JINさんの陽蜂農遠日記

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2019.05.01
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『旧東海道を歩く』ブログ 目次

旧東海道はこの先で県道407号線に合流した。



合流地点右側・一里山交差点の角に東海道夢街道碑『有度』が。
府中宿境まで一里二十六町、江尻宿境まで二十四町。
一里山交差点を渡ると住所は草薙一里山になります。
江戸時代は一里山新田といった地区。ここからは旧草薙村になります。
草薙村は草薙村、小田村や一里山新田などが合併した村で1869(明治2)年に誕生した。
その後、有度郡有度村、安部郡有度村となり清水市に合併されたのだと。



巨大な信楽焼?のたぬきが、一里塚跡の横に。
『狸八相縁起 』
災難から身を守る笠や信用を意味する通い帳など八つの意味があり、
これを、「八相縁起」と言うと。
また、たぬきは「他を抜く」とも言われ、商売繁盛の縁起物として知られています。
さらに、「たぬき」は、他を抜くと読んで、他人より抜きん出ると解釈しての
縁起物であるのだと。

笠…思はざる悪事災難避けるため用心、常に身を守る笠。 
目…何事も前後左右に気を配り正しい判断をする。 
顔…世間は広く互いに愛想よく暮し真を以って努め励む事。 
徳利…恵まれた飲食だけで満足し人徳を身につけよ。 
通…世渡りは、先づは信用が第一だ、活動常に跳躍前身する事。 
腹…物事は、常に落ちつきながら決断 力の大胆をもて。 
金袋…金銭の宝は自由自在になる運用をしろ。 
尾…何事も終り大きくしっかりと身を立てる事こを真の幸福なり。
身丈 10尺(3.3メートル) 
重量 500キログラム



そして『東海道 草薙 一里塚』碑が清水銀行草薙支店の敷地内に。



日本橋から43里目の一里塚。



「一里塚の由来
一里塚は徳川幕府より慶長九年(一六○四年)大久保長安を一里塚奉行に命じ一里
(三九二○米)を三十六町と定め東海道・中山道に一里塚を築いた  東海道は江戸
(今の東京)日本橋を起点に京都までの一二○里(約四七○キロ米)の道の両側に
松並木を植え一里毎に塚を築き此処に榎を植え目印とした。
草薙一里塚は江戸より四十三里(一七○キロ米)の処で四十三番目の塚です。
道を挟んで南塚が在り一対となって居た。塚は五間(九米)四方高さ一間(一.八米)と

人の道しるべ・休息所等と成って居た。榎の木蔭で旅の疲れを癒した旅人達が
「府中(駿府、今の静岡市)二里半あと一息だ頑張ろう」と道中合羽に三度笠、
振り分け荷物を肩に、旅立つ姿が偲ばれます。 因みに一里山の起原は此の地に一里塚が
築かれており一里山と呼ばれる様になった。」



更に旧東海道を進むと左手前方に大きな石鳥居が見えて来た。



『草薙神社』の石鳥居。この石鳥居は1975(昭和50)年に南幹線の整備に合わせて
建て替えられたもの。
石鳥居の左の柱の下には「従是草薙大明神参道」と刻まれた道標があることを
カメラのズームで確認。



石鳥居の反対側の柱の横には『式内 懸社 草薙神社』と刻まれた石碑も。



『東海自然歩道』、『JR草薙駅』の木柱。




高層マンション『グラソード草薙』と駅の北側には『静岡銀行 本部タワービル』が。



草薙駅前交差点を左折し、南幹線(静岡草薙清水線・県道407号線)より
1本入った道を右に進んだ。



住宅街の左手角、東方寺入口にあったのが大きな『達磨大師像』。



『葦葉達磨大師像について』

達磨「あなたは私に一体何を求めているのですか。」
慧可「私の心の不安を取り除いてください。」
達磨「分かりました。ではその不安な心を持ってきなさい。
     そうしたら心を安らかにしてあげます。」
慧可「どうにかして心を持ってこようとしましたができません!」
達磨「これであなたの心を安らかにすることができました。」



『東光寺山門』をズームで。



東名高速道路の下を通過。



振り返る。



消火栓のマンホール蓋。
静岡市の市鳥・カワセミ消防士が、消火ホース、AED、救助ネットを持って急いでいる
姿が描かれたユニークなデザイン。



信号を越えると右手の民家の大谷石塀の中に護られた『秋葉山 常夜燈』が。



さらに県道407号線の1本南の住宅街の旧東海道を進む。



突き当りを右折し県道407号線を渡り、静岡清水線の手前を左折し更に進む。
『県総合運動場駅』が右手に。
静岡県草薙総合運動場は、静岡県を代表するスポーツ施設及び公園。
野球場や陸上競技場をはじめ県内トップレベルの運動施設があり、県中部のスポーツの拠点。
敷地内には、野球場(硬式、軟式)、陸上競技場、体育館、屋内運動場、庭球場、水泳場、
球技場があるのだ。
硬式野球場の沢村栄治像とベーブ・ルース像を見たかったが時間不足・・・・。



