JINさんの陽蜂農遠日記

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2020.03.13
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『旧東海道を歩く』ブログ 目次

『京口門跡』を後にし、『京口坂』を下って行く。



京口門跡の先で『竜川』に架かる『京口坂橋』が現れた。



『竜川』。



『京口坂橋(きょうぐちざかはし)』橋標。



『竜川』上流域。
『京口坂橋』から『竜川』を見ると、『京口坂橋』がかなり高い所に架かる橋で
あることが理解できたのであった。



『京口坂橋』の渡り詰め右手下に、日蓮宗の『妙亀山照光寺』があった。



『照光寺』山門に向かって坂を下る。



『歌川広重 東海道五拾三次 亀山 雪晴』。
「当山 東下の滝川よりのぞむ 京口門の勝景。
旧東海道の京口坂は、大正時代後半までその面影を留めていた。亀山宿。」



『日蓮宗 妙亀山 照光寺』寺標と『山門』。



元禄13年(1700)の『南無妙法蓮華経』題目碑。
慈眼寺にあったものであると。



『亀山における谷口一族関連資料』。
「亀山における谷口一族関連資科は、京都の町人で法華信徒であった谷日長右衛門・自滎〔法悦〕
及びその一族が全国の街道沿いや寺院などに行った寄進活動のうち、亀山市域における状況を示す
資科群である。

照光寺に所在する谷口一族関連資料は次の四点である。
一 照光寺蔵谷口一族寄進題目塔
題目塔は高さ一四〇・三cm、幅四五・三cmの板碑型石等で正面に『南無妙法蓮華経』と
刻字されている.塔身右側面に元禄十三年(一七〇〇)十一月の造立年銘.塔身背面には
「谷口甚右衛門」の施主名が刻まれる。
また左側面の「日教代」は、照光寺第八世、慈眼寺第二世住職である.
この題目塔は、元慈眼寺(阿野田村旛問山)にあったが、平成二六年(二〇一四)に
慈眼寺の本寺であった照光寺に移設された.
 一 照光寺蔵谷口一族寄進紙本著色涅槃図(縦一九二・〇cm、横一四三・〇cm
 一 照光寺蔵谷口一族寄進軸装涅槃図裏面墨書(縦一一八・五cm、横四ニ・〇cm
 一 照光寺蔵谷口一族寄進断簡涅槃図裏面墨書(縦六三・六cm、横一三三・二cm
涅槃図三点は、涅槃図と涅槃図の裏書であって.本来一体のものであったが、
平成ニ十年の修復の際に三つに分離された。
裏面墨書から、元禄十四年(一七〇一)に施主「妙信院法悦」と『谷口甚右エ門』により
寄進された涅槃図である.なお.「妙信院法悦」は、谷日長右衛門自滎の法名である.
天保十五年(一八四四)に表装の修理が行われているが、この時の住職であった「日随」は
照光寺との住職を兼務しており、本図が照光寺、慈眼寺いずれに寄進されたものかは不明である.
これらの資料と、市域に所在する西追分題目塔(関町新所・県史跡)、川合町題目塔
〔川合町・市指定文化財〕とあわせて、亀山市域においては元禄期(一六六八~一七〇四)に、
谷口長右エ門自滎(法悦)はじめ谷口一族が関わって寄進活動が行われたことがうかがえる。
谷口一族に関する文学資が全国的に極めて少ないなかで、一族の活動の具体的様相を知ることが
できる貴重な資料群である。」



梵鐘の無い『鐘楼』。



『照光寺の文化財』案内板。
「妙亀山照光寺は、もと玉泉院と称する日蓮宗の寺院である。
亀山藩主板倉重冬公(在任元禄元年~宝永六年)の義母照光院(俗名筆子)は篤く法華経に
帰依し、元禄ニ年(一六八九)野村京口門下に一宇を再興し、照光院の法号をとり
寺号としたという。
境内西にある墓地には、「赤堀水之助墓」(市史跡昭和十六年指定)、及び「山本善太郎墓」
(市史跡昭和二十六年指定)がある。」
赤堀水之助(源五右衝門)は、亀山藩主板倉重冬公の家臣青木安右嗇門の許に身を寄せ、
その推挙によって禄一五〇石を賜り。馬廻り役として藩士に武道を教えた。
しかし、元禄十四年(一七〇一)五月九日早朝、亀山城石坂門外で石井源蔵・半蔵兄弟に
父兄の敵として討ち取られ、ここ照光寺に葬られた。
兄弟が二十九年目にしてようやく本懐を遂げたことから、この事件は「亀山の仇討ち」として
著名になり、仇討ちが行われた石坂門跡には、昭和七年亀山保勝会によって
「石井兄弟亀山敵討遺跡」碑が建てられた。
山木善太は。阿波(現徳島県)の生まれで天保二年(一八三一)三十二歳のとき
亀山藩主・石川総安(在一文政三年~天保四年)に儒学者として召抱えられた。
藩校明倫舎の教授となり「海内医林伝」など多く著書を残したが、天保八年(一八三七)七月、
三十八歳の若さで病没し、ここ照光寺に葬られた。



