JINさんの陽蜂農遠日記

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オジン0523 @ Re:「市制70周年 佐倉花火フェスタ2024」へ(その3)(09/06) そして9:20になり、カウントダウンが始ま…
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2020.04.07
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『旧東海道を歩く』ブログ 目次





橋を渡るとすぐ左に南土山の鎮守として崇められている「白川神社」の参道入口が。



『白川神社』の一の鳥居と『白川神社』社標。



「白川神社
祭神は速須佐之男尊、天照大御神、豊受大御神。 創祀は不詳で、古くは牛頭大王社・
祇園社などと呼ばれていた。 寛文5年(1665)2月11日の火災により延焼し、現在の場所に
遷座する。 本殿は、文久3年(1863)に造営された。

7月第三日曜日行われる 「土山祇園祭花傘神事」 は祇園祭の前宮祭と呼ばれ、大字南土山
14組ごとに奉納された花傘から花を奪い合う 「花奪い行事」 が行われる。
これは、承応3年(1654)に復興されたと伝えられ、滋賀県選択無形民族文化財になっている。

天明7年(1787)に孝格天皇の、嘉永元年(1848)に孝明天皇の両大嘗祭に、当社拝殿が
悠紀斎田抜穂調整所となった。 また、明治元年(1868)年旧暦9月22日、明治天皇御東幸
御駐輦の時に、当社境内が内待所奉安所にあてられた。

本殿の前には願かけ神石があり、この 神石をなでると健康長寿祈願成就がかなうと
伝えられている。」



『一の鳥居』手前、左に石碑が。



『内侍所斎竹跡(ないしどころいみだけあと)』。



常夜燈の参道を進む。



境内への入口。



『悠紀斎田之碑』
「歴代天皇御即位のとき斎行される大嘗祭の重儀に御料の新穀を供する悠紀斎田として
わが土山の里が御三代にわたり卜定されたことは大きな誇りである。
よって抜穂の稲こなしが行われた当神社旧称祇園牛頭天王社の境内に斎田の所在を
明示する碑を建てて、その栄誉を永世に伝えるものである。
後桃園天皇 大嘗祭抜穂神事 明和8年9月
光格天皇    大嘗祭抜穂神事 天明7年9月
孝明天皇    大嘗祭抜穂神事 嘉永元年9月」



『白川神社』の『地蔵スギ』、幹周:3. 40m、樹高:30m、樹齢:推定300年と。
『地蔵スギ』と呼ばれる所以は、霊木杉とも呼ばれており、この木の根元に祀られていた
お地蔵さんが樹幹に巻き込まれてしまい、今ではその痕跡が筋となってしか残っていないと。
残念ながらその筋もよく分からなくなっているとのこと。



『みちびきの宮 白川神社』。



境内には『相撲場』が。
約250年程前の江戸時代、土山に来ていた「茶師」と地元の若者がお茶とお米の豊作を
祈願して宮相撲「泣き相撲」を始めたと。
「泣き笑い相撲は生後6ヶ月位から3歳位までの男児女児を、役員「神人」がお預かりして西から
土俵に上がり、東から「ひょっとこ」が上がります。行司の采配で重々しくまた面白く
「ニラミアイ」「ナキアイ」「ワライアイ」をします。氏子内外どなたでも参加出来ます。
神職さんのお祓いと元気守りをお渡しいたします。願掛け神石+一升餅上げ+泣き笑い
相撲神事の参加祈願料は千円です。」とネットから。



『力石』。



『モッコク(木斛)』。『モッコク』の木は樹齢400年。『モッコク』は初めての出会いか?



『白川神社のモッコク』
淡海の巨木。名木次世代継承事業と。
淡海とは近江のこと。



『手水舎』。



勇ましい姿の龍の口から清水が。



『拝殿』。入母屋造 間口三間 奥行三間。



『本殿』。
祭神は速須佐之男尊(はやすさのおのみこと)、天照大御神、豊受大御神で、創祀は不詳だが、
古くは牛頭天王社、祇園社などと呼ばれていた。



一間社流造 間口一間一尺 奥行一間一尺。



『拝殿内陣』。



『拝殿』の扁額も『白川神社』。
その下には見事な彫刻が。



龍には眼が。



境内社の『愛宕神社』、『松尾神社』。



『南北稲荷町社跡』碑。



再び『本殿』を。



『皆弥会館』。



これは客殿か?



巨大な『常夜燈』。



裏道からの参道。



『地蔵尊』。



裏道からの鳥居。社標、参道。



『血止乃洗場』碑とは??