女性像『はばたき』が左手奥に。



JR東海道線に突き当たると『旧東海道記念碑』があった。



「旧東海道記念碑 由来
東海道は昔このあたりを通り、西は古庄へ東は国吉田へと通じておりました。
これは古来より主要街道の一つであり、府中(静岡)生まれの十返舎一九が書いた
東海道中膝栗毛の中で、弥次郎兵衛喜多八が滑稽な旅をしたことでも知られております。
国道一号線(静清国道)が整備されたことから交通量も減り、旧東海道と呼ばれるように
なりましたが、昭和三十七年、国鉄操車場の建設により、栗原の西側が分断され、
更に静清土地区画整理事業による新しいまちづくりが行われたことから、栗原地内の
旧東海道もその姿を消すことになりました。 その昔を偲び、なおかつ旧東海道と共に
発展してきました「栗原」の歴史を正しく後世に伝えたいとの願いを込めて、
この記念碑を建設することにいたしました。 尚、この記念碑のみかげ石は静岡市追手町に
ありました静岡御用邸に使われていた由緒あるもので、昭和初年の御用邸改修の折、
栗原町内会が払下げを受けたものであります。 」



地下道を通り東海道線を渡る。



東海道を渡り、地上に出ると路面に埋め込まれていた「東海道」のマーク。



線路沿いを東静岡駅方面に進む。



後久川に架かる後久橋を渡る。



古庄交差点で現国道1号線に合流。



『駿河三大名物「兎餅」跡地』。
この看板があったのは、古庄交差点(静岡市葵区)。ここは旧東海道。府中(静岡)生まれの
十返舎一九が書いた「東海道中膝栗毛」の弥次さん・喜多さんでも有名。
江戸時代に駿河には三大名物があったと。「安倍川餅」「追分羊かん」、
そしてこの「うさぎ餅」。
名前の由来は、店先にうさぎが飼われていたからとのこと。
江戸幕府の役人でありながら狂歌師や戯作者、学者として大活躍した、
蜀山人(しょくさんじん)の名前でも知られる大田南畝(おおたなんぽ)がこんな歌を
詠んでいるのだと。
「耳長ふ聞き伝えきし兎餅 月もよいから あがれ名物」
(餅の“つき”が良いから召し上がれ、という意。)



現国道1号線を進む。



長沼交差点で右手に折れ直ぐ左に入る旧東海道。
しばらく行くと右手にあったのが『久應院』。
『山門』。



『庚申塔』と石仏。



扁額『長沼山』。



久應院『本堂』。



『地蔵菩薩のいわれ』。
地蔵菩薩はインドの古典言語(サンスクリット語)でクシティ・ガルバといいます。
クシティは「大地」、ガルバは「胎内」を意味し、意訳すると「地蔵」となります。
全ての命を育み、恵みを与えてくれる大地の母の様な大慈悲で人々を救済する仏様なのだと。

地蔵菩薩は、六道と呼ばれる6つの世界(地獄界、飢餓界、畜生界、修羅界、人間界、天上界)を
自ら渡り歩き、人々の苦難を身代わりとなり救ったと言われています。地蔵菩薩以外の仏も衆生の救済をされますが、苦難の身代わりをする救済方法は、地蔵菩薩だけだと
伝えられています。

六体の地蔵菩薩が祀られ「六地蔵」と呼ばれることがありますが、それは六道それぞれの世界を
地蔵菩薩が1体ずつ担当して見守っていることを表しています。
そのため、地獄に堕ちてしまった人をも救済することがあると言われています。

十種のご利益は
(1)土地が豊かで作物に恵まれる
(2)家内安全
(3)亡くなっても天国に生まれる
(4)現世でとても長生きができる
(5)願いごとがかなう
(6)水、火などの災難がない
(7)身体が虚弱になることを除く
(8)悪い夢を見ない
(9)旅に出ても無事である
(10)多くの仏にめぐり会うことができる



『六地蔵尊』。
写真は向かって右から・・・
法性地蔵、陀羅尼地蔵、宝陵地蔵、寶印地蔵、鶏兜地蔵、地持地蔵
・法性地蔵・・・右手に錫杖、左手に如意珠を持つ。
・陀羅尼地蔵・・・右手は施無畏(むいせ)印、左手に如意珠を持つ。
・宝陵地蔵・・両手で幢幡(とうばん)を持つ。
・宝印地蔵・・・・合掌する。
・鶏兜地蔵・・・両手で数珠を持つ。
・地持地蔵・・・両手で香炉を持つ。
*無畏施(むいせ)=仏・菩薩が衆生のおそれを除き、救うこと。
*幢幡(とうばん)=飾りのある竿柱に長方形の美しい布をたらした旗。



子育地蔵尊。



長沼駅の手前左側の塀の影に『長沼一里塚跡』の石碑が立っていた。



静岡鉄道線に沿った旧東海道を進む。



静鉄長沼駅の斜向かいにあった『魚進』でこの日の昼食。



店に入るとショーケースがあって、刺し身、魚の切り身や惣菜、煮付けなども並んでいた。



フライ定食を注文。
ビールも欲しかったが・・・・。



                           ​ その7 ​に戻る

                  ・・・​ つづく ​・・・





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Last updated  2020.04.28 14:57:57
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