墓石群が並ぶ。



『史跡 赤堀水之助(源五右衛門)の碑』。
赤堀水之助(源五右衛門)は、亀山藩主板倉重冬公の家臣青木安右衛門の許に身を寄せ、
その推挙によって禄150石を賜り、馬廻り役として藩士に武道を教えた。
しかし、元禄14年(1701)5月9日早朝、亀山城石坂門外で石井源蔵・半蔵兄弟の敵として
討ち取られ、ここ照光寺に葬られた。
兄弟が29年目にしてようやく本懐を遂げたことから、この事件は「亀山の敵討ち」として
著名になり、敵討ちが行われた石坂門には、昭和7年亀山保勝会によって
「石井兄弟亀山敵討遺跡」碑が建てられた。そして平成元年10月にはこの碑が。



『照光寺本堂』。
『照光寺』は、もと玉泉院と称する日蓮宗の寺院である。
亀山藩主板倉重冬公の養母照光院は篤く法華経に帰依し、元禄2年(1689)野村京口門下に
一宇を再興し、照光院の法号をとり寺号としたという。



『日蓮大菩薩』。



『妙見堂』。



旧東海道に戻り進む。



右手にあった歴史を感じる白塗りの蔵。



『照光寺』から程なく左手に『森家住宅』が。
街道に面して間口が広く、入口から順次整った座敷を配置している。
また街道に面した外観は出格子戸を設けるなど町家的な表構えを見せている。
現在は、名物・伊勢うどんなどの幟を立てた飲食店として使用されているのであった。



『森家住宅』の建物の角の前には『東海道 道標』と『案内板』があった。



『東海道』。



『森家住宅』。
「亀山宿・関宿間の野村集落に所在。 旧東海道の歴史的な町並みを伝え、貴重な建物である。
切妻造機瓦葺で西面に切妻棟を付設、周囲に下屋をまわす。 左手に土間、右手に居間を配し、
さらに奥に座敷を設ける。 妻を漆喰で塗り込め、正面は上屋を黒漆喰真壁、下屋に格子を
設けるなど町屋的な表構えを見せる。」



『森家住宅』を振り返る。



連子格子が美しい野村地区の町並みを進む。



『笑門』と書かれた正月飾りのしめ縄がこの日にも。
ネットで調べてみると、『お伊勢さんのしめ縄』 玄関用 注連縄 『笑門』であると。
正月だけでなく一年間、家や店、会社の玄関、入り口にお飾り。
『​ 笑門 ​』👈リンク を参照下さい。



『森家住宅』の先の左手筋を入ると、右手に浄土宗の『心光寺』があった。



『無縁仏塔』であろうか。
その奥に梵鐘の無い『鐘楼』が。



『観音菩薩』。



『地蔵菩薩』。



『心光寺 本堂』。
心光寺の創建年代等は不詳であるが、境内には十一面観音菩薩を祀る観音堂、
数体の地蔵菩薩などがあった。



九東海道に戻ると直ぐ右手に浄土真宗本願寺派の『究竟山 光明寺』があった。
『鐘楼門』の『山門』と右に寺標『浄土真宗 本願寺派 究竟山 光明寺』。



『鐘楼門』を見上げる。



『梵鐘』。



『光明寺本堂』。
光明寺の創建年代等は不詳であるが、街道に面して鐘楼門が建ち、本堂前に親鸞聖人像が
あるのみですっきりした境内。



『親鸞聖人御像』。



『京口坂橋』を渡ってからは、連子格子の旧家が建ち並び、往時の町屋の雰囲気を
偲ばせている野村の街並み。



木造3階建の建物が右手に。



『西光明寺』の先の十字路左手に浄土宗の『亀鶴山無量院慈恩寺』があった。



『木造阿弥陀如来立像』。
「慈恵寺本尊の阿弥陀如来立像は、亀山市はもとより三重県を代表する優品である。
現在は浄土宗寺院の本尊として信仰されているが、薬師如来の可能性も指摘されている。
伝来については、近在の忍山神社の神宮寺であった神福寺の本尊と伝えられるが、
不明な点が多く詳しいことはわからない。
像高て一六一・九cm、蓮華座上に両足をそろえ、胸をそらすように立ち偏袒右肩の如来形で、
肉髻珠、白毫相をあらわす。右手は屈臂して第一・二指を捻じ、左手はゆるやかに垂下して
第一・三指を相捻じる。頭体のほとんどをヒノキの一材から彫成し、内刳は施さない。
両肩や衣文等、部分的に木屎漆を用いて厚手に塑形し、漆箔仕上げとする。
当初は、本体と蓮肉部を共木で造っていたものと思われるが、現在は両足首が後補。
また左手先、右手臂より先、台座、光背も後世のものに替わっている。
螺髪は植付けで当初のものである。
制作年代は平安初期の重厚で緊張感あふれる作風を示しヽ九世紀初頭に遡るものと思われる。」



『重要文化財 木造阿弥陀如来立像』。
説明内容は上記にほぼ同じ。



『忍山観音堂』。



隣に『薬師堂』。



『鐘楼』。



『慈恩寺 本堂』。



『本堂』に掛かる『亀鶴山』の扁額。



『子安観音像』か。




                              ・・・ もどる ・・・

                  ・・・ つづく ・・・





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Last updated  2020.05.02 16:40:26
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