再び『地蔵スギ』を見上げる。



『明治元年 天長節 内侍所奉安紀年地』碑。



再び旧東海道に戻る。



『土山宿 旅籠 木屋跡』碑。



『土山宿 旅籠 海老屋跡』碑。



更に人の姿のない『土山宿』を歩いて行った。



『土山宿 旅籠 山本屋跡』碑。



『土山宿 旅籠 簾屋跡』碑。



左手に結構風格のある連子格子と白い漆喰壁の家があった。『大原製茶場』であると。



旧屋号は『油屋平蔵』とあったが、 江戸時代には油を商い、
明治になって製茶業に転業したという。



『土山宿旅籠江戸屋跡』碑。



更に旧東海道を進む。



屋根のある板塀の家。



油屋平蔵跡の直ぐ先、右手に三軒の旅籠跡があった。
『土山宿旅籠柏屋跡・大工屋跡・釣瓶屋跡』碑。
この辺りには多くの旅籠が軒を連ねていたのであろう。



三軒の旅籠跡の向かいに旅籠井筒屋跡があり、森鴎外の祖父森白仙の石柱、案内板が建っていた。
『森白仙終焉の地 井筒屋跡』。



『森白仙終焉の地 井筒屋跡』碑。



「森白仙終焉の地 井筒屋跡
文豪森鴎外の祖父、森白仙は文久元年(一八六一年)十一月七日、ここ旅籠井筒屋で病死した。
森家は岩見国津和野藩主亀井家の典医として代々仕える家柄であり、白仙もまた江戸、長崎で
漢学、蘭医学を修めた医師であった。 万延元年(一八六○年)藩主の参勤交代に従い江戸へ
出向し、翌年五月に藩主は在府の任が解かれて帰国することとなったが、白仙は病のため
随従することが出来なかった。 やむなく江戸で養生した後、十月になり二人の従者を伴って
帰国の途についたが、長旅の疲れもあり、十一月六日投宿した井筒屋で発病し、翌七日急死した。
遺骸はこの近くの河原の墓地に埋葬された。 明治三十三年三月二日、陸軍小倉師団の軍医部長で
あった鴎外は東京へ出張の途次にこの地を訪れ、荒れ果てていた白仙の墓を見かねて、南土山の
常明寺に改葬を依頼した。 後に白仙の妻清子、娘のミネ(鴎外の母)の遺骨も常明寺に
葬られたが、三人の墓碑は昭和二十八年に鴎外の眠る津和野永明寺に移葬された。」



左に『土山宿旅籠木綿屋跡』。
右に『平野屋甚右衛門跡』、『大内屋跡』。



『土山宿旅籠木綿屋跡』碑。



『土山宿 旅籠 平野屋跡』。



『土山宿 旅籠 平野屋跡』碑。



「森鴎外の泊まった平野屋
平野屋は、鴎外が祖父白仙の墓参のために土山を訪れ、明治33年3月2日に一泊した
旅籠である。「墓より寺に還りてこれを境内に移さんことを議す。
固道(当時の常明寺住職)許諾す。乃ち金を贈りて明日来り観んことを約して去る。
寺を出づるころおほひ天全く晴る。平野屋藤右衛門の家に投宿す。宿舎井筒屋といふもの
存ぜりやと問ふに、既に絶えたり。」



『土山宿旅籠万屋跡』碑と『土山宿旅籠はた屋跡』碑。



左側に江戸中期の建物を改造した『民芸茶房 うかい屋』。
江戸時代には菱屋という屋号の両替商だったと。



左手に石碑、右手に連子格子の家。



『二階屋本陣跡』。



『二階屋本陣跡』碑。



『堤屋(二階屋)本陣跡』
「本陣とは江戸時代に大名・旗本・幕府公用人・勅使・公家・門跡などが、宿駅での休泊に
利用した公認の宿舎である。
土山宿には吉川町の北土山村側にあった土山家本陣と、中町の南土山村側にあった
堤家本陣尾二軒があった。
堤家本陣はその屋号から「二階屋本陣」とも呼ばれ、代々忠左衛門を名乗った。史料上の初見は
江戸時代前期の延宝8年(1680)で、以後土山家本陣とともに本陣職を勤めた
(「土山家本陣宿帳」)。
本陣は一般に150~200坪程度の建物があり、門構えや玄関、上段の間を設けたが、
天保14年(1843)当時、門構えと玄関をもっていた(「東海道宿村大概帳」)。
建坪は196坪と、土山家本陣の325坪よりは小規模であった。
堤家本陣は幕末には衰微し、これより約250m西、吉川町の北土山村側にあった大旅籠の大黒屋が
その代替として利用された。」



『かしき屋跡』。
このあたりは江戸時代には中町と呼ばれ、土山宿の中心だった地域。




                              ・・・​ もどる ​・・・


                  ・・・​ つづく ​・・・






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Last updated  2020.04.26 06:39:32
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