JINさんの陽蜂農遠日記

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2021.07.22
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カテゴリ: 鎌倉市歴史散歩
『​ 鎌倉散策 目次 ​』 👈リンク

「若宮大路」の反対側に移動すると、あったのが
「畠山重保供養塔」、「畠山重保邸跡」。
鎌倉市由比ケ浜2-1089。



「鎌倉市指定有形文化財 石造宝篋印塔(明徳4年銘)  昭和46年9月11日指定
高さ3.4mを超える、市内でも大型の宝篋印塔で、鎌倉幕府御家人、 畠山六郎重保
伝えられます。塔の基礎には、『明徳第四 癸酉霜月三 日大願主 比丘道友』と
刻銘があり、作風からも明徳四年(1393)造立とみられます。
明徳4年は室町時代の1393年、1205年(元久2年)に謀殺された重保を偲んで建てられた

同じく14世紀後半に造立された市内の宝篋印塔としては、文和五年(1356)銘の通称
「​ 泣塔 ​」👈リンク (寺分所在)も有名です。」



「畠山重保邸跡」碑。
「畠山重保ハ重忠ノ長子ナルガ 嘗(かっ)テ北条時政ノ婿 平賀朝雅(ともまさ)ト忿争ス 
朝雅其ノ余怨ヲ畜ヘ 重保父子ヲ時政ニ讒(ざん:告げ口)ス 時政モト重忠ガ頼朝ノ死後
其ノ遺言ニ依リ 頼家ヲ保護スルヲ見テ之ヲ忌(うら)ミ  事ニ依リテ之ヲ除カント欲ス
及(すなわ)チ実朝ノ命ヲ以テ兵ヲ遣シテ重保ノ邸ヲ囲ム 重保奮闘之ニ死ス 時ニ元久二年
(1205)六月二十二日 此ノ地即チ其ノ邸址ナリ 其ノ翌 重忠亦(また)偽リ誘ハレテ
武蔵国二俣川ニ闘死ス」

【畠山重保は重忠の長男です。以前、北条時政の婿の平賀朝雅(ともまさ)と争いになった
ことがありました。朝雅はその恨みを忘れず、重保父子を時政に悪く告げ口をしました。
時政も、重忠が頼朝の遺言(ゆいごん)に従って、頼家を保護するの恨んでいたため、
なにかあれば殺してしまおうと思っていた所でした。そこで将軍実朝の命令が出たので兵を出し、

時は1205年6月22日で、この場所はその屋敷跡です。次の日、重忠も同じく、 だまして
呼び寄せられ武蔵(むさし:神奈川東北部)の国の二俣川で討ち死にしました。】



次の目的地の「元鶴岡八幡宮(由比若宮)」に向かって「若宮大路」を「鶴岡八幡宮」方面に戻る。
「鎌倉警察署」前の植栽の中にあった「ミミズク」の像。瀬戸物なのであろうか?
「ミミズク」も夜行性の生き物、よって警察署の前で夜の見張りをしているのであろうか?




「車庫」に停まっていた鎌倉のレトロバス「京急りんどう号」。
平成20年(2008年)、京浜急行電鉄の創立110周年を記念して登場した2代目の
「京急りんどう号」であろうか。ナンバープレートもそれにちなんで「110」になっていた。



「鎌倉女学院中学校・高等学校」は、神奈川県鎌倉市由比ヶ浜二丁目に所在し、
中高一貫教育を提供する私立女子中学校・高等学校。設立は1904年。
高校からの生徒募集はしていないと。生徒数は1学年につき160人前後。
略称「鎌女(かまじょ)」。



更に進むと前方に橋が。



「閻魔橋(えんまばし)」。
「滑川(なめりかわ)」は昔「閻魔川」と呼ばれ、現在流れている場所より、かなり
九品寺寄りを流れていたと考えれているのだと。



下を流れる川は「滑川(なめりかわ)」。



「閻魔橋」を渡った先の右手にあったこの旧家は現在は「喫茶ギャラリー」。
鎌倉市材木座1丁目4−5。



「喫茶ギャラリーAKI」。
大正より続いた酒屋を閉業し、2007年喫茶ギャラリーとして再開業した店。
地元に根付き昭和の香りが残る古民家風の造りと 自家製喫茶メニューは、人気の店と。



鎌倉市内で開かれるコンサート等のポスター。



右に大きくカーブしその先を左に折れると再び橋があった。
下を流れる「逆川」が、地形の関係から海とは反対方向に流れているため、この名が付けられたと。
逆川は「黄金やぐら」付近を源流とし、滑川(閻魔川)に合流する。



