが宿泊した施設で、
大名宿とも言った。
三島の宿にはここに樋口本陣、道をはさんで北側に世古本陣があった。
本陣の建物は書院造で、門構え、玄関、上段の間、控の間などの部屋や湯殿、
庭がある広大なもの。
三島市郷土資料館には樋口本陣文書(市指定文化財)と宿泊した大名の関札があると。
なお三嶋大社には樋口本陣の茶室「不二亭」も移築されているのだと。


三島は古くから伊豆の中心地として栄え、三嶋明神の門前町として大変な賑わいを見せていました。
慶長 6 年( 1601 )徳川家康 は宿駅制度を作り、最終的には東海道に 53 の宿駅を設け、
三島宿 は江戸日本橋から数えて 11 番目の宿駅でした。また、三代将軍家光が参勤交代を
制定した事により各大名の東海道往来が多くなり、箱根に関所が設けられると三島宿は
「天下の険」箱根越えの拠点としてさらに賑うようになりました。
また、東西を結ぶ東海道と南北を結ぶ下田街道・甲州道との交差する位置にあった三島宿は、
さまざまな地域の文化や産業の交流地点ともなっていました。伝馬、久保、小中島、大中島の
4 町辺りが宿の中心地で、実際の運営もこの 4 町が核となり行われていました。
三島宿は初代安藤広重 の浮世絵代表作「東海道五十三次」では、三嶋明神鳥居前を出立した
ばかりの旅人が描かれています。また文政 9 年( 1826 )に訪れたオランダ人医師シーボルトが
三島・箱根の自然観察記録を、安政 4 年( 1857 )には三島宿に泊まったアメリカ人ハリスが、
宿泊先(世古本陣)の日本庭園の素晴らしさを日記に書いています」と。



『中央水道跡公園』『四ノ宮川』
四ノ宮川は、広瀬橋下で源兵衛川から分流する小さな川だが、近年は湧水の枯渇や街中での
占用が多く忘れ去られた存在であった。周辺の開発に伴い、街中の貴重なせせらぎとして
修景整備をした。廃止された近くの簡易水道「中央水道」の水源井戸の清流を利用し、
四ノ宮川の水源地のように表現してある。
周辺には中央水道のノスタルジックな建物も残っていると。





『曹洞宗 向富山 常林寺』。



『山門』。



『法堂』。
天正元年(1573)開創の曹洞宗の寺で、開山は麒庵東麟大和尚(きあんとうりんだいおしょう)。
本山は永平寺、總持寺。法堂(はっとう)には本尊として聖観世音菩薩(
しょうかんぜおんぼさつ)が祀られている。
現法堂は、昭和5年(1930)の北伊豆地震の直後に再建立され、三門・庫裡とともに
木造の伝統的な建築物。







境内の『慈母観音』。



『西国観音礼場巡拝記念供養塔』。



多くの石仏が並んでいた。
一体一体異なる『観音像』。



『庫裡』。



質素な石仏も。



そして三島大通りに架かる『原兵衛橋』。



源兵衛川にかかる源兵衛橋は『源兵衛白旗橋』とも呼ばれて江戸時代に駿豆五色橋の1つに
数えられていた橋で、三島市には他に青木橋・赤橋があり、
沼津市には黒瀬橋・黄瀬川橋があるのだと。





                  ・・・​ つづく





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Last updated  2020.04.28 14:34:42
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