「いつほんはし(一本橋)」の文字が。



「小町大路」に出て「三浦道踏切」に向かって進み、左に曲がり細い路地を進むと
「由比若宮」の手前右手にあったのが「石清水の井」。
鎌倉市材木座1丁目9。



「石清水の井」と書かれていたのであろうが・・・。



そして「元鶴岡八幡宮(由比若宮)」に到着。
鎌倉市材木座1丁目7。



「元鶴岡八幡宮」碑。
これが現在の鶴岡八幡宮の最初の場所。そのため由比若宮は「元八幡」・「元鶴岡八幡宮」と
いわれているのだと。



由比若宮は、1063年(康平6年)8月、河内源氏二代棟梁の源頼義が前九年の役の勝利に
感謝するため、源氏の氏神だった京都の石清水八幡宮を由比郷に勧請して創建した社。
1081年(永保元年)2月には、頼義の子義家が社殿を修復している。
1180年(治承4年)10月7日、鎌倉に入った源頼朝は、由比若宮を遥拝。
10月12日には、由比郷から小林郷北山に遷座し、現在の鶴岡八幡宮が造営された。
授けられる「破魔矢」は、源頼義が創建時に石清水八幡宮から賜った破魔弓と破魔矢を
奉納したことにちなむものと。



「由比若宮 御由緒
鶴岡八幡宮境内末社。
前九年の役で奥州を鎮定した源頼義が、康平六(1063)年、奉賽の意を込め、
源氏の守り神である石清水八幡宮を由比郷に潜か(ひそかに)勧請したことに始まる。
鶴岡八幡宮の元となったことから元八幡とも称される。
祭神 応神天皇
祭礼日 四月二日 毎月三日(摂末社月次祭)
由比若宮壮創建以前、鎌倉は郡衛が置かれるなど古代東国の要地で、源頼義以来、源家相伝の地
であった。源頼義は勅諚(ちょくじょう)により奥州に阿部貞任を征伐した時、丹祈の心あって
潜か(ひそかに)康平六(1063)年秋に石清水八幡宮を勧請し、瑞籬(みずがき)を営み、
永保元(1081)年には源義家が修復を加えた。その後 治承四(1180)年十月源頼朝公が
鎌倉へ入ると、この社を遥拝し、神意を伺って、現在の鶴岡八幡宮の場所である小林郷北山に
遷した。社頭には義家旗立松があり、近くには石清水の井がある。」



「元八幡」碑。
「鶴ガ丘八幡宮ハ東(吾妻)鑑ニ 本社ハ伊予守源頼義 勅ヲ奉シテ安部貞任征伐ノ時 丹祈ノ旨
有リテ 康平六年(1063)秋八月 潜(ひそかに)ニ石清水八幡ヲ勧請(かんじょう:創設) 
瑞垣(みずがき:垣根)ヲ当国由比ノ郷ニ建ツ 永保元年(1081)二月  陸奥守義家 修復ヲ加フ 
トアルハ即(すなわち)此処ニシテ 鶴ガ丘トハ 昔時此地ヲ呼ヒタルナラム 其後治承四年
(1180)十月十二日 源頼朝祖宗ヲ崇センタメ 小林ノ郷北ノ山ヲ点シテ宮ノ廟ヲ構エ 
由比ノ宮ヲ此処ニ遷(移)シ奉ル  之レ現時ノ八幡宮ニテ 東(吾妻)鑑ニ 治承四年(1180)
十月七日 頼朝先ズ遥(はるか)ニ鶴ガ丘八幡宮ヲ拝シ奉ル トアルハ由比ガ浜ノ宮ナリ 
遷宮ノ後モ鶴ガ丘八幡宮ト云ヒシハ旧称ニ従ヘルナリ 爾来 (以後)此処ヲ元八幡ト称ス」

【鶴岡八幡宮の由来(ゆらい)について吾妻鑑(あずまかがみ)に「この社(やしろ)は、
源頼義(ともよし)が安部貞任(あべのさだとう)の征伐(せいばつ)に向かう時、1063年8月に
石清水(いわしみず)八幡を由比ガ浜に建てた。  その後1081年2月に源義家(よしいえ)が
修理をした。」と書いてあります。 昔この土地を鶴が丘と呼んだのでしょう。
その後1180年10月12日に源頼朝(よりとも)が先祖を祭るため、小林という土地の北の山に、
由比の宮を移したものが現在の八幡宮であります。  吾妻鑑に「1180年10月7日に頼朝が
遥(はるか)に鶴が丘八幡宮を礼拝した。」と書いてあるのは由比ガ浜の神宮であります。
移った後も鶴岡八幡宮というのは前の名前をそのまま使っているからです。 
それ以後ここを元八幡といいます。】



「国指定史跡 鶴岡八幡宮境内」と書かれた木柱。



「社殿」に向かって進む。



「手水舎」。



これが「義家旗立松」であろうか?



隣に?代目の松が聳え立っていたが。



「案内板」だったのであろうか?
全く文字は消えていたが。
ネットからは「源義家公 旗立の松」と記載されていたようであった。



「石灯籠」と「社殿」。



「社殿」
鶴岡八幡宮が現在の場所に移る前の社で、元八幡(もとはちまん)ともいう。
古くは「由比郷鶴岡」と呼ばれていた。
1063年、源頼義が奥州での戦に勝利した帰りに、源氏の守り神である京都・石清水八幡宮の
祭神を祀ったのが始まり。のちに鎌倉入りした源頼朝が1180年に現在の鶴岡八幡宮の場所へ
移し、幕府の象徴としたが、現在も社殿は残り、その後も祭祀は続いている。



「由比若宮 元八幡社務所」。
鎌倉市材木座1丁目7−9。




                              ・・・​ もどる ​・・・


                   ・・・​ つづく ​・・・





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Last updated  2022.05.19 16:01:58
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